ドイツ人の写真家ウラ・ローマン氏がパプアニューギニアのアンガ族に初めて出会ったのは、2003年のことだった。自動車で丸1日、その後徒歩で3時間かけて山道を登り、やっとの思いで目指す高地にたどり着いた彼女に、村の長老たちは、もと来た道を引き返すよう命じた。ここでは、よそ者は歓迎されない。村人たちは訪問者と接触する機会がなく、自分たちの風習を外の世界にさらすことを嫌う。
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