ユグノー

フランスにおける改革派教会(カルヴァン主義)またはカルヴァン派

: Huguenot
16-17西 貿[broken anchor]

語源 編集


 (Eidgenossen)[1]

Eidgenosse (Eignot)  (Bezanson/Besançon Hugues) []

 

 




15121523

1518-15191521

152388[2]1546107[3]

15201540

檄文事件 編集


15331534

121547

 


15501546160[4]

15591

 




2

ユグノー戦争 編集

1560年の改革派によるギーズ家の影響排除を狙った「アンボワーズの陰謀」事件や、1562年に起こったカトリック派によるヴァシーでのユグノー虐殺など不穏な事件が相次ぎ、ヴァシーの虐殺を契機として最初の武力衝突が起こった。以後1598年ナントの勅令公布までの間フランスは断続的な内戦状態に陥った(ユグノー戦争)。

1571年には改革派のコリニー提督が宮廷で影響力を増大させ、新教国と連携してフランスを八十年戦争に介入させようとしたが、1572年ユグノーに対する虐殺事件(サン・バルテルミの虐殺)に巻き込まれて殺された。

サン・バルテルミの虐殺 編集

 
サン・バルテルミの虐殺

1572824

15741

1581 ("Protecteur") [5][6]

 


"la Ligue"



1314

215803158841593

ナントの勅令 編集

 
ナントの勅令
ナントの勅令は信仰の自由を与えるものとはいえず、カトリックとプロテスタントに対する扱いも平等ではない。あくまでプロテスタントへの寛容を表明するにとどまっている

41595159741598

4

 


413162013121621162213

131625

ラ・ロシェル包囲戦 編集


16261627162810

 


16296

166030姿

ルイ14世親政とフォンテーヌブローの勅令 編集


141661調1679宿1683

16851702 - 1705

 


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貿[16]

 


17168517[17][18]

政治理論 編集

暴君放伐論(モナルコマキ) 編集

カルヴァンは信徒に抵抗を認めなかったが、弾圧が強くなると、ユグノーたちの間に支配権力に対する抵抗理論が現れた。1572年のサン・バルテルミの虐殺によって武力抵抗を肯定する必要が生じた。こうして暴君は打倒しても良いとする暴君放伐論モナルコマキが現れた。暴君放伐論として代表的なのはテオドール・ド・ベーズの『臣民に対する為政者の権利について』(1573年)とユニウス・ブルートゥスというペンネームの著者が著した『暴君に対する自由の擁護』である[19]

ベーズは為政者が人民の同意しない権力を行使した場合は、これに抵抗することが可能であるという。ただし抵抗の主体となることができるのは個々の人民ではなく、三部会もしくは大貴族によってのみ国王を放伐することが可能であるとした。後者の著作はベーズのものより体系的な政治理論を展開しており、一連のユグノーの暴君放伐論の中では絶頂であると考えられている。まず君主が神の代理人として地上で神の法を行う義務を負うと述べ、次に旧約聖書を引用して神と、君主およびその支配下にある人民の間に契約があるという。次に君主と人民の間にも契約があり、君主がこの契約を守らない場合は、人民はこれに服従しなくてもよいとする。このように契約論を展開する一方で『暴君に対する自由の擁護』は、ベーズ同様、等族国家の原理に影響を受けた身分制的な思想を展開する。君主の契約違反に人民は服従しなくてもよいが直接抵抗することは認められない。君主に抵抗できるのは身分ある貴族だけで、身分のない人民は貴族の抵抗に荷担するか、消極的に君主の支配から逃亡するかである。最後にこの著作が示す興味深い論は、近隣の君主が暴君の支配に苦しむ国に干渉戦争をおこなうことを認めている点である。

カトリック同盟の側でも、同様の抵抗理論が展開された。ただカトリック強硬派の政治理論に特徴的なのは、従来の教権擁護の理論を継承して、国王の解任権やその不当支配に対する抵抗権の条件に教会、とくに教皇の承認を重視する点である。

脚注 編集



(一)^ pp.20-21 2003, p. 2

(二)^ p.13

(三)^ p.19

(四)^ p.55

(五)^ S 1990, p.19.

(六)^  1985, pp. 258262.

(七)^ p.28

(八)^ p.5pp.20-28

(九)^  2003, p. 2.

(十)^ p.56

(11)^ p.63

(12)^ p.64

(13)^  1600-1750 2003, p. 14

(14)^ WC 168017201960 2003, pp. 8391

(15)^ C17 2003, pp. 106113

(16)^ pp.66-67

(17)^ p.68

(18)^ p.69

(19)^ ()1131982395-111ISSN 03883019NAID 110007145858 

参考文献 編集

  • 金哲雄『ユグノーの経済史的研究』ミネルヴァ書房〈Minerva人文・社会科学叢書, 74〉、2003年。ISBN 4623037495 
  • 森川甫著『フランス・プロテスタント苦難と栄光の歩み-ユグノー戦争、ナント勅令、荒野の教会』西部中会文書委員会 ISBN 4880771023

関連項目 編集

外部リンク 編集