勇者指令ダグオン
1996年放送の日本のテレビアニメ(勇者シリーズ)
﹃勇者指令ダグオン﹄︵ゆうしゃしれいダグオン︶は、1996年︵平成8年︶2月3日から1997年︵平成9年︶1月25日までテレビ朝日系で毎週土曜17:00 - 17:30︵JST︶、ABCのみ毎週金曜17:00に先行放送︵全国で最も早く放送︶に全48話が放送された、名古屋テレビ・サンライズ制作のSFロボットアニメ作品、および作中に登場する戦士たちを指す名称。﹃勇者シリーズ﹄の第7作。同シリーズとしては最後のモノラル放送となった作品でもある。
勇者指令ダグオン | |
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ジャンル | ヒーローロボット |
アニメ | |
原作 | 矢立肇 |
監督 | 望月智充 |
シリーズ構成 | 荒木憲一 |
キャラクターデザイン | オグロアキラ |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | Edison |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ、サンライズ 東急エージェンシー |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1996年2月3日 - 1997年1月25日 |
話数 | 全48話 |
勇者シリーズ | |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
概要
第4作から6作まで監督を務めた高松信司の降板に伴い、新たに望月智充が監督として起用され、これまでのシリーズにおける作品のコンセプトも大きく変更。最も特徴的なのは番組タイトルであり、本作は唯一主役ロボットの個体名を指していない。ヒーロー側メインキャラクターの合体ロボは全て﹁ダグオン﹂の名を冠している。タイトルの由来はタカラの開発スタッフの國弘高史の﹁タイトルには濁音が入ったほうがいい﹂との発言から﹁それならダグオンにしよう!﹂と決まった[1]。
これまでのシリーズは純粋なロボットアニメであったが、本作では等身大の変身ヒーローを登場させる新機軸が導入され、これに伴い従来のシリーズ作とは異なる独特の展開を有する。大多数のメンバーは地球人類であり、アクションシーンにおける基本的な展開は主人公が強化服を纏い等身大ヒーローに変身してから乗り物と﹁融合合体﹂して巨大ロボットになるという2段変身のステップを踏む。﹁等身大ヒーローへの変身﹂に関しては、﹃太陽の勇者ファイバード﹄の火鳥勇太郎の発展系とも言える形で、この要素は次作﹃勇者王ガオガイガー﹄の﹁サイボーグ・ガイ﹂に引き継がれた。
主要メンバーのほとんどは高校生であるため、日常生活や人間同士のやり取りが主体となって進み、ときには日常に紛れ込んだ宇宙人と戦うこともあった。最終回の48話に至っては敵が一切登場せず、ほぼ全てが人間同士のやりとり主体で構成された。日常生活を主体としたことで、戦闘場面では見えにくい人物の個性がより強く確立された。一部には専用BGMも設定されており、それぞれのイメージを強調する演出も行われている。エン以外にも度々スポットが当てられ、フィニッシュに至るまでその回の主役となったことも非常に多い。勇者シリーズの要素である﹁ロボットと少年の交流﹂については、ロボット要素はライアンとガンキッド、少年要素は戸部学が担っていた。
この他、特撮作品に対するオマージュが作中の多くの部分で見受けられ、ロボットになる前の、等身大ヒーローの五人編成やブレスレットによる変身などはスーパー戦隊シリーズへのオマージュであり、サブタイトルの﹁〇〇星人登場﹂という演出もウルトラマンに対するオマージュ[注1] である。主役のファイヤーダグオンとパワーダグオンの交代は﹃ジャンボーグA﹄の主役メカに変形する飛行機と自動車から得たもの。
本来の視聴者層である低年齢層対策のため、本編終了後にCMを挟んでエンディングが流れる前に﹁ダグオンくらぶ﹂という視聴者からのお便りなどを紹介したり、ファイヤーエンが幼稚園などを訪問したりするミニコーナーが設けられた[注2]。
番組終了後、後番組の﹃勇者王ガオガイガー﹄の放送開始後もドラマCDやキャラクターソング集、OVAやアンソロジー本など関連グッズが数多く発売されると、女性や高年齢層からの人気は続いた。
勇者シリーズでは唯一時代設定は放送年と同じ1996年である[注3]。
あらすじ
宇宙監獄サルガッソに収監されていた囚人たちは反乱を起こして、サルガッソを占拠。そこを拠点に惑星狩りを開始し、地球も標的となった。
大堂寺炎、広瀬海、沢邑森、風祭翼、刃柴竜の5人の高校生たちは宇宙警察機構のブレイブ星人から勇者ダグオンの力を与えられ、サルガッソ囚人から地球を守るため、自分たちの未来を守るため、勇者高校生という青春を繰り広げていく。
激化する戦いの最中、宇宙剣士ライアン、黒岩激、ガンキッド、宇津美雷も仲間に加わるがサルガッソは悪名高いワルガイア三兄弟が掌握したことで本格的に組織化し、ダグオン排除を最大の目的とするようになる。
激闘の末、ワルガイア三兄弟も倒したダグオンチームの前にサルガッソ事件の黒幕である超生命体ジェノサイドが姿を現す。ジェノサイドはファイヤーダグオンを乗っ取った状態から地球と融合。山海市以外を掌握してしまった。エンはパワーダグオンで強制的にファイヤーダグオンと合体して、スーパーファイヤーダグオンとなり、地球との融合を解除。精神世界での戦いの末、スーパーファイヤーダグオンごとジェノサイドを倒したエンであったが爆発の中に姿を消してしまう。
エンとデートの約束をした戸部真理亜はエンを待ち続け、他のダグオンメンバーやマリアの弟で同様にダグオンの正体を知った戸部学もエンが帰ってくるのを信じて待つもいつまで経ってもエンは帰ってこなかった。諦めて帰宅しようとしたマリアの前にボロボロの身ながらもエンが姿を現し、仲間たちは駆け寄るのだった。
登場人物
主人公および仲間は音読みの名前が多い。
ダグオン
ダグオンの関係者
山海高校
その他
ツヨシ
声 - 岩坪理江
ガクのクラスメイト。
臆病でクラスの男子たちにいじめられていたが不思議な力を持った石・宇宙石を手にしたことから、いじめっ子たちに復讐する。しかし、その宇宙石はフェニックス星人が姿を変えたものであり、フェニックス星人に操られてしまうがファイヤーエンの激励により、宇宙石を投げ捨て、本当の勇気を得る。
その後、第41話と最終回エンディングで台詞はないものの再登場している。
藤井 ユカリ︵
声 - 西原久美子
ヨクの中学時代の同級生。エンやシンが見とれるほどの美少女で鳥が好き。中学時代、ヨクに鳥が好きなことを教えた年に彼から貰った誕生日プレゼントは爬虫類図鑑。住居は八角市のマンション。オーストラリアに引っ越すことになり、ヨクに別れの挨拶をしに山海高校を訪れた。パイダ星人に襲われた際に、ウイングヨクに介抱されるが、その際にウイングヨクにヨクの姿を重ねた。オーストラリアへ行く際にヨクからカモメのアクセサリーを貰い︵実はシンが買ったものだが、ヨクとユカリの後押しのために譲った︶、ヨクと良い雰囲気になる。ダグオンチームが宇宙に出発する前、ヨクはオーストラリアにまで会いに行った。
刃柴 美奈子︵
声 - 小西寛子
リュウの妹。病弱で長く入院生活を送っている。兄思いの性格で、偶然出会ったエンにリュウのプレゼントを買ってもらうよう頼んだこともある。兄同様、動物好きで動物を手懐けるのも上手い。予知夢を見る能力を持っており、ファイヤージャンボの復活など数々の未来を予知していた。主治医の千住先生に化けたシュラにより人質にされ、シュラから脅迫されたリュウはエンの暗殺に赴くが、美奈子の予知夢のおかげでシュラを欺くことに成功し[注24]、美奈子も助けられた。
広瀬 渚︵
声 - かないみか
カイの妹。OVAとドラマCDにのみ登場。風雲高校に通っており、ゲキの後輩でもある。自由委員会の委員長で、規律に厳しい兄とは正反対で、何よりも自由奔放を愛する。そのため、エンとは一番波長が合っていた。一見ただのコギャル[注25] なように見えるが、根は良い子。兄とはいつも喧嘩ばかりしており、英語で﹃It's my winning hand﹄︵私の勝手でしょ︶という言葉を口癖としている。
風祭 翔子︵
声 - 吉沢佐衣子
ヨクの姉。ドラマCDにのみ登場。オーシャン女子大学に通う大学生。同人誌サークルに所属しており、ゲキの姉の悦子とは友人である。弟に小遣いあげるのと引き換えに無茶苦茶な要求をすることもしばしば。やおいやボーイズラブを愛する俗に言う腐女子[注26] で、目的のためなら手段を選ばないところは弟とそっくりである。
黒岩 悦子︵
声 - 紗ゆり
ゲキの姉。ドラマCDにのみ登場。オーシャン女子大学に通う大学生。同人誌サークルに所属しており、ヨクの姉の翔子とは友人である。一見美人なお姉さんだが、やおいやボーイズラブを好む腐女子。そのうえ、ゲキの女嫌いを作った張本人でゲキによれば﹁外では気取っているけど、家の中では下着姿でうろつく、洗面所の使い方は汚い、言葉遣いは下品、子供のころから看護婦さんごっこで患者役で散々弄ばれた﹂とのこと。ゲキと違って実家住まいだが、ゲキが学生寮で生活しているのはこの姉から離れたかったからである。
サルガッソ囚人
以下、複数回にわたって登場した者について記述する。
ザゴス星人
声 - 水内清光、矢部雅史、室園丈裕
蟻に似た顔を持つ宇宙人で赤い個体をリーダーとして集団で活動。
巨大化能力は持たず、ロボットに変形できるザゴス円盤に大勢で乗り込んで戦う。
地球をザゴス星の植民地に変えようとしていた。
クイーンザゴス
声 - 山岡葉子
ザゴス星人の女王。
通常のザゴス星人と異なり、最初から巨大な状態でいる。危険人物であるがダグオンと戦った宇宙人の中で唯一サルガッソに収監歴がない。
目から放つ光線や全身から展開するバリアが武器。
母星で事態を静観していたが失敗続きの雄たちに失望し、自ら地球侵略に赴く。パワーダグオンの初陣の相手となり、パワードリルアームを受けて戦死。これにより、ザゴス星人との戦いも終結した。
シスターザゴス
声 - 吉田古南美
クイーンザゴスの親衛隊である女性ザゴス星人。
雄のザゴス星人を上回る力を持ち、使用するザゴス円盤も通常のザゴス円盤よりも強力。
アーク星人
声 - 柏倉つとむ
宇宙皇帝を名乗り、星を支配したり滅ぼしたりする権利を主張する仮面の宇宙人。
10mほどの体躯と鉤爪状の手が特徴であり、仮面の下には端正な顔立ちの素顔を持つ。
エルバイン太陽系でライアンの同朋の剣星人に捕えられてサルガッソに収監されたことから、ライアンの故郷である剣星を滅ぼすも、自身を捕らえた剣星人がエルバイン太陽系で生き残っていることを知り、ライアンを葬った後は、その剣星人へ復讐することを目論んでいた。また、第25話では朽ち果てて石化した剣星人の剣をライアンに刺したうえで、アーク城に磔にするという猟奇的なやり口を行う。
要塞アーク城を初めとした﹁悪魔のような超科学力﹂︵ライアン談︶を駆使し、時にはガードロイドやキャメロンといった他のサルガッソ要員をぶつけて、ダグオンを苦しめていった。アーク城の惑星凍結装置を用いて、地球を剣星同様に氷漬けにしようとするが、その戦いでアーク城を破壊されてしまう。その後は月に佇みながら事態を静観していたが、ライアンとの一騎討ちを行う夢を見たことから、ライアンと決着を付けることを決意。ライアンとの一対一の戦いの末、ライオソードの一太刀を受けて敗北。ライアンを称えながら果てた。ライアンのことは剣星人と呼んでいたが、死の間際には最初で最後に呼び方を改めた。
ワルガイア3兄弟
ワルガイア星人の3人兄弟で共通の能力としてあまり動かない場合の通常形態と激しい動きを想定した身軽な戦闘用形態にスタイルを切り替える能力や人間に変身する能力がある。サルガッソ囚人の中でも特に悪名高く、途中からサルガッソを掌握し、サルガッソ軍を組織化させた。以降のサルガッソ軍はダグオン排除のために活動するようになる。
ヒドー
声 - 矢部雅史
ワルガイア3兄弟の三男で額から1本の角が生えている。2人の兄のことは﹁兄貴﹂と呼ぶ。
物体の遠隔操作やエネルギー波での攻撃などを得意とするが不意打ち、弱みに付け込む、人質といった卑怯な手段で戦っていただけで兄たちほどの実力はない。自分が有利な場合だけ相手を見下して﹁ちゃん﹂付けで呼ぶことがある。
地球では学ランを纏ったヤンキー風の人間に化けて諜報活動を行い、地球飛来時に帰還途中のルナを捕らえ、洗脳を施した。
ダグオンとの直接対決ではギャラクシールナを使って、ターボカイを追い詰めていくが、ターボカイの奮闘でルナを奪還されたうえ、ダグターボに額の角を折られてしまう。兄たちも加勢に来た際の戦闘ではスーパーファイヤーダグオンに合体した影響で病み上がりのファイヤーエンを苦しめるがブレイブ星人のビームを受けて戦死。亡骸は兄たちの手でサルガッソに埋葬された。
ルナに関しては同行させているうちに恋愛感情のような執着心を抱くようになり、ルナの洗脳が解けた際には﹁お前は俺のものだ﹂と言い放ったり、傷心もあってか自棄酒を呷る姿も見せた。
ゲドー
声 - 長嶝高士
ワルガイア3兄弟の次男で頭部から2本の角が生えている。兄マドーのことは﹁兄者﹂と呼ぶ。囚人登録ナンバーは0813。
頭が悪いわけではないものの兄弟の中では頭脳よりも力と頑丈さに自信を持つタイプ。頭部の角をクワガタムシの顎のように使って、敵を挟む戦法も用いる。
ダグオンの戦力を分散させたうえで難破した宇宙飛行士に化けてダグベース内に侵入し、内部からダグベースの破壊を始める。ファイヤーエンとサンダーライによって宇宙空間に放り出された後はパワーダグオンとの巨大戦を展開。無限砲で腹部を撃ち抜かれても平然とし、陽動部隊の手でスーパーライナーダグオンとシャドーダグオンも倒されることを告げて、パワーダグオンを窮地に追い込むが、戦列復帰したライアンに陽動部隊を倒されたうえ、自身の角を切断され、パワーダグオンのパワーライオソード十文字斬りを受けて戦死した。
マドー
声 - 石井康嗣
ワルガイア3兄弟の長男で額と頭部から3本の角が生えている。
右胸を分離させた重力波発生装置。あらゆる攻撃を吸収し、自らの力に変える攻撃吸収能力を持つ。囚人たちのことを道具のようにしか見ていない半面、弟たちに対する愛情は深く、ヒドーを目の前で倒された際にはゲドーと共に激怒し、ヒドーを倒した張本人であるブレイブ星人を倒し、ゲドーが亡くなった際にはゲドーのことを﹁愚かな奴﹂や﹁私はお前とは違う﹂と言い放ちはしたものの寂しげな様子を見せた。
最後の1人になった際には宇宙警察機構の艦隊を壊滅させ、火星上でのダグオンとの戦いでも優位に立ち、攻撃吸収能力で蓄えたエネルギーでさらなる巨大化をすると共に惑星も破壊できる威力を持ったマドー超光波を作り出す。しかし、重力波発生装置をドリルライナーに破壊され、マドー超光波と攻撃吸収能力もスーパーファイヤーダグオンのトライアングルクリスマスビームには通用せず敗れ去った。最後の出撃前と戦死直前にジェノサイドの声を聞くが、正体を知ることはなかった。
ジェノサイド
声 - 大友龍三郎
サルガッソ事件の黒幕。
実体を持たないエネルギー状の超生命体で機械や物体に乗り移り、それを自身の身体とし、依代が失われても自身が無事ならば宿主を変えることで生き延びる。
元は隕石に憑依して、宇宙を流離っていたがサルガッソに衝突後、中枢コンピューターを介して、サルガッソを支配し、囚人たちを陰で操り、惑星狩りを開始させた。
サルガッソ囚人全滅後、サルガッソに調査に赴いたライナーチームとライアンを捕らえ、彼らを一時的に操り、救援に向かったダグシャドー、ダグサンダー、ガンキッドの前に差し向ける。その時は何もせずに彼らを解放し、全員が中枢コンピュータールームを訪れた際、自身の正体と地球を新たな依代にすることを告げた。8人を操っての同士討ちで動けなくさせて、吸収しようとしたがエンが超融合合体したダグベースの攻撃を受けて、ダグターボたちを救出されてしまい、サルガッソを破壊されてしまう。
しかし、施設内の掃除用ロボットに憑依して生き延び、ダグベースに乗って地球へ侵入。ライアンとガンキッドの旅立ちと入れ替わるように活動を再開し、強奪したファイヤーダグオンを依代として、地球をジェノサイド空間に包み込み、ダグ光波バリアが展開された山海市以外の人類を洗脳。融合を免れた人間たちもジェノサイド化した人間たちを使って、ジェノサイド空間に引きずり込ませて洗脳していった。エンのパワーダグオンが強制的に合体したスーパーファイヤーダグオンによって、地球との融合を解除された後、エンとの精神世界での戦いを展開し、最終的にはエンの捨て身の大気圏突破によるダメージと恐怖で消滅。
ダグオンの戦力
ダグコマンダー
地球方面のダグオンが所持するブレスレット型通信機兼変身装置。
ダグビークルとシャドーガードはライとルナが地球を離れる際に全て回収されたがダグコマンダーだけはルナの計らいで残された。
ダグテクター
ダグオンの強化服。﹁トライ・ダグオン﹂の掛け声と共にダグコマンダーのカバーを下ろして変身システムが起動。首から下にダグテクターが装着された後、最後に頭部をヘルメットで覆う。
ギャラクシールナの場合はダグコマンダーではなく、胸部のクリスタルを使用し、ダグテクターも足下から順に装着されていく。
ダグビークル
ダグオン専用の乗り物。製作と保有には本部の許可がいる。
大半のダグビークルはダグオンが融合合体することでロボット形態となる。地球方面のダグオンが使用するダグビークルの大半は地球の乗り物をブレイブ星人がブレイブディメンジョンと呼ばれる異空間に引き込み、そこでスキャニングを行って製造した。本作では一般の乗り物に擬態しているわけではなく、それらをモデルに作られた地球防衛用のマシンという設定になっており、元の乗り物にはないパーツのある機体が多い。機首から他の機体にエネルギーを分け与えることも可能だがエネルギーを出し切るとエネルギー回復まで融合合体ができなくなる。
ファイヤーエンのダグビークルは全機ともジェノサイド戦で失われ、サンダーライ以外のダグビークルとシャドーガードはライとルナが地球を去る際にブレイブディメンジョンに封印された。
ファイヤーエン
エンがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは赤。炎を使った攻撃を主体とする。鳥型のファイヤーバードに変形することで飛行可能となる[注27]。
装備・技
エルボークロー
肘の爪を用いた肘討ち。
ショルダーバーン
両肩から発射する弾丸。
ファイヤーナックル
炎を纏ったパンチ攻撃。
ライオソード
ライアンが変形した剣。通常は巨大サイズだが、ファイヤーエンに合わせて、等身大サイズとなる。
ファイヤーバードアタック
ファイヤーバード形態で炎を纏って突撃する。初陣であるサンドール星人︵2体目︶戦で決め手になる。第2話でのザゴス星人戦では炎を纏わずに使用した。
ターボカイ
カイがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは青。ライナーズのリーダーで自動車に関連した能力を持ち、脚部のタイヤにより高速走行も可能。宣伝記事でのキャッチフレーズは﹁神速の戦士﹂。
装備・技
ホイールキック
脚部のタイヤを回転させて放つキック。
シールドスモーク
体の各部にあるパイプから煙を噴射し、敵を撹乱する。
ターボホイール
刃が付いた巨大なタイヤ。飛行用の乗り物としても使用できる。
ターボホイールアタック
ターボホイールを回転させた状態で繰り出す突撃技。初陣であるサンドール星人︵1体目︶戦で決め手になる。
アーマーシン
シンがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは緑。全身に火器を装備しているため、火力に優れている。
装備・技
アーマーライフル
手持ちの銃火器。
ハンドミサイル
手首から発射する小型ミサイル。
ショルダーミサイル
肩から発射するミサイル。左右の縦に2発ずつ、計4発備えている。
ブレストモーターキャノン
胸部に備えている4門のガトリング砲。初陣であるサンドール星人戦では大したダメージは与えられなかった。
ウイングヨク
ヨクがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは銀。冷凍技を使用し、左右の翼のローターと両足のバーニアを用いての飛行能力による空中戦も得意としている。
装備・技
クリスタルブーメラン
結晶で構成されたブーメラン。
ブリザードハリケーン
胸部のファンから放つ冷凍竜巻。初陣であるサンドール星人︵1体目︶戦ではターボカイによる撃破に繋げた。
シャドーリュウ
リュウがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは紫。忍者ゆえに隠密行動や相手を撹乱させる技を得意とする。
装備・技
シャドークナイ
肘に備えた大型のクナイ。鎖を内蔵しているため、伸ばすことができる。
シャドー手裏剣
両踝に装備している手裏剣。
大回転剣風斬
独楽のように回転して、シャドークナイで切り裂く技。デスパルス星人戦で初使用すると同時に倒した。
シャドー手裏剣・白鳥の舞
水上で羽を広げる白鳥を思わせる動きから放つシャドー手裏剣。
ファイヤーナックル・シャドークナイ・ダブルアタック
ファイヤーエンとの合同技。ファイヤーナックルとシャドークナイを同時に放つ。カオス星人が操るVRドームから脱出する際に用いた。
大回転ハリケーン・ダブルアタック
ウイングヨクとの合同技。背中合わせの状態から回転を行い、大回転剣風斬の回転でブリザードハリケーンの竜巻を強化する。マウザー星人相手に使用したが倒すまでには至らなかった。
ドリルゲキ
ゲキがダグコマンダーで変身した姿。メインカラーは黒。怪力の持ち主。両肩のアーマーで頭部を覆うことでドリルモードへ変形し、地底移動が可能となる。
装備・技
ドリルナックル
パンチ攻撃。
ロッククラッシャー
胸部のブロックから発射する光線。
ドリルクラッシュ
ドリルモードからの突撃技。初陣であるシード星人戦で決め手になる。
サンダーライ
ライがダグコマンダーで変身した姿。基本カラーは黄色。ファイヤーエンと同型のダグテクターで雷を武器とし、鷲型のサンダーイーグルに変形する[注28]。
装備・技
サンダーサーベル
稲妻を模した剣。劇中未使用。
サンダーボウガン
×字に組んだ腕から放つ2つの電流。パルス星人戦とゲドー戦で使用。玩具では実際にボウガンが付属し、サンダーサーベルを矢として放つ。
サンダークロー
腕の爪を用いた攻撃。
サンダーナックル
腕に雷を迸らせながら放つパンチ。
サンダーイーグルアタック
サンダーイーグルの状態で雷を纏いながら突撃する技。トラッカー星人戦で初使用するも通用しなかった。
ファイヤーバード・サンダーイーグル・ダブルアタック
ファイヤーエンとの合同技。上下合体したファイヤーバード︵上担当︶とサンダーイーグル︵下担当︶から繰り出す炎と雷の螺旋体当たり。第44話でのゲドー戦で使用。
ギャラクシールナ
ルナがクリスタルを用いて変身した姿。基本カラーは桃色。剣による戦闘を主体としている。
装備・技
ルナティックレイピア
口紅が変形した剣。変身前でも使用可能。
ファイヤービークル
ファイヤーストラトス
ランチア・ストラトスタイプのパトカーを模したダグビークル。
発進口はとある道路に地下から繋がっており、隠し扉から飛び出す。ファイヤージャンボに運搬される際は中央部分に格納。
第32話のデスコップ事件では元となった車両とほぼ同じ形状をしていることから警官に扮したエンとゲキによる囮捜査に用いられ、デスコップの攻撃でひっくり返され放置された際には﹁ドア部分のみダグファイヤーの腕に変形させて﹂起き上がった。
最終回ではファイヤーストラトスのモデルとなったパトカーが再登場し、エンのことで動揺しているカイがファイヤーストラトスと見間違えている。
装備・技
スパークフラッシュ
ヘッドライトから発射する光弾。
壁走り
壁に張り付いての走行。
ダグファイヤー
ファイヤーエンとファイヤーストラトスが融合合体した赤い巨大ロボ。胸部には宇宙警察機構のエンブレムを模した装甲を持つ。第1話から登場。
融合合体時、ファイヤーエンはダグファイヤーの足下から巨大化しながら融合合体を行う。
飛行能力を持たないことから第21話ではライオソード、第24話ではシャドードラゴン、第33話ではキッドファイターの背に乗って、飛行している。
合体サンドール星人戦で初陣を飾る。ジェノサイドとの最終決戦で大破した後、胸部の装甲のみが発見され、サンダーシャトルに回収された。
装備・技
ファイヤーブラスター
腕の装甲内に収納されている熱光線銃。連射型の弾丸と威力重視の弾丸の2種類を発射できる。合体サンドール星人とザゴス円盤ロボ︵3体目︶を倒した。通常は左腕に収納しているものを用いるがデスコップパワード戦では右腕側に収納しているものも用いての2丁拳銃を披露。
スターバーン
胸部から放つ星と炎の複合光線。
ファイヤーナックル
拳から放つ火炎弾。
バーニングスターアタック
胸部から放つ火の鳥型のエネルギー弾。ザゴス円盤ロボとの初戦で使用。
胸部火炎︵正式名称不明︶
胸部から放つ炎。ガロン星人に使用。
ファイヤージャンボ
ボーイング747ジャンボジェットを模したダグビークル。
主翼の位置変更により、輸送機のような風貌になっており、ティルトウィングのようにエンジンを垂直にしてホバリングすることも可能。ファイヤーストラトス、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューの格納・運搬も行う。前線基地形態ファイヤーベースにも変形。発進の際は山の岩壁に隠された滑走路を使用。
第30話でアーク城を破壊するために特攻して大破し、海中に沈んでいった[注29]。その後の第38話にて、ワルガイア三兄弟によって組織化されたサルガッソに対抗すべく、ブレイブ星人の手により修復されて復活を果たした[注30]。
なお、ファイヤージャンボのモデルとなったサンライズ航空のジャンボジェットは第28話で再登場し、ユカリがオーストラリアに旅立つ際に搭乗した。
装備・技
光線︵正式名称不明︶
主翼のジェットエンジン4基から放つ光線。パイダ星人戦で使用。
ファイヤーラダー
消防車︵梯子車︶を模したダグビークル。
消火活動を行う。ファイヤージャンボに運搬される際は右コンテナに格納。
装備・技
放水︵正式名称不明︶
梯子の先端部が変形した放水口から発射。ガロン星人事件で起きた火災を消火する際に使用。
ファイヤーレスキュー
トヨタ・ハイメディック・救急車を模したダグビークル。
治療カプセルを備えている。ファイヤージャンボに運搬される際は左コンテナに格納。
第44話ではフロンティア号からの救助者︵実はゲドーの変装︶を運搬し、ファイヤーエンが手動操縦した。
装備・技
治療カプセル︵正式名称不明︶
車内に設置されている治療カプセル。ダグテクターの修復も可能。ガロン星人戦で消耗したエンやカオス星人戦で消耗したリュウの治療に使われた[注31]。
ファイヤーダグオン
ダグファイヤー、ファイヤージャンボ、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューが火炎合体した赤い巨大ロボ。
ファイヤージャンボが変形したボディにファイヤーラダーが右腕、ファイヤーレスキューが左腕に合体した後、頭部・胸部ハッチが下側に開閉。胸部内から発せられた光に誘導されたダグファイヤーがダッシュジャンプした後、ファイヤーストラトス形態になって、ファイヤーダグオンの胸部内に収納。ハッチも閉じて、合体完了する。
ボディの大半がファイヤージャンボ中心であることから空中戦にも優れている。第30話でアーク城の攻撃で動きを封じられた際には分離して、ダグファイヤーとなり、アーク城内に潜入する離れ業を披露。
第2話のザゴス円盤ロボ戦で初陣を飾る。第30話でファイヤージャンボが失われたことで合体不能になってしまったが第38話でファイヤージャンボが復活したことでファイヤーダグオンも復活を果たす。ファイヤーエンがファイヤーダグオンを使ったのは、その話が最後となり、以降はファイヤージャンボの飛行能力活用とスーパーファイヤーダグオンへの合体に用いられるようになった。第47話で地球に侵入したジェノサイドが強奪したファイヤージャンボはダグファイヤー抜きでファイヤーダグオンに合体。地球融合の依代に悪用された。
装備・技
ジェットファイヤーストーム
主翼のジェットエンジン4基から放つ螺旋式の炎。
ジェットファイヤーミサイル
主翼のジェットエンジン4基から放つミサイル。エンジンの容積を無視した連射も可能。
ファイヤースターバーン
頭部から放つ星形光線。キラード星人戦では石油タンクを取り込んだ状態の相手に放ち、引火・決め手になった。
ファイヤーホールド
ファイヤーブレードやファイヤーライオソードを使用する直前に放つ拘束光線。ファイヤーブレード時は胸部から発射。ファイヤーライオソード時はライオソードを手にしたエネルギーで全身が黄色の光に包まれ、そのエネルギーを剣先から放って拘束する。
ファイヤーブレード
ファイヤーラダーの梯子部分が伸びて出現する剣。決め手として用いる際は刃にエネルギーを集中し、足の裏からのホバリングで突進しながら﹁フィニッシュ﹂の掛け声と共にすれ違いながら十字に切り裂く。アルマー星人には通用せず、2体目の戦闘では折れてしまう。フェニックス星人戦では最初は倒すことができたが強化復活後は受け止められてしまう。
ライオソード
ライアンが変形した剣。最初は剣の力に依存しているだけだったためにワイルディーに惨敗。エンは朝日山の薪割りから力の使い方を学び、リュウから渡された木刀で木の葉を切ることに成功。それにより、ライオソードを使いこなせるようになった。
ファイヤーライオソード
ライオソードを用いた剣技。通常はその場から動くことなく叩き割るように放つがフェニックス星人︵強化後︶戦では突進しながら放った。再生アルマー星人戦では真剣白刃取りをされてしまう。
無限砲
ガンキッドが変形した大砲。敵であったころは脅して使用し、小脇に抱えて発射したが仲間となった後はキッドファイターから射出されたコネクタを介して、右腰に装着。﹁ファイヤー﹂の掛け声で発射するようになる。
ファイヤーショベル
ショベルカーを模したダグビークル。第31話から登場。
ファイヤージャンボを失ったことでファイヤーダグオンになれず、クイーンザゴスに大苦戦するダグファイヤーの窮地を救うべく、ギャラクシールナが近くのショベルカーに直接手を加えて急場凌ぎで製作。この行為は本来は規則違反であったが、事後に許可を取って、正式なダグビークルとして使用されることになった。元の形状はバックホウだが、ダグビークル化後はローディングショベルのような形状に変化。
他のダグビークル同様に普段はダグベースに配備されているが発進シーンは描かれなかった。第41話ではファイヤーエン自身の手で操縦される。
パワーダグオン
ダグファイヤーとファイヤーショベルが剛力合体した赤い巨大ロボ。第31話から登場。
バケット部分にダグファイヤーを乗せた状態からファイヤーショベルが人型に変形し、胸部内にダグファイヤーを収納することで完成。
飛行能力を持たないこと以外はファイヤーダグオンを上回る戦闘力と怪力を有する。
下半身のみ無限軌道のパワータンクモードにも変形。
第31話のクイーンザゴス戦で初陣を飾る。第43話では宇宙に旅立つ前にガクに写真撮影をさせてあげた。
装備・技
パワーショベルアーム
ファイヤーショベルのショベルアームを右肩に装備した第3の腕。バケット部分は無限砲の反動を抑えるアンカーやダグファイヤーを乗せる台にもなる。
パワークローアーム
パワーショベルアームをクローに換装した形態。岩石や鉄を握り潰す。
パワードリルアーム
パワーショベルアームをドリルに換装した形態。破壊力に優れる。クイーンザゴスへの決め手になった。
ショベルアッパー
パワーショベルアームを用いたアッパー攻撃。デスコップパワード戦で使用。
ドリル落とし
パワードリルアームを上から下に放つ技。デスコップパワード戦で使用。
ショベルシールド
パワーショベルアームを回転させて敵の攻撃を弾き返す防御技。デスコップパワード戦で使用。他のアーム状態でも使用可能。
ファイヤークロー
エネルギーを纏ったパワークローアームで敵を握り潰す技。デスコップパワード戦で使用し、頭部を捉えるも握りつぶす前に脱出されてしまう。
パワーニーキック
膝蹴り。デスコップパワード戦で使用。
マグマブラスト
胸部の恐竜の口から放つ炎。サバラス星人を倒した。
パワースターバーン
頭部から放つ星形光線。パット星人の宇宙要塞の心臓部を破壊した。
ライオソード
ライアンが変形した剣。
パワーライオソード十文字斬り
ライオソードで敵を十字に切り裂く技。ゲドーを倒した。
無限砲
ガンキッドが変形した大砲。ファイヤーダグオンの無限砲コネクタが外付け式だったのに対し、パワーダグオンの無限砲コネクタはルナがファイヤーショベルに改良を加えたことで、左肩に内蔵され、無限砲使用時は内蔵コネクタを展開して接続する。接続後はパワーバケットアームをアンカーとし、上面スコープを展開したガンキッドの﹁ターゲットマーク・セットオン﹂で目標を捕捉し、﹁ファイヤー﹂の掛け声で発射する。
スーパーファイヤーダグオン
ファイヤーダグオンとパワーダグオンが超火炎合体した赤い巨大ロボ。第41話から登場。
ダグベースから発射される超火炎合体光波を浴びて、パワーダグオンとファイヤージャンボが背中合わせに合体し、その状態からファイヤージャンボはファイヤーダグオンに変形。炎に包まれている間にパワーダグオンがバックパック・前腕部・足部・胸部装甲・頭部角飾りを形成し、ファイヤーラダーとファイヤーレスキューは脚部内に収納、ダグファイヤーはパワーダグオンからファイヤーダグオンに移動して完成する[注32]。
無限大の力を秘めており、パイロットのエンが、その力を引き出せば引き出すほど凄まじい力を発揮する。しかし、本来なら別々のシステムで動いているファイヤーダグオンとパワーダグオンを同時に使うためにエンへの負担が大きく、戦闘終了後は急激にエネルギーを消耗してしまうという欠点を持つ[注33]。このため、劇中では万策尽きたときの最終手段として利用されており、グレート合体にも関わらず、初登場は第4クールからと他の勇者シリーズに比べて遅く、登場回数も3回と少ない[注34]。
ダグベースのシステムに隠されていた合体プログラムをライが偶然にも発見したことで合体が可能となり、ゼルマー戦で初陣を飾る。第45話のマドー戦ではライアンとガンキッドも光波を浴びて合体に参加。第47話ではファイヤーダグオンを依代としたジェノサイドの地球融合を解除させるべく、強制合体を決行。精神世界での戦いの影響で各部を破損していき、最終的にはエンの意志による大気圏突破でスーパーファイヤーダグオンもろともジェノサイドは散り、最後に残ったダグファイヤーも負荷により爆発した。
装備・技
パワーショベルアーム
パワーダグオンが使用するのと同一のもので右肘に装備。この武器を使って戦うことはなかった。
スーパーメガ光波
胸部のエンブレムから放たれる火の鳥型光波。他の勇者ロボの攻撃が一切通用しなかったゼルマーを一撃で倒した。一部媒体では﹁スーパーファイヤーメガ光波﹂と表記される場合もある。
ライオソード
ライアンが変形した剣。単独での使用はなかった。
無限砲
ガンキッドが変形した大砲。接続方法はファイヤーダグオンと同じだがライオソードと同時使用する際は左腰に接続する。ライオソード同様、単独での使用はなかった。
トライアングルクリスマスビーム
ライオソードと無限砲を装備した状態で形成した三角形から放つ赤・青・黄の螺旋光線。スーパーファイヤーダグオンの﹁鋼の体に熱き魂。不屈の闘志は勇者の証﹂とガンキッドの﹁三つの力、一つに合わせ、輝け﹂、ライアンの﹁奇跡のダグオンパワー﹂の口上の後に発射。マドーを倒した。
ライナービークル
ターボライナー
新幹線300系電車︵放送当時ののぞみ号︶を模したダグビークル。
ターボライナーを初めとしたライナー型ダグビークルは全機ともに飛行能力を有し、ダグベース本体から発進。海に出た後に浮上。
巨大なタイヤの付いたフォーミュラカー型ブースターを装備している。ブースター部分にタイヤが1対ある関係から、新幹線部分の車輪は通常より1対減らされている。
第38話ではシュラの攻撃で火事となった病院のレスキュー活動をライナーズ全員で行い、ターボカイは入院患者の少女の救出に赴き、ターボライナー以外のライナー型ビークルは下部からの放水による消火活動を行った。
装備・技
タイヤ弾︵正式名称不明︶
ブースターの上面の発射口から放つタイヤ型弾丸。
光線︵正式名称不明︶
ライト部分から放つ光線。
ダグターボ
ターボカイとターボライナーが融合合体した青い巨大ロボ。第3話から登場。
融合合体場所は頭部であり、アーマー、ウイング、シャドー、サンダーも同様のプロセスを行っている。
機動力の高さとホイール攻撃を主体としている。バックパックをホバーボードにすることで空中や水上を自在に移動することも可能。
等身大のガロン星人との戦いで病み上がりのダグファイヤーの窮地がきっかけで融合合体に成功。第39話でのヒドー戦ではヒドーを圧倒して、角をもぎ取った。
全高‥10.9m 重量‥22.5t 走行速度‥480.0km/h 跳躍力‥135m 最大出力‥28000BP
装備・技
ブレイクホイール
背中のタイヤが変形したトゲ付きタイヤを投げつける技。初使用ではガロン星人にトドメを刺した。
ターボピストンナックル
連続でパンチを放つ。ガロン星人戦で使用。
ターボダッシュ
バックパックをホバーボードにした状態から繰り出す体当たり。ヒュドロン星人率いる復活宇宙人軍団との戦いで使用。
ホイールボンバー
右腕の発射口から連続発射する小型タイヤ爆弾。ラドンパ星人戦で使用し、ラドンパ星人の宇宙船にダグシャドーのシャドーバルカンと共に放ち、宇宙船ごとラドンパ星人を撃破した。
弾丸︵正式名称不明︶
左腕から弾丸を連続発射する技。アルマー星人︵1体目︶との戦いで使用。
アーマーライナー
新幹線E1系電車︵放送当時のMaxやまびこ号︶を模したダグビークル。
多数の火器を搭載した戦車型のブースターを装備している。
装備・技
アーマーキャノン
ブースターの左右に装備しているキャノン砲。
アーマーミサイル
ブースターの後部上面に装備している4連ミサイルランチャー。
アーマーレーザー
ブースターに装備されている2門小型レーザー砲で中央上面に1つ、下部上面に2つ、計6門装備されている。
ダグアーマー
アーマーシンとアーマーライナーが融合合体した緑の巨大ロボ。第3話から登場。
重火器を用いた射撃戦を主体としつつ、パイロットのシンの身体能力により格闘戦にも秀でる。ダグドリルが登場するまでは最大の馬力を持つという位置付けであった。
等身大のガロン星人との戦いで病み上がりのダグファイヤーの窮地がきっかけで融合合体に成功。
全高‥10.7m 重量‥26t 走行速度‥170.0km/h 跳躍力‥120m 最大出力‥33000BP
装備・技
アーマーバルカン
頭部のバルカン砲。
アーマーキャノン
アーマーライナーと同一のもので背中に装備。
アーマーミサイル
アーマーライナーと同一のもので背中に装備。
アーマーレーザー
アーマーライナーと同一のもので背中に装備。
ファイナルバスター
全身の火器を一斉発射する。初使用のガロン星人戦では腕を破壊。サキュバス戦では決め手になった。
グラビトンキック
ジャンプ後に放つキック。サキュバス戦ではサキュバスの胴体を貫いた。
ウイングライナー
新幹線400系電車︵放送当時のつばさ号︶を模したダグビークル。
巨大な翼を持つブースターを装備。
装備・技
クリスタル弾︵正式名称不明︶
後部上面の2門の発射口から放つクリスタル型弾丸。
フリーズビーム
グラス上部の2門の発射口からから放つビーム。
ダグウイング
ウイングヨクとウイングライナーが融合合体した銀色の巨大ロボ。第3話から登場。
融合合体ロボの中では最高の飛行速度を持つ。
等身大のガロン星人との戦いで病み上がりのダグファイヤーの窮地がきっかけで融合合体に成功。バード星人戦とパイダ星人戦では敵の最大の武器を封じて弱体化させた。
全高‥10.7m 重量‥19.5t 走行速度‥180.0km/h 飛行速度‥M3.2 最大出力‥25000BP
装備・技
クリスタルカッター
腕部に備えたクリスタル型の刃。飛び道具としても用いる。パイダ星人戦では力の源である羽根を破壊した。
フリーズビーム
ウイングライナーと同一のもの。
ブリザードタイフーン
ブリザードハリケーンの強化版で両肩のファンから放つ冷凍竜巻。初使用のガロン星人戦では相手を凍結させて、ダグターボとダグアーマーに勝機を与えた。
翼の刃︵正式名称不明︶
空中ですれ違い様に背中の翼で相手を切り裂く攻撃。バード星人の翼を切断した。
ドリルライナー
C62形蒸気機関車を模したダグビークル。第19話から登場。
交通博物館の機関車を基に造り出され、最初は基になった機関車と変わらぬ形状をしていたがドリルゲキ誕生に伴い、真の姿を見せる。
後部ブースターがドリルになっており、これを車両前部に装着したアタックモードに変形することで地底移動が可能になる。
メカージュ星人戦ではガクの﹁他のライナーと連結してみたらどうだろう?﹂という言葉をヒントにドリルライナー・アタックモードを先頭にして、4機のライナーが連結。出力を高めることに成功した[注35]。
装備・技
ドリルクラッシュ︵ドリルライナー仕様︶
アタックモードのドリルを用いての体当たり技。初使用時はドランゴランへの決め手になった。マドー戦では重力波発生装置を破壊。
ドリルパルサー
機首上面の左右のドリルから放つ光線。
ドリルミサイル
機体底面から放つ3連装ミサイル。
ダグドリル
ドリルゲキとドリルライナーが融合合体した黒い巨大ロボ。第20話から登場。
コクピットと胸部の位置が異なるため、融合合体はドリルゲキがドリルライナーの前方まで移動し、フロントが変形した胴体から行う。
パワーに秀でており、バックパックと両肩のパーツを胸部に集めることでドリルアタックモードとなる。
ドリルライナーのドリルクラッシュでも破壊できないヌーベル星人のクリスタルで覆われてしまった町を救いたい一心で融合合体に成功。
全高‥10.8m 重量‥32t 走行速度‥150.0km/h 跳躍力‥110m 最大出力‥42000BP
装備・技
ドリルパルサー︵ダグドリル仕様︶
ドリルライナーと同一のものでダグドリルの場合、頭部の両面に備えている角から放つ。
ロックバスター
額の結晶から放つ連続光弾。
ドリルクラッシュ︵ダグドリル仕様︶
ドリルアタックモードにおいて、螺旋型エネルギーを纏い、体当たりを行う。初使用時はヌーベル星人を宇宙船ごと倒した。
ライナーダグオン
ライナーズの初期メンバー3体が重連合体した巨大ロボ。第4話から登場。
ダグターボは頭部・胴体・左腕、ダグアーマーは右肩・右腕・右脚、ダグウイングは左肩・左脚・バックパックを構成。頭部のデザインはダグターボ、ダグアーマー、ダグウイングの特徴を合わせた形状をしている。合体開始時に3体は手を重ね合わせ、合体完了する際のポーズと背景には独自のものが用いられている。
ダグターボの機動力、ダグアーマーの火力、ダグウイングの飛行能力と冷凍能力を駆使する。メイン人格はカイ。
デスパルス星人が発生させた津波から山海市を守りたい一心で初合体を果たし、町を救う。しかし、シンは﹁合体したら俺とヨクはお前の手足にすぎない﹂とカイに反発するようになり、合体を拒絶[注36]。単独行動で巨大独楽に閉じ込められてしまうが身体を張って、巨大独楽の動きを止めてくれたダグターボの行動に心打たれたことで﹁俺の命、お前に預ける﹂とライナーダグオンへの合体のコンプレックスを克服した。追加メンバーのダグドリルが他の3人とは別行動を取ることがあったため、スーパーライナーダグオンに合体できるようになってからもライナーダグオンに3回合体している︵第32話・第35話・第45話︶
全高‥20.5m 重量‥68t 走行速度‥450.0km/h 飛行速度‥M5.0 最大出力‥265000BP
装備・技
ターボホイールカッター
ダグターボのバックパックで構成された左腕から放つタイヤ攻撃。
アーマーバスター
ダグアーマーのバックパックで構成された右腕から放つ火器攻撃。初使用時はライナーブリザードで凍らせた津波を破壊した。
ライナーブリザード
高速回転して作り出した4つの冷凍螺旋で相手を凍らせる技。ライナータックルへの繋ぎ技としても用いられる。初使用時はデスパルス星人が起こした津波を凍らせた。
ライナーブリザード︵胸部︶
胸部から冷凍螺旋を1つだけ放つライナーブリザード。出しやすさに優れている。
ライナータックル
高速回転によるエネルギーを纏った状態から体当たりを行う必殺技。デスパルス星人の宇宙コマやバード星人を倒した。
スーパーライナーダグオン
ライナーダグオンとダグドリルが超重連合体した巨大ロボ。第21話から登場。
ダグドリルは右肩ドリル・胸部左右の増加パーツ・足パーツを構成。合体開始時に4体が腕を重ね合わせ、合体が完了すると順番にダグターボ、ダグアーマー、ダグウイング、ダグドリルの融合合体完了ポーズを取る。
パワー面を中心に強化されており、足の裏から下駄の歯のような突起を出して滑り止めとすることもできる[注37]。メイン人格はライナーダグオン同様にカイが担当。
ダグオンに倒されてきた宇宙人を強化させて復活させたヒュドロン星人との戦いでライナーチーム以外のダグオンが捕らわれて窮地に陥った中、ゲキの思いつきにより試行して初合体を果たした[注38]。また、ゲキは当初、ダグファイヤーをダグドリルの合体パートナーと思い込み﹁友情合体﹂を試みようとしていた。
全高‥24.5m 重量‥110t 走行速度‥520.0km/h 飛行速度‥M10 最大出力‥400000BP
装備・技
ターボホイールカッター
ライナーダグオンと同じ。
アーマーバスター
ライナーダグオンと同じ。
ライナーブリザード
劇中未使用。
ライナーゲキック
足の裏から突起を出して繰り出す蹴り技。
スーパーロックバスター
胸部左右のウイングから発射する収束式光線。
ライナータックル
劇中未使用。
スーパーライナークラッシュ
回転させた右肩のドリルから螺旋式ビームを放つ必殺技。ヒュドロン星人︵合体︶や囚人ロボを倒した。ヒュドロン星人戦ではヨクの﹁必殺﹂シンの﹁スーパー﹂ゲキの﹁ライナー﹂カイの﹁クラッシュ﹂と順に発声しながら放った。
シャドービークル
シャドージェット
F-15イーグルを模したダグビークル。
ダグベースから近くの滝壷にカタパルトごと移動して垂直発進する。
第30話ではエネルギーを消耗したために無限砲を発射できないガンキッドを回復させるべく、ライナーチームのダグビークルと共にエネルギー供給を行った。
装備・技
シャドーバルカン
中央部上面左右に備えているバルカン砲。
ダグシャドー
シャドーリュウとシャドージェットが融合合体した紫の巨大ロボ。第6話から登場。
機首が分離した後に出現する頭部からシャドーリュウが融合合体を行うことで完成する。
カオス星人との直接対決でファイヤーエンの窮地から融合合体に成功。
全高‥10.8m 重量‥18.0t 走行速度‥190.0km/h 飛行速度‥M1.9 最大出力‥29000BP
装備・技
名刀カゲムラサキ
シャドージェットの機首を鞘とする刀。飛竜を倒した。
シャドー手裏剣︵ダグシャドー仕様︶
両肩に備えている手裏剣。
シャドークロー
肘に備えている爪。射出式アンカーにもなる。キラード星人戦では石油タンクを取り込んだことで動きが鈍ったキラード星人の動きをさらに抑えるために使用し、ファイヤーダグオンに勝機を与えた。
シャドーバルカン
シャドージェットと同一のもので背中から放つ。ラドンパ星人戦ではラドンパ星人の宇宙船にダグターボのホイールボンバーと共に放ち、ラドンパ星人ごと宇宙船を撃破した。
シャドー・絶対拘束剣
ドラゴンプラズマバーンへの繋ぎ技。カゲムラサキを用いて、天の字が浮かぶ青い光、地の字が浮かぶ緑の光、人の字が浮かぶ赤の光を目前に出現させ、それが集束した黄色いプラズマを剣閃に乗せて放ち、対象を黄色いエネルギーフィールドで拘束・浮上させる。カオス星人戦で使用。
シャドーショット
胸部の龍の目から放つ光線。メカージュ星人との初戦で使用。
光弾︵正式名称不明︶
胸部の龍の目から放つ光弾。アルマー星人︵1体目︶戦で使用。
シャドードラゴン
ダグシャドーが変形した龍型ロボ。第6話から登場。
装備・技
ドラゴンプラズマバーン
光を纏いながら突進。途中で後方離脱して、シャドードラゴンを象った光弾のみを飛ばす。カオス星人を倒した。
シャドーバルカン
ダグシャドー同様に背中から放つ。
シャドーガード
ダグオンをサポートする動物型の巨大メカ。
言語を使っての疎通こそできないものの意思を持っており、いずれも人型のロボットモードへの変形機能を有する。普段はカードの姿でシャドーリュウが携帯しており、必要に応じて実体化。アニマルモード時はシャドーリュウを背中に乗せることもある。
第1話から登場したがロボットモードの登場は第6話のみ。
ガードタイガー
虎型のシャドーガード。パワーに優れる。体色は黄色。
第15話ではシャドーリュウと共にエリカも乗せた。マウザーロボ戦ではネコ科であることを活かし、シャドーダグオンが自らこれを分離させて、マウザー星人への威嚇に成功。
装備・技
タイガークロー
アニマルモード時に使用する爪。
シャドーキャノン
腰に装備している光線砲。ロボットモード時は背中に装備。
光線︵正式名称不明︶
ロボットモードの目から放つ光線。
ガードウルフ
狼型のシャドーガード。スピードに優れる。体色は緑。
第6話ではファイヤーエンを乗せた。
装備・技
ウルフファング
アニマルモード時に使用する牙。
シャドーキャノン
腰に装備している光線砲。ロボットモード時は背中に装備。
光線︵正式名称不明︶
ロボットモードの目から放つ光線。
ガードホーク
鷹型のシャドーガード。持ち前の飛行能力を活かし、空中からの攻撃や偵察に用いられる。体色は青。
第14話ではシャドーリュウと共にマリアを乗せ、第47話ではジェノサイド空間に飲み込まれかけたエンをリュウと共に救出し、ダグ光波バリア内に避難した。
装備・技
ホークカッター
尻尾を構成している刃。
ホーク手裏剣
ホークカッターが変形した手裏剣。ロボットモードにおいて使用。
オーラの鳥︵正式名称不明︶
ロボットモード時の技。胸部から鳥型のオーラを放つ。カオス星人の刺客であるサソリ型モンスターとの戦いにおいて、ガードタイガーとガードウルフの光線の後に放ち、モンスターを倒した。
合同回転攻撃︵正式名称不明︶
ガードホークを中心とした合同技。ロボットモードで相手の周囲を囲んだ状態から高速回転し、ガードホークが飛び出して、攻撃を行う。カオス星人の刺客であるサソリ型モンスターとの戦いにおいて、ファイヤーエンとシャドーリュウを救出するために用いた。
シャドーダグオン
ダグシャドーとシャドーガードが機獣合体︵きじゅう-︶した紫の巨大ロボ。ダグシャドーは胴体と脚部、ガードタイガーは左腕と左足、ガードウルフは右腕と右足、ガードホークは翼を構成。第7話から登場。
小型ブラックホール艦との戦いでシャドーガードの導きで初合体を行う。
全高‥20.3m 重量‥63.6t 走行速度‥420.0km/h 飛行速度‥M5.2 最大出力‥255000BP
装備・技
名刀カゲムラサキ
ダグシャドーのと同一のもので腰の後ろに装備。
シャドー大手裏剣
ガードホークの尾羽が変形した手裏剣。
光弾︵正式名称不明︶
胸部の龍の目から放つ光弾。アルマー星人︵2体目︶相手に使用。
分身の術︵正式名称不明︶
4体に分身して、敵を錯乱する。マウザーロボ戦で使用。
シャドーガンビーム
胸部の龍の目から放つビーム。
シャドービュート
両手から射出する鞭。フェニックス星人︵強化︶戦で使用。
シャドーキャノン
ガードタイガーとガードウルフの武器で両脛から放つ。
シャドー大砲術
シャドージェットの機首を抱えて、ビームを撃つ。
シャドー・牙王斬り
カゲムラサキで敵を素早く斬り刻む。小型ブラックホール艦、マウザーロボ、囚人ロボを倒した。自ら左腕︵ガードタイガー︶を切り離していたため、隻腕の状態でこの技を内部から放ち、愚の文字を描いた。
サンダービークル
サンダーバイク
サイドカーを模したダグビークル。第35話から登場。
他のダグビークル同様に地球の乗り物から製造されたと思われるが製造過程は描かれておらず、ダグベースに発進設備も設けられていない。資料によっては、サンダースロットルと呼称されることもある。
普通のサイドカーと変わらぬ外見をしていることもあり、ライは通学を初めとした日常生活でも用いている。第37話ではサイド部分に戸部姉弟を乗せた。
ダグサンダー
サンダーライとサンダーバイクが融合合体した黄色い巨大ロボ。第35話から登場。
普段のサンダーバイクは小型だが融合合体時には他の融合合体形態とサイズが同じになる。
サバラス星人戦で初陣を飾る。第46話でサルガッソに赴いた際には案内役を務めた。
全高‥10.6m 重量‥19.0t 走行速度‥220.0km/h 跳躍力‥165m 最大出力‥24000BP
装備・技
ボルトシュート
両手から広範囲に向けて放つ電撃。サバラス星人戦ではサバラス星人の水宇宙船を内部から破壊した。
サンダーバーン
胸部のエンブレムから発射する光線。トラッカー星人戦で使用。
デンゲキック
雷を帯びたキック。トラッカー星人戦で使用。
サンダースラッシュ
両手にエネルギーを集めて雷の刃を作り、敵を切り裂く。トラッカー星人の両腕を切断。
サンダーシャトル
スペースシャトル・オービターを模したダグビークル。第34話から登場。
サンダーバイク同様に製造過程は描かれておらず、ダグベースに発進設備も設けられていない。
サンダーバイクの母艦も兼ねており、中央部に格納。ファイヤージャンボの背面とジョイントすれば、シャトル輸送機形態になる。
パット星人との戦いの末に大気圏で燃え尽きかけたパワーダグオンの窮地を救った際に初めて姿を現すが、そのときは辞令が下りる前だったので何も言わずに去っていった。第48話では、ジェノサイドとの戦いで消息を絶ったエンの行方を追う中、大気圏外に漂っていたダグファイヤーの胸部装甲を回収した。エン生還後、ライとルナを乗せて、宇宙に帰還。
装備・技
電流︵正式名称不明︶
機首から放つ電流。サバラス星人の宇宙船を攻撃する際に使用。
サンダーダグオン
ダグサンダーとサンダーシャトルが雷鳴合体した黄色い巨大ロボ。第36話から登場。
ダグサンダーの﹁Come here!︵カム ヒア!︶、サンダーシャトル!﹂の指示で降臨したサンダーシャトルが変形した身体にダグサンダーが背部パーツになることで合体完了。頭部は兜を模しており、額には三日月型のエンブレムが備わっている。
パルス星人戦で初陣を飾る。以降は第37話・第39話・第42話のみ登場。第42話ではワルガイア三兄弟の総攻撃において、仲間たちが身動きすることができない中でも孤軍奮闘し、マドーとゲドー相手に立ち回った。
全高‥20.7m 重量‥58.5t 走行速度‥440.0km/h 飛行速度‥M5.8 最大出力‥270000BP
装備・技
サンダーランサー
胸部に収納された槍。二つ又で刃は雷の形状をしている。避雷針のようにして、槍に雷を落とすこともでき、トラッカー星人を撃破する際に用いられた。一部媒体では、サンダージャベリンと表記されている。
サンダーガン
サンダーシャトルの垂直尾翼が変形した銃。劇中未使用。
ジョイントライフル
サンダーシャトルの着陸脚が変形した銃。劇中未使用。
サンダーライフル
サンダーガンとジョイントライフルを合体させた銃。サンダーガンはトリガー部分、ジョイントライフルは銃身を構成。
ランサーフィニッシュ
サンダーランサーで下から上に真っ二つに切り裂く。パルス星人を撃破。
ムーンカッター
頭部の三日月型のエンブレムから発射する三日月型の回転光線。パルス星人戦で使用。
スパークサンダー
胸部より放つ電撃光弾。劇中未使用。
その他
ライアン
基本形態のロボットモードから、ライオソードと呼ばれる剣形態に変形。伸縮自在であるという特性も生かし、等身大から巨大戦を問わず、ファイヤーエンと彼のロボの武器として用いられた。
第46話でサルガッソに赴いた際は先のマドー戦でエンがスーパーファイヤーダグオンの副作用で倒れたことから、スーパーライナーダグオンが装備した。
全高‥10.7m 重量‥18.5t 走行速度‥190.0km/h 跳躍力‥160m 飛行速度‥M3.5︵剣形態時︶ 最大出力‥30000bP
装備・技
ライアンバルカン
両腕に内蔵されたバルカン砲。両手を収納すると入れ替わりにその砲身が出現する。
ライアンフレア
胸部のライオンの口から放つ火炎放射。
ライオソード突撃︵正式名称不明︶
ライオソード形態で突撃して切り裂く技。アルマー星人︵1体目︶とアーク星人を撃破した。
反物質反応炉
体内に備えている炉心。これを用いての自爆も行える。ライアンはアーク星人を倒すために使おうとしていたが、最終的には生きて勝利することを決意した為、未使用で終わった。
ガンキッド
基本形態のロボットモードを初め、戦闘機形態キッドファイター、戦車形態キッドタンク、大砲形態無限砲への4段変形機能を有している。無限砲はファイヤーダグオンとパワーダグオンと2体が合体したスーパーファイヤーダグオンの武器として運用される。
クイーンザゴス軍の円盤ロボットとの戦いではファイヤーダグオンが失われていたため、スーパーライナーダグオンとシャドーダグオンの2体で使用し、発射の反動で全員吹き飛びながらも、円盤ロボットを倒すことには成功した。
全高‥10.1m 重量‥27.5t 走行速度‥160.0km/h 跳躍力‥130m 飛行速度‥M2.3︵キッドファイター時︶ 最大出力‥36000BP
装備・技
光線︵正式名称不明︶
キッドファイターとキッドタンクの中央銃口から放つ光線。メカージュ星人が自分の根を張るための荒野を作り出す際に使用した。ダグオンの敵だった頃はキッドタンクの状態でも放とうとした。
キッドバルカン
両肩に装備しているバルカン砲。キッドファイターとキッドタンクの際は中央部側面に装備。
超音波
泣き声から発せられる超音波で妨害電波にもなる。
ダグベース
ダグオンの基地。普段は山海高校の裏山内に隠されている。
基本形態のロボットモード、ライナー型ダグビークル発進用の基地モード、航行用の空母モードの3形態を有する。空母モードはサルガッソを迎撃すべく、宇宙に向かう際に初めて用いられた。
ダグビークルの修復・ダグオン同士の通信・各システムの解析・患者の治療・ダグオンの捕捉に使用されるが宇宙警察機構カリキュラムNo.オメガ331に従っての精神波を用いることで真の力を発揮。防衛システムとして、封鎖用隔壁や防御用レーザーが備わっている。
ヨクの頭脳を持ってしても真の力を引き出せずにいたがダグオンになる前のゲキのデタラメな操作で動いたことがある。精神波を使えるライが着任したことで真の力を容易に使えるようになった。
ジェノサイド戦において、エンが空母モードと超融合合体したことで隠されていた戦闘モードに変形。ロボットモードの目の部分にあたる窓がスライドして目が出現し、戦闘スタイルも格闘戦が主体となる。ジェノサイドに捕らえられていた仲間たちを救出し、彼らも超融合合体したことで出力を高めた状態から、サルガッソを破壊した。
ジェノサイドとの最終決戦ではダグ光波バリアで山海市だけはジェノサイドの地球融合から守るがフルパワーでの継続使用でオーバーヒートを起こし、バリアを張った状態で超火炎合体光波を放射した直後に限界を迎えて爆発四散した。
装備・技
ダグウェーブ
掌から放つ光線。円形状の攻撃用光線だけでなく、解錠や拘束といった多彩な機能を持つ。解錠式は第38話でアーク星人が作り出した疑似ブラックホール装置に使用し、拘束式は第41話でゼルマーの動きを一時的に止める際に使用した。攻撃式は第46話でサルガッソを内部から破壊する際に使用。
長距離用ビーム︵正式名称不明︶
胸部から放つビーム。第15話でザゴス光波ミサイルを破壊。
ダグ光波バリア
周囲の攻撃や侵食を防ぐバリアを全身から展開。ジェノサイドの完全な地球融合を防いだ。
超火炎合体光波
スーパーファイヤーダグオンの合体用光波で球体の形状をしている。前に伸ばした両腕の間に精製・射出。空母モードでは機首から発射。
アンカー
空母モードで使用する4本のアンカーで左右の発進ゲート︵基地モードの両肩︶上部から放つ。第45話において、火星のマグマへの落下阻止に使用し、ライアンとガンキッドもアンカーを支えた。
救出光線︵正式名称不明︶
胸部から放つ光線で対象を光の球体に保護・回収する。ジェノサイドに捕らわれているダグターボたちを救出しつつ、彼等も超融合合体に加えた。
ルナ専用ダグビークル
鳥類と戦闘機を模したダグビークル。
宇宙空間でのクイーンザゴス軍との戦闘で損傷。地球に不時着後、ダグベースで修理を受けるが修理が終わる前にクイーンザゴス軍が本格的に活動開始した為、ルナはファイヤーストラトスの助手席に座り、現場に赴いた。クイーンザゴス軍との戦いの最中、修復を終えた本機に乗り込んだギャラクシールナはブレイブディメンジョンを形成して、ファイヤーショベルを作り出す。クイーンザゴス撃破後、宇宙警察機構本部に戻る途中、地球に向かっている最中のヒドーに破壊されてしまう。
装備・技
光線︵正式名称不明︶
左右の翼に一門ずつ備えている光線砲から放つ。宇宙空間において、クイーンザゴス船に使用。
ワープ
宇宙空間を超光速航法する。クイーンザゴス船を追いかける際に使用。
ブレイブディメンジョン
ブレイブディメンジョンを展開。クイーンザゴスの攻撃からダグファイヤーを救出しつつ、ショベルカーをファイヤーショベルに改造するために用いた。
主な舞台
山海市︵さんかいし︶
静岡県にある架空の都市。自然に恵まれており、近くには山や海がある。
ジェノサイドによる地球との融合が行われた際、ダグベースから放たれたダグ光波バリアで山海市だけは完全な融合を免れた。
山海高校
山海市にある高校。
斜面に建てられた校舎が特徴で裏手には広大な山地がある。自由な校風がモットーゆえに私服による通学も可能で生徒に対する制約は少ない。
ワルガイア三兄弟のゲドーとマドーの二人がブレイブ星人を攻撃した際に広範囲が巻き添えとなり、校舎は半壊。本校の裏山にダグベースがあることからダグ光波バリアにより、ジェノサイドの地球融合から逃れた人々はダグオンの誘導の許、バリアの中央である校舎に避難した。なお、続編のOVAでは校舎は修復されている。
超常現象研究会部室
校舎から離れた場所にある平屋建ての建物。
超常現象球界の部室であるにもかかわらず、ダグオンチームが休憩場所や作戦会議室として使っていることも多い。学園祭ではお化け屋敷として用いられ、マリアはピエロ風のお化け、エンはドラキュラ、ゲキはフランケンシュタイン、ガクはカッパ、途中参加の朝日山校長はのっぺらぼうに扮した。
ワルガイア3兄弟の侵攻でブレイブ星人が倒された際のエネルギーで全壊し、床だけが辛うじて残る有様となる。
風雲高校
山海市にある高校。
制服は学ランで学生寮もある。
宇宙監獄サルガッソ
宇宙警察機構に逮捕された凶悪宇宙人を収監していた巨大施設。
囚人は疑似ブラックホールの牢獄に収監され、ガードロイドやメンテナンスロボといった無人機の手で管理されていたが宇宙嵐に起因する故障を機に囚人たちに制圧され、彼らの惑星狩りの拠点となってしまう。
宇宙嵐の際にジェノサイドが小惑星に憑依して外壁を突き破って施設の内部に侵入し、中枢を支配して囚人たちを全て操っていたことが真相であり、最終的にはダグベースに内部から破壊された。
スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇(連載誌 - 『テレビマガジン』、『てれびくん』、『テレビランド』)
- シリーズ構成 - 荒木憲一
- キャラクターデザイン - オグロアキラ
- メカデザイン - 大河原邦男
- デザインワークス - やまだたかひろ
- 美術監督 - 岡田有章
- 色彩設計 - 甲斐けい子
- 撮影監督 - 松沢宏明、森夏子
- 音響監督 - 千葉耕市
- 音楽 - Edison
- 音楽制作 - ビクターエンタテインメント
- プロデューサー - 加古均(名古屋テレビ)・本名洋一、小原麻美(東急エージェンシー)・高森宏治、吉井孝幸(サンライズ)
- 監督 - 望月智充
- 制作 - 名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
主題歌
- オープニングテーマ「輝け!!ダグオン」
- 作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲 - 矢野立美 / 歌 - Nieve
- 勇者シリーズの主題歌としては初の男性ボーカル(EDでは『勇者特急マイトガイン』の後期が最初)。Bメロで番組タイトルがクレジットされる、珍しいパターンを取る。また、第31話からアニメーションが変更された際、メカニックのアクションなど一部に効果音が付くようになった。「輝け!!ダグオン」の英語バージョンの「WE ARE DAGWON」が存在し、劇中で何度か挿入歌として使用された。
- エンディングテーマ「風の中のプリズム」
- 作詞 - 谷穂ちろる / 作曲・編曲 - 矢野立美 / 歌 - Nieve
- オープニングテーマと同様に英語バージョンの「PRISM IN THE WIND」が存在する。なた、オープニング同様31話からアニメーションが変更されている。
- ラジオドラマ主題歌
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 誕生!勇者高校生 宇宙砂塵サンドール星人登場 |
荒木憲一 | 望月智充 | 谷口悟朗 | オグロアキラ | 1996年 2月3日 (ABCのみ2月2日) |
2 | 空中都市作戦 宇宙蟻ザゴス星人登場 |
己葉新樹 | 久行宏和 (中村プロ) |
2月10日 (ABCのみ2月9日) | ||
3 | ダグファイヤー戦闘不能 液体生命体ガロン星人登場 |
菊池一仁 | 佐々門信芳 | 2月24日 (ABCのみ2月16日) | ||
4 | 最終兵器を破壊せよ 宇宙仙人デスパルス星人登場 |
杉島邦久 | 寺岡巌 | 3月2日 (ABCのみ2月23日) | ||
5 | ファイヤーダグオン発進せず 宇宙電人エレクトロン星人登場 |
川瀬敏文 | 南康宏 | 門智昭 室井聖人 |
3月9日 (ABCのみ3月1日) | |
6 | ゲームオーバー 宇宙幽霊カオス星人登場 |
荒木憲一 | 谷口悟朗 | 柳沢テツヤ | 3月16日 (ABCのみ3月8日) | |
7 | サルガッソの謎 看守ロボガードロイド登場 |
日高政光 | オグロアキラ | 3月23日 (ABCのみ3月15日) | ||
8 | キケンな眠り 爆睡宇宙獣モグネール登場 |
菅良幸 | 菊池一仁 | 寺岡巌 | 3月27日 (ABCのみ3月22日)9話以降もABCのみ1日先行放送(46話を除く) | |
9 | 昆虫大パニック 宇宙鳥人ガラバード星人登場 |
北嶋博明 | 杉島邦久 | 佐々門信芳 | 3月30日 (ABCのみ3月29日) | |
10 | 強さを我が手に 吸収宇宙人キラード星人登場 |
山田靖智 | 南康宏 | 室井聖人 | 4月6日 (ABCのみ4月5日) | |
11 | 復讐の10万光年 宇宙皇帝アーク星人 宇宙剣士ライアン登場 |
荒木憲一 | 谷口悟朗 | 柳沢テツヤ | 4月13日 | |
12 | 新たなる仲間 鋼鉄宇宙人アルマー星人登場 |
川瀬敏文 | 己葉新樹 | 寺岡巌 | 4月20日 | |
13 | 炎の新必殺剣 銀河獣人ワイルディー登場 |
菅良幸 | 菊池一仁 | 植田洋一 | 4月27日 | |
14 | 心優しき宇宙獣 星獣グリフィン 星獣使いロッド星人登場 |
山田靖智 | 杉島邦久 | 佐々門信芳 | 5月4日 | |
15 | 暴走ダグアーマー 宇宙魔女サキュバス登場 |
北嶋博明 | 南康宏 | 室井聖人 | 5月11日 | |
16 | 閃光のダグベース 宇宙蟻ザゴス星人登場 |
荒木憲一 | 谷口悟朗 | 寺岡巌 | 5月18日 | |
17 | 弱虫ツヨシと宇宙石 宇宙炎人フェニックス星人登場 |
菅良幸 | 山本裕介 | 己葉新樹 | 柳沢テツヤ | 5月25日 |
18 | マリアの幽霊退治 宇宙幽霊船バンダー星人登場 |
川瀬敏文 | 菊池一仁 | 6月1日 | ||
19 | ダグオンNO.6 宇宙植物シード星人 植物獣ドランゴラン登場 |
荒木憲一 | 杉島邦久 | 植田洋一 | 6月8日 | |
20 | 突撃!ダグドリル 宇宙商人ヌーベル星人登場 |
山田靖智 | 氷室文月 | 佐々門信芳 | 6月15日 | |
21 | 男!涙の友情合体 死神宇宙人ヒュドロン星人登場 |
北嶋博明 | 谷口悟朗 | 寺岡巌 | 6月22日 | |
22 | 風に舞う白い羽根 宇宙の悪魔デモス登場 |
中野睦 | 日高政光 | 己葉新樹 | 室井聖人 | 6月29日 |
23 | 宇宙の大樹 機械植物メカージュ星人 ガンドロイドT96登場 |
坂本郷 | 菊池一仁 | 柳沢テツヤ | 7月6日 | |
24 | その名はガンキッド 機械植物メカージュ星人登場 |
杉島邦久 | 植田洋一 | 7月13日 | ||
25 | 誓いの無限砲 宇宙皇帝アーク星人 宇宙アメーバキャメロン登場 |
荒木憲一 | 氷室文月 | 寺岡巌 | 7月20日 | |
26 | ねらわれたガク 宇宙の破壊者デマッカ星人登場 |
北嶋博明 | 望月智充 | オグロアキラ | 7月27日 | |
27 | 猫が消える日 宇宙鼠マウザー星人登場 |
川瀬敏文 | 谷口悟朗 | 佐々門信芳 | 8月3日 | |
28 | 去りゆく君へ 宇宙グモパイダ星人登場 |
山田靖智 | 己葉新樹 | 柳沢テツヤ | 8月10日 | |
29 | 青い星の戦慄 恐怖宇宙人ラドンパ星人登場 |
中野睦 | 菊池一仁 | 室井聖人 | 8月17日 | |
30 | 地球氷河期5分前 宇宙皇帝アーク星人登場 |
荒木憲一 坂本郷 |
杉島邦久 | 寺岡巌 | 8月24日 | |
31 | 剛力!パワーダグオン 宇宙女王蟻クイーンザゴス登場 |
荒木憲一 | 日高政光 | 谷口悟朗 | 植田洋一 | 9月7日 |
32 | 噂の刑事エン&ゲキ 凶悪宇宙警官デスコップ登場 |
菅良幸 | 氷室文月 | 山本恵 | 佐々門信芳 | 9月14日 |
33 | 嵐を呼ぶ学園祭 台風宇宙人フットバー星人登場 |
北嶋博明 | オグロアキラ | 虎田功 | 柳沢テツヤ | 9月21日 |
34 | エン、成層圏で戦う 要塞宇宙人パット星人登場 |
中野睦 | 菊池一仁 | 寺岡巌 | 9月28日 | |
35 | 電撃登場ダグサンダー 宇宙魚人サバラス星人登場 |
荒木憲一 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | 10月5日 | |
36 | サルガッソの支配者 電波宇宙人パルス星人登場 |
山田靖智 | 谷口悟朗 | 植田洋一 | 10月12日 | |
37 | 幽霊トラックを追え! 暴走宇宙人トラッカー星人登場 |
菅良幸 | 氷室文月 | 佐々門信芳 | 10月19日 | |
38 | 復活の白い翼 宇宙の阿修羅シュラ登場 |
中野睦 | 虎田功 | 柳沢テツヤ | 11月2日 | |
39 | 吠えよ!ライアン 宇宙皇帝アーク星人登場 |
北嶋博明 | 菊池一仁 | 寺岡巌 | 11月9日 | |
40 | 望まざる対決 ワルガイア星人ヒドー登場 |
荒木憲一 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | 11月16日 | |
41 | 禁断の超合体 合成宇宙人ゼルマー登場 |
山田靖智 | 谷口悟朗 | 植田洋一 | 11月23日 | |
42 | 割れたダグテクター ワルガイア3兄弟登場 |
菅良幸 | 氷室文月 | 鈴木竜也 鈴木卓也 |
11月30日 | |
43 | 勇者たち宇宙へ 爆弾宇宙人ボンバー星人登場 |
坂本郷 | オグロアキラ | 虎田功 | 寺岡巌 | 12月7日 |
44 | 攻防!ダグベース ワルガイア星人ゲドー登場 |
北嶋博明 | 菊池一仁 | 佐々門信芳 | 12月14日 | |
45 | 奇跡の勇者たち ワルガイア星人マドー登場 |
菅良幸 | 杉島邦久 | 柳沢テツヤ | 12月21日 | |
46 | サルガッソ大爆発 超生命体ジェノサイド登場 |
荒木憲一 | 谷口悟朗 | 松村康弘 | 箕輪悟 | 12月27日 9:55 (ABCのみ17:00からの放送) |
47 | 燃えろ!炎の勇者エン 超生命体ジェノサイド登場 |
氷室文月 | 寺岡巌 | 1997年 1月18日 (ABCのみ1月17日15:00からの放送) | ||
48 | オレたちの未来へ… | 望月智充 | オグロアキラ | 1月25日 |
※1996年8月31日、10月26日、1997年1月4、11日は休止。
※2/17日は豊浜トンネル岩盤崩落事故で岩盤が除去され、安否確認に関するニュースを中継で報道したために番組は放送休止。1週間遅れの穴埋めという形で3/27︵水︶に8話︵朝日放送では3/22︵金︶に放映済み︶が放映された。そのため、8話まで朝日放送︵ABC︶では放送休止に追いやられることなく所定日時︵金曜17時︶に放送できた一方、他系列局は朝日放送と比較して8日︵8話は5日︶も間が開いている。
※編成の都合により46話は12月27日︵金︶の午前9時55分から放送[注39]。
放送局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | ネット形態 | 備考 |
---|---|---|---|---|
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | 制作局 | |
関東広域圏 | テレビ朝日 | 同時ネット | ||
北海道 | 北海道テレビ | |||
青森県 | 青森朝日放送 | |||
岩手県 | 岩手朝日テレビ | 1996年10月開局から[注 40] | ||
宮城県 | 東日本放送 | |||
秋田県 | 秋田朝日放送 | |||
山形県 | 山形テレビ | |||
福島県 | 福島放送 | |||
新潟県 | 新潟テレビ21 | |||
長野県 | 長野朝日放送 | |||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | 遅れネット | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | テレビ朝日系列 | 同時ネット | |
富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット[注 41] | [注 42] |
石川県 | 北陸朝日放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | 先行放送 | [注 43] | |
広島県 | 広島ホームテレビ | 同時ネット | ||
山口県 | 山口朝日放送 | |||
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送 | |||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |||
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | 遅れネット | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | [注 42] | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |||
熊本県 | 熊本朝日放送 | |||
大分県 | 大分朝日放送 | |||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット | [注 42] |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
OVA
詳細は「勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年」を参照
1997年10月にリリース。勇者シリーズ初のOVA作品である。
関連商品
玩具
- DX火炎合体 ファイヤーダグオン
- DX剛力合体 パワーダグオン
- DX超火炎合体 スーパーファイヤーダグオン(ファイヤーダグオン・パワーダグオンのセット)
- DX重連合体1 ダグターボ
- DX重連合体2 ダグアーマー
- DX重連合体3 ダグウィング
- DX重連合体4 ダグドリル
- DX重連合体 ライナーダグオン(ダグターボ・ダグアーマー・ダグウィングのセット)
- DX超重連合体 スーパーライナーダグオン(ダグターボ・ダグアーマー・ダグウィング・ダグドリル・厚紙製ダグベースのセット)
- DX機獣合体1 ダグシャドー
- DX機獣合体2 ガードウルフ
- DX機獣合体3 ガードタイガー
- DX機獣合体4 ガードホーク
- DX機獣合体 シャドーダグオン(ダグシャドー・ガードウルフ・ガードタイガー・ガードホークのセット)
- DXロボット基地 ダグベース(『トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイ』に登場したグランダスの流用変更品)
- DX宇宙剣士 ライアン
- DX無限砲 ガンキッド
- DX雷鳴合体 サンダーダグオン
- DXダグテクター1 ファイヤーエン
- DXダグテクター2 ターボカイ
- DXダグテクター3 アーマーシン
- DXダグテクター4 ウィングヨク
- DXダグテクター5 シャドーリュウ
- DXダグテクター6 ドリルゲキ
- DXダグテクター7 サンダーライ
- 勇者指令 ダグコマンダー
- ファイヤーブラスター
- HG(ハイパー合体)火炎合体 ファイヤーダグオン(ファイヤーストラトスはダグファイヤーへの変形不可)
- HG重連合体 ライナーダグオン(ターボライナー・アーマーライナー・ウィングライナーは個別変形不可)
- HG剛力合体 パワーダグオン(ダグファイヤーは無可動)
- HG超火炎合体 スーパーファイヤーダグオン(HGファイヤーダグオン・同パワーダグオンのセット)
映像・音楽ソフト
- 勇者指令ダグオン DVD-BOX 1(2006年10月25日)第1話から第25話までを収録、5枚組。
- 勇者指令ダグオン DVD-BOX 2(2006年11月22日)第26話から第48話、そしてOVA『水晶の瞳の少年』を収録、6枚組
- 勇者指令ダグオン(1996年2月21日) OPとEDを収録したシングルCD。
- 勇者指令ダグオン(1996年11月21日)CDシネマシリーズで使用されたOPとEDを収録したシングルCD。
- 勇者指令ダグオン VOl.1(1996年4月24日)サウンドトラック。
- 勇者指令ダグオン VOl.2(1996年8月21日)
- 勇者指令ダグオン〜SONG COLLECTION(1996年12月18日)ソングアルバム。
- 『勇者指令ダグオン』〜スペシャルドラマ1“選挙で激突!トライダグオン“(1996年6月21日)ドラマCD。
- 『勇者指令ダグオン』〜スペシャルドラマ2(1996年7月24日)
- 『勇者指令ダグオン』〜スペシャルドラマ3(1996年10月23日)
- 『勇者指令ダグオン』CDシネマ1〜春はあけぼの(1996年12月18日)
- 『勇者指令ダグオン』CDシネマ2〜夏のツー・ショット(1997年1月22日)
- 『勇者指令ダグオン』CDシネマ3〜それぞれの秋(1997年2月21日)
- 『勇者指令ダグオン』CDシネマ4〜冬、来たりなば…(1997年3月21日)
- 『勇者指令ダグオン』スペシャルドラマ〜いいやつ(1997年8月21日)
- 『勇者指令ダグオン』スペシャルドラマ2〜悪いやつ(1998年2月4日)
ゲーム
- タカラ
アンソロジーコミック
- 勇者指令ダグオン1st(1996年8月6日) ISBN 4-05-601397-7
コミカライズ
- 同誌で連載した勇者シリーズの最終作品となった。
ラジオ
放送期間中の1996年10月から1997年3月にかけて、ラジオ日本及びラジオ大阪にて本作品にまつわるラジオ番組が放送された。パーソナリティーは子安武人、遠近孝一、私市淳の3人が担当。リスナーからのはがきを読み上げた他、本編では描かれなかったメインキャラクターの日常生活を描いたドラマが放送され、ドラマは放送終了後にCDシネマとして発売された。
脚注
注釈
(一)^ これに関して、DVD-BOXリーフレット内の監督インタビューにて﹁ダグオンのメンバーは基本的に︵敵︶宇宙人の名前を知らないので、一度も名前を呼ばれることなくやられていくのはいくら敵とはいえ可哀相だから﹂という旨の発言があり、望月監督自らがネタとして真似たことを認めている。
(二)^ 。なお、第12話の放送分では本作の主題歌を歌うNieveが出演した。
(三)^ OVAのエンディングに登場した写真の日付印字より
(四)^ タイトルコールも兼任。
(五)^ ダグオン任命前、ガクを助けるためとはいえ、無免許でパトカー︵後にファイヤーストラトスのモデルになる︶を運転︵本人曰く﹁ゲーセンで鍛えている﹂︶したこともあった。また、ダグベースで宇宙に向かう日やライアンとガンキッドの旅立ちを見送る日も遅刻している。
(六)^ 第30話でファイヤージャンボを特攻させた際には悲しげな様子を見せ、次の第31話でもファイヤージャンボが沈んだ海に足を運んだ。第34話でファイヤーショベルが敵の手に落ちた際は無我夢中で取り戻しに行き、ファイヤーショベルを発見した際には安堵している。
(七)^ ﹁食事は座ってするもの﹂と言う理由から、立ち食い蕎麦も食さない。
(八)^ ドラマCDでは、エンと2人でアイドルの長沢ひとみがメインパーソナリティを務めるラジオ番組にゲスト出演し、山海高校に﹁入試を中止しろ。さもなくば自殺する﹂と脅迫電話をかけたリスナーを説得するべく、エンが自身の辛い過去を告白して感極まって泣き出した際には、静かに下がるようフォローした。
(九)^ ラジオドラマ第2弾において、スケベ心から女の裸見たさに、ライに透視能力を教えてくれと弟子入り志願したこともある。また、ライアンが同胞探しの旅に出た際には﹁女の子だったら俺にも紹介しろよ﹂と発言した。
(十)^ CDドラマ第2弾において、ダグオン誕生よりも1週間前の地球に到着してしまったサルガッソ囚人のボギーであったことが判明。なお、ボギーはダグオンを誕生させた直後のブレイブ星人の手で逮捕された。
(11)^ ドラマCD2巻より。
(12)^ 第22話において、ゲキはヨクの勧めの店の激辛カレーパンが好きになったが、エンには不評だった。
(13)^ 最終回エンディング映像ではヨクがザムザを飼育していることにエンが驚いていた。また、﹃新世代ロボット戦記ブレイブサーガ﹄ではザムザがヨクの参戦の切っ掛け・初陣となっている。
(14)^ それゆえに、キラード星人事件では、仲良くなった虎を目の前で吸収されたことから復讐心に駆られて、1人で突っ走り、マウザー星人事件では、マウザー星人対策として、猫を道具とする人々に怒る姿を見せたこともあった。
(15)^ 初登場時は無精ひげを生やしており、ベルトのバックルはドクロ型だった。
(16)^ ただし、エンとのライバル関係は変わっておらず、サルガッソ軍との戦いを終えた後に決着を付けることにしており、最終回エンディング映像ではエンとのタイマンを行っている。
(17)^ ラジオドラマ第4弾において、ライがエンに頼んだことが判明。
(18)^ 初対面ではナンパされたがオカルトマニアぶりを敬遠された。
(19)^ ラジオドラマ第1弾で﹁制服が可愛いから﹂という理由で着用していることが語られた。
(20)^ ラジオドラマ第3弾より。
(21)^ そのことは仲間たちにも話したらしく、第39話で宇宙に旅立つ際、ライから﹁宇宙警察機構はあなたをいつまでも待っています﹂という正式採用の言葉を送られた。
(22)^ 放映当時のアニメディアその他より。
(23)^ 最終回エンディング映像では女性をナンパするシンに怒りの表情を浮かべていた。
(24)^ エンの左胸ポケットにリュウへの誕生日プレゼントの本が入っていることを事前に知ったことから、エンの左胸に手裏剣を当てた。
(25)^ シンいわく﹁意志の強そうなきりりとした表情。それでいてエッチなプロポーション﹂とのこと。
(26)^ ヨクいわく﹁そんなのだからいつまでたっても彼氏ができない﹂とのこと。
(27)^ 第4話ではデスパルスの巨大独楽に閉じ込められたアーマーシンをファイヤーバードの飛行能力で救出している。
(28)^ 第47話で爆発四散したダグベースから脱出する際にもサンダーイーグルを用いた。
(29)^ 次の第31話でエンはファイヤージャンボの沈んだ海に足を運び、ガクはファイヤージャンボに別れの花を送った。
(30)^ リュウの手で海中に落とされたエンはブレイブ星人に助けられた後、海中内で修復されたファイヤージャンボに乗り込んだ。なお、ファイヤージャンボ内には、いつの間にか、ファイヤーストラトスも格納されており、ファイヤーラダーとファイヤーレスキューは自走で駆け付けた。
(31)^ エンはガロン星人に吸われたエネルギーが大きかったため、全快せず、目を覚ましたのも翌日となった。
(32)^ 各部位の合体シーンは初合体である第41話でダグベースのモニターに表示されるのみだった。
(33)^ 戦闘後は疲労のため、意識を失い、倒れてしまう。
(34)^ タカラ側からも﹁3回は出して欲しい﹂と言われたと証言している[3]。
(35)^ アーマーシンからは当初﹁電車ごっこしろってのか?﹂と反発されたがターボカイが﹁出力が向上するかもしれん﹂と発言したことで採用を認められた。
(36)^ 元々の原因はエンが﹁3人揃って、1人前だな﹂という不用意な発言をしたため。
(37)^ ﹃新世代ロボット戦記ブレイブサーガ﹄のライブラリーでは、勇者ロボのパワーアップ形態の多くが高下駄状のパーツを装着することになぞらえて、﹁本当に“下駄を履いている”ロボット﹂と記された。
(38)^ 前作﹃黄金勇者ゴルドラン﹄のゴッドシルバリオンの場合、一応は本来有していた合体機構であり﹁同じシルバーナイツだから合体できるはず﹂という見込みもあったもの、今作では合体機構が組み込まれているかどうか何も分かっていない状況で試行した。なお、スーパーライナーダグオンがヒュドロン星人を倒した翌日、ゲキはスーパーライナーダグオンの勇姿をマリアに自慢するが相手にされなかった。
(39)^ 一部の地方では、通常通り12月28日︵土︶の17時から放送
(40)^ 正確には、サービス放送期間中からネットしていた。
(41)^ 1996年7月29日までは月曜 16:30 - 17:00、8月7日以降は水曜 16:30 - 17:00[4]。
(42)^ abc本作の終了と同時に勇者シリーズの放送を打ち切り。
(43)^ 当時、関西ローカルのドラマ﹃部長刑事﹄シリーズを土曜19時30分枠にて放送していた関係で、同時刻のテレビ朝日系列全国ネット番組を本番組の放送時間帯で放送していたことから、金曜17:00からの先行放送となった。
出典
(一)^ 丸山典子 編﹁︹勇者シリーズ30周年記念︺大勇者特集﹂﹃フィギュア王﹄ No.271、ワールドフォトプレス、2020年9月30日、41頁。ISBN 978-4-8465-3229-1。
(二)^ 中山基 編﹁タカラSFランド ミクロマン雑記帳﹂﹃フィギュア王﹄ No.108、ワールドフォトプレス、2007年2月28日、134頁。ISBN 978-4-8465-2642-9。
(三)^ 大勇者伝説 2007, pp. 86, ﹁PART 5 [勇者たちの足跡] アニメーション監督インタビュー 望月智充﹂
(四)^ ﹃北日本新聞﹄1996年7月29日付、8月7日付各朝刊、テレビ欄。
参考文献
- TARKUS 編『大勇者伝説 サンライズ・ロボットトイ・コレクション[勇者・エルドラン編]』メディアワークス、2007年5月15日。ISBN 978-4-8402-3824-3。
外部リンク
- 勇者シリーズ公式サイトでの紹介
- 勇者指令ダグオン - YouTubeプレイリスト
名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列 土曜17時台前半 | ||
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