20
911
 T871936 - 1950


乗用車のリアエンジン

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リアエンジンのフィアット500

1990FR

19301950

1960FF21




歴史

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黎明期のリアエンジン車

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ベンツ・ヴェロ(1894年)。エンジンほか駆動系は座席下の後輪周囲に集まっており、着座位置が高い

18881900



1891FR1898FR

1900FR

リアエンジン車への再認識

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ツェンダップのための試作車
ポルシェ・タイプ12
タトラ・T77のドライブトレイン
メルセデス・ベンツ 170H
フォルクスワーゲン・ビートル
フォルクスワーゲン・タイプ1のシャーシとボディー

FR1910FF (MR) 



21

 (Béla Barényi 1907 - 1997)[1]201925[[ |]]44[2]

Paul Jaray 1889 - 197419201930

1920

19311932123 (Hans Ledwinka) 1934T771936170H(W28)1938KdF1MB 170HVW1945kdf



アメリカの大型車におけるリアエンジン

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スタウト・スカラブ(後方から)
GMC・トランジット。全長のほとんどが客室として利用された近代的リアエンジンバスの嚆矢

大型乗用車

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1930

19311934 T77

 (William B. Stout) 1935V8

19502

大型バス

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GMC・トランジットの駆動方式。乗用車とは異なりバスはRRにプロペラシャフトを使用する。

20

1940GMC

194924UDGMUDTR014X-2GMGMGM[?]

戦後のリアエンジン乗用車普及

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ポルシェ・356 本格的なリアエンジン・スポーツカーの嚆矢
タトラ・603-2(1967年モデル)。1955-75年生産。
リアエンジン大型車で、重量バランス確保のためフロントオーバーハングが大きい



19464CV195833360

19483561600

1934T771998T700退1,700 ccT9719372,000 ccT600194722.5 L3.5 LV8西

19485.5 L

シボレー・コルヴェア事件

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シボレー・コルヴェア・モンザ 1964年モデル(後方から)。パッケージングとデザインは優れていたが、操縦安定性の問題を内在していた

1950 (AMC) 319502,000 - 3,000 cc

32AMC6FRGM619591

GM調1968GM

1950

??

前輪駆動の台頭

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FR

1959BMCMiniMiniMini4

1960

 (DOJ)NTN19651000

1969128

現代のリアエンジン

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タタ・ナノ
ナノの後部床下エンジンルーム

119741978[3]

1980

21911

3602012OEM退



201423RRMRFF

2020eRR

リアエンジン乗用車の歴史

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1898 - 

1901 -    

1934-1938 -  T771933

1935 - 170H

1937-1950 -  T871936

1938 -  T97

1938-2003 - Kdf1

1946-1961 - 4CV

1947-1952 -  T600 19511952

1948 - 

1948-1965 - 3561947

1950-1992 - 2T1T2T3

1953-1962 -  (PA62)

1955-1969 - 600

1955-1968 -  (Renault Dauphine)

1956-1969 - 

1957-1963 - A106

1957-1959 - BMW600 (BMW 600)

1957-1975 - T6031955

1958 - 1971 - 360

1958 -  - 1960

1958-1962 - NSU IIIIII30

1959-1965 - BMW700 (BMW 700 E107)E110E1191959 - 1964

1959-1968 -  

1960-1963 - A108

1960-1962 - 500

1960-1966 - R3601969

1961-1968 - 

1961-1978 - 1000Simca 1000 1961 - 1966

1961-1964 - NSU4

1961 - 1965 - 900

1961 -  (2012)

1962-1965 - 600

1962-1977 - A110

1962-1972 - 8 (Renault 8)

1962-1970 - 

1963-1970 - Gt4

1963-1976 -  

1964-1969 -  1000MB / 1100MB

1964-1974 - NSU 1000

1964-  - 911901911930964993996997991992

1964 - 1969 - 1300

1964-1974 - 850Fiat 850 1964 - 1967

1965-1971 - 10 (Renault 10)

1965-1975 - 912 (Porsche 912)

1966-1974 - CG

1967-1979 - 

1969-1972 - R-2

1972-1981 - 

1974-1991 - T6131968

1997-1998 - T700 - 

1998-2019 - ()

2006-2013 - i (i-MiEV)

現行生産中の主なリアエンジン車(バスなどを除く)

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航空機のリアエンジン

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1949

1955

[4]

197031960 VC10 Il-624
 
4VC10

727DC-91960737

198034
 
CRJ200

1960使

T
 
垂直尾翼を挟んだエンジン配置のソ連空軍Tu-22

リアエンジン航空機の例

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双発ジェット

上記のように、いわゆるビジネスジェットはその多くが双発アフトエンジン機であるため、本稿ではリージョナルジェット以上の機体のみを挙げる。

  アメリカ合衆国

  カナダ

  ブラジル

  イギリス

  フランス

  オランダ

  ソビエト連邦 /   ロシア

三発ジェット

  アメリカ合衆国

  イギリス

  フランス

  ソビエト連邦 /   ロシア

四発ジェット

  アメリカ合衆国

  イギリス

  ソビエト連邦 /   ロシア

脚注

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注釈

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  1. ^ のちシュタイアなどを経てダイムラー・ベンツに入社、第二次世界大戦後のメルセデス・ベンツ車にクラッシャブル・ボディなど先進的な安全対策思想を取り入れた。20世紀中期における傑出した自動車技術者の一人として知られる。
  2. ^ 簡略で低重心なバックボーンフレーム、横置きリーフスプリングによる4輪独立懸架、空冷水平対向エンジンというレイアウトは、1924年発表のフロントエンジン車タトラ・11の影響が濃厚であるが、これを本家タトラの開発者レドヴィンカに数年先んじて、いち早くリアエンジンレイアウトに転換することを着想した点で卓抜なものと言えよう。彼の学生時代のコンセプトが、ポルシェのフォルクスワーゲン・タイプ1にまで影響を与えているとする説もある。
  3. ^ 以降の中南米などでのタイプ1生産継続(2003年にメキシコでの生産を終了し、完全に製造中止)は、償却済設備によって旧式化した大衆車を廉価に量産した、発展途上国でのありふれた事例に過ぎず、技術的潮流への影響とは無関係なものである。
  4. ^ これは後年まで大型の旅客機・輸送機のエンジンレイアウトの主流となる。

出典

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参考文献

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  • 鈴木孝 『エンジンのロマン』

関連項目

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