三菱重工業MD形台車(みつびしじゅうこうぎょうMDがただいしゃ)は三菱重工業[1]が開発・製作した鉄道車両台車の総称である。

京都市電800型890号に装着されているMD201台車

本項では1948年試作されたMD1から1955年に製造されたMD201までを取り扱う。

概要

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OK1946MD(Mitsubishi Daisya)[2]

A5M A6M J2M A7M (1910 - 2003)J8M GHQ


MD

MD1

19489178199

MD2

194822002203MD8

MD3

860078701087012TR38

MD4

195040 16

MD5

19511751911

MD6

800806 - 815821 - 825856 - 860876 - 88025MD

MD7

1700117001701 - 170317501751 - 1753

MD101

19551[3]2200220722111960

MD201

800881 - 8901955

構造

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MD1MD2

OK1



OK[4][5]

2

1[6]T1mTT[7]

MD1TR37使


MD3・MD4・MD5

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MD1

TR23MD1

86007MD387MD3

MD4MD5MD3

MD11950

MD1+TT

MD15195119542510

MD1MDMD3



1FS203[8]2HSC-D1

軸箱支持機構をアルストム・リンク式台車に類似の平行リンク式とし、枕ばねは2重コイルばねと防振ゴムを組み合わせたものを左右1組ずつと簡素な構造としつつ、その中心にスナッパーを内蔵することでローリング特性の改善を図っている。

台車枠は鋳鋼製部品と形鋼を組み合わせていたMD6とは異なり、全て形鋼を溶接して組み立ててあり、これは京都市交通局では初の採用例であった。

運用実績

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MD

MD13517001MD76MD7MD7[9]19706[10]

MD5使1959MD5A

MD6MD719789[11]SS50SS60KS-40J[12]MD2011970

MD

MD1[13]1990

MD1TTDF50 (DT103) 

保存

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その殆どが試作レベルに留まったMD形台車であるが、最終形式であるMD201を装着した京都市交通局800形のラストナンバーである890が京都市交通局自身の手で保存車に指定され、2014年3月からは梅小路公園に開設された「市電ひろば」に静態保存・展示されている。

脚注

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(一)^ 19501952

(二)^ 46 p.50

(三)^ WN

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ 

(七)^ 

(八)^ 22002201 - 2216

(九)^ KS-3AKS-3BKS-5FS-6

(十)^ 50KS-63MD72

(11)^ 18008007043MD61119772714MD6

(12)^ MD61860KS-40J

(13)^ SSU19866000KW-66

参考文献

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, 2(1)523701949353-360doi:10.1299/jsmemag.52.370_353NAID 110002452875 

, 2(2)53373195018-24doi:10.1299/jsmemag.53.373_18NAID 110002449268 

 No.356 197812 1978

  2200 2200 No.131 1985111985

6372(II)461987535 - 50 

 1960 200312  19602003

関連項目

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