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で き ご と
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1901年 |
第9回分離派展に出品されたジョルジュ・ミンヌの彫刻に、エゴン・シーレとココシュカが感化を受ける。クリムト、分離派展に『医学』を出品。アカデミーはクリムトをエドゥアルト・フォン・リヒテンフェルス(ドイツ語版)の後任教授として推挙したが、文化省は就任を阻止する。ゲルハルト・フランクル(ドイツ語版)、生まれる。
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1902年 |
ウィーンに最初の市電。ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙』発表。クリムト、第14回分離派展に『ベートーヴェン・フリーズ』制作。日本の川上音二郎一座がウィーン公演、クリムトは川上貞奴に感激したという。マーラー、アルマと結婚。日本で木版を学んだエミール・オルリック、ウィーンに居住。
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1903年 |
マーラー演出・指揮、アルフレート・ロラー舞台芸術による『トリスタンとイゾルデ』、ウィーン宮廷歌劇場で上演。ヴァイニンガー『性と性格』刊行、4ヶ月後にピストル自殺。ホフマン、コロマン・モーザーら「ウィーン工房」設立。フーゴー・ヴォルフ没。ウィーンで最初の常設映画館。
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1904年 |
分離派第19回展にフェルディナント・ホドラー31点、エドヴァルド・ムンク20点を展示。ホドラーには専用の部屋が2室あてられ、モーザーが室内構成を担当した。テオドール・ヘルツル没。
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1905年 |
ウィーンの人口、187万人に達する。フランツ・レハールのオペレッタ『メリー・ウィドウ』初演(アン・デア・ウィーン劇場)、空前の大あたりとなる。クリムト、ホフマンら「ウィーン分離派」を脱退。エミーリエ・フレーゲ(ドイツ語版)のモードサロン開店。フロイト『性理論』刊行。ヒトラー、リンツの高等実科学校を退学。ココシュカ、工芸美術学校に入学
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1906年 |
ムージル『将校生徒テルレスの惑い』刊行。オットー・ワーグナー「郵便貯金局」完成。ヨーゼフ・ホフマン、カール・ウィトゲンシュタインの狩猟小屋を設計。ルートヴィッヒ・ボルツマン(ドゥイノ)自殺。
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1907年 |
マーラー、ウィーン宮廷歌劇場を去る。カバレット(文学キャバレー)「フレーダーマウス(こうもり)」開場、アルフレート・ポルガーとエゴン・フリーデルが共同管理者。オットー・ワーグナー「アム・シュタインホーフ教会」完成。アドルフ・ロース『装飾と犯罪』刊行。オーストリアで男子普通選挙実施。ヒトラー、アカデミー受験失敗、リンツに戻る。
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1908年 |
フランツ・ヨーゼフ1世統治60周年記念式典挙行。クラウス『モラルと犯罪』刊行。ココシュカ、詩画集『夢見る少年たち』をウィーン工房より刊行、クリムトに献呈。シェーンベルク、この頃から「無調性」音楽へ向かう。ポルガーとフリーデルが戯曲『ゲーテ』を共同制作。マーラー『大地の歌』完成。アルフレート、クービン、シュルレアリスム絵画の先駆的作品『蛇遣い』制作。フロイト、ウィーン精神分析学会を創設。オーストリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ併合。
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1909年 |
クンストシャウ(国際美術展)開催。アルフレート・クービン、幻想小説『対極』発表。この年のウィーン大学の学生の4分の1はユダヤ人で、とくに法学部、医学部は圧倒的多数を占めたという。
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1910年 |
美術批評家ルートヴィヒ・ヘヴェシー、自宅でピストル自殺。ウィーンの人口はこの年210万人。カール・ルエーガー没。マーラー、フロイトの診断を受ける。
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1911年 |
ホフマンスタールとリヒャルト・シュトラウスの『薔薇の騎士』上演(ウィーン宮廷歌劇場、初演は同年ドレスデン)。マーラー没。シェーンベルク『和声学』出版。アドルフ・ロース、ミヒャエル広場に『ロースハウス』を完成、物議をかもす。クラウス『ファッケル』個人誌となる。クリムト『死と生』ローマ国際美術展で金賞受賞。
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1912年 |
シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』、アルバン・ベルク『アルテンベルク歌曲集』作曲。フランツ・シュレーカー、歌劇『はるかなる響き』上演、同年、ウィーン音楽アカデミー教授に任命される。ヨーゼフ・シュンペーター『経済発展の理論』発表。
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1913年 |
シェーンベルク『グレの歌』初演(楽友協会大ホール)。フロイト『トーテムとタブー』刊行。ベーゼンドルファー・ホールで最後の演奏会。ギュータースロー、表現主義的小説『踊る愚者』発表。社会民主党のフランツ・シューマイヤー暗殺される。
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1914年 |
皇位継承者フランツ・フェルディナント大公夫妻、サラエヴォで暗殺される。第一次世界大戦勃発。トラークル、ガリツィア戦線でコカイン中毒死。アントン・クー(ドイツ語版)没。ココシュカ『風の花嫁』制作。
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1915年 |
クラウス『人類最期の日々』発表(-19、22刊)。イタリア、オーストリアに宣戦布告。
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1916年 |
カフカ『変身』刊行。フランツ・ヨーゼフ1世没。カール1世即位。検閲体制の強化。ウィーンで食糧不足深刻化。フロイト『精神分析学入門』刊行( - 1917年)。エルンスト・マッハ(ミュンヘン郊外)没。
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1917年 |
ココシュカ、負傷を治療したドレスデンに定住。新皇帝カールがフランスのジョルジュ・クレマンソーに密書を送り、問題となる。ロシア革命。アメリカ、オーストリアに宣戦布告。
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1918年 |
クリムト、オットー・ワーグナー、コロマン・モーザー、エゴン・シーレ没。ココシュカ、ウィーンを去りベルリンへ。リヒャルト・シュトラウス『サロメ』宮廷歌劇場(国立歌劇場と改称)で初演、以後総監督( - 1924年)。カール1世国外退去、ハプスブルク帝国崩壊。スペイン風邪流行。クルト・ワルトハイム生まれる。
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1919年 |
オーストリア共和国(第一共和国)成立。シュンペーター蔵相となるが同年辞職。連合国とサン=ジェルマン条約を締結。ペーター・アルテンベルク没。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に招聘される。男女平等の普通選挙、社会民主党が多数党となる。
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1920年 |
シェーンベルク『5つのピアノ曲』( - 1923年)で十二音技法に到達。この年からザルツブルク音楽祭はじまる。ホフマンスタール台本、リヒャルト・シュトラウス作曲の『イェーダーマン』上演。フランツ・ブライ、『現代文学動物大百科』を刊行。オットー・バウアー率いる社会民主党、連立政権から離脱。ミュンヘンでドイツ労働者党が国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)と改称、ヒトラーが党首となり、新綱領を発表。
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1921年 |
シェーネラー、カール・メンガー没。ウィゲンシュタイン、「物理学年鑑」に『論理哲学論』を発表。オーストリア共和国、チェコスロヴァキアとラナ条約(ドイツ語版)調印。マティアス・エルツベルガー(ドイツ代表としてヴェルサイユ休戦条約に調印したユダヤ人将校)暗殺される。
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1922年 |
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』刊行。アルバン・ベルク『ヴォツェック』完成(初演は25年ベルリン、ウィーン上演は30年)。ウィーン工房、ニューヨーク支店をひらく。クローネにかえて新通貨シリングを発行。首相イグナーツ・ザイペル、国際連盟に借款を申し入れる。
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1923年 |
マックス・ノルダウ没。リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー、『汎ヨーロッパ主義』刊行。
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1924年 |
カフカ、ウィーン郊外のサナトリウムで没。クルト・ゲーデル、ウィーン大学に入学。
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1925年 |
ヒトラー『わが闘争』(上)刊行。ホフマンスタール『塔』刊行。
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1926年 |
ヒトラー『わが闘争』(下)刊行。アインシュタインがフロイトを訪問。第1回パン・ヨーロッパ会議。ウィトゲンシュタイン『国民学校用辞典』刊行。
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1927年 |
グスタフ・ウチツキー(ドイツ語版)監督の映画『カフェ・エレクトリック』封切。シュテファン・ツヴァイク『人類の星の時間』発表。エゴン・フリーデル『近代文化史』第1巻刊行。カトリック派とオーストリア社会民主党の対立激化、7月にウィーンでゼネストと暴動、市街戦となり、死傷者が出る。
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1928年 |
イタリアでムッソリーニの独裁体制が完成。
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1929年 |
ホフマンスタール没。アルマ・マーラー、フランツ・ヴェルフェルと結婚。ニューヨークで株式大暴落。オーストリア共和国憲法改正。
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1930年 |
ロベルト・ムージル『特性のない男』第1巻刊行(-43)。
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1931年 |
ウィーンの大銀行クレディート・アンシュタルト倒産。シュニッツラー没。クルト・ゲーデル『不完全性定理』発表。ベルリン、ウィーン両政府が関税同盟を結成。
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1932年 |
ウィーン工房、経済的にゆきづまって解散。ニコラウス・レーナウ『葦の歌』発表。シュンペーター、ハーバード大学教授となる。
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1933年 |
アドルフ・ロース没。ドイツでヒトラー政権誕生。オーストリア首相エンゲルベルト・ドルフース(キリスト教社会党)は議会制を廃止して独裁制を宣言、ナチスを禁止。クラウス、『第三のワルプルギスの夜』発表。
- ツヴァイク、イギリスへ亡命。
- ヨーゼフ・ロート、フランスへ亡命。
- シェーンベルク、アメリカへ亡命。
- ポルガー、ウィーンからプラハへ移る。
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1934年 |
ウィーン労働者居住地区で流血騒動発生。ナチス党員の蜂起を弾圧。ナチス党員、ドルフース首相を暗殺。ヘルマン・バール(ミュンヘン)、フランツ・シュレーカー(ベルリン)没。
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1935年 |
ドイツでユダヤ人の市民権を剥奪するニュルンベルク法制走。ヨーゼフ・ワインヘーバー(英語版)『ウィーン、言葉のままに』発表。
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1936年 |
クラウス『ファッケル』を廃刊、同年没。ドイツ・オーストリア協定、ナチス党員弾圧中止の誓約。
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1937年 |
ミュンヘンでナチスによる『退廃芸術展』が開催される。アルフレッド・アドラー(アバディーン)没。
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1938年 |
ヒトラー・シュシュニク会談。ナチス・ドイツのオーストリア併合(アンシュルス)。アドルフ・アイヒマン、ウィーンにユダヤ人移住のための中央管理局をもうけ、ユダヤ人を国外に追放する。
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1939年 |
分離派と「キュンストラーハウス」再び合体。フロイト(ロンドン)没。ドイツ、ボヘミアとモラヴィアを保護領とする。第二次世界大戦勃発。
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