中之条駅
群馬県吾妻郡中之条町にある東日本旅客鉄道の駅
中之条駅(なかのじょうえき)は、群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線の駅である[1]。
中之条駅 | |
---|---|
![]() 駅舎(2021年7月) | |
なかのじょう Nakanojō (四万・沢渡温泉口) | |
◄市城 (3.4 km) (3.1 km) 群馬原町► | |
![]() | |
群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町815-4 北緯36度35分7.98秒 東経138度51分3.36秒 / 北緯36.5855500度 東経138.8509333度座標: 北緯36度35分7.98秒 東経138度51分3.36秒 / 北緯36.5855500度 東経138.8509333度 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■吾妻線 |
キロ程 | 19.8 km(渋川起点) |
電報略号 | ノシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
792人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1945年(昭和20年)8月5日[1][2] |
備考 | 直営駅(管理駅) |
概要
編集歴史
編集
●1945年︵昭和20年︶
●1月2日‥運輸通信省の中之条信号場として開設[2]。
●8月5日‥中之条駅に昇格[1][2]。
●1980年︵昭和55年︶10月1日‥貨物取扱廃止[2]。
●1984年︵昭和59年︶2月1日‥荷物扱い廃止[2]。
●1986年︵昭和61年︶12月24日‥みどりの窓口開設[3]。
●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶の駅となる[2]。
●2006年︵平成18年︶3月7日‥みどりの窓口を廃止、﹁もしもし券売機Kaeruくん﹂を設置[4]。
●2012年︵平成24年︶2月15日‥﹁もしもし券売機Kaeruくん﹂営業終了[5]。
●2014年︵平成26年︶10月1日‥東京近郊区間に編入され、ICカード﹁Suica﹂が利用可能となる[6]。
●2019年︵平成31年︶4月1日‥駅構内に障がい者就労支援店舗﹁ボンボヤージュ﹂が開業[7]。
吾妻線・上越線開通以前の1912年︵明治45年︶より、この地には渋川から馬車鉄道の吾妻温泉馬車軌道が存在しており、同線は吾妻軌道・群馬電力・東京電力・東京電燈と経営母体が変わりながら、1920年︵大正9年︶には電化されて路面電車となり、上越線開業後の1933年︵昭和8年︶まで運行された。吾妻軌道を参照のこと。
駅構造
編集
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅[1]。互いのホームはエレベーターを備えた跨線橋で連絡している。
直営駅︵駅長配置︶であり、管理駅として小野上駅 - 岩島駅間の各駅を管理する。改札には簡易Suica改札機を設置している。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として﹁もしもし券売機Kaeruくん﹂が設置されたが、2012年2月15日限りで営業終了し撤去された。現在は指定席券売機が設置されている。駅構内には2019年4月1日より、JR東日本高崎支社管内では初となる障がい者就労支援の店舗﹁ボンボヤージュ﹂がオープンしている[7]。
2010年︵平成22年︶3月からは井野駅と同じ﹁惑星︵ジュピター︶B﹂の発車メロディが使用されている。
当駅では毎年秋になると上り側1番線ホームに干し柿が吊される。地元住民が柿を提供し、駅員が協力して渋柿の皮をむいて吊す。このサービスは2001年︵平成13年︶秋から始まり、柿の渋が抜けて甘くなると特急﹁草津・四万﹂の利用客に無料で振る舞われる。また、夏には風鈴が吊され、当駅の夏と秋の風物詩となっている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■吾妻線 | 上り | 渋川・高崎・上野方面[8] | |
2・3 | 下り | 川原湯温泉・長野原草津口・大前方面[8] | 3番線は一部列車のみ |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2021年7月)
-
ホーム(2021年7月)
-
駅名標と1番ホーム屋根に吊るした干し柿(2015年11月)
利用状況
編集JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は792人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,418 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,387 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,311 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,316 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,224 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,223 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,230 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,184 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,124 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,054 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,042 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,002 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,024 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 987 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 937 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 966 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 939 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 915 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,039 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 971 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)706 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)760 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)792 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集
●国道145号
●国道353号
●群馬県道236号中之条停車場線
●中之条簡易裁判所・前橋家庭裁判所中之条出張所
●前橋地方法務局中之条支局
●中之条合同庁舎
●群馬県吾妻行政県税事務所
●群馬県吾妻教育事務所
●群馬県吾妻環境森林事務所
●群馬県吾妻農業事務所
●群馬県中之条土木事務所
●中之条町役場
●中之条郵便局
●群馬県立吾妻中央高等学校
●中之条町立中之条小学校
●関越交通吾妻営業所
●ツインプラザ - 総合施設。小渕恵三元首相︵中之条町出身︶の銅像がある。
温泉地
●四万温泉 - 関越交通バスで40分。
●沢渡温泉 - 関越交通バスで20分。
バス路線
編集- 中之条駅
- 中之条駅入口
- 中之条駅南
隣の駅
編集- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
脚注
編集記事本文
編集
(一)^ abcde﹃週刊JR全駅・全車両基地﹄12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2012年10月28日、24頁。
(二)^ abcdef石野哲︵編︶﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄︵初版︶JTB、1998年10月1日、456頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(三)^ ﹃高鉄局、管内7駅にみどりの窓口新設﹄昭和61年12月24日日本経済新聞地方経済面北関東
(四)^ “JR高崎支社14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日)
(五)^ “Kaeruくんが指定席券売機に変更になります。券売機変更のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2014年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
(六)^ ﹃吾妻線にSuicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2014年5月26日。 オリジナルの2019年6月29日時点におけるアーカイブ。2020年5月24日閲覧。
(七)^ ab﹃障がい者就労支援店舗﹁ボンボヤージュ﹂JR中之条駅構内に4月1日︵月︶オープン!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶特定非営利活動法人吾妻の福祉を推進する会、東日本旅客鉄道高崎支社、ジェイアール東日本都市開発高崎支店、2019年3月25日。 オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブ。2020年5月24日閲覧。
(八)^ ab“駅構内図︵中之条駅︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月24日閲覧。
(九)^ [1]︻11月20日︵月︶︼吉祥寺駅から草津温泉まで高速バスの運行を開始いたします。!!
利用状況
編集
(一)^ ab“各駅の乗車人員︵2022年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。
(二)^ “各駅の乗車人員︵2000年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(三)^ “各駅の乗車人員︵2001年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(四)^ “各駅の乗車人員︵2002年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(五)^ “各駅の乗車人員︵2003年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(六)^ “各駅の乗車人員︵2004年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(七)^ “各駅の乗車人員︵2005年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(八)^ “各駅の乗車人員︵2006年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(九)^ “各駅の乗車人員︵2007年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(十)^ “各駅の乗車人員︵2008年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(11)^ “各駅の乗車人員︵2009年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(12)^ “各駅の乗車人員︵2010年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(13)^ “各駅の乗車人員︵2011年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(14)^ “各駅の乗車人員︵2012年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(15)^ “各駅の乗車人員︵2013年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(16)^ “各駅の乗車人員︵2014年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(17)^ “各駅の乗車人員︵2015年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(18)^ “各駅の乗車人員︵2016年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(19)^ “各駅の乗車人員︵2017年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
(20)^ “各駅の乗車人員︵2018年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
(21)^ “各駅の乗車人員︵2019年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
(22)^ “各駅の乗車人員︵2020年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
(23)^ “各駅の乗車人員︵2021年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(中之条駅):JR東日本