宝町停留場
長崎県長崎市にある長崎電気軌道の路面電車停留場
宝町停留場 | |
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停留場と歩道橋 | |
たからまち Takara-machi | |
◄24 銭座町 (0.5 km) (0.4 km) 八千代町 26► | |
所在地 |
長崎県長崎市宝町5番7号先 北緯32度45分29.28秒 東経129度52分7.12秒 / 北緯32.7581333度 東経129.8686444度座標: 北緯32度45分29.28秒 東経129度52分7.12秒 / 北緯32.7581333度 東経129.8686444度 |
駅番号 | 25 |
所属事業者 | 長崎電気軌道 |
所属路線 | 本線(■1号系統・□2号系統・■3号系統) |
キロ程 |
4.2km(住吉起点) 赤迫から4.4 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
2,000人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)11月16日 |
歴史
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当停留場の開業は1915年︵大正4年︶11月[1]。長崎電気軌道の第1期線開通と同日のことであり、はじめは稲佐橋通停留場︵いなさばしどおりていりゅうじょう︶と称した[2][3]。当停留場付近で路線は長崎本線と並走していて[4]、停留場は長崎本線の踏切に並ぶ位置︵北緯32度45分29秒 東経129度52分2.2秒 / 北緯32.75806度 東経129.867278度︶に置かれていた[3][5]。踏切は1965年︵昭和40年︶に立体交差化されている[5]。
1957年︵昭和32年︶には戦後の都市計画で新設された国道206号上へ軌道が移設[6]。旧線上の停留場は廃され、新線上へ移設のうえ船蔵町停留場︵ふなぐらまちていりゅうじょう︶に改称した[2][6][7]。宝町へ改称されるのは1966年︵昭和41年︶のことである[2][6]。
年表
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●1915年︵大正4年︶11月16日‥稲佐橋通停留場として開業[2][7]。
●1957年︵昭和32年︶12月19日‥ルート変更により旧線上の停留場が廃止[2]、新線上へ移設し船蔵町停留場に改称[1][7]。
●1966年︵昭和41年︶9月20日‥宝町停留場に改称[2]。
●1968年︵昭和43年︶1月20日‥八千代町寄りに0.1キロメートル移設[2]。
●1999年︵平成11年︶3月25日‥停留場を改築[8]。上屋の取り換えなどを実施[1]。
構造
編集利用状況
編集長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
周辺
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長崎港対岸の地域へ向かうバス路線との乗り換え地点であり[6]、三菱重工関連の工場へ向かう通勤客も当停留場で乗り換えを行う[1]。宝町の交差点は交通量が多い[1]。
停留場の開業より変電所︵船蔵町変電所︶が近くに設けられていたが、老朽化により1968年︵昭和43年︶に長崎駅寄りの天神町変電所に取って代わられた[6][13]。しかしこの変電所も老朽化のため2015年︵平成27年︶に廃止され、新たに御船蔵町変電所が開設されている[14][15]。
- ベストウエスタンプレミアホテル長崎
- 杉永蒲鉾
- ガスト長崎駅北店
- 三菱重工業長崎造船所幸町工場
隣の停留場
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i 田栗 & 宮川 2000, p. 55.
- ^ a b c d e f g h 今尾 2009, p. 57.
- ^ a b 100年史, pp. 128–129.
- ^ 田栗 2005, p. 41.
- ^ a b 田栗 2005, p. 39.
- ^ a b c d e 田栗 2005, p. 40.
- ^ a b c d 100年史, p. 127.
- ^ 田栗 2005, p. 156.
- ^ a b c 100年史, p. 130.
- ^ a b c 川島 2013, p. 46.
- ^ 100年史, p. 109.
- ^ 100年史, p. 124.
- ^ 田栗 2005, p. 147.
- ^ 100年史, p. 110.
- ^ 100年史, p. 203.
参考文献
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●今尾恵介︵監修︶﹃日本鉄道旅行地図帳﹄12九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
●川島令三﹃四国・九州ライン 全線・全駅・全配線﹄ 第5巻 長崎・佐賀エリア、講談社︿︻図説︼ 日本の鉄道﹀、2013年。ISBN 978-4-06-295161-6。
●田栗優一﹃長崎﹁電車﹂が走る街今昔﹄JTBパブリッシング︿JTBキャンブックス﹀、2005年。ISBN 4-533-05987-2。
●田栗優一、宮川浩一﹃長崎のチンチン電車﹄葦書房、2000年。ISBN 4-7512-0764-4。
●長崎電気軌道株式会社﹃長崎電気軌道100年史﹄2016年。