Y19801976
二又針を使った種痘の接種
もはや天然痘ウイルス自体は含まれていない
左肩前部と左上腕中央より下部に計2回の種痘接種を受けて終生残る直径2cm以上の瘢痕(9個規則的に並ぶものはBCG接種の瘢痕)。下部の跡は1歳時の接種痕で肩前部の跡は6歳時の接種痕である。1948年以降、日本では右肩付近に接種するのが一般的だったが、このように、左上腕の下部に接種された例もごく稀に見かける(写真は1969年生まれの女性の左腕に見られるもので予防接種の跡が全て左腕~肩に集中している)。日本は1975年度生まれ迄が種痘を受けた世代である。

ワクチン

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西1742[1]%1796

Vaccinia virusVacca = vaccinevaccination[2]

1902DNA (horsepox virus) 99.7%[3]Derrick Baxby宿[4]

日本への伝来と普及

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1789[5]181071824331820

1813

1831西

牛痘苗の輸入

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1823西1826[6]

9183813184241847 

31846184812[7]

[]

1846[8]

21849636[9]89616[]10[10]11[]67

8西西[8][8]11[8]宿[11]10

711[12]418511070[13]

184018503[14]

218493

318501西西

1807441857[15][16]

518581373741016583572西

21849418514

5424185865

[8]

明治維新後

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1870

1874[17][18]18761909188418

42351909414191011204226421794222413365

19482332122636197072331963382196944

198055197651619[19]197550[1]197449749[20][2]

接種法と接種部位の変遷

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右上腕三角筋下部に接種を受けて残った瘢痕(1974年接種の跡)。直径2 cm程度の定型的な種痘瘢痕である。この部位への接種によりケロイド化のリスクは低くなるが、袖の短い服装では容易に露出してしまい、一部の女性にとっては悩みの種となっている。
 
右肩付近に接種された種痘の跡が肥厚性瘢痕となったもの。瘢痕ケロイドにまでは至らなかったものの、接種後数十年を経てなお赤みを帯びて盛り上がっており掻痒感を伴う。

1947[3]41948[3]1[4]301 - 3 cm[5]

1950 - 603 cm[6][7][3][8]BCG[9]BCG[21][10]13 cm ×7 cm[21]1970[3][11][12][13]

19583322[14]2[15]

1196919705219752BCG

瘢痕の特徴

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定型的な種痘瘢痕。これは1973年に通常はBCGの接種部位である左上腕下部に種痘接種を受けた跡だが、皮内注射法時代のBCG瘢痕とは明らかに異なる外観を呈する。

1967BCGBCG調[16]BCG[17]2000[18][23]

種痘後脳炎

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1940194719486002405[24]



19706200[25]1970[26]

19701972[27]

現在の種痘接種

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天然痘の予防接種を促すポスター

20022005[28][29]

関連書籍

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 ISBN 4-06-264840-7 

 ISBN 4-12-001434-7 

 

 

︿20131219ISBN 978-4-00-025936-1

西︿-  -20191225ISBN 978-4-13-026609-3

脚注

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注釈

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(一)^ 197045856241975501250

(二)^ 19749

(三)^ abcd

(四)^ 

(五)^ 19714 cm[21]

(六)^ 1971[21]

(七)^ 

(八)^ 1962

(九)^ 1959BCG[22]

(十)^ 1969

(11)^ 3339

(12)^ 1973

(13)^ 1966YUKI's BEST

(14)^ 1966196719672

(15)^ 19602

(16)^ 

(17)^ 

(18)^ 2030

出典

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(一)^ PDF55220096142ISSN 05493323NAID 1002479298120221012 

(二)^ 西 :581202020-33doi:10.1271/kagakutoseibutsu.58.20ISSN 0453-073XNAID 130007964955 

(三)^ Schrick, Livia; Tausch, Simon H; Dabrowski, P. Wojciech; Damaso, Clarissa R; Esparza, José; Nitsche, Andreas (2017). An Early American Smallpox Vaccine Based on Horsepox. New England Journal of Medicine 377 (15): 14911492. doi:10.1056/NEJMc1707600. PMID 29020595. 

(四)^ 292.  . 2021819

(五)^ 2010W.2018

(六)^ ︿2013pp.98-105

(七)^ 91994pp.227-232

(八)^ abcde  - 西調2021111020221012

(九)^ ︿2013pp.155-163

(十)^ 218491016 1989

(11)^ W.2018

(12)^ 1997

(13)^ 162019347-70hdl:10461/29259ISSN 1349-2160NAID 120006885954 

(14)^  19604 p.804

(15)^  : PDF56320109427-436ISSN 05493323NAID 10026700614 

(16)^  PDFIsotope News20147No.723512022726 

(17)^ 87188452021616https://web.archive.org/web/20210616195444/https://iss.ndl.go.jp/books/R100000031-I000010403-002021616 17527

(18)^ " 71030". . 202452

(19)^ 5161969 -  . 202451

(20)^ . .  (197085). 20221012

(21)^ abcd 1971, p. 48.

(22)^    1980

(23)^ 

(24)^ -  1975, ISBN 4004111196pp.56-57

(25)^    19704561638

(26)^   19704561638

(27)^  2002, ISBN 4540001698, 8p.324-330

(28)^ , ISBN 4-00-006225-5

(29)^  (PDF). .  (2002426). 20207122020712

参考文献

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 ((50 ))4811971148ISSN 03685179NAID 4001769615520221012 ( )

外部リンク

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