能楽

日本の伝統芸能。 能や狂言などの総称
能舞台から転送)


中尊寺鎮守 白山神社の能舞台
重要文化財
日牟禮八幡宮の能舞台
日牟禮八幡宮能舞台の橋がかり

歴史

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最古の能舞台、厳島神社
 
唐織(からおり) 、江戸時代(18世紀)
 
能衣装 狩衣 紺地石畳法螺貝模様、江戸時代、18世紀、東京国立博物館蔵

姿殿 1881143使

明治維新後

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2186951872

111878121879141881[1][1]

姿

昭和初期

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141939

第二次世界大戦後

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[2][3]


能楽の技法

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所作(カマエ・型・舞)

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16姿[4]姿[5]











退











[2]







2

































































姿





8210



4



調[6]調1216調23+11211[7]



2調

囃子

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4515使調使調3使

3調





7調





2調調調4湿調調3調



調調[3]

湿調使[8]



鹿22



[9]
 
 
女面と猩々江戸時代(19世紀)


装束

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使使[10]

作リ物、小道具

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能楽の担い手

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観世左近による『安宅』(昭和13年(1938年)1月)



44;



[4]16退

[5]

/


 


シテ方

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/

[6][7][8]




ワキ方

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狂言方

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2

囃子方

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能楽の流派

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能面 小尉(小牛尉)












座付制度

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江戸時代以前、猿楽の役者たちはいずれかの座に所属して活動していたため、現在のようにシテ方が自由に三役を好きな流派から選んで演能をすることはなかった。以下に江戸時代における各座の構成を示す。

現存する流派

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(カッコ内は2005年の能楽協会名簿における所属の能楽師の数)

能楽師の育成

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[10]198466

職業としての能楽師

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[11]30[12]

23[13]

退寿[14][15]

能楽協会と日本能楽会

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社団法人能楽協会は、各専門的役割を職能とする各流の能楽師[16]たちの団体である。一方、社団法人日本能楽会は、重要無形文化財「能楽」の技能保持者として総合認定された能楽師を構成員とする団体である。

女人禁制とその緩和

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使使

194823200416[17]

[18]


能楽の上演形式

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54[19][20][20]5[20]

(一) - 

(二)[20]- 

(三)

(四)[20] - 

(五)

(六)[20]- 

(七)

(八)[20]- 

(九) 

(十)[20]- 

1[20][20]121[20]


番組

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能の番組の書き方


能の略式演奏

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1



510





1020















調

1

調

1調





調

1調












能舞台

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能舞台の歴史

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[21]




能舞台の構造

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1: 姿調

2: 110

3:6m

4-7: 

8: 使

9:/ 

10: 

11: 

12: 

13: 

14-16: 

17:

18: 

19: 退使

20: [22]

21:

客席

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4

観能機会

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実演

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能(能舞台にて)、厳島神社
 
広島県廿日市市の厳島神社で演じられる能








放送

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NHK-FM

TV!CS


関連作品

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  • 『能楽蘊奥集』(のうがくうんのうしゅう) ‐ 1890年(明治23年)に観世流木下家の三代目である木下敬賢によって記された。この中に秘伝があったとして破門されたが、のちに許されたという説がある[23]

脚注

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注釈

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(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 調

(四)^ 寿 2007

(五)^ 

(六)^ 

(七)^ 使

(八)^ 

(九)^ 

(十)^ 

出典

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(一)^ 西  2011ISBN 9784582126419310

(二)^ 2007

(三)^ 2000

(四)^ ZEAMI12002

(五)^ 225-229

(六)^ 200037

(七)^ 2003

(八)^ IPA[1]

(九)^ 

(十)^ 

(11)^  2007

(12)^ 200082

(13)^ 114115

(14)^ 

(15)^ 

(16)^ |

(17)^ 2 

(18)^ 118119

(19)^ (1)  1999ISBN 409343113215

(20)^ abcdefghijk, .  |  . www.nohgaku.or.jp. 2021124

(21)^  

(22)^ 201437

(23)^ . . . 20231227

参考文献

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西  2011ISBN 978-4-582-12641-9

   ISBN 4-583-03865-8

    ISBN 4-00-600129-0 C0191

2002 ISBN 4-09-343151-5

(1)  1999ISBN 4-09-343113-2

 11947https://dl.ndl.go.jp/pid/1125552 

 1938https://dl.ndl.go.jp/pid/1116299 
 1953https://dl.ndl.go.jp/pid/2464841 

 1953https://dl.ndl.go.jp/pid/13310786 

 1941https://dl.ndl.go.jp/pid/1138926 

 1943https://dl.ndl.go.jp/pid/1125605/1/2 

 1944https://dl.ndl.go.jp/pid/1885535 

  1944https://dl.ndl.go.jp/pid/1885535 

 1945https://dl.ndl.go.jp/pid/1840598/1/4 

姿  1946https://dl.ndl.go.jp/pid/1142667 

姿  1947https://dl.ndl.go.jp/pid/1142670 

 :  姿 1949https://dl.ndl.go.jp/pid/2455437 
 : 姿  1954https://dl.ndl.go.jp/pid/2475651 

(姿) ︿  15-11972ISBN 4061340123 

   1950https://dl.ndl.go.jp/pid/1352576/1/3 

   1951https://dl.ndl.go.jp/pid/1352691/1/3 

   1951https://dl.ndl.go.jp/pid/1352921/1/3 

 :  1955https://dl.ndl.go.jp/pid/2474534 

  1943https://dl.ndl.go.jp/pid/1869611 
   1 1952https://dl.ndl.go.jp/pid/2467085 

  1942https://dl.ndl.go.jp/pid/1869628 
   2 1953https://dl.ndl.go.jp/pid/2467086 

  1942https://dl.ndl.go.jp/pid/1869641 
   3 1954https://dl.ndl.go.jp/pid/2467087 

  1943https://dl.ndl.go.jp/pid/1869657 
   4 1953https://dl.ndl.go.jp/pid/2467088 

  1944https://dl.ndl.go.jp/pid/1869668 
   5 1958https://dl.ndl.go.jp/pid/2467090 

  1944https://dl.ndl.go.jp/pid/1869677 

  1  西1979https://dl.ndl.go.jp/pid/12435513 

  2  西1981https://dl.ndl.go.jp/pid/12435514 

  3  西1980https://dl.ndl.go.jp/pid/12435515 

  4  1979https://dl.ndl.go.jp/pid/12435516 

  5  1980https://dl.ndl.go.jp/pid/12435517 

  6 ()   西1981https://dl.ndl.go.jp/pid/12435518 

  7   1979https://dl.ndl.go.jp/pid/12435519 

能舞台、劇場建築史

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単行本

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雑誌

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  • 山崎静太郎 (1901). “能舞台雑考”. 建築雑誌 (日本建築学会). 
  • 山崎静太郎 (1901). “能舞台の背景について”. 建築雑誌 (日本建築学会). 
  • 後藤慶二 (1911). “能舞台建築の進化”. 建築雑誌 (日本建築学会). 
  • 山崎静太郎 (1911). “能舞台の歴史および価値”. 建築雑誌 (日本建築学会). 
  • 山崎静太郎 (1911). “能舞台より歌舞伎舞台”. 建築世界 (建築世界社). 
  • 後藤慶二 (1913). “劇場の話”. 建築工芸誌 (建築工芸社). 

関連文献

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外部リンク

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