2014年世界柔道選手権大会

柔道の国際大会

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2014年世界柔道選手権大会

大会概要

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正式名称 世界柔道選手権2014チェリャビンスク大会

英語: 2014 World Judo Championships CHELYABINSK

開催場所 トラクトール・アリーナ
主催 国際柔道連盟
開催日程 8月25日 男子60kg級、女子48kg級
26日 男子66kg級、女子52kg級
27日 男子73kg級、女子57kg級
28日 男子81kg級、女子63kg級
29日 男子90kg級、女子70kg級 78kg級
30日 男子100kg級 100kg超級、女子78kg超級
31日 男子団体戦、女子団体戦

大会結果

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男子

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階級
60kg以下級   ガンバット・ボルドバータル   ベスラン・ムドラノフ   高藤直寿
  アミラン・パピナシビリ
66kg以下級   海老沼匡   ミハイル・プリャエフ   カマル・ハーン=マゴメドフ
  ゲオルグリー・ザンタラヤ
73kg以下級   中矢力   ホン・ククヒョン   ムサ・モグシコフ
  ビクトル・スクボルトフ
81kg以下級   アブタンディル・チリキシビリ   アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ   イワン・ニフォントフ
  ロイク・ピエトリ
90kg以下級   イリアス・イリアディス   トート・クリスティアーン   キリル・ボプロソフ
  ヴァルラーム・リパルテリアニ
100kg以下級   ルカシュ・クルパレク   ホセ・アルメンテロス   イワン・レマレンコ
  カール=リヒャルト・フライ
100kg超級   テディ・リネール   七戸龍   ラファエル・シルバ
  レナート・サイドフ

女子

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階級
48kg以下級   近藤亜美   パウラ・パレト   マリア・セリア・ラボルデ
  アマンディーヌ・ブシャール
52kg以下級 (IJF) マイリンダ・ケルメンディ[注 1]   アンドレア・キトゥ   ナタリア・クジュティナ
  エリカ・ミランダ
57kg以下級   宇高菜絵   テルマ・モンテイロ   オトーヌ・パヴィア
  サンネ・フェルハーヘン
63kg以下級   クラリス・アグベニュー   ヤーデン・ジェルビ   田代未来
  ティナ・トルステニャク
70kg以下級   ジュリ・アルベアル   ヌンイラ華蓮   オニックス・コルテス
  キャサリン・クライス
78kg以下級   マイラ・アギアル   オドレー・チュメオ   アナマリ・ベレンシェク
  ケイラ・ハリソン
78kg超級   イダリス・オルティス   マリア・アルテマン   田知本愛
  エミリ・アンデオル

国別団体戦

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男子

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優勝 2位 3位 3位
  日本
海老沼匡
高市賢悟
中矢力
大野将平
永瀬貴規
西山大希
ベイカー茉秋
七戸龍
上川大樹
  ロシア
カマル・ハーン=マゴメドフ
デニス・ヤルツェフ
ムラート・ハバチロフ
マゴメド・マゴメドフ
アスラン・カンビエフ
  ジョージア
シャルバ・カルダバ
ヌグザリ・タタラシビリ
アブタンディル・チリキシビリ
ヴァルラーム・リパルテリアニ
アダム・オクルアシビリ
  ドイツ
セバスチャン・ザイドル
クリストファー・フェルク
スベン・マレシュ
マルク・オーデンタール
ディミトリ・ペータース

女子

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優勝 2位 3位 3位
  フランス
プリシラ・ネト
オトーヌ・パヴィア
エレーヌ・ルスボー
クラリス・アグベニュー
マルゴー・ピノ
リュシ・ルエット
オドレー・チュメオ
  モンゴル
ムンフバータル・ブンドゥマー
ドルジスレン・スミヤ
バルドルジ・ムングンチメグ
ツェンドアユシュ・ナランジャルガル
バトトゥルガ・ムンフザヤ
  日本
橋本優貴
志々目愛
宇高菜絵
田代未来
田知本遥
ヌンイラ華蓮
山部佳苗
田知本愛
  ドイツ
ロミー・タラングル
ミリアム・ローパー
マルティナ・トライドス
ラウラ・ヴァルガス=コッホ
イリヤナ・マルツォク
ルイーゼ・マルツァン
ヤスミン・クルプス

メダル獲得数の国別一覧

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国・地域
1   日本 5 2 4 11
2   フランス 3 1 4 8
3   ブラジル 1 1 2 4
  キューバ 1 1 2 4
5   モンゴル 1 1 0 2
6   ジョージア 1 0 3 4
7   コロンビア 1 0 0 1
  チェコ 1 0 0 1
  ギリシャ 1 0 0 1
国際柔道連盟 1 0 0 1
11   ロシア 0 3 6 9
12   アルゼンチン 0 1 0 1
  カナダ 0 1 0 1
  ハンガリー 0 1 0 1
  イスラエル 0 1 0 1
  北朝鮮 0 1 0 1
  ポルトガル 0 1 0 1
  ルーマニア 0 1 0 1
19   ドイツ 0 0 3 3
20   スロベニア 0 0 2 2
  アラブ首長国連邦 0 0 2 2
22   オランダ 0 0 1 1
  ポーランド 0 0 1 1
  ウクライナ 0 0 1 1
  アメリカ合衆国 0 0 1 1
合計 16 16 32 64

優勝者の世界ランキング

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男子

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60kg級    モンゴル ガンバット・ボルドバータル  3位
66kg級    日本 海老沼匡  6位
73kg級    日本 中矢力  16位
81kg級    ジョージア アブタンディル・チリキシビリ  1位
90kg級    ギリシャ イリアス・イリアディス  4位
100kg級    チェコ ルカシュ・クルパレク  1位
100kg超級    フランス テディ・リネール  4位

女子

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48kg級    日本 近藤亜美 18位
52kg級    コソボ[注 2] マイリンダ・ケルメンディ  1位
57kg級    日本 宇高菜絵  13位
63kg級    フランス クラリス・アグベニュー  1位
70kg級    コロンビア ジュリ・アルベアル  4位
78kg級    ブラジル マイラ・アギアル  4位
78kg超級    キューバ イダリス・オルティス  1位

(出典[2]JudoInside.com)。

世界ランキング1位の成績

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男子

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60kg級    日本 高藤直寿  銅メダル
66kg級    ブラジル チャールズ・チバナ  3回戦敗退
73kg級    スロベニア ロク・ドラクシッチ  3回戦敗退
81kg級    ジョージア アブタンディル・チリキシビリ  金メダル
90kg級    ジョージア ヴァルラーム・リパルテリアニ  銅メダル
100kg級    チェコ ルカシュ・クルパレク  金メダル
100kg超級    ブラジル ラファエル・シルバ  銅メダル

女子

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48kg級    モンゴル ムンフバット・ウランツェツェグ 3回戦敗退
52kg級    コソボ[注 2] マイリンダ・ケルメンディ  金メダル
57kg級    ドイツ ミリアム・ローパー  初戦敗退
63kg級    フランス クラリス・アグベニュー  金メダル
70kg級    オランダ キム・ポリング  5位
78kg級    フランス オドレー・チュメオ  銀メダル
78kg超級    キューバ イダリス・オルティス  金メダル

(出典[2]JudoInside.com)。

今大会での新ルール適用について

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201412016IJF[3] 

[4][5]



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姿









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使



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退



5%(100kg105kg)

2kg

賞金

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2014年の世界選手権からは、メダリストの他にそのコーチにも賞金が支給されることになった。そのため、メダリストの賞金は従来より2割減となった(個人戦の優勝者に4800ドル、そのコーチに1200ドル、2位に3200ドル、そのコーチに800ドル、3位に1600ドル、そのコーチに400ドル、団体戦の優勝チームに2万ドル、そのコーチに5000ドル、2位に1万2千ドル、そのコーチに3000ドル、3位に4000ドル、そのコーチに1000ドル)[7]

大会マスコット

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2012[8][9]

2009[10][11]

大統領の来訪

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今大会最終日の8月31日に開催された世界団体では、地元ロシアの大統領であるウラジーミル・プーチンが大会会場を訪れた。女子の3位決定戦の途中から姿を現して、男子決勝の日本対ロシア戦でロシアが先に2勝を挙げながらその後3連敗を喫して準優勝に終わることになった試合を観戦した[12][13]

日本での放送

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[14]

代表選考に関して

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この大会では全日本柔道連盟が、男子100kg級は「世界選手権に出ても、いい結果は得られない」という異例の決断から、オリンピックを含めた世界大会において史上初めて代表を派遣しないことに決めた[15][16]

脚注

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注釈

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(一)^   IJF

(二)^ abIJF

出典

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外部リンク

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