コロンビア
- コロンビア共和国
- República de Colombia
-
(国旗) (国章) - 国の標語:Libertad y Orden
(スペイン語: 自由と秩序) - 国歌:Himno Nacional de Colombia(スペイン語)
"コロンビアの国歌" -
公用語 スペイン語 首都 ボゴタ 最大の都市 ボゴタ 独立
- 宣言
- 認可スペインから
1810年7月20日
1819年8月7日通貨 コロンビア・ペソ (COL$)(COP) 時間帯 UTC-5 (DST:なし) ISO 3166-1 CO / COL ccTLD .co 国際電話番号 57
国名
編集歴史
編集先コロンブス期
編集スペイン植民地時代
編集独立戦争とグラン・コロンビアの崩壊
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f4/AGHRC_%281890%29_-_Carta_XI_-_Divisi%C3%B3n_pol%C3%ADtica_de_Colombia%2C_1824.jpg/250px-AGHRC_%281890%29_-_Carta_XI_-_Divisi%C3%B3n_pol%C3%ADtica_de_Colombia%2C_1824.jpg)
ヌエバ・グラナダの独立からコロンビア共和国の成立まで
編集党派対立の時代
編集「暴力」の時代
編集「国民戦線」体制
編集コロンビア内戦
編集政治腐敗
編集左翼ゲリラ(FARC)との和平交渉
編集政治
編集国際関係
編集日本との関係
編集地理
編集六つの地域に分かれる。
山
編集川
編集気候
編集地方行政区分
編集コロンビアには33の県(departamento)が設けられている。また、首都ボゴタは特別区域である。「コロンビアは地域主導の国である」と言われる[11]通り、各地域ごとの対立が激しい。
- アマソナス県(レティシア)
- アンティオキア県(メデジン)
- アラウカ県(アラウカ)
- アトランティコ県(バランキージャ)
- ボリーバル県(カルタヘナ)
- ボヤカ県(トゥンハ)
- カルダス県(マニサーレス)
- カケタ県(フロレンシア)
- カサナレ県(ヨパル)
- カウカ県(ポパヤン)
- セサール県(バジェドゥパル)
- チョコ県(キブド)
- コルドバ県(モンテリーア)
- クンディナマルカ県(ボゴタ)
- グアイニーア県(イニーリダ)
- グアビアーレ県(サンホセ・デル・グアビアーレ)
- ウイラ県(ネイバ)
- ラ・グアヒーラ県(リオアチャ)
- マグダレーナ県(サンタ・マルタ)
- メタ県(ビジャビセンシオ)
- ナリーニョ県(サンフアン・デ・パスト)
- ノルテ・デ・サンタンデール県(ククタ)
- プトゥマヨ県(モコア)
- キンディオ県(アルメニア)
- リサラルダ県(ペレイラ)
- サン・アンドレス・イ・プロビデンシア県(サンアンドレス)
- サンタンデール県(ブカラマンガ)
- スクレ県(シンセレホ)
- トリマ県(イバゲ)
- バジェ・デル・カウカ県(カリ)
- バウペス県(ミトゥー)
- ビチャーダ県(プエルト・カレーニョ)
- ボゴタ(Distrito Capital 首都地域)
主要都市
編集国家安全保障
編集コロンビア軍は3軍からなり、2004年の時点で国防予算は2,760,000,000米ドルである。徴兵制が敷かれており、総兵力232,700人を数える。それぞれの兵力は、
- コロンビア陸軍: 兵員207,000人
- コロンビア海軍: 兵員28,800人
- コロンビア航空宇宙軍: 兵員8,200人
となっている。40年以上続くゲリラとの内戦のために特に陸軍の規模が大きく、またアメリカ合衆国からの潤沢な軍事援助を受けている。軍は主にコロンビア内のゲリラ組織との戦いに当たる。
国家安全保障
編集ボゴタソ以降、1960年代から内戦が本格化し、現在までコロンビア内戦が継続している。
1980年代の和平によりm - 19が離脱し、現在[いつ?]敵対する左翼ゲリラ組織はコロンビア革命軍 (FARC) と民族解放軍 (ELN) だけになっており、近年[いつ?]ではウリベ政権はコロンビア自警軍連合などの極右民兵の武装解除をアピールしている。ベネスエラのウゴ・チャベス大統領がFARCに聖域を提供するなどの行為もあり、未だに予断を許さない状態である。ウリベ政権はアメリカ合衆国のコロンビア計画を履行し、同国の支援を受けて軍拡を行い、治安維持に全力をあげている。
経済
編集労働
編集農業
編集鉱業
編集観光
編集国民
編集先住民族
編集2018年に行われた国勢調査(CNPV:Censo Nacional de Población y Vivienda)によると、自らを先住民族と認識している人口が約190万人であった。前回の国勢調査(CG:Censo General・2005年実施)では約139万人であり、先住民族人口が13年の間に36.8%増加している。この変化の要因として、出生率以外の要因が2つ考えられる。まず1つ目は、先住民族が多い地域にも調査対象範囲が広がったことだ。そして2つ目は、先住民の民族的な自己認識が高まったことだ[43]。
人口
編集1950年代初頭に推定された人口は約1200万人で、1964年の国勢調査では約17,482万人、1974年の推定では約2395万人、1983年半ばの推定では約2752万人であった。 2020年の人口は約5,000万人で、ブラジルとメキシコに次ぐラテンアメリカで3番目に人口の多い国である。20世紀半ばには、農村部から都市への人口の大規模な移動があったが、徐々に減少している。人口は10万人を超える30の都市がある。国の土地の54%を占める東部の低地には人口の3%しか住んでおらず、人口密度は1人/ 1 km2未満である。コロンビアの総人口は2030年に5500万人を超えると予測されている[41]。
宗教
編集婚姻
編集婚姻時に女性が改姓する必要はない(夫婦別姓で問題ない)が、父方の姓を夫の父方の姓に置き換えるか、de+夫の父方の姓を後置することができる[44]。2016年からは同姓婚も可能となった[45]。
言語
編集コロンビアでは80以上の言語が話されており、50万人が先住民の言葉を今も話しているが、公用語はスペイン語であり、日常生活でも使われている。また、コロンビアのスペイン語は南米で最も正しくスペイン語のアンダルシア方言を残しているといわれている。
教育
編集治安
編集人権
編集文化
編集コロンビアの文化はラテンアメリカの交差点に位置しておりインディヘナ、ヨーロッパ系、アフリカ系、中東系をはじめとするアジア系の伝統が複雑に織り交ざって構成された多文化的な社会によって特徴づけられている。アメリカ合衆国の文化と、メキシコの文化、アルゼンチンの文化、カリブ海の文化をはじめとするラテンアメリカの文化から強く影響を受けているが、独立以前から受け継がれているスペインの文化の影響が最も強い。コロンビアの複雑な地形と数十年続いた社会分断により、コロンビアの文化は五つの文化的な領域(それは地理的な領域でもある)に強く断片化された。地方から都市への国内移民、工業化、グローバル化、及び国際的な政治的、経済的、社会的問題はコロンビア人の生活のあり方を変えた。
食文化
編集文学
編集音楽
編集フォルクローレにおいては、20世紀初頭にバンブーコが発達した。カリブ海沿岸地方の伝統音楽クンビアは、ガイタ(スペインのガリシア地方のバグパイプ)や、黒人の太鼓など様々な要素から構成されている。クンビアはサルサ以前に汎ラテンアメリカ的な成功を収めてアメリカ合衆国にも進出し、今もラテンアメリカ諸国のポップスに大きな影響を与えている。クンビア以外に人気があるバジェナートはクンビアを基に発展しており、こちらはクンビアよりも洗練された雰囲気がある。また、ベネズエラで国民音楽とされているホローポも、ベネスエラとの国境付近のリャノで演奏されている。
米国ニューヨーク生まれのサルサも人気であり、コロンビア・サルサとしてカリを中心に発展している。
近年[いつ?]はコロンビアポップスの合衆国市場への進出も盛んであり、フアネス、シャキーラ、カミロ などが成功した音楽家として挙げられる。ラファエル・オロスコ・マエストレとディオメデス・ディアスは、バジェナートで成功したミュージシャンとしてリストされました。
また、コロンビアはかつてアルゼンチン、ウルグアイに次いでラテンアメリカで三番目にタンゴが好まれていた国でもある。
世界遺産
編集コロンビア国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が6件、自然遺産が2件ある。
-
カルタヘナの港、要塞と建造物群 - (1984年、文化遺産)
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ロス・カティオス国立公園 - (1994年、自然遺産)
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サン・アグスティン遺跡公園 - (1995年、文化遺産)
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マルペロ動植物保護区 - (2006年、自然遺産)
祝祭日
編集日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
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1月1日 | 元日 | Año Nuevo | |
1月6日 | 東方の三博士の来訪 | Día de los Reyes Magos | 次週月曜移動 |
3月21日 | 聖ホセの祝日 | San José | 移動祝祭日 |
3月24日 | 聖木曜日 | Jueves Santo | 移動祝祭日 |
3月25日 | 聖金曜日 | Viernes Santo | 移動祝祭日 |
5月1日 | メーデー | Día del Trabajo | |
5月9日 | 主の昇天 | Ascención del Señor | 移動祝祭日 |
5月30日 | 聖体の祝日 | Corpus Christi | 移動祝祭日 |
6月29日 | 聖ペドロ・聖パブロの祝日 | San Pedro y San Pablo | 移動祝祭日 |
7月20日 | 独立記念日 | Día de la Independencia | |
8月7日 | ボヤカ戦勝記念日 | Batalla de Boyacá | |
8月15日 | 聖母の被昇天の日 | Asunción de la Virgen | 次週月曜移動 |
10月12日 | 民族の日 | Día de la Raza | |
11月1日 | 諸聖人の日 | Todos los Santos | 次週月曜移動 |
11月11日 | カルタヘナ独立記念日 | Independencia de Cartagena | 次週月曜移動 |
12月8日 | 無原罪の聖母の日 | Inmaculada Concepción | |
12月25日 | クリスマス | Navidad |
スポーツ
編集サッカー
編集その他の競技
編集著名な出身者
編集- ガブリエル・ガルシア=マルケス - 小説家(ノーベル文学賞受賞)
- フェルナンド・ボテロ - 画家、彫刻家
- シャキーラ - ミュージシャン
- ラファエル・オロスコ・マエストレ - ミュージシャン
- フアネス - ミュージシャン
- マルーマ - ミュージシャン
- J・バルヴィン - ミュージシャン
- カロルG - ミュージシャン
- マヌエル・トゥリソ - ミュージシャン。
- ディオメデス・ディアス - ミュージシャン
- カミロ - ミュージシャン
- ジョルゲ・オニャテ - ミュージシャン
- ソフィア・ベルガラ - 女優
- ジョン・レグイザモ - 俳優、コメディアン
- イバン・コルドバ - 元サッカー選手
- カルロス・バルデラマ - 元サッカー選手
- レネ・イギータ - 元サッカー選手
- アンドレス・エスコバル - 元サッカー選手(参照:エスコバルの悲劇)[53]
- ラダメル・ファルカオ - サッカー選手
- ハメス・ロドリゲス - サッカー選手
- ダビンソン・サンチェス - サッカー選手(トッテナム所属)
- ルイス・ディアス - サッカー選手(リヴァプール所属)
- ハイメ・エチェニケ - バスケットボール選手
- オーランド・カブレラ - 元プロ野球選手
- エドガー・レンテリア - 元プロ野球選手
- カミロ・ビジェガス - プロゴルファー
- マリア・イサベル・ウルティア - 陸上競技、重量挙げ選手
- カテリーン・イバルグエン - 陸上競技選手
- ロベルト・ゲレーロ - レーシングドライバー
- ファン・パブロ・モントーヤ - レーシングドライバー
- ルイス・エレラ - ロードレース選手
- エガン・ベルナル - ロードレース選手
- サンティアゴ・ボテーロ - ロードレース選手
- ナイロ・キンタナ - ロードレース選手
- リゴベルト・ウラン - ロードレース選手
- ファビオ・ドゥアルテ - ロードレース選手
- カルロス・ベタンクール - ロードレース選手
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 中川文雄、松下洋、遅野井茂雄『世界現代史34 ラテン・アメリカ現代史II』山川出版社、1985年
- エドゥアルド・ガレアーノ/大久保光夫:訳『収奪された大地 ラテンアメリカ五百年』新評論、1986年
- 増田義郎:編『新版世界各国史26 ラテン・アメリカ史II』山川出版社、2000年 (ISBN 4-634-41560-7)
- 下中彌三郎:編『世界文化地理体系24 ラテン・アメリカ』平凡社、1954年
- 福井英一郎:編『世界地理15 ラテン・アメリカII』朝倉書店、1978年 (ISBN 4-254-16545-5 C3325)
- P.E.ジェームズ/山本正三、菅野峰明:訳『ラテン・アメリカII』二宮書店、1979年
- 野沢敬:編『朝日百科 世界の地理12 ラテン・アメリカ』朝日新聞社、1986年(ISBN 4-02-380006-6 C6325)
- 国本伊代、乗浩子:編『ラテンアメリカ都市と社会』新評論、1991年(ISBN 4-7948-0105-X)
- アロンソ・サラサール/田村さと子:訳『暴力の子供たち コロンビアの少年ギャング』朝日選書587、1997年(ISBN 4-02-259687-2)
- グスタボ・アンドラーデ、堀坂浩太郎:編『変動するラテンアメリカ社会 「失われた10年」を再考する』彩流社、1999年(ISBN 4-88202-479-9 C0030)
- フランシスコ・デ・ルー「コロンビア その社会・経済・政治的変化と障壁」『変動するラテンアメリカ社会 「失われた10年」を再考する』グスタボ・アンドラーデ、堀坂浩太郎:編 彩流社、1999年
- 伊高浩昭『コロンビア内戦 ゲリラと麻薬と殺戮と』論創社、2003年(ISBN 4-8460-0376-0)
- 寺澤辰麿『ビオレンシアの政治社会史―若き国コロンビアの“悪魔払い”』アジア経済研究所、2011年(ISBN 978-4258051137)
- イネス・サンミゲル/加藤薫:編・訳、野田典子:訳『黄金郷を求めて―日本人コロンビア移住史』神奈川大学出版会、2014年(ISBN 978-4906279067)
- 寺澤辰麿『コロンビアの素顔』かまくら春秋社、2016年(ISBN 978-4774006796)
関連項目
編集外部リンク
編集- 政府
- コロンビア共和国大統領府 (スペイン語)(英語)
- 日本政府
- 日本外務省 - コロンビア (日本語)
- 在コロンビア日本国大使館 (日本語)
- 観光
- コロンビア通商産業観光省[リンク切れ](スペイン語)
- ウィキトラベルには、コロンビアに関する旅行ガイドがあります。 (日本語)
- その他
- Turismo con propósito (スペイン語)
- 目的のある旅 (日本語)
- コロンビアコーヒー生産者連合会 (日本語)
- JETRO - コロンビア (日本語)
- コロンビア - Curlie(英語) (英語)
- "Colombia". The World Factbook (英語). Central Intelligence Agency. (英語)
- コロンビアのウィキメディア地図 (英語)
- コロンビアに関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ