農業協同組合

日本において農業者によって組織された協同組合
JAグループから転送)

︿JAJapan Agricultural Cooperatives[1]JA
JA及びJAグループ所属団体のシンボルマーク

沿革

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丸上農業協同組合 温州みかん選果場落成式 昭和30年代

[2][3]

190033419327540193575[4]

1899192211[5]

1943[6]19431947

GHQGHQ194722223223819924JAJA使

[7]

2014522JA6[8](JA)TPP[9][10]2019JA

組織

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JA - JA
 JA- 1

JA - 
JA -JA7

 - 
JA - JA32

JA - 

JA - =
 JA- 332

JA - 

JAJA

総合・専門農協

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()2021585999[11]

21[12]

30調424.8624[13]

新規農協設立の認可

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20011332013672013614

事業内容

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JA-SSSS

A



JA



JA













JA便便



JA簿簿使



1JA

農協の目的

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24使[12]JA[1]

20/10025/100100/100

組合員資格

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組合員資格は、各農協の定款において定められ、一般的に、耕作面積や従事日数の要件を規定している。組合員は、正組合員と准組合員に分かれる。

資格 権利など 備考
正組合員 農業者。農協の地区内に住所を有する農民、農業を営む法人 * 組合員が一人一票の議決権を持つ。
* 役員総代に選出される権利。
* 臨時総会を開く請求権。但し、正組合員の1/5以上の同意が必要。
* 組合の事業を利用する権利等。

専業農家兼業農家に議決権を公平にしたことで、効率的な農業の推進が妨げられてきたという意見もある。減反を参照。

准組合員 農業者で無くてもなれる * 出資すれば、全ての事業が利用可能になる。但し、農協の地区内に住所のある個人。 准組合員に議決権を認めない理由は二つ。一つは、農業者で無い者に組合を支配されない為。もう一つは、地域の住民(旧産業組合・旧農業会に於いて構成員となることができた者)の事業の利用を認めるため。

問題の提起

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[1]







2000100

315328153沿20

独占禁止法との関係

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22

[1]22

[14]

234[15]

各国の農協

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EU調

評価

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神門善久は、農協について幾つかの指摘をしている[1]

組織面

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[1]

JA使JAJA[1]

JAJA[1]JA使[1]

JA[1]

事業面

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  • 「食料・農業・農村基本計画」(平成22年3月閣議決定)では、農協等の団体が地域一体となった取組の推進や個々の農業者の経営安定に重要な役割を果たしている。だが、一部で、事業運営の問題があり、地域の農業者の期待に応えられていないケースもみられる[1]
事業面に対する指摘内容
長所
  • 所得の再配分を行い、社会の歪みが生じるのを防いだ。
  • 高度成長期にJAが政治活動を通じて農家への所得再配分を誘導した結果、農家 - 非農家の所得格差を是正した(戦前の農家 - 非農家の所得格差は約0.3だったのに対し、戦後は約0.7とだいぶ緩和されている)。このため、例えば2000年代の中国のように農家の所得格差が社会問題化せず、社会の安定に貢献した。
  • 自民党政権に、政策のフリーハンドを与えた。
  • 1950〜60年代は、農業従事者が全労働人口の3分の1を占めていた。JAが自民党を支持していたことにより、自民党は非第1次産業に対し、比較的フリーハンドで政策を立案、運営することができた(支持基盤が安定しているため、特定の産業を優遇する必要もなく、敵に回しても問題がない)。
短所
  • JAは、体質として法令違反を非常に行いやすいものとなっている。
  • 会員に、零細農家が多い。遵守意識が低いため、少々の不祥事があっても、何でも頼めるJAを頼る。
  • 実質的に農水省の下部組織として活動しているため、何かあっても救済があり、行政と一体化している。
  • JAの事業には、初めから法令違反を前提としたものがある。 特に戦後の米は、闇流通の米を前提にしなければ市場が回らない代物であった為である。
  • 1地域1JAという体制は、1地域における独占状態を招く。そのため、遵守意識がゆるむ。

関連企業

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主なキャラクター

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  • 笑味(えみ)ちゃん(みんなのよい食プロジェクト) - 7歳の女の子のキャラクター[16]。デザインは大垣友紀惠[17]

JAバンク

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JA共済

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脚注

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注釈

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  1. ^ 例:組合員に農協の事業の利用を強制するなど。

出典

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(一)^ abcdefghij  NTT 20066

(二)^ 285.  (202138). 202334

(三)^  .  (20201110). 202334

(四)^ 2014 

(五)^ 稿1972 

(六)^ 1975 

(七)^ 1978 

(八)^ NHK2014521  

(九)^ 2014520  JA TPP []

(十)^ 20131227 2014

(11)^ (3) (PDF)  

(12)^ ab24 20136

(13)^ 6 77 30調   2020331

(14)^ https://www.jftc.go.jp/dk/noukyou/nokyogl.html

(15)^ 調239

(16)^ JA

(17)^ OjO Interview 200967

関連文献

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  • 窪田新之助『農協の闇』講談社講談社現代新書2673〉、2022年8月18日。ISBN 978-4-06-529254-9  (電子版あり)

関連項目

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