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「おしゃれ泥棒」の版間の差分

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== 登場人物 ==

* ニコル・ボネ - [[オードリー・ヘプバーン]]: 美術品収集家ボネの娘。父親が贋作画家であることがバレないかと常にヒヤヒヤしている。

* サイモン・デルモット - [[ピーター・オトゥール]]: 美術専門の探偵。ボネ親子の屋敷に忍び込んだ際、ニコルに見つかり、とっさに泥棒を装う。

* デイヴィス・リーランド - [[イーライ・ウォラック]]: アメリカ人の金持ちで美術品収集家。ヴィーナス像を買い取るためにニコルに近づく。

* シャルル・ボネ - [[ヒュー・グリフィス]]: ニコルの父。能天気な性格の贋作画家。

* ベルナール・ド・ソルネ - [[シャルル・ボワイエ]]: 美術商。ボネのコレクションに疑いを抱いている。

* グラモン館長 - フェルナン・グラヴェ

* セニョール・パラビデオ - [[マルセル・ダリオ]]

* 警備長 - [[ジャック・マラン]]

* 警備員 - ムスターシュ


== スタッフ ==

* 製作:フレッド・コールマー

*監督:[[ウィリアム・ワイラー]]

*第二監督&編集:ロバート・スウィンク

*脚本:ハリー・カーニッツ

*原作:ジョージ・ブラッドショー

*撮影:[[チャールズ・ラング]]

*美術:[[アレクサンドル・トローネル]]

*音楽:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]](ジョニー・ウィリアムズ名義)

*メイクアップ:アルベルト・デ・ロッシ&フレデリック・ウィリアムソン

*ヘアスタイル:アレクサンドル

*オードリー・ヘプバーンの衣装:[[ユベール・ド・ジバンシィ]]

*オードリー・ヘプバーンの宝石:[[カルティエ]]


== エピソード ==


*撮影中の原題は"How To Steal A Million Dollars And Live Happily Ever After(100万ドルを盗んで幸せに暮らす方法)"という長い名前だったが、アメリカ公開前に後ろの部分がなくなった。邦題は最初の段階から『おしゃれ泥棒』に決まっている<ref>近代映画社『スクリーン』1966年5月号(3月発売)など、1965年〜66年の撮影時の各号</ref>。

*ヘプバーンとオトゥールは気が合い、撮影中はオトゥールがヘプバーンを笑わせて何度も撮り直しになった<ref name=":10">{{Cite book|title=『オードリーの愛と真実』|date=1993年12月25日初版発行|year=|publisher=日本文芸社|author=イアン・ウッドワード}}</ref>。ワイラー監督は「あの二人が一緒にいると、笑いガスを吸ったみたいになる。問題はほとんどのシーンで彼らが一緒だということだ」と述べている<ref name=":4">{{Cite book|title=『オードリー・ヘップバーン』下巻|date=1998年5月4日|year=|publisher=集英社|author=バリー・パリス}}</ref><ref name=":10" />。

*アメリカの富豪役のデイヴィス・リーランドには初め[[ジョージ・C・スコット]]が配役されていたが、撮影に遅刻したためクビになった<ref name=":10" />。

*その代役で出演した[[イーライ・ウォラック]]はヘプバーンにキスするシーンがあったが、ヘプバーンの背が高かったので、ヘプバーンは「私が靴を脱ぐわ」と言って、そのシーンでは靴を脱いで演技したという<ref name=":4" />。

*[[シャルル・ボワイエ]]は息子が自殺したばかりで陽気なシーンを撮影しなければならなかった<ref name=":4" />。オトゥールは「われわれはみな涙を浮かべていた。完璧な演技だった」と話している<ref name=":4" />。

*撮影中、マスクをした一団が撮影所の守衛を縛り上げて給料を盗むという事件が起こった<ref name=":4" />。

*[[20世紀スタジオ|20世紀フォックス]]は、ニューヨークの画廊で、この映画のために作られた贋作40点の展覧会を開いて映画の宣伝をした<ref name=":4" />。

*この映画に出てくるヘプバーンの父役の[[ヒュー・グリフィス]]はヘプバーンの初期作品『[[素晴らしき遺産]]』に出演しており、パラビデオ役のマルセル・ダリオは『[[モンテカルロへ行こう]]』『[[モンテカルロ・ベイビー]]』でヘプバーンのマネージャー役と『[[麗しのサブリナ]]』で男爵役を、警備主任役の[[ジャック・マラン]]は『[[シャレード (1963年の映画)|シャレード]]』でグランピエール警部役を、警備員のムスターシュは『[[いつも2人で]]』でヘプバーンの着替えを見て草むらに突っ込む運転手役をそれぞれ演じている<ref name=":14">{{Cite book|title=『スクリーンの妖精 オードリー・ヘップバーン』|date=1997年6月13日初版発行|year=|publisher=シンコー・ミュージック|author=ジェリー・バーミリー}}</ref>。


*[[]]<ref name=":18">{{Cite book|title= |date=1977125|year=|publisher=}}</ref>[[ ()|]][[]][[ 4/|]][[E.T.]]<ref name=":18">{{Cite book|title= |date=1977125|year=|publisher=}}</ref><ref name=":14" />


== キャスト ==

== キャスト ==

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| ベルナード・ソルネ || [[シャルル・ボワイエ]] || [[和田文夫]]

| ベルナード・ソルネ || [[シャルル・ボワイエ]] || [[和田文夫]]

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|グラモン館長

|フェルナン・グラヴェ

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|セニョール・パラビデオ

|[[マルセル・ダリオ]]

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|警備長

|[[ジャック・マラン]]

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|警備員

|ムスターシュ

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| 不明<br />その他 || || [[糸博]]<br />[[上田敏也]]<br />[[石森達幸]]

| 不明<br />その他 || || [[糸博]]<br />[[上田敏也]]<br />[[石森達幸]]

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| colspan="2"|初回放送 || [[1975年]][[4月4日]]<br />『[[ゴールデン洋画劇場]]』

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== スタッフ ==

* 製作:フレッド・コールマー

*監督:[[ウィリアム・ワイラー]]

*第二監督&編集:ロバート・スウィンク

*脚本:ハリー・カーニッツ

*原作:ジョージ・ブラッドショー

*撮影:[[チャールズ・ラング]]

*美術:[[アレクサンドル・トローネル]]

*音楽:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]](ジョニー・ウィリアムズ名義)

*メイクアップ:アルベルト・デ・ロッシ&フレデリック・ウィリアムソン

*ヘアスタイル:アレクサンドル

*オードリー・ヘプバーンの衣装:[[ユベール・ド・ジバンシィ]]

*オードリー・ヘプバーンの宝石:[[カルティエ]]


== エピソード ==


*撮影中の原題は"How To Steal A Million Dollars And Live Happily Ever After(100万ドルを盗んで幸せに暮らす方法)"という長い名前だったが、アメリカ公開前に後ろの部分がなくなった。邦題は最初の段階から『おしゃれ泥棒』に決まっている<ref>近代映画社『スクリーン』1966年5月号(3月発売)など、1965年〜66年の撮影時の各号</ref>。

*ヘプバーンとオトゥールは気が合い、撮影中はオトゥールがヘプバーンを笑わせて何度も撮り直しになった<ref name=":10">{{Cite book|title=『オードリーの愛と真実』|date=1993年12月25日初版発行|year=|publisher=日本文芸社|author=イアン・ウッドワード}}</ref>。ワイラー監督は「あの二人が一緒にいると、笑いガスを吸ったみたいになる。問題はほとんどのシーンで彼らが一緒だということだ」と述べている<ref name=":4">{{Cite book|title=『オードリー・ヘップバーン』下巻|date=1998年5月4日|year=|publisher=集英社|author=バリー・パリス}}</ref><ref name=":10" />。

*アメリカの富豪役のデイヴィス・リーランドには初め[[ジョージ・C・スコット]]が配役されていたが、撮影に遅刻したためクビになった<ref name=":10" />。

*その代役で出演した[[イーライ・ウォラック]]はヘプバーンにキスするシーンがあったが、ヘプバーンの背が高かったので、ヘプバーンは「私が靴を脱ぐわ」と言って、そのシーンでは靴を脱いで演技したという<ref name=":4" />。

*[[シャルル・ボワイエ]]は息子が自殺したばかりで陽気なシーンを撮影しなければならなかった<ref name=":4" />。オトゥールは「われわれはみな涙を浮かべていた。完璧な演技だった」と話している<ref name=":4" />。

*撮影中、マスクをした一団が撮影所の守衛を縛り上げて給料を盗むという事件が起こった<ref name=":4" />。

*[[20世紀スタジオ|20世紀フォックス]]は、ニューヨークの画廊で、この映画のために作られた贋作40点の展覧会を開いて映画の宣伝をした<ref name=":4" />。

*この映画に出てくるヘプバーンの父役の[[ヒュー・グリフィス]]はヘプバーンの初期作品『[[素晴らしき遺産]]』に出演しており、パラビデオ役のマルセル・ダリオは『[[モンテカルロへ行こう]]』『[[モンテカルロ・ベイビー]]』でヘプバーンのマネージャー役と『[[麗しのサブリナ]]』で男爵役を、警備主任役の[[ジャック・マラン]]は『[[シャレード (1963年の映画)|シャレード]]』でグランピエール警部役を、警備員のムスターシュは『[[いつも2人で]]』でヘプバーンの着替えを見て草むらに突っ込む運転手役をそれぞれ演じている<ref name=":14">{{Cite book|title=『スクリーンの妖精 オードリー・ヘップバーン』|date=1997年6月13日初版発行|year=|publisher=シンコー・ミュージック|author=ジェリー・バーミリー}}</ref>。


*[[]]<ref name=":18">{{Cite book|title= |date=1977125|year=|publisher=}}</ref>[[ ()|]][[]][[ 4/|]][[E.T.]]<ref name=":18">{{Cite book|title= |date=1977125|year=|publisher=}}</ref><ref name=":14" />


== 賞歴 ==

== 賞歴 ==


2022年6月22日 (水) 20:44時点における版

おしゃれ泥棒
How to Steal a Million
監督 ウィリアム・ワイラー
脚本 ハリー・カーニッツ
製作 フレッド・コールマー
出演者 オードリー・ヘプバーン
ピーター・オトゥール
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 チャールズ・ラング
編集 ロバート・スウィンク
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1966年7月13日
日本の旗 1966年11月12日
上映時間 123分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $6,000,000(見積値)[1]
配給収入 3億29万円[2] 日本の旗
テンプレートを表示

How to Steal a Million1966


調

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ
ニコル・ボネ オードリー・ヘプバーン 池田昌子
サイモン・デルモット ピーター・オトゥール 中村正
デイヴィス・リーランド イーライ・ウォラック 穂積隆信
シャルル・ボネ ヒュー・グリフィス 久松保夫
ベルナード・ソルネ シャルル・ボワイエ 和田文夫
グラモン館長 フェルナン・グラヴェ
セニョール・パラビデオ マルセル・ダリオ
警備長 ジャック・マラン
警備員 ムスターシュ
不明
その他
糸博
上田敏也
石森達幸
演出 田島荘三
翻訳
調整 杉原日出弥
制作 トランスグローバル
解説
初回放送 1975年4月4日
ゴールデン洋画劇場


























"How To Steal A Million Dollars And Live Happily Ever After100"[3]

[4][5][4]

C[4]

[5]

[5][5]

[5]

2040[5]

2[6]

[7]E.T.[7][6]


 

19675 2

19675 3

  1. ^ How to Steal a Million (1966) - Box office / business” (英語). IMDb. 2011年5月18日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)241頁
  3. ^ 近代映画社『スクリーン』1966年5月号(3月発売)など、1965年〜66年の撮影時の各号
  4. ^ a b c イアン・ウッドワード (1993年12月25日初版発行). 『オードリーの愛と真実』. 日本文芸社 
  5. ^ a b c d e f バリー・パリス (1998年5月4日). 『オードリー・ヘップバーン』下巻. 集英社 
  6. ^ a b ジェリー・バーミリー (1997年6月13日初版発行). 『スクリーンの妖精 オードリー・ヘップバーン』. シンコー・ミュージック 
  7. ^ a b 『カタログ オードリー・ヘプバーン』. 雄鶏社. (1977年1月25日) 

関連項目

外部リンク