さっぽろオータムフェスト
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さっぽろオータムフェスト (Sapporo Autumn Fest) は、2008年︵平成20年︶から札幌市で行われている北海道の食のイベント。北海道各地の食材や食文化の見本市の意味合いも持つ。
日本各地で開催されている﹁オクトーバーフェスト﹂としばしば混同されるが、これとは異なる。 ﹁札幌オクトーバーフェスト﹂は2013年から行われているが、オータムフェストに組み込まれた形での開催であって、大通公園1丁目会場のテレビ塔下のみで行われており、その規模はオータムフェスト全体からすればごく小規模なものである。 なお、札幌市はオクトーバーフェストの本家であるミュンヘン市と姉妹都市であり、大通公園11丁目には姉妹都市提携記念のマイバウムがある。また、2丁目では2002年から毎年12月にミュンヘンクリスマス市が開催されている。
概要[編集]
毎年9月上旬 - 10月上旬、﹁さっぽろ雪まつり﹂や﹁さっぽろ大通ビアガーデン﹂[注釈 1]と同じ大通公園︵北海道札幌市中央区大通︶の5 - 8丁目で開催され、札幌市内のグルメを含む各種北海道の道産品およびご当地グルメ、ラーメンを味わうことができるイベントとなっている。 過去最多︵2020年時点︶を記録した2016年︵平成28年︶の来場者数は2,372,000人[1]。 イベントは道内市町村や民間事業者と連携し、秋の﹁豊穣祭﹂として、さっぽろ夏まつり︵7月中旬 - 8月旧盆明け︶とさっぽろホワイトイルミネーション︵大通公園11月22日 - 翌年1月4日︶の間、大通公園で祭りが開催されない秋の空白期間を埋める形で開催される[2]。 2007年︵平成19年︶度中から﹁秋ににぎわいのあるイベントを開催したい﹂とする札幌市担当者と地元有識者・市民・学生との間で懇談会を実施し、2008年︵平成20年︶度の開催に至った。地域特産物・料理のPR、および北海道全体・地域間の活性化を目指すイベントとして位置付けられている[2]。 前身イベントは1994年から2006年まで道内各地の郷土食のPRを目的として5 - 8丁目で開催されていた﹁札幌大通ふるさと市場 リンケージアップ・フェスティバル﹂[3]。これは後述の﹁8丁目 大通ほっかいどう市場﹂に引き継がれている。 当初は大通公園の5 - 8丁目のみで開催されていたが、現在では大通公園1丁目、4 - 8丁目、10丁目、11丁目を使用し、夏の﹁さっぽろ大通ビアガーデン﹂と同程度の大規模なイベントとなっている。 開催年によって多少の変更はあるが、札幌市中心部のメインストリートである駅前通と接する4丁目会場は総合的なアピールポイントを凝縮した﹁ウエルカムパーク﹂、5丁目会場は北海道各地のラーメンを食べ比べできる﹁HOKKAIDOラーメン祭り﹂、7丁目会場は道産ワインやそれに合う食べ物を提供する﹁7丁目BAR﹂、8丁目会場は、道内各地の市町村が会期中4期に分かれて入れ替わりに出展し、現地価格で名産品を食べ比べできる﹁大通ほっかいどう市場﹂など、一区画︵丁目︶ごとに特色を変え、趣向を凝らした構成となっている。 また近年は、創成川公園などにもサテライト会場を広げて開催されている。 後述の開催履歴一覧の通り、当初は9月後半から10月中旬にかけて開催されていたが、年々開催時期が少しずつ早まり、2016年以降は9月上旬から9月下旬あるいは10月初めにかけての開催となっている。日本各地で開催されている﹁オクトーバーフェスト﹂としばしば混同されるが、これとは異なる。 ﹁札幌オクトーバーフェスト﹂は2013年から行われているが、オータムフェストに組み込まれた形での開催であって、大通公園1丁目会場のテレビ塔下のみで行われており、その規模はオータムフェスト全体からすればごく小規模なものである。 なお、札幌市はオクトーバーフェストの本家であるミュンヘン市と姉妹都市であり、大通公園11丁目には姉妹都市提携記念のマイバウムがある。また、2丁目では2002年から毎年12月にミュンヘンクリスマス市が開催されている。
開催履歴[編集]
開催年 | 開催期間 |
---|---|
2008年 | 9月19日 - 10月15日 |
2009年 | 9月18日 - 10月4日 |
2010年 | 9月17日 - 10月3日 |
2011年 | 9月16日 - 10月2日 |
2012年 | 9月14日 - 9月30日 |
2013年 | 9月13日 - 9月29日 |
2014年 | 9月12日 - 9月28日 |
2015年 | 9月11日 - 10月4日 |
2016年 | 9月9日 - 10月1日 |
2017年 | 9月8日 - 9月30日 |
2018年 | 9月15日 - 9月30日 |
2019年 | 9月30日 - 10月31日(オンライン開催[注釈 2]) |
2022年 | 9月9日 - 10月1日 |
2023年 | 9月8日 - 9月30日 |
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ ﹁さっぽろ夏まつり﹂の期間である7月下旬から8月中旬にかけて毎年行われている、総席数13,000の大規模ビアガーデン。大通公園の5丁目から11丁目を使い、5丁目から順に、サントリー、アサヒ、キリン、ヱビスを含むサッポロ、﹁世界のビール広場﹂、﹁札幌ドイツ村﹂と、一区画︵丁目︶ごとに1ブルワリー、または1テーマが割り当てられる︵席数と出展者は2011年のもの︶。1959年︵昭和34年︶に始まり、当初より収益の一部を福祉団体へ寄付する目的で行われている。︵福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン Archived 2012年4月6日, at the Wayback Machine. - さっぽろ夏まつり実行委員会︶
(二)^ 9月6日 - 9月29日開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりオンライン開催に変更[4]。
出典[編集]
(一)^ “︻広報メモ︼オータム2019結果について”. さっぽろオータムフェスト実行委員会 (2019年9月30日). 2020年9月20日閲覧。
(二)^ ab“﹁さっぽろオータムフェスト﹂-札幌・大通公園で初の秋祭り開催へ”. 札幌経済新聞. (2008年9月16日) 2008年12月1日閲覧。
(三)^ “[https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2004/20040803/documents/festival.pdf/ ﹁リンケージ・アップ フェスティバル 2005﹂および﹁フードランド
北海道フェア in SAPPORO﹂の開催について]”. 札幌市 (2004年8月3日). 2020年9月14日閲覧。
(四)^ “﹁オンラインさっぽろオータムフェスト 2020﹂の開催について”. さっぽろオータムフェスト実行委員会 (2020年9月10日). 2020年9月14日閲覧。
参考文献[編集]
- “札幌の秋はおいしい-さっぽろオータムフェスト2008概要-”. 札幌広域圏組合 (2008年7月4日). 2008年12月1日閲覧。