コンテンツにスキップ

「インドシナトラ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加
 
(6人の利用者による、間の8版が非表示)
1行目: 1行目:

{{出典の明記|date=2013年4月7日 (日) 15:37 (UTC)}}

{{出典の明記|date=2013年4月7日 (日) 15:37 (UTC)}}

{{生物分類表

{{生物分類表

|色 = 動物界

|名称 = インドシナトラ

|名称 = インドシナトラ

|画像 = [[ファイル:Tiger 032.jpg|250px]]

|画像 = [[ファイル:Tiger 032.jpg|250px]]

|画像キャプション =

|画像キャプション =

| status = EN

|status = EN

|省略=哺乳綱

|界 = [[動物界]] {{Sname||Animalia}}

|門 = [[脊索動物門]] {{Sname||Chordata}}

|亜門 = [[脊椎動物亜門]] {{Sname||Vertebrata}}

|綱 = [[哺乳綱]] {{Sname||Mammalia}}

|目 = [[食肉目]] {{Sname||Carnivora}}

|目 = [[食肉目]] {{Sname||Carnivora}}

|科 = [[ネコ科]] {{Sname|| Felidae}}

|科 = [[ネコ科]] {{Sname||Felidae}}

|属 = [[ヒョウ属]] {{Snamei||Panthera}}

|属 = [[ヒョウ属]] {{Snamei||Panthera}}

|種 = [[トラ]] {{Snamei|P.tigris}}

|種 = [[トラ]] {{Snamei|P. tigris}}

|亜種 = '''インドシナトラ''' {{Snamei|P.t.corbetti}}

|亜種 = '''インドシナトラ''' {{Snamei|P. t. corbetti}}

|学名 = ''Panthera tigris corbetti'' {{AUY|Mazak|1968}}

|学名 = ''Panthera tigris corbetti'' {{AUY|Mazak|1968}}

|和名 = インドシナトラ

|和名 = インドシナトラ

|英名 = [[:w:Indochinese tiger|Indochinese tiger]]

|英名 = [[:w:Indochinese tiger|Indochinese tiger]]

| 生息図 = P tigris corbetti map.png

| 生息図 = Panthera tigris corbetti distribution map.png

| 生息図幅 = 230px

| 生息図幅 = 230px

| 生息図キャプション = インドシナトラの生息域

| 生息図キャプション = インドシナトラの生息域

}}

}}

'''インドシナトラ''' (印度支那虎、学名:''Panthera tigris corbetti''、英名:Indochinese tiger)は、主に[[東南アジア]]で見られる[[トラ]]の亜種である。[[国際自然保護連合]]によって、[[絶滅危惧種]](EN)に指定されている。その名の通り、[[インドシナ半島]]を中心に生息している。


'''インドシナトラ'''(学名:''Panthera tigris corbetti''、英名:Indochinese tiger)は、主に[[東南アジア]]で見られる[[トラ]]の亜種である。[[国際自然保護連合]]によって、[[絶滅危惧種]](EN)に指定されている。その名の通り、[[インドシナ半島]]を中心に生息している。



== 形態 ==

== 形態 ==


2.25m2.85m1501802.74m181227[[]]329365

2.25-2.85150-1802.74181227[[]]329-365



2.30m2.55m1001302753112.44m115

2.30-2.55100-130275-3112.4411


72000年から108000年前にかけて、他の種から分化したものと考えられている。2010年にオックスフォード大学のチームが行った調査によると[[カスピトラ]]、[[アムールトラ]]とは遺伝的にきわめて近縁であり、同一の原種が移動、分化したものであるとの新説が提唱されている。

72000年から108000年前にかけて、他の種から分化したものと考えられている。2010年にオックスフォード大学のチームが行った調査によると[[カスピトラ]]、[[アムールトラ]]とは遺伝的にきわめて近縁であり、同一の原種が移動、分化したものであるとの新説が提唱されている。

45行目: 40行目:


== 減少 ==

== 減少 ==

2017年現在インドシナトラの個体数は250匹程度と見られており、そのうち半分以上が、タイの[[フワイ・カーケーン野生生物保護区]]に生息しているとされる<ref>{{Cite web|url=http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9243?layout=b|title=絶滅危惧種インドシナトラの繁殖、タイで確認と   WEDGE Infinity(ウェッジ)|publisher=[[WEDGE Infinity]]|date=2017-03-29|accessdate=2016-09-28}}</ref>。

2017年現在の個体数は250匹程度と見られており、そのうち半分以上が、タイの[[フワイ・カーケーン野生生物保護区]]に生息しているとされる<ref>{{Cite web|和書|url=http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9243?layout=b|title=絶滅危惧種インドシナトラの繁殖、タイで確認と   WEDGE Infinity(ウェッジ)|publisher=[[WEDGE Infinity]]|date=2017-03-29|accessdate=2016-09-28}}</ref>。



餌となる[[シカ]]の密猟によって食糧が減少し、また、インドシナトラそのものも密猟の被害に遭っている。ベトナムにおいて密猟の3/4近くは[[漢方薬]]の原料としてであり、貧困層にとっては、トラを殺して売ることが生計を立てる数少ない手段であることもある。中国においては、確認できる最後の個体が、2009年に村人によって殺害され食べられた。他にも、食糧である豚の減少および生息地の断片化、個体数の減少による[[近親交配]]が、種の減少に拍車をかけている。

餌となる[[シカ]]の密猟によって食糧が減少し、また、インドシナトラそのものも密猟の被害に遭っている。ベトナムにおいて密猟の3/4近くは[[漢方薬]]の原料としてであり、貧困層にとっては、トラを殺して売ることが生計を立てる数少ない手段であることもある。中国においては、確認できる最後の個体が、2009年に村人によって殺害され食べられた。他にも、食糧である豚の減少および生息地の断片化、個体数の減少による[[近親交配]]が、種の減少に拍車をかけている。

64行目: 59行目:

[[Category:トラ|亜いんとしなとら]]

[[Category:トラ|亜いんとしなとら]]

[[Category:東南アジア]]

[[Category:東南アジア]]

[[Category:Endangered]]

[[Category:絶滅危惧種]]


2023年10月8日 (日) 06:56時点における最新版

インドシナトラ
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
: ヒョウ属 Panthera
: トラ P. tigris
亜種 : インドシナトラ P. t. corbetti
学名
Panthera tigris corbetti Mazak, 1968
和名
インドシナトラ
英名
Indochinese tiger
インドシナトラの生息域

インドシナトラの生息域


 (:Panthera tigris corbetti:Indochinese tiger)(EN)

[]


2.25-2.85150-1802.74181227329-365

2.30-2.55100-130275-3112.4411

720001080002010調

[]

[]





[]



[]


2 - 3

[]


2017250[1]

3/42009

14

脚注[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]