「スパ・フランコルシャン」の版間の差分
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'''シルキュイ・ド・スパ=フランコルシャン'''('''Circuit de Spa-Francorchamps''')は、[[ベルギー]]の[[ワロン地域]][[リエージュ州]]にある[[サーキット]]である。[[スパ (ベルギー)|スパ]]とフランコルシャンにまたがっていることから、この名称が名付けられている。現行の[[フォーミュラ1|F1]]が開催される他のサーキットは多くが全長5km前後、長くても6km程度であるのに対して、このコースは7.004kmと図抜けて長い。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
2022年1月7日 (金) 01:48時点における版
![]() 2018年の空撮より | |
所在地 | Francorchamps, Spa, Belgium |
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標準時 | GMT +1 (DST: GMT +2) |
座標 | 北緯50度26分14秒 東経5度58分17秒 / 北緯50.43722度 東経5.97139度座標: 北緯50度26分14秒 東経5度58分17秒 / 北緯50.43722度 東経5.97139度 |
主なイベント | FIA フォーミュラ1 ベルギーグランプリ WEC スパ6時間レース スパ24時間レース, スパ1000km, DTM |
現在のコース (2007– )![]() | |
コース長 | 7.004 km (4.352 mi) |
コーナー数 | 19 |
レコードタイム | 1:41.501 (![]() |
改修後のコース (2004–2006) | |
コース長 | 6.976 km (4.335 mi) |
コーナー数 | 19 |
レコードタイム | 1:45.108 (![]() |
近代のコース (1981–2003) | |
コース長 | 6.968 km (4.330 mi) |
コーナー数 | 19 |
レコードタイム | 1:47.176 (![]() |
旧コース (1947–1978) | |
コース長 | 14.1 km (8.761 mi) |
コーナー数 | 21 |
レコードタイム | 3:13.4 (![]() |
戦前のコース (1921–1939) | |
コース長 | 14.9 km (9.31 mi) |
コーナー数 | 25 |
レコードタイム | 5:04.1 (![]() |
シルキュイ・ド・スパ=フランコルシャン(Circuit de Spa-Francorchamps)は、ベルギーのワロン地域リエージュ州にあるサーキットである。スパとフランコルシャンにまたがっていることから、この名称が名付けられている。現行のF1が開催される他のサーキットは多くが全長5km前後、長くても6km程度であるのに対して、このコースは7.004kmと図抜けて長い。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/40/Circuit_spa_old.png/200px-Circuit_spa_old.png)
コース概要
オー・ルージュの出口にある左コーナー、ラディオンを越えると、上り坂のケメル・ストレート (Kemmel) に入る。長いストレートである事と、オー・ルージュの抜け方によって最高速度が大きく変わる事から、オーバーテイクが頻繁に行われる。2000年、ここでミカ・ハッキネンが周回遅れのリカルド・ゾンタを挟んでミハエル・シューマッハをオーバーテイクしたことがある。このシーンは各メディアで﹁20世紀最高のオーバーテイク﹂と言われるほどスリリングで驚異的なものであった。 ストレートエンドのレ・コーム (Les Combes) - マルメディ︵Malmedy︶付近がコースの最高地点となり、これを越えると下りの中高速コーナー区間が続く。ヘアピンのリバージュ︵Rivage︶を回り込み、2連高速コーナーのプーオン (Pouhon) 、S字のレ・ファーニュ (Les Fagnes) を流れるように通過し、ポール・フレール・コーナー (Paul Frère Corner) で減速する。 左にカーブした全開区間の後に超高速左コーナーブランシモン (Blanchimont) が待っている。ここはヨーロッパのサーキットの中で最も通過速度が高く、オー・ルージュと並んで度胸の試されるコーナーである。鈴鹿サーキットの130R同様、ここをスロットル全開で抜けられるマシンセッティングになっていなければ、スパで良いラップタイムは作れない。1992年にリジェのエリック・コマスが予選中に大クラッシュした他、2001年にはルチアーノ・ブルティとエディ・アーバインがここで接触し高速でタイヤバリアに激突、赤旗中断となる事故が起こった。 ブランシモンを抜けると、最終セクションのバスストップ・シケインで急減速する。ポール・フレールからここまで全開で走行してくるため、ここもオーバーテイクポイントとなる。かつてはバス停のように、本線から別れてまた合流するような形状の連続シケインだったが、エスケープロードとピット入口が重なって危険なため、2004年にコース内側を造成してエントリー部分が改修された。しかし、ブレーキング勝負がしにくくなったことから、2007年以降はストレートを延長し、最後にタイトなシケインを置く形に再変更された。このシケインを抜けると、ラ・スルスへ続く短いホームストレートに出る。 コース全長が長いため、F1ベルギーGPではフィニッシュ後にウィニングランを行わず、ラ・スルス先のピット出口からピットレーンを逆走してパルクフェルメにマシンを駐車する。 このようにテクニカルなコーナーの連続でサーキットが構成されており、マシン性能が優劣を決めやすい通常の高速サーキットとは一線を画した、ドライバーの実力を問うドライバーズサーキットとして世界に名を馳せている。 サーキットが山の中にあることや、コース長が長いことから、天候が目まぐるしく変わったり、雨の降っている地点と降っていない地点が混在することがある。この天候はスパ・ウェザーと呼ばれ、レース展開を左右する要素のひとつでもある。
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オー・ルージュ
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ラディオン
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ケメル・ストレート
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プーオン
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バスストップ・シケイン
過去のコースレイアウト
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戦前のコース(1921-1939、14.981km)
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旧レイアウト (1947-1978、14.120km)
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新レイアウト (1981-2003、6.968km)[5]
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2004年のシケイン改修 (2004-2006、6.976km)
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2007年のシケイン改修 (2007-、7.004km)
死亡事故
脚注
関連項目
- モータースポーツ
- サーキットの一覧
- F1サーキットの一覧
- Grand Prix Legends(旧レイアウトが収録されているPCゲーム)
- Forza Motorsport 5(コースが収録されているドライビング・シミュレーター・ゲーム)
- Forza Motorsport 6(同上)
- グランツーリスモ5 (DLCとして登場、6では初めから収録されており、24時間の時間変化に追加対応している)