「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」の版間の差分
→キャスト: キャストを見やすく編集。 タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
サブカル情報リサーチャー (会話 | 投稿記録) m →登場人物 |
||
(25人の利用者による、間の39版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{pp-vandalism|small=yes}} |
|||
{{redirect|ナッティ・プロフェッサー|続編|ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々}} |
{{redirect|ナッティ・プロフェッサー|続編|ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々}} |
||
{{Infobox Film |
{{Infobox Film |
||
22行目: | 23行目: | ||
| 製作国 = {{USA}} |
| 製作国 = {{USA}} |
||
| 言語 = [[英語]] |
| 言語 = [[英語]] |
||
| 製作費 = $54,000,000<ref name="boxoffice">{{cite web |url= |
| 製作費 = $54,000,000<ref name="boxoffice">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl996574721/|title=The Nutty Professor (1996) |accessdate=2010年7月6日 |publisher=[[Box Office Mojo]]}}</ref> |
||
| 興行収入 = $273,961,019<ref name="boxoffice"/> |
| 興行収入 = $273,961,019<ref name="boxoffice"/> |
||
| 前作 = |
| 前作 = |
||
| 次作 = [[ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々]] |
| 次作 = [[ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々]] |
||
}} |
}} |
||
『'''ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合'''』(''The Nutty Professor'')は、[[1996年の映画|1996年]]に公開された[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。[[1963年]]に[[ジェリー・ルイス]]が監督・主演した『[[底抜け大学教授]]』(原題も同じ)のリメイク。 |
﹃'''ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合'''﹄︵ナッティ・プロフェッサー クランプきょうじゅ の ばあい ''The Nutty Professor''︶は、[[1996年の映画|1996年]]に公開された[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。[[1963年]]に[[ジェリー・ルイス]]が監督・主演した﹃[[底抜け大学教授]]﹄︵原題も同じ︶のリメイク。[[第69回アカデミー賞]]において[[アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞]]を受賞した<ref name="oscars">{{cite web|url=http://www.oscars.org/oscars/ceremonies/1997|title=The 69th Academy Awards (1997) Nominees and Winners|publisher=Academy of Motion Picture Arts and Sciences|accessdate=August 14, 2016}}</ref>。
|
||
== ストーリー == |
== ストーリー == |
||
温厚だが内気な性格のウェルマン大学生物学科教授のクランプは、その並外れた肥満体が原因で毎日ドジばかり起こしていた。突然現れた美人の院生カーラにほれ込んだ彼は、一念発起でダイエットに励むもまったく効果なし。実家の面々を見て家系だから仕方ないと体型を諦めるが、ついにカーラとデートの約束をとりつける。 |
温厚だが内気な性格のウェルマン大学生物学科教授のクランプは、その並外れた肥満体が原因で毎日ドジばかり起こしていた。突然現れた美人の院生カーラにほれ込んだ彼は、一念発起でダイエットに励むもまったく効果なし。実家の面々を見て家系だから仕方ないと体型を諦めるが、ついにカーラとデートの約束をとりつける。 |
||
しかし、デート先のクラブの毒舌芸人に自 |
しかし、デート先のクラブの毒舌芸人に自分の体形をネタにされ、ひどく傷ついてしまった彼は、実験段階であったやせ薬を自分の体で試してみた。すると性格も体型も正反対なナイスガイ﹁バディ・ラブ﹂に大変身。だが、つかの間の変身を繰り返しているうちに、バディの別人格が暴走し始める。
|
||
== |
== 登場人物 == |
||
; {{仮リンク|シャーマン・クランプ|en|The Nutty Professor (character)}} |
|||
* 監督:[[トム・シャドヤック]] |
|||
: 演 - [[エディ・マーフィ]] |
|||
* 製作:[[ブライアン・グレイザー]]、ラッセル・シモンズ |
|||
: ウェルマン大学生物学科教授。肥満体が何よりのコンプレックス。温厚だが内気な性格。院生のカーラに惚れる。カーラと付き合うために痩せようとするが上手くいかず、しまいにはバブでレジーに体型を馬鹿にされてしまう。このことでコンプレックスは進行し、被害妄想や悪夢に苛まれるほどとなり絶望から、痩せようと薬を使い、見事に成功。﹁バディ・ラヴ﹂として活動する。しかし次第に人格が暴走するようになってしまう。
|
|||
* 製作総指揮:[[ジェリー・ルイス]]、マーク・リプスキー、カレン・ケーラ |
|||
; バディ・ラヴ |
|||
* 原案:ジェリー・ルイス、ビル・リッチモンド |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
* 脚本:デヴィッド・シェフィールド、バリー・W・ブラウスタイン、トム・シャドヤック、[[スティーヴ・オーデカーク]] |
|||
: クランプが痩せ薬を服用して得た体型。偽名としてバディ・ラヴを名乗っている。体型はもちろん性格も正反対でかなりテンションが高く明るい。身体能力も向上しており、喧嘩でレジーに勝った。
|
|||
* 撮影:ジュリオ・マカット |
|||
; カーラ・パーティ |
|||
* 編集:ドン・ジンマーマン |
|||
: 演 - [[ジェイダ・ピンケット]] |
|||
* 特殊メイク: リック・ベイカー、デヴィッド・ルロイ・アンダーソン |
|||
: 院生。化学の入門講座担当講師として赴任。クランプの論文のファン。
|
|||
* 音楽:[[デヴィッド・ニューマン (作曲家)|デヴィッド・ニューマン]] |
|||
; リッチモンド |
|||
: 演 - [[ラリー・ミラー]] |
|||
: 学部長。シャーマンの失態で大学の支援者を悉く失っている上に、大学内で散々迷惑行為を繰り返してる為に、シャーマンの体系に対するモラハラを繰り返すものの、作中散々な目に合う不幸な男。
|
|||
; ランス・パーキンス |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
: [[リチャード・シモンズ]]をパロディにしたエクササイズインストラクター。 |
|||
; レジー・ジャクソン |
|||
: 演 - [[デイヴ・シャペル]] |
|||
: スタンダップコメディアン。観客の見た目をネタにいじり倒す芸風。クランプの体型を馬鹿にしたことがクランプが痩せ薬を使う切っ掛けとなる。その後﹁バディ・ラヴ﹂となったクランプに意趣返しで、こき下ろされ、喧嘩となったが身体能力も向上していたクランプに負ける。
|
|||
; ジェイソン |
|||
: 演 - [[ジョン・アレス]] |
|||
: シャーマンの助手。偶然、バブで出会った「バディ・ラヴ」がクランプのクレジットカードを持っていたことから不審に思い、問い詰めるが変身がとけたクランプの正体に気づく。 |
|||
; ハーラン・ハートリー |
|||
: 演 - [[ジェームズ・コバーン]] |
|||
: 大学に多額の寄付を行っている支援者の一人。シャーマンの失態で大学が廃校の危機に陥ってる中で唯一研究に関心を持っており、唯一の頼みの綱となっている。 |
|||
=== クランプ家 === |
|||
; アンナ・クランプ |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
: シャーマンの母。優しい性格の持ち主で、自分の体型を気にするシャーマンを励ましたり家族内の揉め事の仲裁もするが少し抜けている部分がある。 |
|||
; クリータス・クランプ |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
: シャーマンの父。 |
|||
: 自分達の体型に誇りを持っており、ダイエットをしようとするシャーマンに反対する。気難しい一面もあり、祖母のアイダとしょっちゅう口論をしている。 |
|||
; アーニー・クランプ |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
: シャーマンの兄。能天気かつ大雑把な性格。 |
|||
; アイダ=メイ・ジェンキンス |
|||
: 演 - エディ・マーフィ |
|||
: シャーマンの祖母。かなりの高齢だが下ネタが大好きで色事に関しても未だに現役といった元気いっぱいのおばあちゃん。 |
|||
; アーニー・クランプJr. |
|||
: 演 - ジャマール・ミクソン |
|||
: アーニーの息子。父親譲りの性格・言動の腕白坊主。 |
|||
== キャスト == |
== キャスト == |
||
77行目: | 110行目: | ||
| レジー || [[デイヴ・シャペル]] || [[西村朋紘|西村智博]] || [[柴田英嗣]] |
| レジー || [[デイヴ・シャペル]] || [[西村朋紘|西村智博]] || [[柴田英嗣]] |
||
|- |
|- |
||
| ジェイソン || [[ジョン・アレス]] || [[関俊彦]] || [[宮本充]] |
| ジェイソン || [[ジョン・アレス]] || [[関俊彦]] || [[宮本充]] |
||
|- |
|- |
||
| アーニー・クランプJr. || [[ジャマール・ミクソン]] || || |
| アーニー・クランプJr. || [[ジャマール・ミクソン]] || || [[田野めぐみ|田野恵]] |
||
|} |
|} |
||
|
* 日本テレビ版:初回放送[[2000年]][[3月24日]]『[[金曜ロードショー]]』 |
||
:※追加録音版:初回放送[[2005年]][[8月18日]]『[[木曜洋画劇場]]』※エンディングのNG集を同一キャストで吹き替えたもの(それ以前は字幕放送)。 |
|||
== スタッフ == |
|||
* 監督:[[トム・シャドヤック]] |
|||
* 製作:[[ブライアン・グレイザー]]、ラッセル・シモンズ |
|||
* 製作総指揮:[[ジェリー・ルイス]]、マーク・リプスキー、カレン・ケーラ |
|||
* 原案:ジェリー・ルイス、ビル・リッチモンド |
|||
* 脚本:デヴィッド・シェフィールド、バリー・W・ブラウスタイン、トム・シャドヤック、[[スティーヴ・オーデカーク]] |
|||
* 撮影:ジュリオ・マカット |
|||
* 編集:ドン・ジンマーマン |
|||
* 特殊メイク: リック・ベイカー、デヴィッド・ルロイ・アンダーソン |
|||
* 音楽:[[デヴィッド・ニューマン (作曲家)|デヴィッド・ニューマン]] |
|||
;日本語版 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|||
|- |
|||
!- |
|||
! [[ビデオグラム|ソフト]]版 || [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]版 |
|||
|- |
|||
! 演出 |
|||
| [[岩浪美和]] || [[木村絵理子]] |
|||
|- |
|||
! 翻訳 |
|||
| [[松崎広幸]] || 岸田恵子 |
|||
|- |
|||
! 調整 |
|||
| 佐藤隆一 || 高久孝雄 |
|||
|- |
|||
! 効果 |
|||
|{{N/A}}|| サウンドボックス |
|||
|- |
|||
! 担当 |
|||
| || 稲毛弘之 |
|||
|- |
|||
! プロデューサー補 |
|||
| || 野地玲子<br />村井多恵子 |
|||
|- |
|||
! プロデューサー |
|||
| || 大塚恭司<br />北島有子 |
|||
|- |
|||
! 制作 |
|||
| [[ビデオ・テック]] || [[オムニバス・ジャパン]] |
|||
|- |
|||
|} |
|||
== 製作 == |
|||
[[エディ・マーフィー]]に毒舌をぶつけるコメディアン役として[[デイヴ・シャペル]]が出演しており、彼はマーフィーから多大な影響を受けたコメディアンとして知られている<ref name="autogenerated1">{{cite episode| title = Dave Chappelle| episodelink = Inside the Actors Studio| series = Inside the Actors Studio| serieslink = アクターズ・スタジオ・インタビュー| network = [[Bravo (US TV channel)|Bravo]]| airdate = 2006-02-12| season = 12| number = 10}}</ref>。シャペルが演じたコメディアン﹁レジー・ワリントン﹂の名前は、マーフィーが主演した﹃[[ブーメラン (映画)|ブーメラン]]﹄の監督[[レジナルド・ハドリン]]と彼の兄{{仮リンク|ワーリントン・ハドリン|en|Warrington Hudlin}}に由来している<ref name="mentalfloss">{{cite web|title=15 Things You Probably Didn’t Know About 'The Nutty Professor'|url=http://mentalfloss.com/article/60951/15-things-you-probably-didnt-know-about-nutty-professor|publisher=[[Mental Floss]]|date=January 12, 2015|accessdate=January 29, 2015}}</ref>。
|
|||
[[ジェリー・ルイス]]は製作総指揮として参加しているが、2009年のインタビューで「私はエディを尊敬しているが、それをしてはいけないと思っている。私は初めて完璧な仕事をやり遂げた。あなたがやろうとしていることは、他の誰かにそれをやらせて完璧さを損なうことだ」として製作総指揮の立場を放棄している<ref name="mentalfloss"/><ref>{{cite web|title=Why ‘The Nutty Professor’ is still a classic after 51 years|url=http://nypost.com/2014/06/07/why-the-nutty-professor-is-still-a-classic-51-years-on/|publisher=[[New York Post]]|date=June 7, 2014|accessdate=January 29, 2015}}</ref>。 |
|||
== 評価 == |
|||
[[Rotten Tomatoes]]には55件のレビューが寄せられ64%の支持率となっており<ref>{{cite web|url=http://www.rottentomatoes.com/m/1071708-nutty_professor/|title=The Nutty Professor|date=28 June 1996|work=rottentomatoes.com|accessdate =2017-11-12}}</ref>、[[Metacritic]]では62/100のスコアとなっている<ref>{{cite web|url=http://www.metacritic.com/movie/the-nutty-professor|title=The Nutty Professor|work=Metacritic|accessdate =2017-11-12}}</ref>。
|
|||
[[サンフランシスコ・タイムズ]]の[[ロジャー・イーバート]]は四つ星満点中三つ星を与え、「エディ・マーフィーは素晴らしいです。映画は甘く心こもり、そして騒々しいほどのスラップスティックという異なる二つの要因が重なり成功した。私は両方とも好きです」と批評した<ref>{{cite web|url=http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/19960628/REVIEWS/606280302/1023|title=The Nutty Professor|author=Roger Ebert|date=28 June 1996|work=suntimes.com|accessdate =2017-11-12}}</ref>。[[オーウェン・グレイバーマン]]の[[オーウェン・グレイバーマン]]は「B+」評価を与え、「あなたはパフォーマーとしてのマーフィーを再発見することになります」と述べている<ref>{{cite web|url=http://www.ew.com/ew/article/0,,293175,00.html|title=The Nutty Professor - EW.com|author1=Barry Blaustein |author2=Jerry Lewis |author3=Steve Oedekerk |author4=Bill Richmond |author5=Tom Shadyac |author6=David Sheffield |work=Entertainment Weekly's EW.com|accessdate =2017-11-12}}</ref>。 |
|||
== 出典 == |
== 出典 == |
||
92行目: | 178行目: | ||
* {{IMDb title|0117218|The Nutty Professor}} |
* {{IMDb title|0117218|The Nutty Professor}} |
||
{{エディ・マーフィ|state=uncollapsed}} |
|||
{{DEFAULTSORT:なつていふろふえつさあ くらんふきようしゆのはあい}} |
|||
{{トム・シャドヤック}} |
{{トム・シャドヤック}} |
||
{{Normdaten}} |
|||
{{DEFAULTSORT:なつていふろふえつさあ くらんふきようしゆのはあい}} |
|||
[[Category:1996年の映画]] |
[[Category:1996年の映画]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のSF映画作品]] |
[[Category:アメリカ合衆国のSF映画作品]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画]] |
[[Category:アメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画]] |
||
[[Category:リメイクロマンティック・コメディ映画]] |
[[Category:リメイクロマンティック・コメディ映画]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のスクリューボール・コメディ映画]] |
|||
[[Category:ユニバーサル・ピクチャーズの作品]] |
[[Category:ユニバーサル・ピクチャーズの作品]] |
||
[[Category:イマジン・エンターテインメントの作品]] |
[[Category:イマジン・エンターテインメントの作品]] |
||
[[Category:大学を舞台とした映画作品]] |
[[Category:大学を舞台とした映画作品]] |
||
[[Category:教 |
[[Category:教授を主人公とした映画作品]] |
||
[[Category:多重人格を題材とした映画作品]] |
[[Category:多重人格を題材とした映画作品]] |
||
[[Category:デヴィッド・ニューマンの作曲映画]] |
|||
[[Category:トム・シャドヤックの監督映画]] |
|||
[[Category:アカデミー賞受賞作]] |
2024年3月8日 (金) 06:40時点における最新版
ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 | |
---|---|
The Nutty Professor | |
監督 | トム・シャドヤック |
脚本 |
デヴィッド・シェフィールド バリー・W・ブラウスタイン トム・シャドヤック スティーヴ・オーデカーク |
原作 |
オリジナル脚本 ジェリー・ルイス ビル・リッチモンド |
製作 |
ブライアン・グレイザー ラッセル・シモンズ |
製作総指揮 |
ジェリー・ルイス マーク・リプスキー カレン・ケーラ |
出演者 |
エディ・マーフィ ジェイダ・ピンケット ジェームズ・コバーン |
音楽 | デヴィッド・ニューマン |
主題歌 |
ヴィレッジ・ピープル 「Macho Man」 |
撮影 | ジュリオ・マカット |
編集 | ドン・ジマーマン |
製作会社 | イマジン・エンターテインメント |
配給 |
ユニバーサル UIP |
公開 |
1996年6月28日 1996年9月7日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $54,000,000[1] |
興行収入 | $273,961,019[1] |
次作 | ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々 |
ストーリー
温厚だが内気な性格のウェルマン大学生物学科教授のクランプは、その並外れた肥満体が原因で毎日ドジばかり起こしていた。突然現れた美人の院生カーラにほれ込んだ彼は、一念発起でダイエットに励むもまったく効果なし。実家の面々を見て家系だから仕方ないと体型を諦めるが、ついにカーラとデートの約束をとりつける。 しかし、デート先のクラブの毒舌芸人に自分の体形をネタにされ、ひどく傷ついてしまった彼は、実験段階であったやせ薬を自分の体で試してみた。すると性格も体型も正反対なナイスガイ﹁バディ・ラブ﹂に大変身。だが、つかの間の変身を繰り返しているうちに、バディの別人格が暴走し始める。登場人物
シャーマン・クランプ 演 - エディ・マーフィ ウェルマン大学生物学科教授。肥満体が何よりのコンプレックス。温厚だが内気な性格。院生のカーラに惚れる。カーラと付き合うために痩せようとするが上手くいかず、しまいにはバブでレジーに体型を馬鹿にされてしまう。このことでコンプレックスは進行し、被害妄想や悪夢に苛まれるほどとなり絶望から、痩せようと薬を使い、見事に成功。﹁バディ・ラヴ﹂として活動する。しかし次第に人格が暴走するようになってしまう。 バディ・ラヴ 演 - エディ・マーフィ クランプが痩せ薬を服用して得た体型。偽名としてバディ・ラヴを名乗っている。体型はもちろん性格も正反対でかなりテンションが高く明るい。身体能力も向上しており、喧嘩でレジーに勝った。 カーラ・パーティ 演 - ジェイダ・ピンケット 院生。化学の入門講座担当講師として赴任。クランプの論文のファン。 リッチモンド 演 - ラリー・ミラー 学部長。シャーマンの失態で大学の支援者を悉く失っている上に、大学内で散々迷惑行為を繰り返してる為に、シャーマンの体系に対するモラハラを繰り返すものの、作中散々な目に合う不幸な男。 ランス・パーキンス 演 - エディ・マーフィ リチャード・シモンズをパロディにしたエクササイズインストラクター。 レジー・ジャクソン 演 - デイヴ・シャペル スタンダップコメディアン。観客の見た目をネタにいじり倒す芸風。クランプの体型を馬鹿にしたことがクランプが痩せ薬を使う切っ掛けとなる。その後﹁バディ・ラヴ﹂となったクランプに意趣返しで、こき下ろされ、喧嘩となったが身体能力も向上していたクランプに負ける。 ジェイソン 演 - ジョン・アレス シャーマンの助手。偶然、バブで出会った﹁バディ・ラヴ﹂がクランプのクレジットカードを持っていたことから不審に思い、問い詰めるが変身がとけたクランプの正体に気づく。 ハーラン・ハートリー 演 - ジェームズ・コバーン 大学に多額の寄付を行っている支援者の一人。シャーマンの失態で大学が廃校の危機に陥ってる中で唯一研究に関心を持っており、唯一の頼みの綱となっている。クランプ家
アンナ・クランプ 演 - エディ・マーフィ シャーマンの母。優しい性格の持ち主で、自分の体型を気にするシャーマンを励ましたり家族内の揉め事の仲裁もするが少し抜けている部分がある。 クリータス・クランプ 演 - エディ・マーフィ シャーマンの父。 自分達の体型に誇りを持っており、ダイエットをしようとするシャーマンに反対する。気難しい一面もあり、祖母のアイダとしょっちゅう口論をしている。 アーニー・クランプ 演 - エディ・マーフィ シャーマンの兄。能天気かつ大雑把な性格。 アイダ=メイ・ジェンキンス 演 - エディ・マーフィ シャーマンの祖母。かなりの高齢だが下ネタが大好きで色事に関しても未だに現役といった元気いっぱいのおばあちゃん。 アーニー・クランプJr. 演 - ジャマール・ミクソン アーニーの息子。父親譲りの性格・言動の腕白坊主。キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
ソフト版 | 日本テレビ版 | ||
シャーマン・クランプ | エディ・マーフィ | 江原正士 | 山寺宏一 |
バディ・ラヴ | |||
アンナ・クランプ(母) | |||
クリータス・クランプ(父) | |||
アーニー・クランプ(兄) | |||
アイダ=メイ・ジェンキンス(祖母) | |||
ランス・パーキンス | |||
カーラ | ジェイダ・ピンケット | 折笠愛 | 亀井芳子 |
ハートリー | ジェームズ・コバーン | 小林清志 | |
リッチモンド学部長 | ラリー・ミラー | 堀之紀 | 佐古正人 |
レジー | デイヴ・シャペル | 西村智博 | 柴田英嗣 |
ジェイソン | ジョン・アレス | 関俊彦 | 宮本充 |
アーニー・クランプJr. | ジャマール・ミクソン | 田野恵 |
スタッフ
- 監督:トム・シャドヤック
- 製作:ブライアン・グレイザー、ラッセル・シモンズ
- 製作総指揮:ジェリー・ルイス、マーク・リプスキー、カレン・ケーラ
- 原案:ジェリー・ルイス、ビル・リッチモンド
- 脚本:デヴィッド・シェフィールド、バリー・W・ブラウスタイン、トム・シャドヤック、スティーヴ・オーデカーク
- 撮影:ジュリオ・マカット
- 編集:ドン・ジンマーマン
- 特殊メイク: リック・ベイカー、デヴィッド・ルロイ・アンダーソン
- 音楽:デヴィッド・ニューマン
- 日本語版
- | ソフト版 | 日本テレビ版 |
---|---|---|
演出 | 岩浪美和 | 木村絵理子 |
翻訳 | 松崎広幸 | 岸田恵子 |
調整 | 佐藤隆一 | 高久孝雄 |
効果 | N/A | サウンドボックス |
担当 | 稲毛弘之 | |
プロデューサー補 | 野地玲子 村井多恵子 | |
プロデューサー | 大塚恭司 北島有子 | |
制作 | ビデオ・テック | オムニバス・ジャパン |