一光硬式野球部
一光硬式野球部︵いっこうこうしきやきゅうぶ︶は、愛知県名古屋市に本拠地を置き、日本野球連盟に所属する社会人野球チームである︵合宿所は愛知県愛知郡長久手町に、練習グラウンドは愛知県西加茂郡藤岡町に所在する︶。
1994年、中部地方を中心にガソリンスタンドを展開する一光が硬式野球部を創部。激戦区である東海地区で全国大会の出場を前に足踏みが続いたが、1997年熊谷組からアマチュア選手として実績のあった林敏之氏を監督に招聘、2001年には日本選手権に、2002年には都市対抗野球本大会に初出場を果たす。2003年は都市対抗野球の出場を逃すが、日本選手権で全国大会初勝利を挙げるとベスト4まで進む快進撃を見せた。2004年都市対抗野球本大会には出場を逃すも、田中明投手が王子製紙の補強選手として出場し橋戸賞を獲得した。
2007年夏、同年限りで廃部との報道がなされる。原因は原油価格の高騰による本社の経営逼迫によるものとされている。同年の日本選手権予選での敗戦後、正式に廃部届が提出され、14年間の活動に幕が下ろされた。
設立・沿革
●1994年 創部 ●2000年 一光社長の矢野裕美子氏が野球部の成績不振に激怒、野球部はこの年後半の活動自粛を命じられる︵部員はこの間、各地のスタンドで社業に専念していた︶。 ●2001年 日本選手権初出場︵初戦敗退︶ ●2002年 都市対抗野球初出場︵初戦敗退︶ ●2003年 日本選手権ベスト4進出 ●2005年 妹尾軒作投手がチーム初のドラフト指名 ●2007年 廃部 2000年の成績不振による活動自粛という事件は全国のアマ野球関係者に衝撃を与えた。 この事件以降、矢野社長は﹁女スタインブレナー﹂として東海地区のアマ野球関係者から恐れられる存在となった。主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球 出場1回
- 日本選手権 出場3回、4強1回（2003年）
- JABA新潟大会 優勝1回（2006年）
