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中野 京子︵なかの きょうこ、生年不詳︶は、日本のドイツ文学者[1]、西洋文化史家、翻訳家[2]。
略歴
北海道生まれ[3]。北海道苫小牧東高等学校を経て、早稲田大学大学院修士課程修了[4][5]。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆し、﹃怖い絵﹄︵朝日出版社、2007年︶で注目され、新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組にも出演する[6]。早稲田大学講師[7]。
著書
●﹃オペラでたのしむ名作文学﹄さ・え・ら書房 1996 /﹁おとなのための﹁オペラ﹂入門﹂講談社+α文庫
●﹃映画の中のオペラ﹄未來社 1997
●﹃かくも罪深きオペラ スキャンダラスな名作たち﹄洋泉社 1999 ﹁愛と裏切りの作曲家たち﹂光文社知恵の森文庫
●﹃紙幣は語る﹄洋泉社、新書y 2001
●﹃情熱の女流﹁昆虫画家﹂メーリアン波乱万丈の生涯﹄講談社 2002
●﹃恋に死す﹄清流出版 2003 ﹁歴史が語る恋の嵐﹂角川文庫
●﹃恋するヒロイン オペラにみる愛のかたち﹄ショパン 2004
●﹃メンデルスゾーンとアンデルセン﹄さ・え・ら書房 2006 ﹁芸術家たちの秘めた恋﹂集英社文庫
●﹃怖い絵﹄朝日出版社 2007 のち角川文庫
●﹃怖い絵2﹄朝日出版社 2008 のち角川文庫
●﹃危険な世界史﹄角川書店 2008 のち文庫
●﹃ハプスブルク家12の物語 名画で読み解く﹄光文社新書 2008
●﹃怖い絵3﹄朝日出版社 2009
●﹃恐怖と愛の映画102﹄文春文庫 2009
●﹃ブルボン王朝12の物語 名画で読み解く﹄光文社新書 2010
●﹃﹁怖い絵﹂で人間を読む﹄日本放送出版協会 (生活人新書) 2010
●﹃残酷な王と悲しみの王妃﹄集英社 2010 のち文庫
●﹃印象派で﹁近代﹂を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ﹄NHK出版新書 2011
●﹃中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇﹄文藝春秋 2011 のち文庫
●﹃危険な世界史 運命の女篇﹄角川書店 2011 のち文庫
●﹃マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命、ヴァレンヌ逃亡﹄朝日新聞出版、2012 ﹁ヴァレンヌ逃亡﹂文春文庫
●﹃中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇﹄文藝春秋 2012
●﹃名画と読むイエス・キリストの物語﹄大和書房 2012
●﹃中野京子と読み解く名画の謎. 陰謀の歴史篇﹄文藝春秋 2013
●﹃はじめてのルーヴル﹄集英社 2013
●﹃中野京子が語る橋をめぐる物語﹄河出書房新社 2014
●﹃名画で読み解くロマノフ家12の物語﹄光文社新書 2014
●﹃名画に見る男のファッション﹄KADOKAWA 2014
●﹃残酷な王と悲しみの王妃2﹄集英社 2015
●﹃﹁絶筆﹂で人間を読む 画家は最後に何を描いたか﹄NHK出版新書 2015
●﹃中野京子と読み解く名画の謎 対決篇﹄文藝春秋 2015
共編著
●﹃ドイツ語アウトライン 初級文法読本﹄小澤直共編 同学社 1995
●﹃ドイツマルク物語﹄ 同学社 1996
●﹃ドイツ語センターライン 初級文法読本﹄ 同学社 1998
翻訳
●アーヒム・ブレーガー﹃パパをむかえに﹄神崎巌共訳 さ・え・ら書房 1990
●ナスリーン・ジーゲ﹃ソンボ 川のほとりの少女﹄さ・え・ら書房 1991
●ミリアム・プレスラー﹃ビターチョコレート﹄さ・え・ら書房 1992
●アントン・ディータリヒ﹃ゴヤ﹄岩崎美術社﹁巨匠のデッサン・シリーズ﹂ 1992
●ミリアム・プレスラー﹃夜の少年﹄さ・え・ら書房 1992
●クリスティアン・ゲールハール﹃クレー﹄岩崎美術社﹁巨匠のデッサン・シリーズ﹂ 1992.8
●バルバラ・カーフェマン、イングリット・ローシュテーター﹃強姦する父 娘への性的虐待﹄五十嵐蕗子共訳 未来社 1992.7
●﹃廃墟から47年グループ短篇集﹄神埼巖共訳 早稲田大学出版部﹁シリーズ現代ドイツ文学﹂ 1993.1
●トーマス・ベルクマン﹃訴えてやる!ドイツ隣人間訴訟戦争﹄未来社 1993.12
●ペーター・H.ヤーミン﹃失踪!﹄荒地出版社 1995
●トーマス・ブレツィナ﹁タイガーチーム事件簿﹂さ・え・ら書房、1998
(一)火山島のなぞ
(二)消えたメカ・モンスター
(三)ファラオの呪い
●アンゼルム・グリューン﹃天使に会える日 あなたをたすける39のエンジェルたち﹄洋泉社 1999
●シュテファン・ツヴァイク﹃マリー・アントワネット﹄角川文庫︵上下︶ 2007
メディア出演
雑誌
﹃季刊ムラマツ﹄︵2015年冬号︶- ﹃Shine 輝く女性たち﹄file.04