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'''契島'''︵ちぎりしま<ref>{{Cite web|和書|title=ポテチの匂い?﹁生ける軍艦島﹂東邦亜鉛の契島︵ちぎりしま︶を訪問した話。 {{!}} 離島・秘境ナビ |url=http://ritou-navi.com/2019/02/18/chigirishima/ |date=2019-02-18 |access-date=2023-06-23 |language=ja |last=南野たかし}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=︻探訪︼広島県・契島 雨にかすむ﹁生きた軍艦島﹂︵1/2ページ︶ |url=https://www.sankei.com/article/20150927-BG7SNPVKKVNXBAI7AEXB262EWA/ |website=産経ニュース |date=2015-09-27 |access-date=2023-06-23 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=ちぎりしま - Google 検索 |url=https://www.google.com/search?q=%E3%81%A1%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%BE&rlz=1C5GCEM_enJP1046JP1046&oq=%E3%81%A1%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%BE&gs_lcrp=EgZjaHJvbWUyBggAEEUYOTIGCAEQIxgnMgYIAhBFGEAyCQgDECMYJxiKBTIMCAQQABgEGLEDGIAEMgwIBRAAGAQYsQMYgAQyBwgGEAAYgAQyDAgHEAAYQxixAxiKBdIBCDIzMzlqMGo3qAIAsAIA&sourceid=chrome&ie=UTF-8 |website=www.google.com |access-date=2023-06-23}}</ref>、ちぎりじま<ref>{{Cite web|和書|title=契島︵ちぎりじま︶広島の軍艦島は、まるごと東邦亜鉛の工場! |url=https://tabetainjya.com/archives/toyotagun2/post_569/ |website=広島ニュース 食べタインジャー |date=2023-06-14 |access-date=2023-06-23 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=契島︵ちぎりじま︶ |url=https://nihonshima.net/sima3/hirosima/chigirijima.html |website=nihonshima.net |access-date=2023-06-23}}</ref>︶は、[[広島県]][[豊田郡]][[大崎上島町]]、[[瀬戸内海]]に浮かぶ[[芸予諸島]]の[[島]]{{R|tokyo2015}}。
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== 地理 == |
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広島県[[竹原市]]の沖合い約4[[キロメートル]]に位置し、面積は9万平方メートル{{R|asahi201705}}<ref name=":0">{{Cite news|title=広島県・契島 雨にかすむ﹁生きた軍艦島﹂|newspaper=[[産経デジタル|産経ニュース]]|date=2015-09-27|author=川口良介|url=https://www.sankei.com/article/20150927-BG7SNPVKKVNXBAI7AEXB262EWA/|accessdate=2018-02-25}}</ref>。
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島のほとんどが[[東邦亜鉛|東邦亜鉛株式会社]]の所有{{R|asahi201705}}で、子会社の東邦契島製錬の工場︵契島製錬所︶である。日本の40%以上の[[鉛]]がこの島で[[製錬]]されている{{R|toho_aen}}。2017年現在、日本国内で鉛鉱石からの製錬を行っているのはこの島の工場のみ{{R|asahi201705}}。
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大崎上島町営フェリーが立ち寄る波止場を除き、同社関係者以外は立入禁止である{{R|asahi201705}}。しかし、工場マニア・廃墟マニアの間で[[端島 (長崎県)|端島]]︵[[長崎県]]︶に次ぐ﹁もう一つの[[軍艦島]]﹂として注目を浴び、無断で工場敷地内に立ち入るマニアが後を絶たない<ref name="tokyo2015">{{Cite news|title=命知らずのマニアがこぞって上陸する﹁もう一つの軍艦島﹂|newspaper=[[東京スポーツ]]|date=2015-01-13|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/101003|accessdate=2018-02-25}}</ref>。
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島には7つの工場の他に、物流センターや社員住宅があり、2017年現在で30人の作業員が居住する{{R|asahi201705}}。鉛は、[[オーストラリア]]や[[南アメリカ]]など海外から輸入した鉱石を製錬して生産され、2017年現在年間9万トンを出荷し、主に[[自動車用電池|自動車バッテリー]]の原料として使用される<ref name="asahi201705">{{Cite news|title=海に浮かぶ鉛色、異形の塊 製錬所国内シェア1位の契島|newspaper=[[朝日新聞デジタル|朝日新聞DIGITAL]]|date=2017-05-19|author=鬼室黎|url=https://www.asahi.com/articles/ASK522V2YK52UQIP007.html|accessdate=2018-02-25|publisher=[[朝日新聞社]]}}</ref>{{R|:0}}。
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== 歴史 == |
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[[1899年]]︵[[明治]]32年︶に'''深川鉱山製錬所'''として[[銅]]の精錬が始まった |
[[1899年]]︵[[明治]]32年︶に'''深川鉱山製錬所'''として[[銅]]の精錬が始まった{{R|asahi201705}}。その後、何度か[[経営者]]が変わるが、[[1950年]]︵[[昭和]]25年︶に東邦亜鉛が買収した{{R|asahi201705|:0}}。後に[[銀]]の精錬も始め{{R|:0}}、今日に至る。
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* [[軍艦島]] - その他の軍艦島 |
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* [[四阪島]](製錬所が立地する企業所有の島) |
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== 外部リンク == |
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* [https://maps.gsi.go.jp/ 国土地理院地図閲覧サービス] - [http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=341748&l=1325407 契島の1/25000地形図] |
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* [http://www.toho-zinc.co.jp/company/map/chigiri.html 東邦契島製錬株式会社] |
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2024年2月11日 (日) 13:20時点における最新版
契島 | |
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![]() | |
所在地 |
![]() 広島県豊田郡大崎上島町[1] |
所在海域 | 瀬戸内海 |
所属諸島 | 芸予諸島 |
座標 | 北緯34度17分48秒 東経132度54分06秒 / 北緯34.29667度 東経132.90167度座標: 北緯34度17分48秒 東経132度54分06秒 / 北緯34.29667度 東経132.90167度 |
面積 | 0.09 km² |
海岸線長 | 1.6 km |
最高標高 | 34 m |
![]() |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8f/Chigirishima_1981.jpg/250px-Chigirishima_1981.jpg)
島の中央部に工場、南部に物流センター、北部に事務所および社宅がある[3][4]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/44/Chigirishima.TA.jpg/250px-Chigirishima.TA.jpg)
地理[編集]
広島県竹原市の沖合い約4キロメートルに位置し、面積は9万平方メートル[3][11]。 島のほとんどが東邦亜鉛株式会社の所有[3]で、子会社の東邦契島製錬の工場︵契島製錬所︶である。日本の40%以上の鉛がこの島で製錬されている[1]。2017年現在、日本国内で鉛鉱石からの製錬を行っているのはこの島の工場のみ[3]。 大崎上島町営フェリーが立ち寄る波止場を除き、同社関係者以外は立入禁止である[3]。しかし、工場マニア・廃墟マニアの間で端島︵長崎県︶に次ぐ﹁もう一つの軍艦島﹂として注目を浴び、無断で工場敷地内に立ち入るマニアが後を絶たない[10]。 島には7つの工場の他に、物流センターや社員住宅があり、2017年現在で30人の作業員が居住する[3]。鉛は、オーストラリアや南アメリカなど海外から輸入した鉱石を製錬して生産され、2017年現在年間9万トンを出荷し、主に自動車バッテリーの原料として使用される[3][11]。歴史[編集]
1899年︵明治32年︶に深川鉱山製錬所として銅の精錬が始まった[3]。その後、何度か経営者が変わるが、1950年︵昭和25年︶に東邦亜鉛が買収した[3][11]。後に銀の精錬も始め[11]、今日に至る。 2022年︵令和4年︶3月1日、東邦亜鉛は契島における鉛精錬事業を新設子会社の東邦契島製錬に承継させた[12]。交通[編集]
水上交通[編集]
竹原港と白水港︵大崎上島︶との間で定期便が運航されている。脚注[編集]
関連文献[編集]
- 「国内鉛製錬所の概要」『日本鉱業会誌』第78巻第894号、日本鉱業会、1962年、966-976頁、doi:10.2473/shigentosozai1953.78.894_966。