「島津久基」の版間の差分
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'''島津 久基'''（しまづ ひさもと、[[1891年]]（[[明治]]24年）[[4月16日]] - [[1949年]]（[[昭和]]24年）[[4月8日]]）は、国文学者、[[東京大学]]文学部名誉教授。 |
'''島津 久基'''︵しまづ ひさもと、[[1891年]]︵[[明治]]24年︶[[4月16日]] - [[1949年]]︵[[昭和]]24年︶[[4月8日]]︶は、[[日本文学研究者|国文学者]]、[[東京大学]]文学部名誉教授。
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==経歴== |
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[[鹿児島県]]生まれ。[[島津氏]]分家・[[花岡島津家]]の出身。[[東京大学|東京帝国大学]]卒。[[第一高等学校 (旧制)|第一高等学校]]教授ののち、東京帝大助教授を1926年まで務め病気のため辞職、[[東洋大学]]教授ののち、1943年再度帝大教授。﹃[[源氏物語]]﹄岩波文庫版で、本文の傍らに主語を記する方式を初めて用い、現在も踏襲されている。その他古代・中世の伝説・説話・物語文学を研究。
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[[鹿児島県]]生まれ{{要出典|date=2023-02}}。[[島津氏]]分家・[[花岡島津家]]の出身{{要出典|date=2023-02}}。[[鹿児島県立鶴丸高等学校|鹿児島県立第一鹿児島中学校 (旧制)]]を経て<ref>[https://tsurumaru.org/books/ichuu.html 鹿児島県立鶴丸高等学校同窓会-一鶴文庫-一中] 2021年3月8日閲覧</ref>、[[1913年]][[第七高等学校造士館 (旧制)]]卒業<ref>七高史研究会﹃七高造士館で学んだ人々 改訂版﹄︵2001年︶</ref>、[[1916年]][[東京大学#沿革|東京帝国大学]][[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|文科大学]]卒業<ref>﹃20世紀日本人名事典﹄︵日外アソシエーツ、2004年︶﹁島津久基﹂</ref>。{{要出典範囲|[[第一高等学校 (旧制)|第一高等学校]]教授ののち、東京帝大助教授を1926年まで務め病気のため辞職、[[東洋大学]]教授ののち、1943年再度帝大教授|date=2023-02}}。{{要出典範囲|﹃[[源氏物語]]﹄[[岩波文庫]]版で、[[本文]]の傍らに[[主語]]を記する方式を初めて用い、現在も踏襲されている|date=2023-02}}。その他、[[古代]]・[[中世]]の伝説・説話・[[物語文学]]を研究した<ref>{{Cite journal|和書|author=[[山岸徳平]]|date=1951-12|title=島津久基先生|url=|journal=国文学解釈と鑑賞|volume=16|issue=12|pages=29-30|publisher=[[至文堂]]}}</ref>。
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== 著述 == |
== 著述 == |
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*『近古小説新纂』初輯、中興館 、1928 |
*『近古小説新纂』初輯、中興館 、1928 |
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*『随筆評論選』 中興館、1929 |
*『随筆評論選』 中興館、1929 |
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*『羅生門の鬼 国民伝説二十三話』 新潮社、1929 |
*『羅生門の鬼 国民伝説二十三話』 [[新潮社]]、1929。『羅生門の鬼』[[平凡社東洋文庫]]、1975 |
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*『竹取物語』 岩波文庫、1929 |
*『竹取物語』 [[岩波文庫]]、1929 |
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*『近世文学選』 中興館、1929 |
*『近世文学選』 中興館、1929 |
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*『源氏物語 |
*『源氏物語』全4巻 岩波文庫教科書版 、1932 |
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*『国民伝説類聚』前輯、大岡山書店 、1933 |
*『国民伝説類聚』前輯、大岡山書店 、1933 |
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*『対選国文新抄』 中興館、1933 |
*『対選国文新抄』 中興館、1933 |
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*『義経伝説と文学』（著）明治書院、1935 |
*『義経伝説と文学』（著）[[明治書院]]、1935 |
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*『お伽草子』 岩波文庫、1936 |
*『お伽草子』 [[岩波文庫]]、1936 |
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*『祖国文芸と国民教育』（著）日本文化協会、1936 |
*『祖国文芸と国民教育』（著）日本文化協会、1936 |
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*『源氏物語新考』 明治書院、1936 |
*『源氏物語新考』 明治書院、1936 |
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*『今昔物語集』 春陽堂書店、1937-1943（大日本文庫 文学篇） |
*『今昔物語集』 [[春陽堂書店]]、1937-1943（大日本文庫 文学篇） |
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*『古典新抄』主巻、中興館、1938 |
*『古典新抄』主巻、中興館、1938 |
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*『源氏物語研究』 [[山岸徳平]]共著、新潮文庫、1938 |
*『源氏物語研究』 [[山岸徳平]]共著、[[新潮文庫]]、1938 |
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*『国文学の新考察』（著）至文堂、1941 |
*『国文学の新考察』（著）[[至文堂]]、1941 |
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*『やまとごころ』（著）成武堂、1942 |
*『やまとごころ』（著）成武堂、1942 |
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*『歓喜咲』（著）河出書房 、1942 |
*『歓喜咲』（著）[[河出書房]] 、1942 |
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*『釈評源氏物語』 |
*『釈評源氏物語』全5巻、中興館、1930-1942 |
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*『紫式部』（日本文学者評伝全書） 青梧堂、1943 |
*『紫式部』（日本文学者評伝全書） 青梧堂、1943 |
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*『日本国民童話十二講』 山一書房、1944 |
*『日本国民童話十二講』 山一書房、1944 |
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*『竹取物語精解』 技報堂、1949 |
*『竹取物語精解』 技報堂、1949 |
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*『紫式部の芸術を憶ふ 源氏物語論攷』 要書房、1949 |
*『紫式部の芸術を憶ふ 源氏物語論攷』 要書房、1949 |
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== 脚注 == |
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経歴[編集]
鹿児島県生まれ[要出典]。島津氏分家・花岡島津家の出身[要出典]。鹿児島県立第一鹿児島中学校 (旧制)を経て[1]、1913年第七高等学校造士館 (旧制)卒業[2]、1916年東京帝国大学文科大学卒業[3]。第一高等学校教授ののち、東京帝大助教授を1926年まで務め病気のため辞職、東洋大学教授ののち、1943年再度帝大教授[要出典]。﹃源氏物語﹄岩波文庫版で、本文の傍らに主語を記する方式を初めて用い、現在も踏襲されている[要出典]。その他、古代・中世の伝説・説話・物語文学を研究した[4]。著述[編集]
●﹃源氏物語 紫式部﹄ 中興館、1921 ●﹃日本新文典﹄ 藤村作共著、至文堂、1921 ●﹃近古小説選﹄ 中興館、1927 ●﹃上世文学選﹄ 中興館、1928 ●﹃中世文学選﹄ 中興館、1928 ●﹃近古小説新纂﹄初輯、中興館 、1928 ●﹃随筆評論選﹄ 中興館、1929 ●﹃羅生門の鬼 国民伝説二十三話﹄ 新潮社、1929。﹃羅生門の鬼﹄平凡社東洋文庫、1975 ●﹃竹取物語﹄ 岩波文庫、1929 ●﹃近世文学選﹄ 中興館、1929 ●﹃源氏物語﹄全4巻 岩波文庫教科書版 、1932 ●﹃国民伝説類聚﹄前輯、大岡山書店 、1933 ●﹃対選国文新抄﹄ 中興館、1933 ●﹃義経伝説と文学﹄︵著︶明治書院、1935 ●﹃お伽草子﹄ 岩波文庫、1936 ●﹃祖国文芸と国民教育﹄︵著︶日本文化協会、1936 ●﹃源氏物語新考﹄ 明治書院、1936 ●﹃今昔物語集﹄ 春陽堂書店、1937-1943︵大日本文庫 文学篇︶ ●﹃古典新抄﹄主巻、中興館、1938 ●﹃源氏物語研究﹄ 山岸徳平共著、新潮文庫、1938 ●﹃国文学の新考察﹄︵著︶至文堂、1941 ●﹃やまとごころ﹄︵著︶成武堂、1942 ●﹃歓喜咲﹄︵著︶河出書房 、1942 ●﹃釈評源氏物語﹄全5巻、中興館、1930-1942 ●﹃紫式部﹄︵日本文学者評伝全書︶ 青梧堂、1943 ●﹃日本国民童話十二講﹄ 山一書房、1944 ●﹃源氏物語新考﹄ 明治書院、1946 ●﹃国文学ノート﹄ 河出書房、1947 ●﹃鎌倉つれづれ草﹄ 矢島書房、1947 ●﹃日本文学考論﹄ 河出書房、1947 ●﹃やさしい国語辞典﹄ 同学社、1948 ●﹃竹取物語精解﹄ 技報堂、1949 ●﹃紫式部の芸術を憶ふ 源氏物語論攷﹄ 要書房、1949脚注[編集]
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