「柔道部物語」の版間の差分
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小林がインタビューで「同時連載していた『ホワッツマイケル』は仕事と割り切って描いたが『柔道部物語』は感情移入していた」と語っているように、柔道経験者の小林が渾身の力で描いた作品。経験者ならではの技のリアルさやディテールで連載時から話題を呼んだ{{要出典|date=2016年4月}}。 |
小林がインタビューで「同時連載していた『ホワッツマイケル』は仕事と割り切って描いたが『柔道部物語』は感情移入していた」と語っているように、柔道経験者の小林が渾身の力で描いた作品。経験者ならではの技のリアルさやディテールで連載時から話題を呼んだ{{要出典|date=2016年4月}}。 |
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当初は自身の経験を元にした部活動のドタバタ路線であったが、[[古賀稔彦]]から届いたファンレターがきっかけで小林にやる気のスイッチが入り、本格柔道マンガで三五が日本一を目指すというストーリーに方針転換が行われた<ref>『ぼくらはマンガで強くなった〜SPORTS×MANGA〜 「柔道・野村 “背負い”の秘密」柔道部物語 |
連載当初は自身の経験を元にした部活動のドタバタ路線であったが当時、[[日体大]]の1年生だった[[古賀稔彦]]から届いた『部員全員で読んでいます。柔道のためにも、これからも頑張ってください』と書かれたファンレターがきっかけで小林にやる気のスイッチが入り、本格柔道マンガで三五が日本一を目指すというストーリーに方針転換が行われた<ref name="ReferenceA">『ぼくらはマンガで強くなった〜SPORTS×MANGA〜 「柔道・野村 “背負い”の秘密」柔道部物語 |
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』2016年1月31日 BS1で放送。</ref><ref>[https://www.msn.com/ja-jp/news/sports/%e6%9f%94%e9%81%93%e9%83%a8%e7%89%a9%e8%aa%9e-%e5%b0%8f%e6%9e%97%e3%81%be%e3%81%93%e3%81%a8%e6%b0%8f%e3%81%8c%e8%bf%bd%e6%82%bc-%e5%8f%a4%e8%b3%80%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ae%e6%89%8b%e7%b4%99%e3%81%a7%e9%80%a3%e8%bc%89%e7%b6%9a%e3%81%84%e3%81%9f/ar-BB1eUzHl 「柔道部物語」小林まこと氏が追悼 古賀さんの手紙で連載続いた] 2021年3月24日閲覧。</ref>。 |
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』2016年1月31日 BS1で放送。</ref>。 |
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三五が出場した[[全国高等学校総合体育大会柔道競技大会]]の開催地から、舞台となった時代は1987〜1989年と思われる。 |
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== あらすじ == |
== あらすじ == |
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岬商業高校に進学した三五十五(さんごじゅうご)は、ふとした興味から柔道部を見学(仮入部)したところ、新入部員歓迎のしごき「セッキョー」で地獄を見る。これに憤りを感じるが、負けん気の強い三五は柔道を続けることを決意する。そして三五は必殺の[[背負い投げ]]を会得し、岬商の救世主となる。 |
岬商業高校に進学した三五十五(さんごじゅうご)は、ふとした興味から柔道部を見学(仮入部)したところ、新入部員歓迎のしごき「セッキョー」で地獄を見る。これに憤りを感じるが、負けん気の強い三五は柔道を続けることを決意する。そして三五は必殺の[[背負い投げ]]を会得し、岬商の救世主となる。 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物(階級は当時) == |
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=== 岬商業高校 === |
=== 岬商業高校 === |
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==== 柔道部(三五と同学年) ==== |
==== 柔道部(三五と同学年) ==== |
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;三五 十五([[声優|声]]:[[松本保典]]) |
;三五 十五([[声優|声]]:[[松本保典]]) |
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:この作品の主人公。1年生当時168cm、65kg。階級は軽中量 |
:この作品の主人公。1年生当時168cm、65kg。階級は軽中量︵71kg以下︶級。
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:十五という名は父親がふざけて名づけた。 |
:十五という名は父親がふざけて名づけた。 |
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:中学生の頃は根っからの文化系で[[吹奏楽]]部に所属して[[サクソフォーン|サックス]]を担当しており、学力は常にトップクラスで、中学2年の期末テストで5教科で満点を取ったこともあった。 |
:中学生の頃は根っからの文化系で[[吹奏楽]]部に所属して[[サクソフォーン|サックス]]を担当しており、学力は常にトップクラスで、中学2年の期末テストで5教科で満点を取ったこともあった。 |
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:ちなみに「三五」という姓は、作者小林の柔道部時代の先輩の姓から採られた。 |
:ちなみに「三五」という姓は、作者小林の柔道部時代の先輩の姓から採られた。 |
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;秋山 一郎(声:[[島田敏]]) |
;秋山 一郎(声:[[島田敏]]) |
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:階級は中量 |
:階級は中量︵86kg以下︶級。三五とは小学校時代からの親友。中学時代は水泳部で、[[自由形]]の県記録を出すほどの実力者だった。
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:高校でも水泳を続けるつもりであったが、三五と一緒に柔道部を見学し、そのまま柔道部へ入部した。体格に恵まれており、順調に上達していく。1年次の新人戦の個人戦でデビューし、初戦を一本勝ちで飾る。黒帯は三五に先駆けて取得した。1年次の高校選手権の予選で補欠ながら晴れて団体戦のメンバー入りを果たした。鷲尾達が引退した後はレギュラーとなる。得意技は恵まれた体躯を活かした[[払い腰]]。2年次の高校選手権では、強豪・天利高校の140kgある飯橋に対し払い腰で有効を奪い勝利を収めている。その大会の途中、会場の外で一緒に話をしていた彼女の平家ゆりと別れた直後、耕談館浦安の一団に絡まれ、仮に決勝に進んだ場合には西野が相手をするから三五を先鋒に出せ、という挑発を受けている。その後、決勝で顔をあわせた際には挑発を受けた秋山が志願して先鋒として出場するが、西野に腋固めで左腕を折られて全治6ヶ月の重傷を負ってしまった。結局その後の[[金鷲旗高校柔道大会|金鷲旗]]・[[全国高等学校総合体育大会柔道競技大会|インターハイ]]には出場できなかった。
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:高校でも水泳を続けるつもりであったが、三五と一緒に柔道部を見学し、そのまま柔道部へ入部した。体格に恵まれており、順調に上達していく。1年次の新人戦の個人戦でデビューし、初戦を一本勝ちで飾る。黒帯は三五に先駆けて取得した。1年次の高校選手権の予選で補欠ながら晴れて団体戦のメンバー入りを果たした。鷲尾達が引退した後はレギュラーとなる。得意技は恵まれた体躯を活かした[[払い腰]]。2年次の高校選手権では、強豪・天利高校の140kgある飯橋に対し払い腰で有効を奪い勝利を収めている。その大会の途中、会場の外で一緒に話をしていた彼女の平家ゆりと別れた直後、耕談館浦安の一団に絡まれ、仮に決勝に進んだ場合には西野が相手をするから三五を先鋒に出せ、という挑発を受けている。その後、決勝で顔をあわせた際には挑発を受けた秋山が志願して先鋒として出場するが、西野に腋固めで左腕を折られて全治6ヶ月の重傷を負ってしまった。結局その後の[[金鷲旗高校柔道大会|金鷲旗]]・[[全国高等学校総合体育大会柔道競技大会|インターハイ]]には出場できなかった。
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:ストーリー上随所で味のある台詞を聞かせてくれる、貴重なバイプレイヤーである。三五に恋心を抱いていた同級生の平家に惚れ、やがて両想いになって恋仲に発展している。 |
:ストーリー上随所で味のある台詞を聞かせてくれる、貴重なバイプレイヤーである。三五に恋心を抱いていた同級生の平家に惚れ、やがて両想いになって恋仲に発展している。 |
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;岡(声:[[柴本浩行|柴本広之]]) |
;岡(声:[[柴本浩行|柴本広之]]) |
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:体格に恵まれずレギュラーにはなれなかったものの、練習熱心であるところは監督にも認められており、[[黒帯]]も取得する。高い情報収集能力を誇り、ストーリー上欠かせない人物で、いわばマネージャー的存在。「セッキョー」をくらったときは一番の標的にされたが、自分が「セッキョー」をした時は逆に手が付けられなくなり、他の部員が止めたほど。 |
:体格・体力に恵まれずレギュラーにはなれなかったものの、練習熱心であるところは監督にも認められており、三五たちの猛特訓にもついていけるほどに成長。[[黒帯]]も取得する。高い情報収集能力を誇り、ストーリー上欠かせない人物で、いわばマネージャー的存在。1年次の春の高校選手権の県予選決勝の江南戦では、大脇が寝技を出来ない事にいち早く気付き、内田の勝利に貢献する。﹁セッキョー﹂をくらったときは一番の標的にされたが、自分が﹁セッキョー﹂をした時は逆に手が付けられなくなり、他の部員が止めたほど。
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;名古屋 和彦(声:[[飛田展男]]) |
;名古屋 和彦(声:[[飛田展男]]) |
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:階級は重量︵95kg以上︶級。入学当初は長髪、眼鏡、肥満気味の体型と見るからに[[オタク]]風であった。友人数人と帰宅途中の校舎内で柔道部と野球部の襲撃に遭ったが、名古屋だけが逃げ遅れて小柴に捕まってしまい、結局柔道部に入部した。三五や秋山よりも早いタイミングの入部であり、ごく初期の頃は後から入った2人に敵愾心も見せるが、すぐに天才的な手抜き、サボりの術を身につける。そのため付いた通称が﹁流しの名古屋﹂。1年時に行われた江南・下山田農との合同合宿時に、他の岬商の部員が過酷な練習と食欲不振の余り体重を減らす中で、名古屋だけは手抜きの練習を続けて食欲旺盛だったので、それ以後体重が急激に増加し、最終的には身長が170cmないのに体重は100kgを越えてしまう。柔道部に居続ける理由は入部時に受けた﹁セッキョー﹂を次の代の部員に行うためのみ。2年になってからはちょび髭にモヒカンという風貌に変化し、﹁セッキョー﹂の際には先陣を切って取り仕切った。これで柔道部に居る理由はなくなったが、その後上級生から﹁オハツ﹂を受けたので、3年になって﹁オハツ﹂をするために部に残った。その他にも独特の個性で存在感を示す場面は多い。新人戦の個人戦では初戦であたった﹁下農の怪物﹂清水に対し自ら一回転する﹁[[八百長]]﹂行為を3回も犯して失格となり、自分の代の主将を決める際には後輩5人に[[お好み焼き]]をおごって自らに票を入れるよう指示するという選挙違反を犯し、3年次の金鷲旗の前には主将の三五を差し置いて率先して気勢をあげている。2年次の秋には黒帯を取得している。
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:階級は重量︵95kg以上︶級。入学当初は長髪、眼鏡、肥満気味の体型と見るからに[[オタク]]風であった。友人数人と帰宅途中の校舎内で柔道部と野球部の襲撃に遭ったが、名古屋だけが逃げ遅れて小柴に捕まってしまい、結局柔道部に入部した。三五や秋山よりも早いタイミングの入部であり、ごく初期の頃は後から入った2人に敵愾心も見せるが、すぐに天才的な手抜き、サボりの術を身につける。そのため付いた通称が﹁流しの名古屋﹂。1年時に行われた江南・下山田農との合同合宿時に、他の岬商の部員が過酷な練習と食欲不振の余り体重を減らす中で、名古屋だけは手抜きの練習を続けて食欲旺盛だったので、それ以後体重が急激に増加し、最終的には身長が170cmないのに体重は100kgを越えてしまう。柔道部に居続ける理由は入部時に受けた﹁セッキョー﹂を次の代の部員に行うためのみ。2年になってからはちょび髭にモヒカンという風貌に変化し、﹁セッキョー﹂の際には先陣を切って取り仕切った。これで柔道部に居る理由はなくなったが、その後上級生から﹁オハツ﹂を受けたので、3年になって﹁オハツ﹂をするために部に残った。その他にも独特の個性で存在感を示す場面は多い。新人戦の個人戦では初戦であたった﹁下農の怪物﹂清水に対し自ら一回転する﹁[[八百長]]﹂行為を3回も犯して失格となり、自分の代の主将を決める際には後輩5人に[[お好み焼き]]をおごって自らに票を入れるよう指示するという選挙違反を犯し<ref>名古屋が10票獲得して一旦は主将に指名されたが、後輩5人︵田丸、星、関根、伏見、山田︶の選挙違反以外の票は名古屋が自分で入れた1票と平尾を除く3年生︵鷲尾、小柴、青柳、河︶が三五か内田だろうと思いふざけて入れた4票だった。名古屋が選挙違反で失格になった為、3票で次点の三五が繰り上げ当選で主将となった。︵他は内田が2票、村井と八木が1票。三五に投票したのは平尾、内田、岡。内田の2票は三五、秋山。村井と八木の1票は本人が投票と思われる︶</ref> 、3年次の金鷲旗の前には主将の三五を差し置いて率先して気勢をあげている。2年次の秋には黒帯を取得している。
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;八木(声:[[梅津秀行]]) |
;八木(声:[[梅津秀行]]) |
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:中学時から柔道をやっており、昇段審査を受けてはいたが、不運にも[[警察学校]]生と当たってしまい、[[絞め技]]をかけられて負けたため、入部時には段位は持っていなかった。髪にはこだわりがあり、7000円かけてセットするほどであった。それゆえ﹁セッキョー﹂後の五厘刈り指令を、部に残った1年生の中で唯一無視するが、結局小柴達により[[バリカン]]で刈られてしまう。2年以降はほとんど描かれなくなってしまい、3年次には名古屋と共にやる気の無い態度で柔道をしていた。2年次の秋には黒帯を取得している。
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:中学時から柔道をやっており、昇段審査を受けてはいたが、不運にも[[警察学校]]生と当たってしまい、[[絞め技]]をかけられて負けたため、入部時には段位は持っていなかった。髪にはこだわりがあり、7000円かけてセットするほどであった。それゆえ﹁セッキョー﹂後の五厘刈り指令を、部に残った1年生の中で唯一無視するが、結局小柴達により[[バリカン]]で刈られてしまう。2年以降はほとんど描かれなくなってしまい、3年次には名古屋と共にやる気の無い態度で柔道をしていた。2年次の秋には黒帯を取得している。
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;小柴 哲也(声:[[大塚芳忠]]) |
;小柴 哲也(声:[[大塚芳忠]]) |
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:170cm、68kg。階級は三五と同じ軽中量級。得意技は[[一本背負い]]であり、元オリンピック代表の[[古賀稔彦]]の[[一本背負い]]に似ていることから、本人は古賀投げと名付けている。
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:170cm、68kg。階級は三五と同じ軽中量級。得意技は[[一本背負い]]であり、元オリンピック代表の[[古賀稔彦]]の[[一本背負い]]に似ていることから、本人は古賀投げと名付けている。
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:三五達をおいしい話で誘い、柔道部に入部させた張本人。やや小柄で一見口先だけのタイプに見えるが、平尾から「あいつの運動神経は抜群」と評されるなどなかなかの実力者である。引退時は三五達に「こんな汗臭い道場なんか二度と来るか」と語ったが、道場を出ると感極まって涙を流した。進学した様であるが柔道は続けてないもようで、彼女には元[[ラグビー]]部と嘘をついていた。モデルは小林まことの元[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]の[[こしばてつや]]。 |
:三五達をおいしい話で誘い、柔道部に入部させた張本人。やや小柄で一見口先だけのタイプに見えるが、平尾から「あいつの運動神経は抜群」と評されるなどなかなかの実力者である。引退時は三五達に「こんな汗臭い道場なんか二度と来るか」と語ったが、道場を出ると感極まって涙を流した。進学した様であるが柔道は続けてないもようで、彼女には元[[ラグビーフットボール|ラグビー]]部と嘘をついていた。モデルは小林まことの元[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]の[[こしばてつや]]。 |
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;鷲尾 弘美(声:[[沢木郁也]]) |
;鷲尾 弘美(声:[[沢木郁也]]) |
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:先代の主将。186cm、99kg︵ |
:先代の主将。186cm、99kg︵三年のインターハイ時︶。階級は重量︵95kg以上︶級。登場時は[[窃盗]]で[[冤罪]]の人を間違って捕まえて大怪我を負わせ、停学になっていた。そのため、三五達への﹁セッキョー﹂には参加出来なかった。斉藤主将のエールを主将指名と勝手に解釈し、主将に就任する。岬商で最も体格とパワーに恵まれており、強烈なファイトと負けん気の持ち主。だが、自信と自意識がやや過剰気味なのが玉に瑕で、他人がインパクトの強い勝ち方を決めるとそれを真似しようとして失敗することがしばしばあり、ここ一番の集中力にも欠けるためタイトルに恵まれず﹁無冠の帝王﹂と称される。それでも見せ場は数多くあり、2年次の春の高校選手権の県予選決勝では大将戦にて江南の石川に対し一本背負いの奇襲を見舞って、全国大会出場を決めている。3年次のインターハイ団体戦の耕談館浦安戦では大将として後が無い状況で、銚子を[[送り襟絞め]]で破って代表戦に持ち込んたが、その代表戦で西野に完敗して、男泣きに暮れながら高校柔道を終えた。
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:所かまわず放屁する。 |
:所かまわず放屁する。 |
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:卒業後は[[警察官]]になり、最終話に登場。使い勝手が良いのか、後の小林まことの作品にもしばしば登場する。 |
:卒業後は[[警察官]]になり、最終話に登場。使い勝手が良いのか、後の小林まことの作品にもしばしば登場する。 |
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;平尾 勝(声:[[曽我部和恭]]) |
;平尾 勝(声:[[曽我部和恭]]) |
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:178cm、75kg。階級は秋山と同じ中量級。作中随一のまともな人物で、無口で渋いよき先輩。鷲尾主将を支える副将的な役割を担い、チームの実質的なまとめ役となった。緊張するとボーッとした表情になり、江南との決勝戦では、自分と全く同じ形で技を返され危うく試合に敗れかけた鷲尾に対し、他の部員共々泣きながら野次を飛ばすなど随所でギャグシーンも見せた。3年時には個人でもインターハイ出場を果たし、耕談館の管原など強豪相手に奮戦するも予選敗退に終わり、高校柔道を終えた。卒業後は自動車販売店の営業となった。
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:178cm、75kg。階級は秋山と同じ中量︵86kg以下︶級。作中随一のまともな人物で、無口で渋いよき先輩。鷲尾主将を支える副将的な役割を担い、チームの実質的なまとめ役となった。実力も鷲尾に次ぐ岬商のNo.2で、内股を中心に片羽絞めや十字固めなど寝技も得意とする。緊張するとボーッとした表情になり、武道館をかけた江南との決勝戦では、自分と全く同じ形で技を返され危うく試合に敗れかけた鷲尾に対し、他の部員共々泣きながら野次を飛ばすなど随所でギャグシーンも見せた。3年時には個人でもインターハイ出場を果たし、耕談館の管原など強豪相手に奮戦するも予選敗退に終わり、高校柔道を終えた。卒業後は自動車販売店の営業となった。
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;河(声:[[田中和実]]) |
;河(声:[[田中和実]]) |
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:階級は軽量級。三五達への﹁セッキョー﹂の際には先輩勢の中で最も張り切っていたが、実力面では先輩勢の中でも最も弱く、新人戦の個人戦ではわずか3秒で一本負けしてしまった。作中で触れて |
:階級は軽量︵60kg以下︶級。三五達への﹁セッキョー﹂の際には先輩勢の中で最も張り切っていたが、実力面では先輩勢の中でも最も弱く、新人戦の個人戦ではわずか3秒で一本負けしてしまった。作中で触れられていないが、かなりの老け顔である。
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;青柳 |
;青柳 |
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:練習の際に三五の背負い投げで初めて投げられた人物。その直後に出場した県民大会では、団体戦のレギュラーの座を三五に奪われる。それでも、斉藤が樋口に敗れた際にいち早く樋口の情報を仕入れてくるなど、ストーリーの流れを作るのに欠かせない人物。
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:練習の際に三五の背負い投げで初めて投げられた人物。その直後に出場した県民大会では、団体戦のレギュラーの座を三五に奪われる。それでも、斉藤が樋口に敗れた際にいち早く樋口の情報を仕入れてくるなど、ストーリーの流れを作るのに欠かせない人物。
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身長・体重は全て入学時の言及。 |
身長・体重は全て入学時の言及。 |
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;田丸 春彦 |
;田丸 春彦 |
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:181cm、78kg︵入学時は初段︶。階級は中量級。得意技は[[内股]]だが、多彩な攻めを見せる。三五への強烈な憧れを抱いて入部しており、三五の背中を追うように急成長を遂げた。三五体制となった後の県民大会で対外試合デビューを果たし、初戦で下山田農と対戦した際に内股を決めてデビュー戦を一本勝ちで飾る。その直後の、新人戦︵かつ春の高校選手権の県予選︶では、初戦の葦原高校戦の5人に対し警戒された内股は通用しなかったが、逆に全て内股以外の異なる技で5人連続の一本勝ちで勝利を収める。2年次には県下トップの選手となっており、個人でもインターハイ出場を果たした。金鷲旗でも、決勝で先鋒の柏、次鋒の成田を相手に一本勝ちを収める活躍を見せ、次代の高校柔道を背負う男との評価ももらった。江南の飛崎健二とライバル関係を築く。
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:181cm、78kg︵入学時は初段︶。階級は中量︵86kg以下︶級。得意技は[[内股]]だが、多彩な攻めを見せる。三五への強烈な憧れを抱いて入部しており、三五の背中を追うように急成長を遂げた。三五体制となった後の県民大会で対外試合デビューを果たし、初戦で下山田農と対戦した際に内股を決めてデビュー戦を一本勝ちで飾る。その直後の、新人戦︵かつ春の高校選手権の県予選︶では、初戦の葦原高校戦の5人に対し警戒された内股は通用しなかったが、逆に全て内股以外の異なる技で5人連続の一本勝ちで勝利を収める。2年次には県下トップの選手となっており、個人でもインターハイ出場を果たした。金鷲旗でも、決勝で先鋒の柏、次鋒の成田を相手に一本勝ちを収める活躍を見せ、次代の高校柔道を背負う男との評価ももらった。江南の飛崎健二とライバル関係を築く。
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:三五の後の主将であり、彼等の学年は33人入部してセッキョー後にはこの5人しか残らなかったが、後に岬商柔道部史上最強のチームを作ることになる。 |
:三五の後の主将であり、彼等の学年は33人入部してセッキョー後にはこの5人しか残らなかったが、後に岬商柔道部史上最強のチームを作ることになる。 |
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:集中力に欠ける面もあり、金鷲旗では試合中にも関わらず、5人抜きした選手に贈られる敢闘賞の事ばかり考えていたため技がバラバラになり、5人抜きに失敗している。 |
:集中力に欠ける面もあり、金鷲旗では試合中にも関わらず、5人抜きした選手に贈られる敢闘賞の事ばかり考えていたため技がバラバラになり、5人抜きに失敗している。 |
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:[[ガッツポーズ]]の形がおかしい。実家は肉屋。 |
:[[ガッツポーズ]]の形がおかしい。実家は肉屋。 |
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;星 学 |
;星 学 |
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:183cm、83kg︵入学時は初段︶。得意技は巨体を活かした豪快な投げ技 |
:183cm、83kg︵入学時は初段︶。得意技は巨体を活かした豪快な投げ技で、性格、ファイトスタイル共に鷲尾に似ている部分が見受けられる。少々技が強引過ぎる所があり作中でも指摘される他、新人戦では他の選手がしっかり紹介されてるなか唯一背負い投げがヘタクソな星学と紹介された。対外試合デビュー戦となった三五体制移行直後の県民大会でも、初戦の下山田農の選手に強引な掬い投げを決めて一本勝ちを収めている。その直後の新人戦では、誰もが戦うのを嫌がった江南の巨漢・花形を引き分けに仕留め(当の本人は勝つ気でいたため、最後まで攻めの手を緩めなかった)、チームの勝利に貢献した<ref>[[星飛雄馬|星]]と[[花形満|花形]]の対戦ということで[[巨人の星]]にちなんで観客から﹁因縁の対決﹂の声があがった。</ref>。その後も団体戦のレギュラーとして活躍。
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:実家は花屋。 |
:実家は花屋。 |
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;関根 満 |
;関根 満 |
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:レギュラー抜擢前は、大会会場でなぜか隣の席に三五の彼女・原田ひろみがいることが多く、関根自身は彼女の無自覚な色気に翻弄されてしまっていた。 |
:レギュラー抜擢前は、大会会場でなぜか隣の席に三五の彼女・原田ひろみがいることが多く、関根自身は彼女の無自覚な色気に翻弄されてしまっていた。 |
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;伏見 守 |
;伏見 守 |
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:175cm、65kg。得意技は[[巴投げ]]。県民大会がデビュー戦を果たすものの、激しく緊張しており互いに何もしないまま勝手に転倒してしまった。それでも見事に巴投げで一本勝ちを収めている。だが、その県民大会の後は、三五が引退するまで試合に出場することはなかった。
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:175cm、65kg。得意技は[[巴投げ]]。県民大会がデビュー戦を果たすものの、激しく緊張しており開始早々互いに何もしないまま勝手に転倒してしまった。それでも実力は買われているようで、その後は見事に巴投げで一本勝ちを収めている。だが、その県民大会の後は、三五が引退するまで試合に出場することはなかった。
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:[[ガッツポーズ]]が派手。 |
:[[ガッツポーズ]]が派手。 |
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;山田 一也 |
;山田 一也 |
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==== 柔道部(その他) ==== |
==== 柔道部(その他) ==== |
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;小林・楠・服部・下坂・田中 |
;小林・楠・服部・下坂・田中 |
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:三五の2学年後輩。後に、岬商柔道部史上最低のチームを作る張本人達。その原因は名古屋の手抜きを勧める指導に全員「なるほど〜」と感心してしまったことにある。 |
:三五の2学年後輩。後に、岬商柔道部史上最低のチームを作る張本人達。その原因は名古屋の手抜きを勧める指導に全員﹁なるほど〜﹂と感心してしまったことにある<ref>部の中全体が五十嵐先生含み三五や主力メンバーに目が入っていた為、1年生には目が行き届いていなかった。その為、隙を見られて名古屋が手抜き指導をしていたというのが実情。なお、全員漫画家の名前である。</ref>。
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;五十嵐 寛太(声:[[増岡弘]]) |
;五十嵐 寛太(声:[[増岡弘]]) |
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:岬商の柔道部監督。O・U大学卒。六段所有。
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:岬商の柔道部監督。O・U大学卒。六段所有。
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:現役時代は[[近代オリンピック|オリンピック]]代表候補の本命だった。腕立てや腹筋などの基本的な運動は大の苦手である上に、根性にも欠け厳しい練習に耐えられなかったが、柔道のセンスは折り紙つきで、人の半分の練習で倍以上の成果が出るほどの天才であり、ほとんど全ての技を極めた。当時の体重は72kgだったが、90kgあった後の江南の監督である山崎を全く相手にしなかった。オリンピック出場は目前だったが、大事な試合を宿命のライバル・史村に敗れて落とし、オリンピック出場は叶わなかった(史村とは作中でも2度対戦しているが、共に同じ流れで敗北している)。 |
:現役時代は[[近代オリンピック|オリンピック]]代表候補の本命だった。腕立てや腹筋などの基本的な運動は大の苦手である上に、根性にも欠け厳しい練習に耐えられなかったが、柔道のセンスは折り紙つきで、人の半分の練習で倍以上の成果が出るほどの天才であり、ほとんど全ての技を極めた。当時の体重は72kgだったが、90kgあった後の江南の監督である山崎を全く相手にしなかった。オリンピック出場は目前だったが、大事な試合を宿命のライバル・史村に敗れて落とし、オリンピック出場は叶わなかった(史村とは作中でも2度対戦しているが、共に同じ流れで敗北している)。 |
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:指導者としては決して情熱や才能があるほうではなく、関係者の間でもどんな強い選手も弱くするという悪い評判があった。自らが天才ゆえに自分以外の人間が強くなる方法がわからず、部員たちが天才であったらいいなと本気で考えているところに問題があり、のんびり屋で人の尻を叩くのが嫌いな面も災いしていた。だが、生徒たちが合同合宿で江南と下山田農の選手達たちにこてんぱんにされ、強くなりたいと訴えると、ようやく重い腰をあげ、自ら乱取りに加わって技を伝授するようになったり、﹁俺って天才だ〜﹂や﹁俺ってストロングだぜ~﹂に代表される独自の自己暗示を生徒に伝授するようになったりして、三五達を急成長させた。それでも他力本願主義は変わらず、岬商がピンチに陥るとしばしば神様に祈ったり愛車﹁マドンナ﹂に救いを求めたりしていたが、何故かそれらは功を奏することが多かった。現役引退後100kgを超えた体重も、三五たちへの指導によって体が絞られ、物語中盤以降は引き締まった体形に変化している。
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:指導者としては決して情熱や才能があるほうではなく、関係者の間でもどんな強い選手も弱くするという悪い評判があった。自らが天才ゆえに自分以外の人間が強くなる方法がわからず、部員たちが天才であったらいいなと本気で考えているところに問題があり、のんびり屋で人の尻を叩くのが嫌いな面も災いしていた。だが、生徒たちが合同合宿で江南と下山田農の選手達たちにこてんぱんにされ、強くなりたいと訴えると、ようやく重い腰をあげ、自ら乱取りに加わって技を伝授するようになったり、﹁俺って天才だ〜﹂や﹁俺ってストロングだぜ~﹂に代表される独自の自己暗示を生徒に伝授するようになったりして、三五達を急成長させた。それでも他力本願主義は変わらず、岬商がピンチに陥るとしばしば神様に祈ったり愛車﹁マドンナ﹂に救いを求めたりしていたが、何故かそれらは功を奏することが多かった。現役引退後100kgを超えた体重も、三五たちへの指導によって体が絞られ、物語中盤以降は引き締まった体形に変化している。それに合わせてファッションにも変化が現れ、色付き眼鏡を着用するようになる。
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:常に自動車関連の雑誌を手放さない車好きで、愛車は[[ダイハツ・ミラ]]で名前は﹁マドンナ﹂。だが、100kgを超えた体格には軽自動車は似合わないと買い替えを熱望していたが、あまりに長く乗っていたあまり[[付喪神|マドンナが感情を持って]]しまい、またこの車に買い替えない事を公約して柔道部の勝利を祈願し達成出来たので、そのまま乗用する事になった。口癖は﹁どおしたぁ〜﹂﹁む﹂。
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:常に自動車関連の雑誌を手放さない車好きで、愛車は[[ダイハツ・ミラ]]で名前は﹁マドンナ﹂。だが、100kgを超えた体格には軽自動車は似合わないと買い替えを熱望していたが、あまりに長く乗っていたあまり[[付喪神|マドンナが感情を持って]]しまい、またこの車に買い替えない事を公約して柔道部の勝利を祈願し達成出来たので、そのまま乗用する事になった。口癖は﹁どおしたぁ〜﹂﹁む﹂。
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:作者・小林まことの高校柔道部時代の監督がモデル。 |
:作者・小林まことの高校柔道部時代の監督がモデル。 |
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;森田(声:[[菊池正美]]) |
;森田(声:[[菊池正美]]) |
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:三五に誘われて柔道部に入るが、セッキョーの翌日に退部した。 |
:三五に誘われて柔道部に入るが、セッキョーの翌日に退部した。 |
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==== 教職員 ==== |
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;山野校長 |
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:岬商業校長。学生時代は柔道を経験しており、三五及び柔道部を暖かく見守っている。 |
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:常に柔道部が大会時には応援に駆け付け、春の選手権で西野に敗れたショックから立ち直れないでいた三五を校長室に呼んで激励している<ref>三五に書物を渡していて、それから間も無く三五は立ち直っているが、自分が渡した書物を読んで立ち直ったと勘違いしていた。実際は三五はひろみが風呂上がりにバスタオル巻いただけで電話してきたのに興奮して立ち直っている。</ref>。
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:生徒の母親からはモテモテであり、温厚な性格で柔道部の大会を平日に学校をさぼって応援に来た野球部員や平家達も笑って許したりもしているが、五十嵐が車を買い替えないと決めた代わりにマドンナを派手な装飾にして通勤した際には五十嵐を叱責している。 |
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=== 岬高校 === |
=== 岬高校 === |
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:3年のとき、三五が金鷲旗に出場するために家を出る前日に、車の免許を取得したが、運転技術も知識も心構えも著しく欠損しており、衝突事故、信号無視、整備不良などの違反を繰り返す有様だった。
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:3年のとき、三五が金鷲旗に出場するために家を出る前日に、車の免許を取得したが、運転技術も知識も心構えも著しく欠損しており、衝突事故、信号無視、整備不良などの違反を繰り返す有様だった。
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=== 江南高校 === |
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同じ県の最強の高校。物語序盤における岬商および三五にとっての最大の壁。 |
同じ県の最強の高校。物語序盤における岬商および三五にとっての最大の壁。 |
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;樋口 久 |
;樋口 久 |
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:2年生になってからは気の小ささが解消され、寝技などもできるようになって急成長。インターハイ県予選の個人戦では決勝で下山田農業の清水を破って県代表に選ばれた。その後も重量級の県下トップを張り続け、3年次にも個人でインターハイ出場を果たした。また、三五を一度倒したことからその後も団体戦では三五と当てられ続けたが、三五に二度と勝つことはなかった。 |
:2年生になってからは気の小ささが解消され、寝技などもできるようになって急成長。インターハイ県予選の個人戦では決勝で下山田農業の清水を破って県代表に選ばれた。その後も重量級の県下トップを張り続け、3年次にも個人でインターハイ出場を果たした。また、三五を一度倒したことからその後も団体戦では三五と当てられ続けたが、三五に二度と勝つことはなかった。 |
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;桜木 |
;桜木 |
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:三五の1学年上。山岡の後の江南の主将。体重140kg︵表向きには130kg︶という巨体を誇る。高校選手権県予選で当時68kgの三五を潰すためにぶつけられたが、背負い投げを喰らい一本負けを喫する。
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:三五の1学年上。山岡の後の江南の主将。体重140kg︵表向きには130kg︶という巨体を誇る︵作中では花形に次ぐ重量︶。三五が一年の時の新人戦団体の部決勝では平尾を上四方固めで破る。その後の高校選手権県予選で当時68kgの三五を潰すためにぶつけられたが、背負い投げを喰らい一本負けを喫する。個人戦にも重量級で出場しているが試合のシーンはなく、下農の清水に敗北したらしい。
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:先述の耕談館付属/耕談館浦安との合同合宿に樋口と共に参加したが、三五と同階級の西野に歯が立たなかったらしく「柔道をやるのが嫌になる」と語っていたとのこと。 |
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;石川 弘 |
;石川 弘 |
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:三五の1学年上。物語前半の江南のエース。階級は三五と同じ軽中量級。得意技は諸手背負いと返し技。まじめな性格で実力は県下トップクラスだが、樋口・三五・飛崎守といった超高校級選手には及ばず、個人での全国大会出場は果たせなかった。1年の時の新人戦では中量級個人で飛崎守に次ぐ2位の成績を収めている。三五の公式戦デビューの相手であり、新人戦個人戦の初戦で顔を合わせ序盤は圧倒的に優位に試合を進めたが、終了間際に背負いで一本負けを喫した。高校選手権県予選の決勝では大将として、森田を締め落とした副将平尾を破り大将戦に持ち込むが、鷲尾には一本背負いの奇襲で敗れ、全国大会出場を許してしまった。最後の大会となったインターハイ県予選では、団体戦の決勝で岬商とあたった時には次鋒小柴相手に痛恨の引き分け。個人戦でも準決勝で飛崎守に破れ、高校柔道を引退した。
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:三五の1学年上。物語前半の江南のエース。階級は三五と同じ軽中量級。得意技は諸手背負いと返し技。まじめな性格で実力は県下トップクラスだが、樋口・三五・飛崎守といった超高校級選手には及ばず、個人での全国大会出場は果たせなかった。1年の時の新人戦では中量級個人で飛崎守に次ぐ2位の成績を収めている。三五の公式戦デビューの相手であり、新人戦個人戦の初戦で顔を合わせ序盤は圧倒的に優位に試合を進めたが、終了間際に背負いで一本負けを喫した。高校選手権県予選の決勝では大将として、森田を締め落とした副将平尾を破り大将戦に持ち込むが、鷲尾には一本背負いの奇襲で敗れ、全国大会出場を許してしまった。最後の大会となったインターハイ県予選では、団体戦の決勝で岬商とあたった時には次鋒小柴相手に痛恨の引き分け。個人戦でも準決勝で飛崎守に破れ、高校柔道を引退した。
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:樋口のよき理解者であり、新人戦前は彼に激励の言葉をかけ、インターハイ県予選の三五対樋口の試合中は怪我に苦しむ樋口を「早く終わってくれ!」と願うなど後輩想い。 |
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;福島 |
;福島 |
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:三五の1学年上。次鋒、中堅として活躍。見るからに気が強そうな顔をしている。三五が1年のときの新人戦団体の部決勝では内田を釣込腰で破るも、次の全国高校選手権県予選では大脇に勝った内田と引き分ける。3年時は大脇の台頭のためレギュラーから外れる。
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:三五の1学年上。次鋒、中堅として活躍。見るからに気が強そうな顔をしている。三五が1年のときの新人戦団体の部決勝では内田を釣込腰で破るも、次の全国高校選手権県予選では大脇に勝った内田と引き分ける。3年時は大脇の台頭のためレギュラーから外れる。
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:三五の1学年上、主に中堅、副将として活躍。重量級。三五が一年の時の新人戦団体の部決勝では小柴を締め落としたが、次の全国高校選手権県予選では平尾の[[片羽締め]]に敗れる。
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:三五の1学年上、主に中堅、副将として活躍。重量級。三五が一年の時の新人戦団体の部決勝では小柴を締め落としたが、次の全国高校選手権県予選では平尾の[[片羽締め]]に敗れる。
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;花形 |
;花形 |
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:三五の1学年下。体重が170kgもあり物語中最も重い。岬商に押され始めて後がなくなった山崎先生の放った﹁最終兵器﹂。新人戦の初戦では紅花大五高校を相手に、合計1分足らずで5人抜きを達成した。だが決勝では体重わずか80kgの星に引き分けられてしまい、チームにとって大きな誤算となった。レギュラーであったが、2年夏のインターハイ予選の前に[[大相撲]]の不老部屋にスカウトされ、退学して相撲の道に進む。ちなみに三五が黒帯を取得して買いに行った先のお店で、偶然ながら同じく黒帯を買い求める中学生時代の花形と一度会っている。
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:三五の1学年下。体重が170kgもあり物語中最も重い。岬商に押され始めて後がなくなった山崎先生の放った﹁最終兵器﹂。新人戦の初戦では紅花大五高校を相手に、合計1分足らずで5人抜きを達成した。だが決勝では体重わずか80kgの星に引き分けられてしまい、チームにとって大きな誤算となった。レギュラーであったが、2年夏のインターハイ予選の前に[[大相撲]]の不老部屋にスカウトされ、退学して相撲の道に進む。ちなみに三五が黒帯を取得して買いに行った先のお店で、偶然ながら同じく黒帯を買い求める中学生時代の花形と一度会っている<ref>この時にスポーツ店で花形の黒帯に間違えて三五の刺繍を入れて三五に渡した為、作り直しとなり全国大会直前の三五は本来なら黒帯で出場の予定がこの間違いの為に白帯での出場となってしまった。</ref>。
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;飛崎 健二 |
;飛崎 健二 |
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:三五の1学年下。木場工・飛崎守の弟。兄と外見は似ておらず、性格もややクールな兄と反し激しい気性を前面に出すなどかなりの差異がある。物語後半の江南のエース。階級は軽重量︵95kg以下︶級。山崎先生が﹁樋口以来の天才﹂と認めるほどの逸材。相手を揺さぶってからの足技を得意とする。﹁打倒岬商﹂と全国大会出場という目的を果たすために、兄と同じ木場工ではなく強豪の江南に進学した。新人戦の決勝で当たったときは後2人しか居ない状況で田丸・秋山・内田を抜き返し、一時江南が逆転するほどの活躍を見せた。ただし、結局は三五に背負いで投げられ、チームも負けてしまって武道館に出られず、﹁岬商業に入学しておけばよかった﹂と後悔するシーンも見られる。2年次には個人でインターハイ出場。
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:三五の1学年下。木場工・飛崎守の弟。兄と外見は似ておらず、性格もややクールな兄と反し激しい気性を前面に出すなどかなりの差異がある。物語後半の江南のエース。階級は軽重量︵95kg以下︶級。山崎先生が﹁樋口以来の天才﹂と認めるほどの逸材。運動能力とセンスが高く、相手を揺さぶってからの足技を得意とする。﹁打倒岬商﹂と全国大会出場という目的を果たすために、兄と同じ木場工ではなく強豪の江南に進学した。新人戦の決勝で当たったときは後2人しか居ない状況で田丸・秋山・内田を抜き返し、一時江南が逆転するほどの活躍を見せた。ただし、結局は三五に背負いで投げられ、チームも負けてしまって武道館に出られず、﹁岬商業に入学しておけばよかった﹂と後悔するシーンも見られる。2年次には個人でインターハイ出場。
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:同じ学年の田丸とはライバル関係を築く。1年次の新人戦における初対戦の際は田丸に勝ったが、2年次のインターハイ県予選団体戦決勝で、先鋒同士で戦った際には引き分けてしまった。江南はこれが痛手となって団体でのインターハイ出場を逃した。兄が三五に稽古をつけるために岬商を訪れた際に、田丸をはじめとする1年生までをも指導して強化してしまった事を批難している。
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:同じ学年の田丸とはライバル関係を築く。1年次の新人戦における初対戦の際は田丸に勝ったが、2年次のインターハイ県予選団体戦決勝で、先鋒同士で戦った際には引き分けてしまった。江南はこれが痛手となって団体でのインターハイ出場を逃した。兄が三五に稽古をつけるために岬商を訪れた際に、田丸をはじめとする1年生までをも指導して強化してしまった事を批難している。
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;山岡 |
;山岡 |
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:三五と同じ階級の選手で県ベスト8の実績を持つ実力者。にきび面。合同合宿後の最初の試合となる県民大会では次鋒で出場するが、平尾に一本負けを喫する。その後の新人戦の個人戦の2回戦で三五とあたり、序盤は岡部が優勢に試合を進めるが、最後は三五の背負いで一本を取られ敗戦。 |
:三五と同じ階級の選手で県ベスト8の実績を持つ実力者。にきび面。合同合宿後の最初の試合となる県民大会では次鋒で出場するが、平尾に一本負けを喫する。その後の新人戦の個人戦の2回戦で三五とあたり、序盤は岡部が優勢に試合を進めるが、最後は三五の背負いで一本を取られ敗戦。 |
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;河村 |
;河村 |
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:三五の1学年上。階級は重量級。清水のライバルと目されており、合同合宿後の県民大会では先鋒として対戦した小柴が﹁あんまり強いんで3年かと思ったら2年だったのか﹂と驚 |
:三五の1学年上。階級は重量級。清水のライバルと目されており、合同合宿後の県民大会では先鋒として対戦した小柴が﹁合宿の時あんまり強いんで3年かと思ったら2年だったのか﹂と驚き、鷲尾ら他の選手たちも﹁10秒もつかどうか﹂と内心思ってたほどの実力者。だがその試合では小柴に技が通じず、有効、技あり、一本を立て続けに取られるサイクル柔道で敗れ、合宿後の岬商の急成長が明らかになる第一歩の試合ともなった。
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;寺沢 直也 |
;寺沢 直也 |
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:三五と同じ階級の選手。中堅で出場し、合同合宿後の県民大会では内田に一本負けを喫する。その後も新人戦の団体戦では江南の |
:三五と同じ階級の選手。中堅で出場し、合同合宿後の県民大会では内田に一本負けを喫する。その後も新人戦の団体戦では江南の森田に一本負け、個人戦でも準決勝で樋口に一本負けを喫する。
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;西川 |
;西川 |
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:三五の1学年上。合同合宿後の県民大会の団体戦で三五と戦った、三五の対外試合デビューの相手。目つきが悪く気が強い。開始早々三五を奥襟を取りにいくように見せかけて右の拳で殴りつけて威嚇す |
:三五の1学年上。合同合宿後の県民大会の団体戦で三五と戦った、三五の対外試合デビューの相手。目つきが悪く気が強い。開始早々三五を奥襟を取りにいくように見せかけて右の拳で殴りつけて威嚇すも、その直後に同じ方法で気の強い三五に殴り返されて逆上してしまい、動きが隙だらけになった所を最後は背負い投げを喰らって一本負けを喫した。よって、三五が対外試合で初めて勝利を収めた相手でもある。
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;沢井 |
;沢井 |
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:下山田農業高校柔道部監督。山崎先生と同様に指導は厳しいが、柔道の実力は五十嵐先生より劣る。五厘の坊主頭。選手を叱責するときは﹁バカモノ!﹂が口癖。現福島県立田村高等学校の柔道部監督の下山田先生がモデル。
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:下山田農業高校柔道部監督。山崎先生と同様に指導は厳しいが、柔道の実力は五十嵐先生より劣る。五厘の坊主頭。選手を叱責するときは﹁バカモノ!﹂が口癖。現福島県立田村高等学校の柔道部監督の下山田先生がモデル。
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;千代崎 謙二 |
;千代崎 謙二 |
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:三五と同世代で、物語中盤のライバル。主将。階級は三五と同じ軽中量級。全国トップレベルの実力の上に端正なマスク、礼儀正しい態度で周りの評判がいい。得意技は左右どちらからでも繰り出せる[[内股]]。
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:三五と同世代で、物語中盤のライバル。主将。階級は三五と同じ軽中量級。全国トップレベルの実力の上に端正なマスク、礼儀正しい態度で周りの評判がいい。得意技は左右どちらからでも繰り出せる[[内股]]。
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:三五と初めて当たったのは2年次のインターハイ個人戦準決勝であり、この時は開始早々に内股で[[技あり]]をとったのがそのまま決勝点となり、勝利を収めているが、終了間際に三五に背負いで投げられてしまい、もし時間内なら技ありをとられていたかもしれないという、薄氷の勝利であった。春の高校選手権の準決勝で再び対戦し、激しい技の攻防で観客を沸かせたが、最後は三五の片手の背負いを前に敗れた。3年次のインターハイ団体戦の決勝で三度戦ったが、ここでも三五には及ばなかった。
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:一年生の時にインターハイで樋口の試合を見て﹁俺の時代は一生来ないかと思った。﹂と思うほどの衝撃を受けていた。﹁三五と初めて当たったのは2年次のインターハイ個人戦準決勝であり、この時は開始早々に内股で[[技あり]]をとったのがそのまま決勝点となり、勝利を収めているが、終了間際に三五に背負いで投げられてしまい、もし時間内なら技ありをとられていたかもしれないという、薄氷の勝利であった。春の高校選手権の準決勝で再び対戦し、激しい技の攻防で観客を沸かせたが、最後は三五の片手の背負いを前に敗れた。3年次のインターハイ団体戦の決勝で三度戦ったが、ここでも三五には及ばなかった。
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:2年次の高校選手権の会場で、暴力事件を引き起こすなど傍若無人の言動をとっていた西野をたしなめるが、西野から居直られた。それ以来打倒西野を目標に努力を重ねるが、それもむなしく、金鷲旗では準決勝で対戦した西野に一本負けを喫した。
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:2年次の高校選手権の会場で、暴力事件を引き起こすなど傍若無人の言動をとっていた西野をたしなめるが、西野から居直られた。それ以来打倒西野を目標に努力を重ねるが、それもむなしく、金鷲旗では準決勝で対戦した西野に一本負けを喫した。
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;管原 |
;管原 |
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:柔道部監督。 |
:柔道部監督。 |
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:当初は西野の素質と努力を高く評価し、他の部員にも西野を見習うように勧めるほどであった。また、西野が暴力事件を起こした際にも、西野の過去を慮り、八方手を尽くして警察沙汰にしなかった。だがその結果、西野はさらに図に乗ってしまい、他の先生から非難されるまでになった。そのために、神経をすり減らして胃を壊してしまい、ついに3年夏のインターハイを前に[[胃潰瘍]]で入院してしまった。
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:当初は西野の素質と努力を高く評価し、他の部員にも西野を見習うように勧めるほどであった。また、西野が暴力事件を起こした際にも、西野の過去を慮り、八方手を尽くして警察沙汰にしなかった。だがその結果、西野はさらに図に乗ってしまい、他の先生から非難されるまでになった。そのために、神経をすり減らして胃を壊してしまい、ついに3年夏のインターハイを前に[[胃潰瘍]]で入院してしまった。
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:作中における西野の唯一ともいえる理解者。西野も﹁俺を認めてくれたのもあんただけだ﹂と述べている。挫折を知らない西野に成長の為の敗北を願っていた。
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:作中における西野の唯一ともいえる理解者。西野も﹁俺をバカヤロウと叱ってくれるのも、認めてくれたのもあんただけだ﹂と述べている。挫折を知らない西野に成長の為の敗北を願っていた。
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=== その他の高校の柔道選手 === |
=== その他の高校の柔道選手 === |
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;木山 道明 |
;木山 道明 |
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:鹿屋南高校の柔道部員で三五と同学年。階級は三五と同じ軽中量級。外見、話し言葉ともに典型的な鹿児島人。2年次のインターハイ個人戦の予選リーグで初めて顔を合わせた。その試合前には、三五相手にさも試合を諦めたかのように振る舞い、一緒に写った写真を撮ろうと呼びかけるありさま。さらに自分は袖釣り込みが得意と述べていたが、実は得意技は寝技で、本番では三五相手にまさかの勝利を収め、三五を予選リーグ敗退の危機に追い込んだ︵実際には三五は予選リーグを突破した︶。その後も﹁三五を倒した男﹂を自称し全国大会に頻繁に登場したが、成績は振るわなかった。
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:鹿屋南高校の柔道部員で三五と同学年。階級は三五と同じ軽中量級。外見、話し言葉ともに典型的な鹿児島人。2年次のインターハイ個人戦の予選リーグで初めて顔を合わせた。その試合前には、三五相手にさも試合を諦めたかのように振る舞い、一緒に写った写真を撮ろうと呼びかけるありさま。さらに自分は袖釣り込みが得意と述べていたが、実は得意技は寝技で、本番では三五相手にまさかの勝利を収め、三五を予選リーグ敗退の危機に追い込んだ︵実際には三五は予選リーグを突破した︶。その後も﹁三五を倒した男﹂を自称し全国大会に頻繁に登場したが、成績は振るわなかった。
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||
:その後は同作者による後の作品「格闘探偵団」にゲスト出演しており、メガネを掛けた[[鹿児島弁]]を操る警官役や、ファミレスの店員役として同作の主人公、東三四郎と対面している。 |
:その後は同作者による後の作品「格闘探偵団」にゲスト出演しており、メガネを掛けた[[薩隅方言|鹿児島弁]]を操る警官役や、ファミレスの店員役として同作の主人公、東三四郎と対面している。 |
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:モデルは『[[週刊ヤングマガジン]]』で『[[おっぱいジョッキー]]』を連載していた作者・小林まことの元アシスタントでもある[[木山道明]]。 |
:モデルは『[[週刊ヤングマガジン]]』で『[[おっぱいジョッキー]]』を連載していた作者・小林まことの元アシスタントでもある[[木山道明]]。 |
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;三五の父 |
;三五の父 |
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:三五十五の父親。寿司屋を営んでいるが、その腕前は確かで食べに来た人を唸らせる。﹁十五﹂の名をふざけてつけた張本人。また、独特な眉毛の形状も見事に遺伝した上に、集中するとひょっとこ口になる癖も受け継がれている。十五が柔道をすることには特に口出しをしない。
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:三五十五の父親。寿司屋を営んでいるが、その腕前は確かで食べに来た人を唸らせる。﹁十五﹂の名をふざけてつけた張本人。また、独特な眉毛の形状も見事に遺伝した上に、集中するとひょっとこ口になる癖も受け継がれている。十五が柔道をすることには特に口出しをしない。
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;西野の母 |
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:西野新二の母親。夫とは西野が幼少期に離婚しており、以降女手一つで西野を育てる。いじめを苦に自殺未遂にまで手を出した息子に心を痛め、強くあってほしいと中学2年時に柔道部に連れて行ったのが、西野が柔道を始めるきっかけとなる。母子仲は非常に良好で、高校柔道引退後の西野が一人暮らしで寂しいだろうからと、自身の郵便貯金から費用を捻出して温泉旅行に誘ったほどである。大変な泣き上戸で、事あるごとに息子を含めた周囲が困惑するほどの涙を流す癖がある。 |
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;五十嵐 さなえ |
;五十嵐 さなえ |
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:五十嵐監督の細君。勝気でしっかり者。洗濯や雑用の為に合宿にまで同行し、その後は妊娠するまで全国大会も含めて全試合観戦するなど、なかなかのバイタリティの持ち主。のんびり屋の五十嵐の尻叩き役。五十嵐の現役時のファンで、彼が絶対にオリンピックに出場すると思い手紙を頻繁に送り射止めたが、結婚後の五十嵐の怠惰さや物欲に対して後悔している。終盤で1女を儲けるが、妊娠に伴ってすっかり容姿が変わってしまった︵体重が増えたことを説明するさなえに五十嵐監督は﹁それじゃお腹の子が20kgもあるのか﹂と内心ツッコんでいた︶。
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:五十嵐監督の細君。勝気でしっかり者。洗濯や雑用の為に合宿にまで同行し、その後は妊娠するまで全国大会も含めて全試合観戦するなど、なかなかのバイタリティの持ち主。部の女将という存在であり、のんびり屋の五十嵐の尻叩き役。五十嵐の現役時のファンで、彼が絶対にオリンピックに出場すると思い手紙を頻繁に送り射止めたが、結婚後の五十嵐の怠惰さや物欲に対して後悔している。終盤で1女を儲けるが、妊娠に伴ってすっかり容姿が変わってしまった︵体重が増えたことを説明するさなえに五十嵐監督は﹁それじゃお腹の子が20kgもあるのか﹂と内心ツッコんでいた︶。
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;泉谷 |
;泉谷 |
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:雑誌﹃現代柔道﹄の編集者。柔道の取材では、史村と行動を共にすることも多い。史村と共に岬商および三五の成長を見守ってくれる存在。試合会場では、谷という名前のカメラマンの部下を連れている。
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:雑誌﹃現代柔道﹄の編集者。柔道の取材では、史村と行動を共にすることも多い。史村と共に岬商および三五の成長を見守ってくれる存在。試合会場では、谷という名前のカメラマンの部下を連れている。
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;谷 |
;谷 |
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泉谷の部下のカメラマン。柔道の取材の合間にのんきに弁当を食べるなど、マイペースな性格。﹁俺はプロだ﹂と自身の撮影技術には自信を持っているが、インターハイで三五が大杉の赤木相手に背負いを決めたシーンは撮り損なってしまい、泉谷を落胆させた。
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泉谷の部下のカメラマン。柔道の取材の合間にのんきに弁当を食べるなど、マイペースな性格。﹁俺はプロだ﹂と自身の撮影技術には自信を持っているが、インターハイで三五が大杉の赤木相手に背負いを決めたシーンは撮り損なってしまい、泉谷を落胆させた。
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;山下泰呂比 |
;山下泰呂比 |
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:三五が3年のときの金鷲旗大会決勝・岬商業高対耕談館浦安高戦を裁いた主審。モデルは[[山下泰裕]]。 |
:三五が3年のときの金鷲旗大会決勝・岬商業高対耕談館浦安高戦を裁いた主審。モデルは[[山下泰裕]]。 |
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この漫画には他の小林まこと作品と同様に著者の他の作品のキャラクター、もしくはそれに類似する人物がしばしば登場する。 |
この漫画には他の小林まこと作品と同様に著者の他の作品のキャラクター、もしくはそれに類似する人物がしばしば登場する。 |
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*例えば、インターハイ予選リーグで岬商業に負けた新宮山高校の生徒が泣いているシーンでは、﹃[[1・2の三四郎]]﹄に登場する参豪らしき人物が出ている。また、同大会の個人戦で桜五郎似の副審も登場する。<ref>参豪は﹃[[1・2の三四郎2]]﹄では三五と西野の所属する全日本の強化コーチ、﹃[[格闘探偵団]]﹄では三五の通うO・U大学の柔道部コーチとして登場している。</ref>
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*例えば、インターハイ予選リーグで岬商業に負けた新宮山高校の生徒が泣いているシーンでは、﹃[[1・2の三四郎]]﹄に登場する参豪らしき人物が出ている。また、同大会の個人戦で桜五郎似の副審も登場する。<ref>参豪は﹃[[1・2の三四郎2]]﹄では三五と西野の所属する全日本の強化コーチ、﹃[[格闘探偵団]]﹄では三五の通うO・U大学の柔道部コーチとして登場している。</ref>
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*名前だけだが、三五が1年のときの新人戦の組み合わせ表を見ると、同じく『1・2の三四郎』に出てくる「田中敬三」の名前がある。 |
*名前だけだが、三五が1年のときの新人戦の組み合わせ表を見ると、同じく『1・2の三四郎』に出てくる「田中敬三」の名前がある。 |
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また、小林まこと作品である﹃[[格闘探偵団]]﹄の中で主人公の東三四郎がO・U大学柔道部を訪れ、三五十五と対面する回がある。それによると、[[近代オリンピック|オリンピック]]の柔道日本代表として金メダル確実と言われ、日本選手団の団長にまで選ばれたにもかかわらず、一回戦でまったく無名の選手に負け非常につらい目にあったとのこと。次回のオリンピックでの雪辱に向けて特訓中であるが、できちゃった結婚をしたひろみとの間にはお腹の子も含めて4人の子供が出来ている︵ひろみによれば[[コンドーム]]をつけてくれないので﹁百発百中﹂だとのこと︶。また、﹃[[1・2の三四郎2]]﹄にも、有名な強豪選手として西野と共に名前が挙げられている他、三四郎と赤城の大阪城決戦を三五と西野がならんで観戦に来ているシーンが描かれている。岬商柔道部の元部員が描かれたコマも随所で存在している。<ref>三五以外では五頭の自殺未遂の現場を目撃したカップルが秋山と平家 |
また、小林まこと作品である﹃[[格闘探偵団]]﹄の中で主人公の東三四郎がO・U大学柔道部を訪れ、三五十五と対面する回がある。それによると、[[近代オリンピック|オリンピック]]の柔道日本代表として金メダル確実と言われ、日本選手団の団長にまで選ばれたにもかかわらず、一回戦でまったく無名の選手に負け非常につらい目にあったとのこと。次回のオリンピックでの雪辱に向けて特訓中であるが、できちゃった結婚をしたひろみとの間にはお腹の子も含めて4人の子供が出来ている︵ひろみによれば[[コンドーム]]をつけてくれないので﹁百発百中﹂だとのこと︶。また、﹃[[1・2の三四郎2]]﹄にも、有名な強豪選手として西野と共に名前が挙げられている他、三四郎と赤城の大阪城決戦を三五と西野がならんで観戦に来ているシーンが描かれている。岬商柔道部の元部員が描かれたコマも随所で存在している。<ref>三五以外では五頭の自殺未遂の現場を目撃したカップルが秋山と平家。三四郎の店長しているファミレスの常連客が田丸、星、関根、伏見。プロ柔道に挑戦する警察官が鷲尾。三四郎、馬之助、頁二が乗っている電車と同じ車両にスーツ姿の八木と名古屋に良く似た顔をした女子生徒。虎吉がドリームチームに寄付した車のセールスマンが平尾。鷲尾は三四郎の師匠で指名手配中の桜五郎が三四郎と赤城の大阪城決戦を観覧するのをマークする警察官としても登場した。また、鷲尾と平尾は本作で描かれた卒業後の進路がそのまま描かれている。</ref>
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上記の内容から、時系列では作者の執筆順通り本作の前に﹃[[1・2の三四郎]]﹄でその後に本作が入り大学時代の三五が登場する﹃[[1・2の三四郎2]]﹄、﹃[[格闘探偵団]]﹄という流れになるのが妥当である。ただし、その後の﹃[[JJM 女子柔道部物語]]﹄では物語の時系列が本作と同時期<ref>同作の主人公の神楽えもが高校1年生だったのは1988年の設定。本作の三五の学年とは同じ学年の為、後述の通り高校1年のえもが﹃[[格闘探偵団]]﹄辺りの三五と会うのは矛盾している。同作は原作者の[[恵本裕子]]が主人公のモデルになっていて、実際の恵本の時系列通りに物語が進んでいる。本作とほぼ時系列が重複しているのはその為。︵実際の恵本が高校生だったのは1988年度〜1990年度︶</ref> なのに大学時代のオリンピックで敗退後の﹃格闘探偵団﹄の辺りの三五︵時系列では三五が大学生なのは﹃三四郎2﹄辺りの為︶が登場したり、三四郎が﹃三四郎2﹄開始より前のアメリカに渡る以前︵﹃三四郎﹄最終回辺りの時系列︶の新東京プロレス所属レスラーとして登場したりしている為矛盾点が多い<ref>三四郎→本作→三四郎2→格闘探偵団の時系列だと、三五の登場時期が矛盾していて、三四郎の登場時期が時系列通りということになる。﹃三四郎﹄最終回で三四郎は新東京プロレス所属レスラーとなり、﹃三四郎2﹄開始時点では三四郎はアメリカに渡っていたのを帰国したが、所属していた新東京プロレスはその間に倒産していたという設定のため。また、﹃三四郎シリーズ﹄の登場人物でも、馬之助が新東京プロレス倒産後に始めたお好み焼き屋の店主役で登場したりしている矛盾点はある。詳細は﹃[[1・2の三四郎]]﹄、﹃[[1・2の三四郎2]]﹄を参照。</ref>。
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『[[JJM 女子柔道部物語]]』には本作のパロディ漫画である『柔道衣物語』という漫画が登場していて、本作の本編の内容やコミックスの表紙が劇中劇としてほぼそのまま登場したりしているが、三五の顔だけは『[[1・2の三四郎]]』の参豪の顔に差し替えられている。(鷲尾、平尾、小柴、内田は差し替え無しでそのまま登場) |
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上記の内容から、時系列では作者の執筆順通り本作の前に﹃[[1・2の三四郎]]﹄でその後に本作が入り大学時代の三五が登場する﹃[[1・2の三四郎2]]﹄、﹃[[格闘探偵団]]﹄という流れになるのが妥当である。ただし、その後の﹃[[JJM女子柔道部物語]]﹄では物語の時系列が本作と同時期<ref>同作の主人公の神楽えもが高校1年生だったのは1988年の設定。本作の三五の学年とは |
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また、『[[ホワッツマイケル]]』にも三五十五と十五の両親が登場するエピソードが掲載されている。 |
また、『[[ホワッツマイケル]]』にも三五十五と十五の両親が登場するエピソードが掲載されている。 |
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<!--*他の小林作品同様「どうしようもないキャラクターの、どうしようもないリアクション」が絶妙で、柔道に間接的に関係したシーンではこれが多用され、作品の魅力の一つとなっている。 |
<!--*他の小林作品同様「どうしようもないキャラクターの、どうしようもないリアクション」が絶妙で、柔道に間接的に関係したシーンではこれが多用され、作品の魅力の一つとなっている。 |
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*連載当時に現役の柔道部員等からは絶大な支持を得た作品である。[[吉田秀彦]]、古賀稔彦、[[野村忠宏]]もこの作品を愛読していた。古賀稔彦︵強豪校東京[[世田谷学園高等学校]]・[[日体大]]柔道部出身︶は三五十五のモデルとされる。-->
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*連載当時に現役の柔道部員等からは絶大な支持を得た作品である。[[吉田秀彦]]、古賀稔彦、[[野村忠宏]]もこの作品を愛読していた。古賀稔彦︵強豪校東京[[世田谷学園高等学校]]・[[日体大]]柔道部出身︶は三五十五のモデルとされる。-->
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*古賀稔彦(当時大学2年)が出場した試合(1988年1月 正力国際学生柔道大会準決勝)の取材中に見せた「片手背負い(両手で組んでおらず、つり手だけの背負い)」を、三五が1年生の時の春の高校選手権予選・飛崎戦のシーンに取り入れている。これを読んでいた野村忠宏は、いつか試合でやってやろうと練習しており、1996年アトランタ五輪3回戦で[[ニコライ・オジョギン|ニコライ・オジェギン]]に有効を2つとられ残り15秒のところでこの技を掛け逆転勝ちした。野村は「オジェギン戦がなければ、たぶん自分の(五輪)三連覇もなかったと思うし、大逆転に導いてくれたのが片襟の背負いだったんですよね」と語っている<ref> |
*[[古賀稔彦]](当時大学2年)が出場した試合(1988年1月 正力国際学生柔道大会準決勝)の取材中に見せた「片手背負い(両手で組んでおらず、つり手だけの背負い)」を、三五が1年生の時の春の高校選手権予選・飛崎戦のシーンに取り入れている。これを読んでいた[[野村忠宏]]は、いつか試合でやってやろうと練習しており、1996年アトランタ五輪3回戦で[[ニコライ・オジョギン|ニコライ・オジェギン]]に有効を2つとられ残り15秒のところでこの技を掛け逆転勝ちした。野村は「オジェギン戦がなければ、たぶん自分の(五輪)三連覇もなかったと思うし、大逆転に導いてくれたのが片襟の背負いだったんですよね」と語っている<ref name="ReferenceA"/>。 |
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』2016年1月31日 BS1で放送。</ref>。 |
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*『[[柔道一直線]]』や『[[柔道讃歌]]』等とは違い、極めて現実的な作品である。有名な幻の技と言われる[[山嵐 (柔道)|山嵐]]も登場しない(山嵐についてはリンクを参照のこと)。 |
*『[[柔道一直線]]』や『[[柔道讃歌]]』等とは違い、極めて現実的な作品である。有名な幻の技と言われる[[山嵐 (柔道)|山嵐]]も登場しない(山嵐についてはリンクを参照のこと)。 |
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*部活動の汗臭さを前面に出し、練習の描写がかなり大きい。<!--当時連載時期が同じだった『[[週刊少年サンデー]]』の『[[帯をギュッとね!]]』とよく比較される作品でもある。--> |
*部活動の汗臭さを前面に出し、練習の描写がかなり大きい。<!--当時連載時期が同じだった『[[週刊少年サンデー]]』の『[[帯をギュッとね!]]』とよく比較される作品でもある。--> |
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*新入部員歓迎の行事﹁セッキョー﹂など柔道部生活独特の空気感を、柔道への愛情を込めてそのまま描いたのも経験者たちの共感を呼び、成功につながった。﹁セッキョー﹂は、作者が在籍していた[[新潟県立新潟商業高等学校]]柔道部で実際に行われていた。また、岬商野球部の1年生が裸でグラウンドで踊る﹁アメフレ﹂も、新潟商業野球部で昭和末期頃まで﹁雨乞いの儀式﹂として実際に行われていた。
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*新入部員歓迎の行事﹁セッキョー﹂など柔道部生活独特の空気感を、柔道への愛情を込めてそのまま描いたのも経験者たちの共感を呼び、成功につながった。﹁セッキョー﹂は、作者が在籍していた[[新潟県立新潟商業高等学校]]柔道部で実際に行われていた。また、岬商野球部の1年生が裸でグラウンドで踊る﹁アメフレ﹂も、新潟商業野球部で昭和末期頃まで﹁雨乞いの儀式﹂として実際に行われていた。
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*岬商柔道部では新2年生たちの髪が伸びたことを祝って、新3年生が新2年生の頭を好きな物で叩く「おはつ」という儀式があるが、これも過去に[[日本体育大学]]柔道部に代々伝わる伝統行事であった(現在は行われていない)。『[[七帝柔道記]]』には北海道大学柔道部のパンツ1枚になっての数時間に及ぶ新入生の「セッキョー」が生々しく描かれている。 |
*岬商柔道部では新2年生たちの髪が伸びたことを祝って、新3年生が新2年生の頭を好きな物で叩く「おはつ」という儀式があるが、これも過去に[[日本体育大学]]柔道部に代々伝わる伝統行事であった(現在は行われていない)。『[[七帝柔道記]]』には北海道大学柔道部のパンツ1枚になっての数時間に及ぶ新入生の「セッキョー」が生々しく描かれている。 |
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*作者の欠点でもある遅筆の影響で、連載当時は休載が多かった。 |
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*単行本第2巻111〜112ページ目で岬商野球部が決勝戦でラジオ中継を聞くシーンでは、試合の得点が合わない。九回の表が終わり3対2で岬商が勝っているが、九回の裏逆転され4対2で負けたと記されている。 |
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*作者の小林が[[新潟県]]出身のためか、作品の舞台は﹁新賀田県﹂ということになっている︵1巻のみ﹁二井形県﹂︶<ref>﹃[[1・2の三四郎]]﹄も三四郎達主要メンバーの高校時代までの作品の舞台は﹁新賀田県﹂になっている。</ref> 。三五が小柴に街中で﹁サッ﹂と挨拶をする場所は[[東日本旅客鉄道|JR]][[新潟駅]]の万代口の雰囲気がある。作中に描かれる岬商の校舎は新潟商業高校と瓜二つである。﹁[[古町 (新潟市)|古町]]ぶらついて帰るか﹂というセリフも出てくる。夏合宿で出てきた電車は、現在廃止された[[新潟交通|新潟交通電鉄]]。下山田農業高校のモデルは新潟市立︵当時は黒埼町立︶山田小学校。
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*作者の欠点でもある遅筆の影響で、連載当時は休載が多かった。<!--作品内での試合が盛り上がっているのに何の前触れもなく休載になってしまい、テンションが落ちた読者は多かった。--> |
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*作品自体の欠点としては、試合場の畳の枚数が実際のものと違ったり、全日本選手権︵五十嵐先生の回想シーン︶にて同大会では禁止されている部旗が掲げられていたり、細かい部分には難も見られる。また三五が1年のときの斉藤の肩書きが﹁主将﹂ではなく﹁部長﹂である。
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*作者の小林が[[新潟県]]出身のためか、作品の舞台は﹁新賀田県﹂ということになっている︵1巻のみ﹁二井形県﹂︶ |
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== 脚注 == |
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[[Category:小林まこと]] |
[[Category:小林まことの漫画作品]] |
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[[Category:漫画作品 し|ゆうとうふものかたり]] |
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[[Category:1985年の漫画]] |
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[[Category:週刊ヤングマガジンの漫画作品]] |
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[[Category:柔道漫画]] |
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[[Category:高 |
[[Category:日本の高校スポーツを題材とした漫画作品]] |
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[[Category:新潟県を舞台とした漫画作品]] |
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[[Category:アニメ作品 し|ゆうとうふものかたり]] |
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[[Category:1991年のOVA]] |
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[[Category:ヤンマガKCのアニメ作品]] |
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[[Category:日本の高校スポーツを題材としたアニメ作品]] |
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[[Category:新潟県を舞台としたアニメ作品]] |
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柔道部物語 | |
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ジャンル | スポーツ漫画 |
漫画 | |
作者 | 小林まこと |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
レーベル | ヤンマガKCスペシャル 講談社漫画文庫 |
発表期間 | 1985年 - 1991年 |
巻数 | 【単行本】全11巻 【文庫】全7巻 |
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