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[[2008年]][[3月27日]]には[[マーベラスエンターテイメント]]から『海腹川背・旬』の移植に一部追加要素を加えた[[プレイステーション・ポータブル]]用ソフト『[[海腹川背Portable]]』が発売される予定である。開発は[[ロケットスタジオ]]が担当。PSP版では[[酒井潔]]が関わっておらず、一部ファンにはこの開発体制を不安に思う声もある(詳細は[[#外部リンク|外部リンク]]参照)。 |
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2008年3月14日に『海腹川背Portable』の体験版が公開されたが、様々な仕様変更がされ、これをPSPの仕様によるものと公式が発表した。ただし、一部ファンはこの仕様変更を明らかなバグや改悪であると指摘している。([http://www32.atwiki.jp/kawasepsp/pages/12.html 詳細]) |
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2008年3月14日に『海腹川背Portable』の体験版が公開されたが、様々な仕様変更がされ、これをPSPの仕様によるものと販売元が発表した。ただし、'''一部ファンはこの仕様変更を明らかなバグや改悪であると指摘している。'''([http://www32.atwiki.jp/kawasepsp/pages/12.html 詳細]) |
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==特徴== |
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==特徴== |
2008年3月20日 (木) 11:26時点における版
| この項目は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。
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﹃海腹川背﹄︵うみはらかわせ︶は、スーパーファミコン用のアクションゲームである。
概要
1994年12月に株式会社TNNから、ゲーム参入第一弾の作品として発売された。因みにTNNは本作の後にサッカーゲームを発売したのみで、通算たった2作でゲーム業界から撤退している。同社が今でも現存しているかは不明。
また、一部のファンに根強い人気を誇った事から、続編としてエクシングから1997年2月に﹃海腹川背・旬﹄、および2000年1月に﹃海腹川背・旬 ~セカンドエディション~ マル安シリーズ(1)﹄がプレイステーション用ソフトとして発売された︵なお、スーパーファミコン用に続編を発売する計画もあったが頓挫している︶。
2008年3月27日にはマーベラスエンターテイメントから﹃海腹川背・旬﹄の移植に一部追加要素を加えたプレイステーション・ポータブル用ソフト﹃海腹川背Portable﹄が発売される予定である。開発はロケットスタジオが担当。PSP版では酒井潔が関わっておらず、一部ファンにはこの開発体制を不安に思う声もある︵詳細は外部リンク参照︶。
2008年3月14日に﹃海腹川背Portable﹄の体験版が公開されたが、様々な仕様変更がされ、これをPSPの仕様によるものと販売元が発表した。ただし、一部ファンはこの仕様変更を明らかなバグや改悪であると指摘している。︵詳細)
特徴
海腹川背はアクションゲーム。主人公の﹁海腹川背︵説明書では親しみを込めて”さん”付けで紹介されている︶﹂という名前の女の子を操作し、ゴムロープの先に付いた釣り用ルアーを天井や壁に引っ掛けてターザンのようなアクションをしながら、ゴールとなるドアを目指すものである。障害物や敵を除けながらドアに到達し入ると次のフィールドに進めるが、ドアが二ヶ所以上置かれているフィールド︵ステージ︶も多く、最終フィールドも最終フィールドへの到達ルートも複数ある。フィールドによって難易度は様々だが、中には、相当の鍛錬を積まないと到達できない上級者向けの難所もある。
この作品は、伸縮自在のゴムロープを使ったアクションで﹁ラバーリング・アクション﹂と銘打たれている。このルアー付きロープは使い方を工夫することで、従来のアクションゲームでは不可能だった様々な動きができる。たとえば、敵に引っかけ捕獲する、高く飛び上がる、広い穴を跳び越す、天井に張り付く、上の床に上がる、凄い勢いでダッシュする、など用途が広い。これらの非常に幅広いアクションにより、初心者から上級者まで楽しめる作りとなっている。このロープアクションのシステムは、カプコンが1987年にアーケードで発表したトップシークレットのシステムを受け継いだものである。またエグザクトが1991年にX68000用ゲームとして発売したアクアレスも同様のシステムである。
また、上達意欲をそそる機能としてREPLAY機能があり、自分のプレイデータを記録し、何時でも何度でも再生できる。2作目の海腹川背・旬以降ではクリアタイムも記録され、一度でも到達したことのあるフィールドを選択して練習出来るPRACTICE機能が追加されている︶。
また、1/100単位で動く時計でプレイ時間が計られており、1つのフィールドをいかに早くクリアするかという点もやりこみ要素の1つとなっている。インターネット上でクリアタイムを競ったりプレイ動画を配布するといった楽しみ方もされている。
なお、このゲームにエンディングデモは存在しない。クリア時のフィールド画面を背景にスタッフロールが流れるのみである。
評価
川や海といった魚のいる風景を背景にした寂寥感漂う殺風景な舞台や、足の生えた魚や巨大なオタマジャクシがたむろする独特の光景は、実に異様な世界を醸し出している。それとは対称的に、パステル調の明るい色彩を用いたレイアウトや軽快なポップス調のBGMが陰鬱な雰囲気を打ち消しており、暗い雰囲気にはならず独特のシュールな世界観を醸し出している。
ゲームが進行するほど難しい操作を要求され、一部フィールドの難度は絶望的なものとなっている。そのためゲームとしての難度は高いとされるが、練習を重ねることで新しいアクションを覚え苦手なフィールドを攻略する爽快感が売り。上達を実感し易いゲームとして評価が高く、旬の発売後数年が経過しても、プレイステーション関係ゲーム雑誌のユーザーランキングにランクインし続けた。そして上級者の楽しみ方として、﹁30分ルール﹂で如何に早く攻略出来るかを競うタイムアタックや、特別なルールを設けてプレイする﹁大道芸﹂等がファンの間で広まりを見せた。無限の楽しみ方をもつゲームといえる。
主な開発スタッフ
ゲームデザイン、プログラミング
●酒井潔
キャラクターデザイン
●近藤敏信︵他にはどきどきポヤッチオ等︶
音楽
●Pas de chat
●本山淳弘
メディア
テレビ向けCM及び各種広告
発売の1ヶ月ほど前にテレビ東京系列の深夜枠等極一部で放映されたのみであり、殆ど存在は知られていない。また、TV向けCMとは別に、プロモーション用のビデオもある。
作品内では、海腹川背のプレイ映像と共に、海腹川背テーマソング﹁藍よりも青い海﹂︵上々颱風の同名曲とは異なる︶が使われた。その他、無名企業であったTNNのゲームソフト開発における本格参入第一弾であった為、プロモーションには力が入れられており、大型玩具店等でキャラバンキャンペーンも開かれた。
関連作品
攻略本は続編を含め、過去に計3冊刊行された。
﹃海腹川背 完全独占攻略本﹄(スコラ):スーパーファミコン版攻略本
﹃海腹川背 旬 PERFECT GUIDE BOOK﹄(新声社):プレイステーション版攻略本
﹃海腹川背 旬 攻略ガイドブック﹄(ティーツー出版)‥プレイステーション版攻略本
コミック
●海腹川背︵スコラ連載︶
ゲームのタイアップ企画として、コミックバーガー︵スコラ︶で8話分が連載された。作者は山吹ショウマ。
ストーリーは直接ゲームとは関係せず、一種のパロディ作品である。因みに、主人公の名前は﹁海腹川背﹂ではなく、﹁海原川瀬﹂である。
連載誌、コミックバーガー休刊に伴い、﹁第一部完﹂という形で連載を終えた。
単行本は1巻のみ出版され、後期に連載された2話分が未収録である。
●その他、当時は同人誌やゲーム攻略を撮ったビデオ等があった。
Windows用スクリーンセーバーソフト
﹃海腹川背さんセーバー﹄がフリーソフトとして、キャラクター制作者の近藤敏信の公式サイトにて公開されている。
他
●海腹川背の本来の意味は﹁海の魚は腹に、川の魚は背に脂が乗っている﹂という板前用語である。︵ゲームの説明書ではこのように説明されているが、魚の焼き方に関する格言であるとか、盛り付けを指す言葉である等、意味については諸説ある。﹁川背海腹﹂という言い方がされる事もある︶
●主人公が幼い顔立ちの割にはかなりの巨乳である理由は、キャラクターデザイナーの近藤敏信がメーカー側から聞いていた主人公の年齢を勘違いしていたのが理由である。当初は中学生くらいの女の子のつもりでデザインしたが、後に19歳であったことを聞かされ、急遽バストを大きくしたという。
●﹁海腹川背﹂の遊園地用機械器具、家庭用テレビゲームおもちゃ関係の商標権︵商標登録第3229532号︶は財団法人エヌエイチケイサービスセンターが、雑誌,新聞関係の商標権︵商標登録第4111937号︶は有限会社スタジオ・ザインが、それぞれ保有しているが、現在、(商願2006-121110)、(商願2007-109611)として、個人が商標出願を行っている。
●主人公に関しては裏設定が存在し、酒井潔のホームページ(外部リンク参照)で公開されていたが、現在は閲覧することはできない。ただし、ウェブアーカイブ等でそれらを確認することは可能である。その裏設定(特に川背さんの家族関係)はかなり暗く、救いの無い重々しいものであったためメーカーに却下されたものであると思われる。
関連項目
●海腹川背・旬
●海腹川背・旬 ~セカンドエディション~ マル安シリーズ(1)
●酒井潔
●近藤敏信
●どきどきポヤッチオ
●Pas de chat
●山吹ショウマ
外部リンク
●アトリエ鬱
ゲームデザインの酒井潔のページ。現在、海腹川背関連のコンテンツはない。
●迷羊亭
キャラクターデザインの近藤敏信のページ、ほぼオフィシャルページ。海腹川背さんセーバーへのリンク有り。
●paper moon
コミック作者の山吹ショウマのページ。海腹川背さんのイラストもある。
●川背海腹
たにえる氏のWebページ。多くの大道芸を画像付きで網羅している。
●海腹川背・攻略手引
超伝導ワニくん氏のページ。攻略サイト
●海腹川背
PSP版の公式サイト
●海腹川背PSP要望まとめwiki
一部ファンによる海腹川背PSPの要望まとめサイト