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アブロ ランカスター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アブロ ランカスター

飛行するランカスター Mk.I R5689号機 (1942年9月撮影)

飛行するランカスター Mk.I R5689号機
1942年9月撮影)


Avro 683 Lancaster AV

 (Lancaster) (Lanc)1942 (Bomber Command) 使

[]


 P.13/36P.13/36 VX2001942[]

[]

4 683  III194119



B.I616 Mk II300 Mk III3,030 Mk XMk.X43019431£45,000-50,000[1]

[]

50

19421945156,000608,6123,24910035[]1391947[]

10.05m33 ft1,800 kg4,000 lbB.16.4m5,448kg7.77m9,979kg[ 1]

0.30350使50使5020mm

11551154

H2S

H2SH2S radarNAXOSH2S使



Monica rader



H2SH2S



GEE[2] 300400



Oboe21180GEE-HGEE-H2



Village Inn1944

1943使Mk III1

1945

IVV B1B2使 1992

1946 (British South American Airways) 4使1

4 III2119473,35521使757

[]


B.I

 XX20XXII22XXIV24

B.I 

33B.IB.I

PR.I

B.I

B.I (FE)

1945()[3]B.I400使FE(Far East)

B.I

B.IB.I
 B.II

B.II

 300FN.64VI6XVI16

B.III

B.III2838224B.IB.I[ 2] SU使

B.III 

()3B.III

B.III

ASR.III

 B.III

GR.3 (MR.3)

ASR.III

B.IV

85使 B.1

B.V

 B.2

B.VI

B.III 985
 B.VII

B.VII

B.VII 250CE (12.7mm) FN.82(12.7mm)B.III

B.X

B.IIIB.X 250CEFN.501963使

 10MR (B.X10MP)

 10P (B.X)

B.X

[]


12432綿
型名    番号      機体写真     所在地 所有者 公開状況 状態 備考
B Mk.I R5868
7325M
イギリス ロンドン イギリス空軍博物館ロンドン館[1] 公開 静態展示 愛称は「Q for Queen」のち「S for Sugar」。現存機の中で最も古い機体で、1942年にメトロポリタン=ヴィッカース社でマンチェスターとして注文されたものがランカスターとして製造された。6月29日からスキャプトン空軍基地の第83飛行隊に所属し、「Q for Queen」の愛称をつけられた。後に「S for Sugar」と愛称が変わり、ワディントン基地で作戦成功100回を達成した初の英空軍爆撃機となった。最終的には137回にわたる出撃に従事した。[2]
B Mk.I W4783
A66-2 (RAAF)
オーストラリア 首都特別地域 オーストラリア戦争記念館[3] 公開 静態展示 愛称は「G for George」。1942年にメトロポリタン=ヴィッカース社で製造され、ブリテン島に展開していた豪空軍第460飛行隊で運用されたもので、ドイツ上空への出撃回数は90回にのぼった。1944年に爆撃任務から退くと、A66-2の番号をあてがわれ戦時国債購買促進のためオーストラリアで宣伝興行をした。1945年9月24日の飛行を最後にフェアバーン基地に留め置かれ、1955年から現博物館で展示されている。1999年から2003年にかけて修復が行われた。[4]
B Mk.I DV372 イギリス ロンドン ロンドン帝国戦争博物館[5] 公開 静態展示 [6]
B Mk.I PA474 イギリス リンカーンシャー州 バトル・オヴ・ブリテン記念飛行小隊[7] 公開 飛行可能 [8]
B Mk.I TW911 アメリカ ワシントン州 飛行遺産空中戦・兵器博物館[9] 公開 静態展示 1946年から8年間テストベッドとして使用された機体。1954年に解体されたが、機首部はリンカーンRF342号機の機首以外の部分に接合され、1962年まで飛行試験に使用された。後にその機体も解体されるが、機首部は再度切り離されて保管されたため現存する。[10]
B Mk.VII
MR Mk.VII
NX611
WU-15 (l'Aéro)
イギリス リンカーンシャー州 リンカーンシャー航空遺産センター[11] 公開 修復中 愛称は「Just Jane」。1945年4月にオースティン社で製造され、1952年4月から仏海軍航空隊で運用され、1962年にはニューカレドニア島ヌーメアに送られた。1964年に退役し民間団体などの所有となって、1970年6月26日に最終飛行を終えた。一時期はゲートガードともなり、ある兄弟が1983年9月に取得後第2エンジンを修復。現在は運用時の滑走路でタキシングを行うことがあり、飛行可能な状態へと修復されている途中でもある。[12]
B Mk.VII NX622
WU-16 (l'Aéro)
オーストラリア ウェスタンオーストラリア州 航空遺産博物館[13] 公開 静態展示 英空軍で7時間飛行したあと、1951年に仏海軍向けの海上偵察機に改造される。1952年4月からフランス海軍航空隊で運用された22機のうちの1機で、1962年までヌーメアを拠点に使用された。4月にオーストラリア空軍協会に寄付され、1983年には協会運営の左記施設に移管され現在に至る。H2Sレーダーを積んでいたB.VIIで、レーダーは輸送技術博物館で保管されている。胴体中央砲塔は寄付時に無く、マーティンの250CEを製造して設置された。1944年12月18日に撃墜されたLL847号機の配色となっている。[14]
B Mk.VII NX664
WU-21 (l'Aéro)
フランス セーヌ=サン=ドニ県 航空宇宙博物館[15] 非公開 修復中 [16][17]
B Mk.VII NX665
WU-13 (l'Aéro)
ニュージーランド オークランド地方 輸送技術博物館[18] 公開 静態展示 [19]
B Mk.X FM104
3305
カナダ ブリティッシュコロンビア州 ブリティッシュコロンビア航空博物館[20] 公開 修復中 1944年トロント市のヴィクトリー社で製造された。翌年1月に英空軍に供与されるも使用されず、6月にはカナダに戻される。その後カナダ空軍で沿岸監視および捜索救難機に改造された。1964年にトロント市に寄付され、レイクショア・ドライブの台座に置かれた。1999年からトロント航空博物館に移され、長期間に渡ってFM118号機を使用して修復されていたが、スペースの関係で中断された。2018年からは現博物館に移されて修復が再開。[21][22]
B Mk.X FM136
(3337)
31341
カナダ アルバータ州 格納庫飛行博物館[23] 公開 静態展示 1945年にヴィクトリー社で製造された。第20のち第30の保守ユニットに所属していたため、前線へは出撃していない。アルバータ州ピアースの倉庫に戻されるが、海上偵察機に改修された後、ノヴァスコシア州グリーンウッドの第404飛行隊「バッファロー」で運用された。その後、BC州のコモックスにある第407飛行隊「ディーマン」に移送され、RX-136の側面記号をつけて1961年4月まで運用された。1962年4月にカルガリー空港ターミナルの南西入口の台座に取り付けられ、1992年4月に現博物館に移動された。2011年の夏に修復が終わった。

製造番号は公式には31341とされるが、文献や他の機体との加減では3337の説もあるため記した。[24]

B Mk.X FM159
3360
カナダ アルバータ州 カナダ爆撃軍団博物館[25] 公開 静態展示 [26]
B Mk.X
Mk.10P
FM212
3413
カナダ オンタリオ州 カナダ歴史航空機協会[27] 非公開 修復中 ヴィクトリー社で製造され、1946年9月25日にカナダ空軍へ就役。1964年に退役し、オンタリオ州ウィンザー市が買い取って1965年からジャクソン公園で展示されていた。しかし、定期的な修理に費用がかかり、2005年5月25日に撤去され、現在はその位置にスピットファイアとハリケーンのレプリカが置かれている。撤去後に飛行可能状態へと修復が開始され現在に至る。[28]
B Mk.X
Mk.10MR
FM213
3414
カナダ オンタリオ州 カナダ軍用機遺産博物館[29] 公開 飛行可能 KB726号機の塗装がされている。[30]
B Mk.X
Mk.10AR
KB839
37140
写真 カナダ ノヴァスコシア州 グリーンウッド軍事航空博物館[31] 公開 静態展示 [32]旧塗装
B Mk.X
Mk.10P
Mk.10AR
KB882
37183
カナダ オンタリオ州 国立カナダ空軍博物館[33] 公開 修復中 2017年までエドマンストン空港に展示されていた。[34]
B MK.X
Mk.10P
KB889
37190
イギリス ケンブリッジシャー州 ダックスフォード帝国戦争博物館[35] 公開 静態展示 [36]
B Mk.X
Mk.10S
KB944
37245
カナダ オンタリオ州 カナダ航空宇宙博物館 (オタワ)[37] 公開 静態展示 [38]
B Mk.X
Mk.10AR
KB976

写真

イギリス サリー州 ブルックランズ博物館[39] 公開 静態展示 1945年にヴィクトリー社で製造された。1952年頃にフェアリー社でMk.10ARに改修され、機首が伸びた。1964年7月4日に最後の飛行を行いRCAFから退役。様々な所有者を経て、現在は3箇所に分けられて所有されている。ブルックランズ博物館には胴体前部が、ファンタジー・オヴ・フライトにはKB944号機の機首部を取り付けられた胴体中央部と主翼が、サウスヨークシャー博物館には胴体尾部がそれぞれ所有されていると考えられている。[40]
アメリカ フロリダ州 ファンタジー・オヴ・フライト[41] 非公開 保管中
イギリス サウスヨークシャー州 サウスヨークシャー航空機博物館[42] 公開 静態展示
B Mk.X 2/149 カナダ オンタリオ州 カナダ航空宇宙博物館 (オタワ) 公開 静態展示 [43]

[]



イギリスの旗 

カナダの旗 

オーストラリアの旗 

ニュージーランドの旗 

エジプトの旗 

スウェーデンの旗 1

ソビエト連邦の旗  1943~194462[4]

フランスの旗 

ポーランドの旗  

アルゼンチンの旗 

 (B.I)[]


: 7

: 21.18m69 ft 5 in

: 31.09m102 ft

: 5.97m19 ft 7 in

: 120m21,300 ft2

: 16,783 kg37,000 lb

: 28,576 kg63,000 lb

:  XX V12 1,280hp954 kW4

: 450 km/h 5,600m

: 4,300 km

: 8,160m

: 240 kg/m248 lb/ft2

: 130 kW/kg0.081 hp/lb

:Browning .303(7.7) Mark II 8 (1141)


: 10,000 kg

: 6,400 kg

[]

[]


Bomber Crew



R.U.S.E.



War Thunder

4Mk.IMk.III

2 ADVANCE



 

23

[]




B-29

Bomber  

1000

西



DB 601EA/B

[]





2

6X-16



5退LW A

[]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ B.IIIB.IB.IIB.IIIB.I

出典[編集]

  1. ^ Webb, Dominic (2006年2月13日). “Inflation: The Value of the Pound 1750-2005” (PDF). House of Commons Library. pp. 16-17. 2006年7月14日閲覧。
  2. ^ 出典未確認。広田厚司「連合軍の傑作兵器駄作兵器―究極の武器徹底研究」光人社 ISBN 4769823223
  3. ^ 文林堂 「世界の傑作機(旧版) No.88 特集 アブロ ランカスター」 雑誌コード 5713-8、15頁
  4. ^ http://wp.scn.ru/en/ww2/b/555/1/0/1_a1

関連項目[編集]

外部リンク[編集]