エコーバレースキー場
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エコーバレースキー場 | |
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夏季のゲレンデの一部 | |
所在地 | 長野県小県郡長和町姫木平 |
座標 | 北緯36度7分10秒 東経138度12分0秒 / 北緯36.11944度 東経138.20000度 |
標高 | 1,850 m - 1,450 m |
標高差 | 400 m |
最大傾斜 | 35度 |
コース数 | 9本 |
索道数 | 7本 |
公式サイト | echovalley.co.jp |
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エコーバレースキー場︵エコーバレースキーじょう︶は、長野県小県郡長和町にあるスキー場である。2020-2021シーズンから営業を休止している。
エコーバレースキー場(今シーズン営業しない)﹂と書かれ[8]、またグループスキー場のMt.乗鞍webサイトにおいて﹁弊社グループ会社の営業休止について﹂として当スキー場と白馬さのさかスキー場の営業休止が告知された[注 2]。しかし11月4日にNHKが﹁長和町に、(当)スキー場から、営業するかどうか検討中との連絡があった﹂と報じ[9]、スキー場webサイトは﹁今シーズンの営業発表が遅れ申し訳ない。コロナ禍の現状を踏まえ感染防止対策の検討をしている﹂とアナウンスするなど、状況ははっきりしていなかった。11月17日、ブルーキャピタルマネジメントが当スキー場を今季休止する旨を既に長和町などに伝えたと報道された。ブルー社は来季以降も数年間営業しない可能性を示しつつ﹁その後は必ず営業する﹂と説明しているという[10]。11月18日、スキー場webサイトにおいても﹁十分なコロナ対策が困難と判断し今期営業を休止する﹂旨のアナウンスがなされた。
●2021年(令和3年) - 2021-2022シーズンも休業する旨のアナウンスがされた。
●2022年(令和4年) - 2022-2023シーズンも休業する旨のアナウンスがされた[11]。
●2023年(令和5年) - 2023-2024シーズンも休業する旨のアナウンスがされた[12]。
概要[編集]
﹁山彦谷﹂に作られたスキー場なのでこの名前となった。スイスのアンデルマットスキー場と姉妹提携している。各リフト・コースが短く、ロングクルーズを好む向きにはあまり満足度が高くない。左右を車山高原スキー場とブランシュたかやまスキーリゾートにはさまれた位置に存在する。白樺湖・エコーライン・ビーナスラインエリアのスキー場に共通することであるが、晴天率が高い、ということは降雪量は多くなく、人工雪に頼るところが大きい。しかし左右を山に囲まれているので、風は吹きにくく雪も解けにくい沿革[編集]
●1981年(昭和56年) - 12月、旧長門町が出資する第3セクター、長門町国設スキー場開発株式会社により国設エコーバレースキー場として開業。当初はシングルリフト4基の規模だった[1]。 ●1984年(昭和59年) - 1984-1985シーズンまでに、シングルリフト6基、ペアリフト3基の規模となる[1]。 ●2014年(平成26年) - 2014-2015シーズンより株式会社マックアースによる運営となる[2]。 ●2015年(平成27年) - 2015-2016シーズンから第7ペアリフト、ちびっ子ゲレンデが廃止された。 ●2016年(平成28年) - 2016-2017シーズンからスノーパークが第7ペアリフトの架かっていたエリアに移動した。 ●2017年(平成29年) - 7月、経営不振を理由に株式会社マックアースが当スキー場を譲渡する方向で検討しているとの報道があった[3]が、9月、マックアースのシーズン券で滑走可能になった旨が告知され[4]、少なくとも2017-2018シーズンは営業される模様となった。スキー場webサイトでは当初﹁10月初めに報道発表がある﹂との告知があったが期日の延期が繰り返されて発表のないまま2ヶ月ほど経過し、不透明さを感じさせていたが、12月1日、新しい経営母体が決まったことが新聞報道された。しかし株式会社マックアースは譲渡先を明らかにしていない[5]。2017-2018シーズンは元アルペンスキーレーサーの平澤岳が﹁プロデューサー﹂となった。 ●2018年(平成30年) - 6月、株式会社マックアースが、エコーバレースキー場・Mt.乗鞍スノーリゾート・白馬さのさかスキー場と福島の箕輪スキー場を、株式会社ブルーキャピタルマネジメント[注 1]に譲渡したことが報道・発表された[6][7]。ブルーキャピタルマネジメントはこれら4スキー場を運営する新会社、株式会社Blue Resortを設立し、引き続き平澤岳が総合プロデューサーとなる。 ●2020年(令和2年) - スキー場webサイトに﹁2020年11月28日オープン予定・10月31日迄に詳細を掲載﹂との記載があったが、11月になってもwebサイトは更新されなかった。10月末、近隣スキー場webサイトの早割シーズン券情報(所持者への割引特典)に﹁ゲレンデ[編集]
主に上部ゲレンデと麓のゲレンデに分かれていて、上部のゲレンデは手のひらのようにコースが開かれていく。 ●ナイターエリア ●アンデルマット第1 640m 最大35度/平均20度 ●アンデルマット第2 410m 最大25度/平均15度 ●連絡コース ●ラビットパス 初級 700m 最大10度/平均6度 ●上部ゲレンデ ●ハイローゼン 中級 790m 最大25度/平均13度 ●エコー第1中級 800m 最大26度/平均13度 ●エコー第2上級 820m 最大28度/平均13度 ●サンライズ 中級 900m 最大35度/平均14度 ●林間コース ●ラブリーバレー第1初級 1,100m 最大10度/平均8度 ●ラブリーバレー第2初級 420m 最大10度/平均8度 土日祝日はスローエリア ●その他 ●ちびっ子ゲレンデ 50m 最大10度/平均5度 スノーエスカレーター有 (ソリ専用ゲレンデ 500円 2015-2016シーズンから廃止)リフト[編集]
●クワッドリフト1基 ●エコー第6クワッド (821m) ●トリプルリフト3基 ●エコー第2トリプル (463m) ●エコー第4トリプル (457m) ●エコー第5トリプル (562m) ●ペアリフト3基 ●エコー第1 (578m) ●エコー第3 (458m) ●エコー第8 (375m) ●エコー第7 (506m,廃止)交通[編集]
●中央自動車道諏訪ICよりエコーラインを経由し28km。 駐車場2500台完備脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 太陽光発電施設運営受託などを手がけており、スキー場経営は初めてとなる。スキー場でも太陽光発電を活用するとしている。
- ^ なおこの時点ですでに白馬さのさかスキー場はwebサイトにおいて営業休止を公表していた。しかしその後一転して「白馬さのさか観光協会及び近隣住民の皆様の協力を得てオープンへの目処が立った」として12月25日オープン予定に変更された。
出典[編集]
(一)^ ab﹃民鉄要覧 昭和60年版﹄電気車研究会、1985年9月。ISBN 4-88548-000-0。
(二)^ “マックアースが県内2スキー場、傘下に 長和﹁エコーバレー﹂と大町﹁ヤナバ﹂ 全株式を取得”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 6. (2014年10月2日)
(三)^ “エコーバレーの経営譲渡を検討 長和 スキー場存続前提”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 6. (2017年7月6日)
(四)^ “2017.09.22 マックアース30・信越共通シーズン券・信越共通 追加スキー場のお知らせ” (2017年9月22日). 2017年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月26日閲覧。
(五)^ “長和のエコーバレースキー場 新経営母体が決まる マックアース 譲渡先明かさず”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2017年12月1日)
(六)^ “県内3スキー場の事業譲渡 マックアース、再エネ事業会社に”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2018年6月9日)
(七)^ “スキー場4施設(長野/福島)同時取得に関するご案内” (PDF). 株式会社ブルーキャピタルマネジメント. 2018年6月12日閲覧。
(八)^ “2020-2021 早割シーズン券 車山高原SKYPARKスキー場”. 2021年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
(九)^ “NHK 信州 NEWS WEB コロナ禍で営業休止のスキー場も” (2020年11月4日). 2020年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
(十)^ “エコーバレー、今季営業せず 白馬さのさか、方針変更し営業へ”. 信濃毎日新聞. (2020年11月17日) 2020年11月17日閲覧。
(11)^ “スキー場休止のご案内”. 株式会社ブルーキャピタルマネジメント (2022年10月14日). 2022年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
(12)^ “スキー場休止のご案内”. 株式会社ブルーキャピタルマネジメント (2023年10月18日). 2023年12月20日閲覧。