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リベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カシメから転送)

リベット: rivet)は、頭部とねじ部のない胴部からなり、穴をあけた部材に差し込んで専用の工具で反対側の端部を塑性変形させて接合させる(かしめる)ための部品[1]

概要

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リベット(丸頭)

リベット

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ブラインドリベット

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片側からしか作業ができない場合のために、ブラインドリベット(: Blind rivet)が考案されて用いられている。

釘の様に見える心棒を空気圧や電動・手動などのリベッターで作業者側へ引っ張ることで、円筒状のリベット内側を変形させ、心棒を引きちぎることによりかしめる。締結圧はその細い心棒の破断耐力によるので、同じ径の通常のリベットに比べて小さくなる。

リベットで台枠を組み立てた蒸気機関車端梁

航空機用のリベット

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航空機でのリベッティング(鋲打ち)の作業。
左の女性がリベット・ハンマーを持っていて、右の男性が当て盤を持っている状態である。リベットの頭部を圧縮空気で作動するリベット・ハンマーで数回打撃を加えることにより、当て盤のリベット後端がつぶれドリブン・ヘッド(加工頭)ができることにより外板の繋ぎ目や部品を締結する。
リベット・スクイザーと呼ばれる機器を使用してのリベッティング(鋲打ち)の作業。
作動には圧縮空気を使用しており、打撃を加えず1人でリベッティングすることができる。

2使MSMilitary Standard:[ 1]

2

20426100[ 2]

20470

5

A1100

B5056

AD2117

D2017

DD2024

4

M

CF

P-



1/321/16[ 3]ADSFN

MS20470AD 7-7MS5AD21177/327/16

D3/16DD[ 4][ 5]

備考

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1960



使



使使





脚注

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注釈

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(一)^ 1950ANAir force & Navy aeronautical standard:NASNational Aerospace Standard

(二)^ 

(三)^ 3

(四)^ 

(五)^ 

出典

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  1. ^ 意匠分類定義カード(M3) 特許庁
  2. ^ 昭和の東京オリンピック前は、死の危険を伴う職人「カシメ屋」が工事現場にいた”. 施工の神様. ウィルオブ・コンストラクション (201-07-20). 2021年4月25日閲覧。
  3. ^ 「絶滅した恐怖の職人芸」1000℃の鉄の塊を投げて、それを受け取るカシメ屋”. 施工の神様. ウィルオブ・コンストラクション (2018年9月18日). 2021年4月25日閲覧。

参考文献

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  • 大西久治『よくわかる 板金・製カン作業法』図書出版 理工学社、1987年、ISBN 9784844525141
  • 『航空機の基本技術』 日本航空技術協会 第6版第1刷 2010年 ISBN 978-4-902151-34-3

関連項目

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