サミュエル・バトラー
表示
サミュエル・バトラー︵Samuel Butler、1835年12月4日 - 1902年6月18日︶は、イギリスの小説家。
ノッティンガムシャーのランガー (Langar) 生まれ。父はトーマス・バトラー︵Thomas Butler︶、母はファニー︵Fanny、旧姓 Worsley︶。
シュルーズベリー・スクール︵Shrewsbury School︶を経て、ケンブリッジのセント・ジョンズ・カレッジ︵St John's College︶を1858年に首席で卒業。
1859年、ニュージーランドに移住する。
1863年、チャールズ・ダーウィンの﹃種の起源﹄が発表されると、バトラーはこれ以降生涯にわたって進化論批判を繰り広げることとなる。
1864年、イングランドに戻り、クリフォーズ・イン︵Clifford's Inn︶に部屋を構え、生涯をそこで過ごした。
1872年、匿名でユートピア小説﹃エレホン﹄︵Erewhon︶を発表する。理想郷エレホンの名前は、英単語﹁Nowhere︵どこでもない︶﹂のアナグラムである。
オルダス・ハクスリーは、自身のディストピア小説﹃すばらしい新世界﹄が﹃エレホン﹄の影響を受けていることを公式に認めている。
死後に半自伝的小説﹃万人の道﹄︵The Way of All Flesh︶は発表された。