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クトゥルフ神話の文献

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セラエノ断章から転送)

クトゥルフ神話の文献について記載する。

クトゥルフ神話の構成要素の一つが、禁断の書物である。ほとんどがクトゥルフ神話用に設定された架空の書物であるため、本記事では著者と創造者を区別して記載する。

マサチューセッツ州アーカムミスカトニック大学付属図書館は、クトゥルフ神話の文献を所蔵する。

クトゥルフ神話関連の書籍に解説が頻出する。文献(魔道書)のリストを作ろうという試みはダーレス時代からあり、フランシス・T・レイニーの『クトゥルー神話小辞典』(1943)4章やリン・カーターの『クトゥルー神話の魔道書』(1959)などが古典的な設定集として挙げられる。今日ではあらゆるクトゥルフ神話の入門書・解説書にてクトゥルフ神話の文献を説明するための章が設けられている。特にTRPGサプリメントの『キーパーコンパニオン』は文献の設定集である。

個別記事有り[編集]

ネクロノミコン

西730

5














著者:フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ユンツト。創造者はロバート・E・ハワード。ミスカトニック大学に有。
妖蛆の秘密
著者:ルートヴィヒ・プリン。創造者はロバート・ブロック。ミスカトニック大学に有。
ルルイエ異本
ルルイエクトゥルフ崇拝にまつわる書物。創造者はオーガスト・ダーレス。ミスカトニック大学に有。
黄衣の王
19世紀に刊行された、2幕構成の呪われた台本。ハスター崇拝の書物という噂がある。
同名の怪物がいる。もとは非クトゥルフ神話の書物だったが、ラヴクラフトとダーレスがクトゥルフ神話設定に取り込んだ。
ナコト写本
クトゥルフ神話で言及される書物の中でも最も古いもの。イースの大いなる種族の知識の一端であるとも言われる。
ドリームランドに完全版が1冊あるほか、目覚めの世界にも断片が幾つかあり、ミスカトニック大学にも有。創造者はラヴクラフト。

文献[編集]


Cultes des GoulesCults of the Ghouls

17021

[1]調[2]





Celaeno Fragments

1

1915

[3][4]

Cthaat Aquadingen / Cthäat Aquadingen

3湿1

穿 <>[5][6][ 1]

Song of Yste



AW[7][8]

Eltdown Shards

188223

F


Confessions





[9][10][11]

Book of Iod

[12]

1J

稿: The Sussex Manuscript

Cultus Maleficarum1597稿

[3]


Revelations of Glaaki/Gla'aki

[13]



稿11稿991870129[14]12[15]

TRPG[16][17]Ramsey Campbell's Goatswood and Less Pleasant Places112010[18]TRPG

Ponape Scripture



1734貿

[19][20]

Zanthu Tablets

1210Tablets

1913

79[21][20]

G'harne Fragments









[22][23]












[]


稿



[24][25]稿稿[ 2]



II

13



[26] 1932



AVG



226



[27]



ADV




[]




7+

13

10

7

20223

注釈[編集]

  1. ^ 詳細は省略するが登場人物がデタラメを交えており虚実がわからない。
  2. ^ 類似の論法はたびたびみられ、ラヴクラフトはチェンバーズがネクロノミコンを参考にして黄衣の王を創作したと設定したり(ネクロノミコンの歴史)、キングはラヴクラフトが妖蛆の秘密を参考にしてネクロノミコン創作したと設定した(心霊電流)。

出典[編集]

  1. ^ 朝日ソノラマ「暗黒界の悪霊」収録『自滅の魔術』ロバート・ブロック
  2. ^ クト12『哄笑する食屍鬼』ロバート・ブロック
  3. ^ a b クト2『永劫の探究』オーガスト・ダーレス
  4. ^ クト1『破風の窓』ラヴクラフト&ダーレス
  5. ^ 創元推理文庫『地を穿つ魔 <タイタス・クロウ・サーガ>』ブライアン・ラムレイ
  6. ^ 創元推理文庫「秘神界歴史篇」『聖ジェームズ病院朝松健
  7. ^ クト11『深淵の恐怖』ロバート・A・W・ロウンデズ
  8. ^ クト10『グラーグのマント』ロバート・A・W・ロウンデズほか
  9. ^ クト12『湖底の恐怖』オーガスト・ダーレス&マーク・スコラ―
  10. ^ クト13『彼方からあらわれたもの』オーガスト・ダーレス
  11. ^ クト13『エリック・ホウムの死』オーガスト・ダーレス
  12. ^ クト13『恐怖の鐘』ヘンリー・カットナー
  13. ^ 扶桑社「クトゥルフ神話への招待2」収録『湖畔の住人』ラムジー・キャンベル
  14. ^ 新ク4『異次元通信機』ラムジー・キャンベル
  15. ^ 「ナイトランド創刊号」収録『コールド・プリント』ラムジー・キャンベル
  16. ^ 『新クトゥルフ神話TRPGルールブック(7thEdition)』「グラーキの黙示録」223-224ページ。
  17. ^ 『クトゥルフ神話TRPGキーパーコンパニオン』「グラーキの黙示録」15-17ページ。
  18. ^ 『The Last Revelation of Gla'aki』(未訳)ラムジー・キャンベル
  19. ^ KADOKAWA/エンターブレイン「クトゥルーの子供たち」収録『墳墓に棲みつくもの』リン・カーター
  20. ^ a b 真ク&9新ク5『墳墓の主』リン・カーター
  21. ^ KADOKAWA/エンターブレイン「クトゥルーの子供たち」収録『墳墓に棲みつくもの』『陳列室の恐怖』『赤の供物』『奈落の底のもの』リン・カーター
  22. ^ 創元推理文庫「タイタス・クロウの事件簿」『黒の召喚者』ブライアン・ラムレイ
  23. ^ 創元推理文庫「タイタス・クロウの事件簿」『名数秘法』ブライアン・ラムレイ
  24. ^ ハヤカワ文庫ロイガーの復活』コリン・ウィルソン
  25. ^ 学研『魔道書ネクロノミコン』
  26. ^ 学研ホラーノベルズ『小説ネクロノミコン』朝松健
  27. ^ 講談社ノベルス&講談社文庫『黒い仏』殊能将之