タヤサル
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タヤサル(ノフペテン)の跡にはフローレスの町がたてられた | |
別名 | ノフペテン |
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所在地 | グアテマラ、ペテン県 |
座標 | 北緯16度55分47秒 西経89度53分30秒 / 北緯16.92972度 西経89.89167度座標: 北緯16度55分47秒 西経89度53分30秒 / 北緯16.92972度 西経89.89167度(ノフペテン) |
種類 | 定住地 |
歴史 | |
時代 | 形成期中期-1697年 |
文化 | マヤ |
タヤサル︵Tayasal︶は、グアテマラ、ペテン県中央のペテン・イツァ湖にあったイツァ族の王国の首都。1697年3月にスペインに征服されるまで独立を保った。マヤ文明最後の都市とされ、同地の征服と共にマヤは完全に滅亡した。
タヤサル半島にある遺跡の入口
タヤサルの正確な位置はよくわからなくなっている[1]。ペテン・イツァ湖南岸に近い、今のペテン県の県都フローレスのあるフローレス島とする説、その北のタヤサル半島とする説、東のヤシュハ湖の島であるトポシュテとする説があった[2]。
タヤサルという名前は1525年にこの地を訪れたベルナル・ディアス・デル・カスティリョの記録に見られるが、この語は実際には﹁イツァの場所﹂を意味するタフイツァ(TajItza)に由来し、首都だけでなくイツァ族の支配する土地全体を意味していた。王都はノフペテン(Nojpetén)と呼ばれ、フローレス島にあった[3]。
タヤサルと名付けられた考古学遺跡はタヤサル半島にある。この遺跡はカーネギー研究所によって1920年代に調査が行われ、1970年代にはペンシルベニア大学による調査が行われた。2009年以降タヤサル考古学プロジェクトによる調査が行われた[3][4]。