チュラーロンコーン大学
จุฬาลงกรณ์มหาวิทยาลัย | |
Phra Kiao Chulalongkorn University Seal | |
旧称 |
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モットー |
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モットー (英語) |
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種別 | 国立 |
設立年 | 1917年3月26日 |
創立者 | King Vajiravudh of Siam |
予算 | 5,535 million baht (FY2019) |
学長 |
Prof. Bundhit Eua-arporn, PhD (บัณฑิต เอื้ออาภรณ์) |
学生総数 | 34,996 [1] |
学部生 | 24,045人[1] |
大学院生 | 7,359人[1] |
博士課程在籍者 | 2,455人[1] |
所在地 |
タイ バンコク、パトゥムワン 北緯13度44分18秒 東経100度31分56秒 / 北緯13.73836度 東経100.53211度座標: 北緯13度44分18秒 東経100度31分56秒 / 北緯13.73836度 東経100.53211度 |
キャンパス | 都心 2.0944 km2 (0.8087 sq mi) |
Anthem |
"Maha Chulalongkorn" ("Great Chulalongkorn") |
スクールカラー | Pink |
マスコット | Chamchuri (樹木) |
ASAIHL, AUN, APRU, Washington University in St. Louis McDonnell International Scholars Academy[2] | |
公式サイト |
www |
チュラーロンコーン大学︵タイ語: จุฬาลงกรณ์มหาวิทยาลัย、rtgs: Chulalongkon Mahawitthayalai、発音 [t͡ɕù.lāː.lōŋ.kɔ̄ːn mā.hǎː.wít.tʰā.jāː.lāj]、英語‥Chulalongkorn University︶とは1917年に設立されたタイ王国において最も古い歴史をもつ、権威ある国立大学である。現在19の学部と多数の研究施設があり、キャンパスはバンコク市街に位置している。大学名はチュラーロンコーン大王︵ラーマ5世︶に由来し、後継者であるワチラーウット王︵ラーマ6世︶によって設立された。国内第1位である[3][4][5][6][7][8]。
名称[編集]
名称は他の大学では﹁マハーウィッタヤーライ︵=大学︶・○○︵固有名詞︶﹂と称するのに対して、チュラーロンコーン大学のみ伝統的に﹁チュラーロンコーン・マハーウィッタヤーライ﹂という風に﹁大学﹂の語に相当する﹁マハーウィッタヤーライ﹂が固有名詞の後ろに付いている。なお1980年まではจุฬาลงกรณมหาวิทยาลัยと表記されていたがタイ語の表記法の統制のため、政府の要請でณの上に無発音記号を付けるようになった[9]。 また、他の大学の学生が﹁ナック・スックサー﹂と呼ばれているのに対してチュラーロンコーン大学の学生は﹁ニシット﹂あるいは﹁ナック・スックサーニシット﹂と呼ばれている。なお、大学のシンボルは王室の記章でもあるプラキアオ︵พระเกี้ยว︶。シンボルカラーはピンクである。概要[編集]
大学設立までの前史をたどると、ラーマ5世︵在位1868-1910︶が中央官庁を設立し、文書処理能力を備えた官人の養成のために1899年内務省付属﹁文官研修所﹂を創設、1902年にこの研修所が内務省から独立し﹁近習学校﹂と改称された。つづくラーマ6世︵在位1910-1925︶は、官吏養成の教育機関として﹁文官学校﹂を創設した。さらに、イギリス留学の経験から高度な技能者養成の必要性を感じており、総合的な高等教育機関設立構想計画を推進し、1917年に医学部、行政学部、工学部、文理学部として結実し、大学として発足させた[10]。キャンパスはバンコク市街地の広大な土地を有し、すぐ隣には若者が集まることで有名なサイアム・スクエアがある。国王プーミポン・アドゥンラヤデート︵ラーマ9世、2016年崩御︶は卒業証書の授与を、1973年から1977年までこの大学に通いタイ王室として初めてタイ国内の大学を卒業したマハー・チャクリ・シリントーン内親王にゆだねていた。 1987年の創立40周年を迎えた時は、学部数15、学生総数1万8460人、専任教官数2416人で、タイ最大の総合大学になった。しかし、1990年代から独立行政法人化政策の波が押し寄せてきて、将来的構想に向かった議論、たとえばグローバリゼーションに向かった改革案の検討が行われている[11]。 1934年に設立されたタンマサート大学と並び、日本でもよく知られるタイを代表する大学である。国内・世界との比較[編集]
QS Asia University Rankings 2016, アジア第45位、国内第1位である[3]。 QS世界大学ランキング2018では、世界第245位、国内第1位である[12]。 QS graduate employability rankings 2016では、世界第151-200位、国内第1位である[8]。 Center for World University Ranking2016では、世界第320位、国内第1位である[5]。 Round University Ranking 2016では、世界第424位、国内第1位である[6]。 RUR Reputation Rankings 2016では、世界第182位、国内第1位である[13]。 RUR Research Performance World University Rankings 2016では、世界第424位、国内第1位である[14]。 CWTS Leiden Ranking 2016では、世界第432位、国内第1位である[7]。 THE World University Rankings 2016では、世界第601-800位である[15]。学部[編集]
●医学部 ●医療衛生学部 ●看護学部 ●経済学部 ●教育学部 ●建築学部 ●芸術学部 ●工学部 ●コミュニケーションアーツ学部 ●商学・会計学部 ●歯学部 ●獣医学部 ●心理学部 ●スポーツ科学部 ●政治学部 ●美術工芸学部 ●法学部 ●理学部 ●薬学部出身者[編集]
タイ王族[編集]
●マヒタラーティベートアドゥンラヤデートウィクロム - ラーマ8世とラーマ9世の父 ●ナラーティワートラーチャナカリン - ラーマ8世とラーマ9世の姉 ●シリントーン - ラーマ9世の娘 ●シリワンナワーリーナリーラット - ワチラーロンコーン国王の娘芸能[編集]
●アラン・アサワスーブサクーン︵Ford︶ - 俳優 ●ウェイアー・サングーン︵Joss︶ - 俳優 ●キッティパット・ケーオチャルーン︵Kaownah︶ - 俳優 ●サーリン・ロナギアット︵Inn︶ - 俳優 ●サハパー・ウォンラート︵Mix︶ - 俳優 ●サランチャナー・アピーサマイモンコン︵Aye︶ - 女優 ●タワン・ウィホクラット︵Tay︶ - 俳優 ●チャニカン・タンカボディー︵Prim︶ - 女優 ●チンタラー・スカパット - 女優 ●ティティプーン・テーシャアパイクン︵New︶ - 俳優 ●ティパコーン・ティタターン︵Ohm︶ - 俳優 ●ティンナシット・イザラポンポーン︵Barcode︶ - 俳優 ●トンタワン・タンティウェーチャクン︵Tu︶ - 女優 ●ナッタポン・ディロックナワリット︵Max︶ - 俳優 ●ナッタワット・ジローティクン︵Fourth︶ - 俳優 ●ナパット・ナ・ラノーン︵Gun︶ - 俳優 ●ニティ・チャイチタトーン︵Pompam︶ - 司会者 ●ニーラ・スワナマー - 女優 ●ノラウィット・ティティチャロエンラック︵Gemini︶ - 俳優 ●パーコーン・タナシーワニットチャイ︵Tul︶ - 俳優 ●パタラ・エークサーンクン︵Foei︶ - 俳優 ●パチャラ・ジラーティワット︵Peach︶ - 俳優 ●プーウィン・タンサックユーン︵Phuwin︶ - 俳優 ●プーリクンクリット・チューサクサクンウィブーン︵Amp︶ - 歌手 ●プーンパット・イアン=サマン︵Up︶ - 俳優 ●プルーム・ポンピサン︵Pluem︶ - 俳優 ●ポンポン・パンヤーミット︵Khunpol︶ - 俳優その他[編集]
●タナティップ・ウパティシン - タイの外交官、駐日大使、フィリピン駐箚大使、ロシア駐箚大使 ●スラキアット・サティアンタイ - タイ王国前副首相 ●ゴーソン・サティタマジット - タイの外交官、3代目福岡総領事 ●ソールット・スックターウォン - タイの外交官、2代目福岡総領事 ●アッシリ・タマチョート - タイの作家、詩人 ●ウィチット・チットウィマーン - タイの外交官、デンマーク駐箚大使兼リトアニア駐箚大使、大阪総領事 ●アッカラポン・チャルームノン - タイの外交官、大阪総領事 ●パイリン・チューチョーターウォン - タイ石油公社総裁 ●ラウィー・パーウィライ - タイの天文学者、作家関連施設[編集]
●ジャムジュリー・アートギャラリー ●サシン経営大学院サシン経営大学院[編集]
サシン経営大学院 (Sasin Graduate Institute of Business Administration) は、チュラロンコン大学とケロッグ経営大学院とウォートン経営大学院のパートナーシップによって1982年に設立され、大学本部から大幅な自主運営権を与えられた完全独立採算制の大学院大学の成功モデルである。この先進的な取り組みは、これからの高等教育機関のすすむべき一つの方向性として、国内外から高い評価を得ており、同大学のロールモデルにもなっている。チュラロンコンビジネススクール︵Chulalongkorn Business School: CBS︶とは別組織である。日本における協定校[編集]
国公立・私立問わず、様々な大学と交流を持つ。 2019年、上智大学グローバルスタディーズ研究科との間にダブルディグリープログラム協定が締結され、両国間で、国際開発、環境政治、持続可能な農業と環境、水-食料-エネルギーネクサス、人権、移民、紛争管理、公共政策に焦点を当てたさまざまなコースが共有されている。また、バンコクの国連事務所や非政府組織でのインターンシップの機会も提供されており、双方に1年ずつ在籍することによって、それぞれの機関から学位が授与される[16][17]。
国立大学・公立大学
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私立大学
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脚注[編集]
(一)^ abcdOffice of the Registrar, Chulalongkorn University. Statistics on Students in Different Level Archived December 1, 2017, at the Wayback Machine.. Last updated May 21, 2018
(二)^ “McDonnell International Scholars Academy”. 2019年9月2日閲覧。
(三)^ abhttp://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/2016#sorting=rank+region=+country=131+faculty=+stars=false+search=
(四)^ http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2018
(五)^ abhttp://cwur.org/2016/thailand.php
(六)^ abhttp://roundranking.com/ranking.html
(七)^ abhttp://www.leidenranking.com/ranking/2016/list
(八)^ abhttp://www.topuniversities.com/university-rankings/employability-rankings/2017
(九)^ 富田竹二郎﹃タイ日大辞典﹄
(十)^ 赤木功﹁チュラーロンコーン大学--転換期に立つ最古の大学﹂/綾部恒雄・林行夫﹃タイを知るための60章﹄明石書店 2003年 224ページ
(11)^ 赤木功﹁チュラーロンコーン大学--転換期に立つ最古の大学﹂/綾部恒雄・林行夫﹃タイを知るための60章﹄明石書店 2003年 223ページ
(12)^ http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2018
(13)^ http://roundranking.com/ranking/reputation-rankings.html
(14)^ “アーカイブされたコピー”. 2016年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月20日閲覧。
(15)^ https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2016/world-ranking#!/page/0/length/25/country/846/sort_by/rank_label/sort_order/asc/cols/rank_only
(16)^ “MA DDP” (英語). PhD & MA in International Development Studies I Chulalongkorn University I Bangkok, Thailand. 2023年2月26日閲覧。
(17)^ “タイ・トップ校のチュラロンコン大学と国際関係分野に関する大学院修士レベルのダブル・ディグリー・プログラムを開始|上智大学”. www.sophia.ac.jp. 2023年2月26日閲覧。
関連項目[編集]
- タンマサート大学
- チュラー=サイアム・モノレール - 大学周辺に計画されたモノレール。設計にも協力していた。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト (タイ語) (英語)
- チュラーロンコーン大学サシン経営大学院 (英語)
- チュラーロンコーン大学サシン経営大学院サシン日本センター (日本語)