ニック・ホーンビィ
ニック・ホーンビィ︵Nick Hornby, 1957年4月17日 - ︶は、イギリスの小説家、エッセイスト。
来歴[編集]
スポーツ︵サッカー︶、音楽に関する著作で知られる。 ケンブリッジ大学を卒業後、教員・会社員を経て、1992年にスポーツエッセイ﹃ぼくのプレミア・ライフ﹄でデビューする。これまでにデビュー作、﹃ハイ・フィデリティ﹄、﹃アバウト・ア・ボーイ﹄の3作品が映画化されている。﹃ぼくのプレミア・ライフ﹄はイギリスとアメリカでそれぞれ映画化されたが、アメリカ版では主人公が情熱を傾けているスポーツがサッカーから野球に改変されている。またアメリカでは、2003年にパトリック・デンプシー主演で﹃アバウト・ア・ボーイ﹄がテレビドラマ化されている。 2010年には、﹃17歳の肖像﹄で、米アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた。 また2010年には、著作﹃ソング・ブック﹄などでファンだと公言していたアメリカ人シンガーのベン・フォールズと連名でアルバム﹃ロンリー・アヴェニュー﹄を発表している。このアルバムはホーンビィが書いた詞をベン・フォールズにメールで送り、その詞にフォールズが曲をつけるというスタイルで制作された。なお、このアルバムの訳詞は﹃ハイ・フィデリティ﹄や﹃アバウト・ア・ボーイ﹄などを翻訳した森田義信が担当している。 義兄弟に同じく作家、ジャーナリスト、政治評論家のロバート・ハリスがいる。著作[編集]
小説 ●﹃ハイ・フィデリティ﹄ High Fidelity (1995年) ●﹃アバウト・ア・ボーイ﹄ About a Boy (1998年) ●﹃いい人になる方法﹄ How to Be Good (2002年) ●﹃ア・ロング・ウェイ・ダウン﹄A Long Way Down (2005年) ●﹃ガツン!﹄ Slam (2007年) ●Juliet, Naked(2009年) ●﹃ア・ロング・ウェイ・ダウン﹄(集英社文庫) ノンフィクション ●﹃ぼくのプレミア・ライフ﹄ Fever Pitch (1992年) ●﹃ソングブック﹄ 31 Songs (2003年) ●The Polysyllabic Spree (2004年) アンソロジー ●﹃サッカー狂時代﹄ My Favourite Year: A Collection of Football Writing (1993年) ●The Picador Book of Sportswriting (1996年) ●﹃天使だけが聞いている12の物語﹄ Speaking with the Angel (2000年) 映画化作品 ●﹃ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ﹄ Fever Pitch - 監督‥デイヴィッド・エヴァンズ (1997年) ●﹃ハイ・フィデリティ﹄ - 監督‥スティーヴン・フリアーズ (2000年) ●﹃アバウト・ア・ボーイ﹄ - 監督‥ポール・ワイツ (2002年) ●﹃2番目のキス﹄ - 監督‥ボビー・ファレリー、 ピーター・ファレリー (2005年) ●﹃15年後のラブソング﹄Juliet, Naked - 監督:ジェシー・ペレッツ (2018年) 映画脚本- 『17歳の肖像』- 監督:ロネ・シェルフィグ(2009年)
- 『わたしに会うまでの1600キロ』 - 監督:ジャン=マルク・ヴァレ (2014年)
- 『ブルックリン』(2015年)
ディスコグラフィー[編集]
- 『ロンリー・アヴェニュー』 Lonely Avenue - ベン・フォールズ/ニックホーンビィ名義(2010年)