プルス・ウルトラ (モットー)
プルス・ウルトラ︵ラテン語: Plus Ultra、もっと先へ、もっと向こうへ、更なる前進︶は、スペインの国の標語で、カルロス1世︵神聖ローマ皇帝カール5世︶の個人的なモットーから採用された。
セビーリャ市役所に見られるPlus Ultraのモットー
若き日のカルロス1世は、彼の侍医で個人的な相談役のルイージ・マルリアーノの提案でプルス・ウルトラをモットーとして採用したと考えられている。このアイデアは彼に古代の警告を無視し、リスクをとって更に前進することを奨励した。カルロス1世はフランドルのガンで生まれたため、結果としてこのモットーはその地域でも使用されている。そして、カルロス1世はヨーロッパのさまざまな地域︵特に神聖ローマ皇帝として︶と世界中の植民地を支配したため、民族を超えて使われるフレーズとして解釈されてきた。
バンシュのモットー︵ベルギー︶
このモットーは数々のほかの団体によって使用されてきた。それはシンガポールのジュロン・ジュニア・カレッジ、アメリカ合衆国マサチューセッツ州のマルデン・カトリック高等学校、スリランカ最古の現存する公立学校ニューステッド・ガールズ・カレッジ、コロンビア海軍などである。そしてフランシス・ベーコンの個人的なモットーでもあった。その古フランス語形のPlus Oultreはベルギーのバンシュのモットーでもある。加えて、合衆国空軍士官学校の第15士官候補生分隊のモットーでもある。
堀越耕平の漫画﹃僕のヒーローアカデミア﹄では、主人公の緑谷出久らが通う国立雄英高等学校の校訓にもなっている。