ポール・ボネ
ポール・ボネ(Paul Bonet) は、在日フランス人で、日本で長期の経験を積んだビジネスマンと自称した作家。代表作は﹃不思議の国ニッポン﹄など。
略歴[編集]
経歴未詳。実際は作家・評論家藤島泰輔︵ジャニーズ事務所経営者メリー喜多川の夫、藤島ジュリー景子の父︶のペンネーム[1][2][3][4][5]。 ﹃週刊ダイヤモンド﹄誌上で、﹁在日フランス人の眼﹂と題したエッセイを週に一度のペースで連載。1970年代半ばから1980年代を経て、1990年代半ばまでの日本の内外の政治・外交・事件や諸々の風潮について、時折り休載を挿みつつ歯に衣着せぬ筆致で論じた。シリーズ﹃不思議の国ニッポン﹄︵ダイヤモンド社で22冊、内21冊が角川文庫で再刊︶で出版された。 他には、各・角川書店で、1987年に書き下ろしの新書版﹃だから日本は叩かれる﹄と、1990年に﹃沈まぬ太陽ニッポン 豊かさとの闘い﹄︵コラム集﹁月刊正論﹂で連載、各・角川文庫で再刊︶を出版。 1979年と1980年に三天書房︵現在は存在しない︶で﹃好きな日本人 嫌いな日本人 ボネ氏のニッポン日記﹄、﹃摩訶不思議なニッポン商人﹄を出し、併せて計26冊の著作が刊行。 1996年刊行の﹃さよなら、不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄︵この著作のみ文庫再刊されず︶を最後に、フランス本国に帰国したことになっている︵藤島は翌1997年に死去︶。著作[編集]
単著[編集]
﹁不思議の国ニッポン﹂シリーズ詳細は「不思議の国ニッポン」を参照
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1975年。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ vol.1、角川書店︿角川文庫﹀、1982年6月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ 続、ダイヤモンド社、1976年。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ vol.2、角川書店︿角川文庫﹀、1982年8月。
●﹃新東方見聞録﹄ダイヤモンド社、1977年1月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ vol.3、角川書店︿角川文庫﹀、1982年9月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ 続続、ダイヤモンド社、1978年11月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.4、角川書店︿角川文庫﹀、1982年12月。
●﹃ヨーロッパ病気見舞﹄ダイヤモンド社、1978年3月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.5、角川書店︿角川文庫﹀、1983年3月。
●﹃好きな日本人嫌いな日本人 ボネ氏のニッポン日記﹄三天書房、1979年9月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ no.4、ダイヤモンド社、1980年3月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ vol.7、角川書店︿角川文庫﹀、1983年9月。ISBN 4-04-327507-2。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ no.5、ダイヤモンド社、1980年11月。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ vol.8、角川書店︿角川文庫﹀、1983年11月。ISBN 4-04-327508-0。
●﹃摩訶不思議なニッポン商人﹄三天書房、1980年11月。
●﹃最近ニッポン事情 毒筆一洗﹄ダイヤモンド社、1981年8月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.9、角川書店︿角川文庫﹀、1984年10月。ISBN 4-04-327509-9。
●﹃ムッシュ・ボネのニッポン日記﹄ダイヤモンド社、1982年7月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.10、角川書店︿角川文庫﹀、1985年6月。ISBN 4-04-327510-2。
●﹃不沈ニッポンInc.﹄ダイヤモンド社、1983年6月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.11、角川書店︿角川文庫﹀、1986年6月。ISBN 4-04-327511-0。
●﹃やはり不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1984年5月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.12、角川書店︿角川文庫﹀、1987年6月。ISBN 4-04-327512-9。
●﹃ホント不思議の国ニッポン﹄ダイヤモンド社、1985年4月。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.13、角川書店︿角川文庫﹀、1988年6月。ISBN 4-04-327513-7。
●﹃新・不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1986年6月。ISBN 4-478-94059-2。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.14、角川書店︿角川文庫﹀、1989年7月。ISBN 4-04-327514-5。
●﹃なぜ?不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1987年5月。ISBN 4-478-94063-0。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.15、角川書店︿角川文庫﹀、1990年7月。ISBN 4-04-327516-1。
●﹃だから日本は叩かれる﹄角川書店︿Kadokawa books﹀、1987年10月。
●﹃だから日本は叩かれる﹄角川書店︿角川文庫﹀、1989年5月。ISBN 4-04-327515-3。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ no.15、ダイヤモンド社、1988年6月。ISBN 4-478-94067-3。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.16、角川書店︿角川文庫﹀、1991年5月。ISBN 4-04-327517-X。
●﹃不思議の国ニッポン 在日フランス人の目﹄ no.16、ダイヤモンド社、1989年8月。ISBN 4-478-94072-X。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.17、角川書店︿角川文庫﹀、1992年6月。ISBN 4-04-327518-8。
●﹃沈まぬ太陽ニッポン 豊かさとの闘い﹄角川書店、1990年8月。ISBN 4-04-834009-3。
●﹃沈まぬ太陽ニッポン 豊かさとの闘い﹄角川書店︿角川文庫﹀、1992年12月。ISBN 4-04-327519-6。
●﹃どこまでいっても不思議の国ニッポン 在日フランス人の目﹄ダイヤモンド社、1990年9月。ISBN 4-478-94076-2。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.18、角川書店︿角川文庫﹀、1993年8月。ISBN 4-04-327520-X。
●﹃ご用心!不思議の国ニッポン 在日フランス人の目﹄ダイヤモンド社、1992年4月。ISBN 4-478-94084-3。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.19、角川書店︿角川文庫﹀、1994年4月。ISBN 4-04-327521-8。
●﹃大揺れ!不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1993年5月。ISBN 4-478-94093-2。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.20、角川書店︿角川文庫﹀、1995年3月。ISBN 4-04-327522-6。
●﹃がんばれ!不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1994年5月。ISBN 4-478-94103-3。
●﹃不思議の国ニッポン﹄ vol.21、角川書店︿角川文庫﹀、1996年4月。ISBN 4-04-327523-4。
●﹃さよなら、不思議の国ニッポン 在日フランス人の眼﹄ダイヤモンド社、1996年1月。ISBN 4-478-94120-3。
共著・編著・共編著[編集]
●M.トケイヤー共著﹃裸の超大国ニッポン 憂日対談﹄プレジデント社︿プレジデントブックス﹀、1979年4月。脚注[編集]
関連項目[編集]