マジョリカ (おジャ魔女どれみ)
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マジョリカ | |
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『おジャ魔女どれみ』のキャラクター | |
登場(最初) | 第1期(無印)第1話「私どれみ!魔女見習いになる!!」 |
作者 | 馬越嘉彦 |
声優 | 永澤菜教 |
プロフィール | |
別名 | マキハタヤマリカ(人間界での名前) |
年齢 | 800歳くらい |
性別 | 女性 |
種類 | 魔女 |
家族 |
マジョリリカ(養母) マジョルカ(妹) |
マジョリカは、アニメ﹃おジャ魔女どれみ﹄シリーズの登場人物の一人である魔女。担当声優は永澤菜教︵放送開始当初は長沢直美︶。
プロフィール
●誕生日不明。800歳くらい。人間でいえば40から50歳代といったところ。 ●養母はマジョリリカ。300年ほど前に魔女の赤ちゃん・マジョドロンを育てた事がある。 ●魔女学校時代はマジョルカと同級生であり、一二を争う程の実力でライバルであった。しかし、マジョルカと忘年会用のかくし芸を一緒に練習したり[1]、新年早々MAHO堂で一緒に酒を酌み交わすなど[2]、決して仲が悪い訳ではない。第5期第8話でも一緒に酒を酌み交わしている。 ●第6期第3巻第1章に於いて、ハナちゃんが以前老魔女から聞いた話によると﹁ウィッチー・クイーン・ローズから生まれたマジョリカとマジョルカの二人は姉妹である﹂と告げられて目を丸くして驚いた[注 1]。また、第6期で初めて携帯電話︵スマートフォン︶[注 2]を持つようになった。人物
どれみ達の魔法の師匠兼教育係を務めることになった魔女。﹁マキハタヤマ(巻機山)・リカ﹂[注 3]と名乗って人間界の美空市にある﹁マキハタヤマリカの魔法堂﹂を営んでいた。しかし、ある日魔法堂に迷い込んだどれみ、マジョリカの外見などの特徴がいつも読んでいた魔女について書かれた本の魔女の特徴[注 4]に一致した為、どれみに魔女である事を見破られてしまい魔女ガエルの姿になってしまった。お付きの妖精の名前は﹁ララ﹂。名前の由来は﹃ひょっこりひょうたん島﹄の敵役の﹁魔女リカ﹂[要出典]。 自分のもとで修行するどれみ以下魔女見習い達をいつも失敗ばかりのお邪魔な魔女、すなわち﹁おジャ魔女﹂と呼ぶ。子供嫌いを公言し、彼女らが何かもめ事を起こすたびに怒鳴りつけたり説教をしているが[注 5]、なんだかんだでどれみ達の事はいつも心配しているようで、魔女としての修行や身の回りの問題解決の中で人間としても成長しつつある彼女たちの事を娘のように思っているらしい[5]。ぽっぷからはマジョリカと呼ばれた事は無く、終始﹁ブニュちゃん﹂[注 6]と呼ばれているが、マジョリカ自身もぽっぷの魔女としての素質を評価している[注 7]。京都を訪れた時子供に見られ﹁緑の饅頭﹂と呼ばれた[7]。 もともと魔女界の女王選挙に出る為の資金を稼いでいたが[8][注 8]、おジャ魔女たちのせいで店は大赤字に転落する[注 9]。お金にがめつい割には経営が下手で、ギャンブルに負けてライバルのマジョルカにMAHO堂の経営権[注 10]を奪われたり[8][注 11]、小豆の買いすぎで店を破産寸前に追い込んだり[10]、下手な賭けをして莫大の借金をかかえた事も[11][注 12]。だが第4期終盤、パオちゃんの出す﹁金のウンチ﹂によって最終的には挽回した模様である[注 13]。 かなり自己中心的で短気な性格をしている場面が多いが第2期4話や19話などでどれみの言動がもとで事態を深刻化させてしまった際には厳しく叱ったり、自身の水晶玉であいこに遠く離れている母親の様子を見せる[注 14]、どれみ達の私生活に関わる話では外出を許可したりなど、粋な気遣いを見せる[注 15]。また、マジョリカの育ての親であるマジョリリカの前では高圧的な態度を見せないばかりか、﹁︵リリカ︶ママ﹂と呼んで小さな子供のように甘えん坊な一面を見せたり、サンタクロースにクリスマスプレゼントをねだったりする[13]など、女性らしくお茶目なところもある。はづきと矢田︵後にももこも︶は怖さを退ける呪文として肝試しの時に﹁マジョリカマジョリカマジョリカ……﹂と唱えているが、これは﹁怖くなったらマジョリカを思い浮かべて﹂というどれみとあいこの提案を採り入れたもの︵矢田は呪文の由来を知らない︶。 魔女ガエルになったため箒に乗れず、チリトリに乗っている。なお、チリトリには、チリトリ1号、チリトリ2号など何種類かある模様。作品中では本来︵魔女︶の姿になる機会はあまり無く、ほとんど魔女ガエルの姿でいた為、本来の姿に戻った際[注 16]にはどれみ達からあまり馴染みが無く思われていた。第6期ではすでに魔女ガエルの呪いが解けている為、常に本来の姿のままでいる。 趣味はサンバ[注 17]。また、相当な酒豪である事も分かっていて、様々な酒を買ってはララと一緒に夜な夜な飲んだくれることもある。温泉が大好きで、よく美空市近郊の温泉スポットを探しては﹁秘湯に︵入りに︶行く﹂と称して暇な時にララやマジョルカと出かけたりもする[注 18]。魔女ガエルと言われているがあくまでも呼び名であって、実際にはカエルではないので泳げない[6]。 最終的[15]にはどれみの魔法で魔女の姿に戻る事となる。この後にどれみ達は﹁魔女にならず人間として生き続ける﹂ことを決断した。次期女王候補であるハナちゃんの後見人役[注 19]となる事を魔女界の女王様から命じられたのを機に、MAHO堂︵第4期第51話の時点では﹁マキハタヤマリカの魔法堂﹂となっていた︶を店じまいし、魔女界にお付きの妖精と元おジャ魔女の妖精魔女界へ帰っていった。 第6期ではとある理由[注 20]からハナちゃんの後見人を退き[注 21]、再び﹃マキハタヤマリカの魔法堂﹄を営むため美空町に戻って来たところに、どれみ達が訪れたのが︵第6期の︶物語の始まりであった。脚注
注釈
(一)^ 二人がそれぞれ別々の育ての親の元、人間界と魔女界で育ったとの事、その為自分達が姉妹であった事を知る由もなかった[3]。またマジョリカ自身、ウィッチー・クイーン・ローズから生まれたことを知らなかった模様。
(二)^ 16シリーズの現代社会ではスマートフォンが広く普及しているため。
(三)^ どれみ達の親は、マジョリリカの事をマキハタヤマリカであると認識している。この理由は、MAHO堂の手伝いをする事を納得させるためには実際にMAHO堂の中の様子やオーナーの素性を見せなければならないので、﹃も~っと!﹄と﹃ドッカ〜ン!﹄ではMAHO堂が変わった時にマジョリリカを呼んで来て、あたかもオーナーのマジョリカであるかのように振舞ってもらい周囲の大人を納得させていた。
(四)^ [1]年中手袋をしている[2]目は血走っているので赤く見える[3]子供が嫌いなので、においですぐ分かるように鼻が大きい。なおこれらの条件を全て満たしている魔女は、作中ではマジョリカ以外は見当たらない。
(五)^ この事は、どれみに魔女だとばれる一因となってしまった。ただし、かつて魔女の赤ちゃんを育てた経験があり[4]、ハナちゃんを夜通し世話したりするなど、子供が全くダメという訳ではなく、この﹁子供﹂が人間の子供を指している可能性もある。
(六)^ 名前の由来は﹁ブニュブニュしているから﹂。マジョリカをぬいぐるみと勘違いして、1,000円で購入した時に名づけられた[6]。
(七)^ なお第6期の物語では第5巻まで、マジョリカとぽっぷが直接会話している場面は描かれていない。また、ぽっぷとの会話ではマジョリカの事が話題に上がった描写がされていない。
(八)^ 次期女王にふさわしい人物が現れない場合、魔女界の規則により国民投票で次期女王が決まる。
(九)^ ただし第1期において、毎月の売り上げに関しては、おジャ魔女たちがいない︵マジョリカとララの二人だけの︶時の3倍になっていた[9]。
(十)^ もともと経営権に関する遺恨は魔女学校時代から続いている。魔女学校卒業時に厳正なるあみだくじにより、マジョリカに魔法堂所有権と女王様の営業許可を受けた[8]。
(11)^ この時は問屋魔女のデラとポーカーで魔法玉10年分と店の権利証・女王様からの営業許可証をそれぞれ賭けた末、負けてしまった。
(12)^ この時の契約書はいわゆる魔法文字ではなく日本語で書かれていた。
(13)^ 最初は金のウンチの︵強大な魔力が備わっており、超高額で取引される︶事を知らずに、食費がやたらかかるがためにパオちゃんを追い出そうとしていた。
(14)^ この事によりあいこの母親の再婚話が、どれみ達の勘違いであったことが判明する[2]。
(15)^ 行き場をなくしてしまったどれみ・はづき・あいこ・おんぷのお付きの妖精であるドド・レレ・ミミ・ロロを、マジョルカとともに魔女ガエルの村に引き取るなど[12]、世話焼きな一面も見せる。
(16)^ どれみに正体を見破られ魔女ガエルに変化する前の第1期第1話を除くと、第1期第51話・第4期第46話・第4期第51話の3回のみである。
(17)^ テレビ番組﹁サンバ・デ・カーニバル﹂のビデオテープを魔女ガエル村に毎週送り、魔女ガエルたちにサンバの魅力を広めるほどである[14]。
(18)^ 第1期第37話では春の嵐で飛ばされた魔女ガエル達とその秘湯に浸かっていた、第4期第2話では機嫌を損ねたババの気持ちを直す為に一緒に魔女界の温泉に行っている、また第2期第13話ではおんぷのコンサートがある岩手県にMAHO堂全員で行く口実に温泉を使ったり、第4期第11話ではどれみ達の修学旅行先の奈良に付いて行き、吉野の秘湯を訪ねるなど、相当な温泉好きであることが分かる。
(19)^ ハナちゃんが次期女王に指名されたことでMAHO堂設立の当初の目的だった自身の女王就任の目論見が崩れた事についてはまったく気にする様子が無い。
(20)^ 今年︵2006年のこと︶の2月に突如ハナちゃんが反抗期︵後述︶になったようなので、反抗期が過ぎるまでどんな事があろうとも、辛抱していようとマジョリカとララ・トトをはじめとするお付きの妖精たちが、誓い合ったため一切弁明する事なく、後見人を退いた[16]。実際はこの反抗期は形だけのもので、とある事を聞き出す為にマジョリカよりも口の軽いマジョルカを後見人とする目的があったからこそ、本当は反抗期ではないにも拘わらず、反抗期を装ってマジョリカを解任したと、ハナちゃん自身が明かした[17]。
(21)^ マジョリカ本人は﹁…ハナによって辞めさせられたんじゃ。つまり、クビじゃよ、クビ﹂と、どれみ達に説明した[18]。