マルシュルートカ
マルシュルートカ︵ロシア語: маршрутка︶は、ロシア、ウクライナ、バルト三国など、もとソ連圏諸国でよく見られる、乗合タクシーに似た小型の乗合バスである。ルートと値段があらかじめ決められており、公営の路線バスより高速で本数や路線数も多いが、料金が割高な場合が一般的である。1930年代にモスクワで始まり、戦時中の車両不足で途絶えたこともあるが、20世紀後半に全盛期を迎え、いまでも大都市で近郊電車やバスの連絡がない観光地への運搬に、広く使われている。
ロシア語名称は﹁マルシュルートノエ・タクシー﹂︵маршрутное такси︶から来ていて、﹁行程︵があらかじめ決められた︶タクシー﹂という意味である。ロシア語の﹁マルシュルート﹂︵男性名詞‥﹁行程﹂︶、﹁マルシュルートノエ﹂︵形容詞中性形︶は、もともとフランス語の﹁マルシュルート﹂︵marcheroute︶から来たといわれていて、マルシュ︵marche︶は行進で、ルート︵route︶は行程である。
マルシュルートカを扱った作品[編集]
- PCゲームソフト「Bus Driver Simulator」用DLC「Bus Driver Simulator - European Minibus」(KishMish Games、公式HP)