ラ・サール (ドック型輸送揚陸艦)
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艦歴 | |
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発注 | 1960年8月8日 |
起工 | 1962年4月2日 |
進水 | 1963年8月3日 |
就役 | 1964年2月22日 |
退役 | 2005年5月27日 2007年4月11日 標的として処分 |
母港 | イタリア、ガエータ |
性能諸元 | |
排水量 | 軽荷排水量:9,559 t 満載排水量:13,634 t |
長さ | 全長:522 ft (159 m) 水線長:500 ft (152 m) |
幅 | 全幅:107 ft (33 m) 水線長:84 ft (26 m) |
吃水 | 最大:22 ft (6.7 m) 限界:23 ft (7.0 m) |
最大速度 | 23 ノット (43 km/h) |
乗員 | 士官72名、兵員593名 |
兵装 | 50口径3インチ (76 mm) 砲 8門 |
艦載機 | ヘリコプター 6機 |
ラ・サール (USS La Salle, LPD-3/AGF-3) は、アメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦。ローリー級の3番艦。艦名はイリノイ州のラ・サール郡に因んで名付けられた。同名の艦としては二隻目。
中東派遣部隊旗艦時代のラ・サール
ラ・サールは中東部隊の旗艦に就役した際に識別のために艦全体を白く塗装しており、各国の実戦軍艦の中でも特異な﹁白い軍艦﹂として有名な存在でもあった。
1907年、セオドア・ルーズベルト大統領の命により世界一周航海を行ってアメリカの威容を世界各国に示した、当時の大西洋艦隊が﹁Great White Fleet︵グレート・ホワイト・フリート︶﹂と形容されたことに因み、中東部隊旗艦としてアラビア海に派遣されていた際には“The Great White Ghost of the Arabian Coast”と通称されたが、その白く目立つ船体は中東派遣部隊の将兵には“Great White Target”と自嘲されていた。これは、ペルシャ湾でイラク軍機による対艦ミサイル攻撃が頻発する中、ラ・サールの防御兵装が旧式の3インチ両用速射砲しかないことを皮肉ったものであった。