レンネル島
レンネル島(レンネルとう、Rennell Island )は、ソロモン諸島のレンネル・ベローナ州で最大の島。120から150mのがけによってほぼ完全に周囲を囲まれ、主に隆起したサンゴの石灰岩から成っている。東の端には汽水湖のテンガノ湖︵テガノ湖とも︶があり、一方西側は北の海岸から南の海岸まで比較的平坦な土地となっている。牧草地とならず森林となっているところは起伏のある丘があるが、これらは火山起源である。
レンネル島の地図
ヤシガニ
レンネルの人々は2つのキリスト教宗派によって湖側の低地帯と山の手側の2つに地理的に分かれる。東側、テンガノ湖の周辺の人々は南洋福音主義教会に従い、西部ではセブンスデー・アドベンチスト教会が占める。熱帯気候とサンゴ由来の薄い土壌のため、羊と牛の放牧には適さない。海産物を取るために島の周囲にある120から150mのがけを海岸から登って帰る苦労が村人にはある。かつては海岸での収穫物は、ひれと鱗を持つ魚類に限られ、貝類、ロブスター、その他の海産物は採られなかった。重大な食糧不足によりソロモン諸島政府はティラピアをテンガノ湖に放流することを試みた。この試みは塩水の条件下で成功したように思われ、現在では食事の主要部分となっている。ヤシガニは甲殻類であり海で生育するが、その地方の伝統によると聖書上の海産物ではなく、そのため収穫ができる。
レンネル島の水辺
湖岸にある2つの村(HutunaとNiupani)には、新規にPeople First Network http://www.peoplefirst.net.sb 主導で経由する通信手段が確立されている。またそれらには2007年6月にEUが資金を供給する文部省プロジェクト http://www.peoplefirst.net.sb/DLCP/renbel.htm によって開設された通信教育センターを含んでいる。