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ワスレグサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワスレグサ

ヤブカンゾウの花

分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ワスレグサ科 Asphodelaceae
亜科 : ワスレグサ亜科 Hemerocallidoideae
: ワスレグサ属 Hemerocallis
: ワスレグサ H. fulva
学名
Hemerocallis fulva (L.) L.
和名
ワスレグサ(忘れ草)
ワスルルクサ(忘るる草)
カンゾウ(萱草)
英名
Orange Daylily
Tawny Daylily
Tiger Daylily
Ditch Daylily

Hemerocallis fulva[1][2]

HemerocallisH. dumortieri var. esculentaH. Baroni var. vespertinaH. aurantiaca

DaylilyTaglilie[1]

[1]湿[1][3][3]1[3]

分類

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[1][1]

ヤブカンゾウ

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 : [2]

 : Hemerocallis fulva var. kwanso

 : [4]

 : [4]湿[4]

 : 3

 : 80cm

 : 尿[4]

 : 78[3][4][4]

 : [4]

 : 

DNA

ノカンゾウ

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 : 

 : Hemerocallis fulva var. longituba

 : [4]

 : 

 : 

 : 80 cm[4]

 : 

 : 786[4][3][5]6尿[5][5]

 : 

 : 

ハマカンゾウ

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 Hemerocallis fulva var. littorea

 : 

 : Hemerocallis fulva var. littorea

 :

 : 

 : 

 :

 : 

 : 6

 :

その他

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 Hemerocallis fulva var. auranntiaca



 Hemerocallis fulva var. sempervirens

西

[6][7][8][9]使[10]

 Hemerocallis fulva var. fulva



Hemerocallis fulva var. europaea


Hf var. fulva
Hf var. fulva
  • Hf var. europaea
    Hf var. europaea
  • 人間とのかかわり

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    サポニン分子構造。睡眠作用があるとして研究されている。

    食用

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    2[2][3][1][2][3]1[1]

    [4][11][3]

    [4][3] jīnzhēnhua huánghuācài[11]

    薬用

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    [4][12]115 (g) 33[4]

    使[4][1]尿110 g20 g33[4][1]

    観賞用

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    ノカンゾウの花は一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲であるが、オレンジ色の花が美しいことから庭に植えて鑑賞もされている[4]

    和歌

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    和歌では、夏の季語、および悲しいこと(忘れたいこと)があった心境を表す言葉として詠まれる。

    忘れ草 垣も繁みに植えたれど 醜(しこ)の醜草(しこくさ) なお恋にけり — 『万葉集』巻十二3062

    わが屋戸の軒のしだ草生ひたれど恋忘草見れどいまだ生ひなく — 『万葉集』巻十一2475

    外見が似ている毒草

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    外見、特に花の様子が非常によく似た植物にキツネノカミソリがある。キツネノカミソリは外用薬として使われることがあるが、リコリンなどの毒成分を含むため口に入れると中毒を起こすので注意したい。キツネノカミソリは他の雑草などが生い茂る時期になると葉を落とす習性があり、花期はちょうどそのような時期にあたるのでそれで区別ができる。蕾などを摘む際は花茎の根元を見て葉があるかを確認すると良い(株元に葉があるならカンゾウ類、無いならキツネノカミソリ)。ヤブカンゾウは主に日当たりの良い河原に生育し、採取時期には名前の通り、薮のように他の草が繁茂するような場所で花を咲かせる。一方、キツネノカミソリは、やや日陰を好み、蕾の下部に丸い膨らみがある場合が多い。いずれにせよ、花が咲けば判別は容易であるから、開花した株の蕾を採取するのが確実である。

    脚注

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    1. ^ a b c d e f g h i j 篠原準八 2008, p. 14.
    2. ^ a b c d 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 12.
    3. ^ a b c d e f g h i 金田初代 2010, p. 10.
    4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 13.
    5. ^ a b c 森谷 1980, p. 573.
    6. ^ 家庭菜園にクワンソウを 沖縄の植物漫歩(2) - 琉球新報Style - 沖縄の毎日をちょっと楽しく新しくするウェブマガジン。
    7. ^ 沖縄の伝統野菜・クワンソウから生まれた快眠成分 [睡眠 All About]
    8. ^ クワンソウ-オキシピナタリンで快眠生活!! | クレイ沖縄
    9. ^ 島の恵み、島の味 その36 クワンソウ|沖縄CLIP
    10. ^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、60頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
    11. ^ a b 篠原準八 2008, p. 15.
    12. ^ 金田初代 2010, p. 11.

    参考文献

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    !PHP201092410 - 11ISBN 978-4-569-79145-6 

     調200810814 - 15ISBN 978-4-06-214355-4 

      ︿200642012 - 13ISBN 4-418-06111-8 

    198068573 NCID BN01648956 :81022210

    外部リンク

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