ワッツ暴動
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ワッツ暴動︵ワッツぼうどう、Watts Riots︶とは、1965年8月11日から8月17日にかけてアメリカ合衆国のワッツ市︵カリフォルニア州、現在はロサンゼルス市に吸収︶で発生した暴動事件。
警察が暴動中に男を逮捕している様子
白人のハイウェイ・パトロールが、道路上を蛇行運転していた黒人男性マーケット・フライ(21)を尋問。尋問した途端に周囲の黒人が集まって来て、検挙の一部始終を見守った。結局、ハイウェイ・パトロールは運転していた当人と弟・母親を逮捕。黒人コミュニティの住人は、フライが乱暴に扱われ、警官が妊娠中の女性を蹴飛ばしたという噂を流した[3][4]。これを切っ掛けに暴動が発生し、警察官の襲撃から市街地における集団略奪や放火へ発展。州兵を投入して鎮圧する事態にまで及んだが、暴動が続いた6日間で死者34人・負傷者1,032人を出し[5]、逮捕者は約4,000名にも及び、損害額は3,500万ドルにまで上った。