三菱石炭鉱業大夕張鉄道キ100形式キ1形貨車
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/23/Ki1002.jpg/250px-Ki1002.jpg)
三菱石炭鉱業大夕張鉄道キ100形式キ1︵みつびしせきたんこうぎょうおおゆうばりてつどうキ100けいしきキ1︶は、かつて三菱石炭鉱業大夕張鉄道線で使用されていた事業用貨車︵ラッセル式雪かき車︶である。
概要[編集]
1940年︵昭和15年︶苗穂工場製造。三菱鉱業が国鉄キ100形に準じ雪かき車を新製したもので、自重28.2t。冬季の路線確保に活躍した。主要諸元[編集]
●最大寸法‥全長11388mm、全幅2522mm、全高3985mm ●自重‥28.2t現状[編集]
1987年︵昭和62年︶の廃車後、南大夕張駅跡に置かれスハニ6などと共に夕張市に寄贈されたが、管理もされずに荒廃状態にあった。1999年︵平成11年︶に三菱大夕張鉄道保存会が発足し、修復・整備されイベントなどではライトの点灯、汽笛の吹鳴なども行われている。また、﹁空知の炭鉱関連施設と生活文化﹂として2001年︵平成13年︶に北海道遺産として指定されたのに加え、2007年︵平成19年︶11月30日には経済産業省より近代化産業遺産として認定された。関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 奥山道紀・赤城英昭『三菱鉱業大夕張鉄道』(ネコ・パブリッシング RM LIBRARY 47、2003年) ISBN 4777050025
- 星良助「三菱鉱業大夕張鉄道」
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル・私鉄車両めぐり 第2分冊』1962年2月号 No.128
- 今井静也「三菱大夕張炭砿大夕張鉄道」
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1971年12月臨時増刊 No.259