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●一般に﹁七三一部隊細菌戦被害国家賠償請求訴訟﹂と呼ばれる10年間にも渡った裁判は、2007年5月9日に終わり、訴訟は原告側の敗訴で幕を閉じた。この裁判において、上田教授は被害を受けた地域の社会(主に中国浙江省義烏市崇山村)を入念に現地調査し、原告側の証人として鑑定書を作成し、2000年11月15日には東京地方裁判所において証言を行い、細菌兵器使用・細菌人体実験といった日本軍の戦争犯罪が中国の現地社会、特に浙江省義烏市崇山村などに与えた悪影響を強く訴えたという。
●NHK高校講座の世界史講座のゲスト講師の1人[注釈2][注釈3][注釈4][注釈5]であり、主に中国史とモンゴル史を担当。
●同姓同名の著名な人物にイラストレーターの上田信がいる。
●専門は中国史(明・清代)だが、ユーラシア大陸全体の歴史への造詣も大変深い。研究範囲も中国史にとどまらず、ヨーロッパからアジア︵東南アジア含む︶まで多岐に渡る。
●﹁モノ・ヒト・イミ﹂という3つの位相に基づき、調査・研究を行うことをモットーとしている。
●﹃伝統中国――︿盆地﹀︿宗族﹀にみる明清時代﹄︵講談社選書メチエ 1995.01︶
●﹃森と緑の中国史――エコロジカル・ヒストリーの試み﹄︵岩波書店 1999.04︶
●﹃トラが語る中国史――エコロジカル・ヒストリーの可能性﹄︵山川出版社 2002.07︶
●﹃中国の歴史︵9︶海と帝国――明清時代﹄︵講談社 2005.08︶、新版・講談社学術文庫 2021.03
●﹃東ユーラシアの生態環境史﹄︵山川出版社﹇世界史リブレット﹈ 2006.04︶
●﹃風水という名の環境学 気の流れる大地﹄︵農山漁村文化協会 図説・中国文化百華 2007.06︶
●﹃ペストと村 七三一部隊の細菌戦と被害者のトラウマ﹄︵風響社あじあ選書 2009.10︶
●﹃大河失調 直面する環境リスク﹄︵叢書・中国的問題群 岩波書店 2009.08︶
●﹃シナ海域蜃気楼王国の興亡﹄︵講談社 2013.09︶
●﹃貨幣の条件 タカラガイの文明史﹄︵筑摩書房 2016.02︶
●﹃歴史を歴史家から取り戻せ!-史的な思考法-﹄︵清水書院 2018.08︶
●﹃死体は誰のものか 比較文化史の視点から﹄︵ちくま新書 2019.05︶
●﹃人口の中国史 先史時代から一九世紀まで﹄︵岩波新書 2020.08︶
共編著[編集]
●︵木村靖二︶﹃地域の世界史(10) 人と人の地域史﹄︵山川出版社 1997.12︶
●陳盛韶﹃問俗録 福建・台湾の民俗と社会﹄︵小島晋治・栗原純共訳、平凡社東洋文庫、1988︶
●ロイド・イーストマン﹃中国の社会﹄︵平凡社、1994︶
●NHK 高校講座 世界史
●中国王朝 英雄たちの伝説﹁権力者の素顔 残虐な農民皇帝・洪武帝﹂
(一)^ ﹃現代日本人名録﹄2002年
外部リンク[編集]
●立教大学