不思議の壁 (アルバム)
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『不思議の壁』 | ||||
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ジョージ・ハリスン の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
録音 | 1967年12月-1968年1月17日 | |||
ジャンル |
インド音楽[1] ラーガ・ロック[2] 実験音楽 ワールド | |||
時間 | ||||
レーベル |
Apple(UK&US) アップル/東芝音楽工業(初発) アップル/EMIミュージック・ジャパン(現行盤)(JPN) | |||
プロデュース | ジョージ・ハリスン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョージ・ハリスン アルバム 年表 | ||||
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﹃不思議の壁﹄︵ふしぎのかべ、原題:Wonderwall Music︶は、1968年11月1日に発表されたジェーン・バーキン主演の同名映画﹃Wonderwall﹄のオリジナルサウンドトラックである。日本国内では1969年3月10日に東芝音楽工業︵現‥EMIミュージック・ジャパン︶からリリースされた。
概要[編集]
当時ビートルズのギタリストだったジョージ・ハリスンによって制作されており、ビートルズのメンバーによる初のソロアルバムとなった。収録曲は時折ボーカルが入っているが、基本的には器楽曲で構成されている。 1966年以降のハリスンは、インド音楽の要素を取り入れた楽曲を制作しているが、本作もその例の1つである。アルバムの録音はロンドンとボンベイで行なわれ、空き時間に﹁ジ・インナー・ライト﹂も制作された[3][4]。 尚、1992年に再発されたLPにはA面が全てメリー・ホプキンの﹃大地の歌 ︵Earth Song/Ocean song︶﹄と印刷された落丁版が存在する。 2014年にボーナス・トラック3曲を追加収録して再発された。収録曲[編集]
●作曲‥ ジョージ・ハリスンSide A[編集]
(一)マイクロウブス - Microbes (3:42) (二)レッド・レディー・トゥ - Red Lady Too (1:56) (三)タブラとパカヴァジ - Tabla and Pakavaj (1:05) (四)イン・ザ・パーク - In The Park (4:08) (五)ドリリング・ア・ホーム - Drilling A Home (3:08) (六)グル・ヴァンダナ - Guru Vandana (1:05) (七)グリージー・レッグス - Greasy Legs (1:28) (八)スキイング - Ski-ing (1:50) (九)ガット・キルワニ - Gat Kirwani (1:15) (十)ドリーム・シーン - Dream Scene (5:26)Side B[編集]
(二)パーティ・シークーム - Party Seacombe (4:34) (三)ラヴ・シーン - Love Scene (4:17) (四)クライング - Crying (1:15) (五)カウボーイ・ミュージアム - Cowboy Museum (1:29) (六)ファンタジー・シークインズ - Fantasy Sequins (1:50) (七)グラス・ボックス - Glass Box (2:22) (八)オン・ザ・ベッド - On The Bed (1:05) (九)ワンダーウォール・トゥ・ビー・ヒア - Wonderwall To Be Here (1:25) (十)シンギング・オン - Singing Om (1:54)2014年再発盤ボーナス・トラック[編集]
(二)イン・ザ・ファースト・プレイス - In the First Place︵3:17︶ (三)オールモスト・シャンカラ - Almost Shankara︵5:00︶ The Remo Fourによる楽曲。 モノラル音源。 (四)ジ・インナー・ライト (別テイク・インストゥルメンタル) - The Inner Light (alternative take, instrumental) モノラル音源。演奏者[編集]
●ジョージ・ハリスン - ピアノ、メロトロン、エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、テープ・ループ、編曲 ●ジョン・バーラム (John Barham) - ピアノ、フリューゲルホルン、ハーモニウム、オーケストラ編曲 ●トニー・アシュトン (Tony Ashton) - タック・ピアノ、オルガン、メロトロン、ピアノ、ハーモニウム ●コリン・マンリー (Colin Manley) - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、スティールギター ●フィリップ・ロジャース (Philip Rogers) - ベース ●ロイ・ダイク (Roy Dyke) - ドラムス ●トミー・ライリー (Tommy Reilly) - ハーモニカ ●エディー・クレイトン (Eddie Clayton) ︵エリック・クラプトン) - エレクトリック・ギター ●リッチー・スネア (Richie Snare)︵リンゴ・スター︶ - ドラムス︵参加したとの説あり︶ ●Ashish Khan - sarod ●Mahapurush Misra - タブラ and pakavaj ●Sharad Jadev - shehnai ●Hanuman Jadev - shehnai ●Shambu-Das - シタール ●Indril Bhattacharya - シタール ●Shankar Ghosh - シタール ●Chandra Shekhar - sur-bahar ●Shiv Kumar Sharma - santoor ●S. R. Kenkare - フルート ●Vinaik Vora - thar-shehnai ●Rij Ram Desad - harmonium and tabla-tarang外部リンク[編集]
●Album Cover - ウェイバックマシン︵2000年9月14日アーカイブ分︶ - ジャケット写真 ●映画﹃ワンダーウォール﹄宣伝用スチル写真脚注[編集]
- ^ Jon Dale, "George Solo: Wonderwall Music", Uncut Ultimate Music Guide: George Harrison, TI Media (London, 2018), pp. 38–39.
- ^ Schaffner, The British Invasion, p. 301.
- ^ Leng, Simon (2006). While My Guitar Gently Weeps: The Music of George Harrison. Milwaukee, WI: Hal Leonard. p. 33. ISBN 978-1-4234-0609-9
- ^ Miles, Barry (2001). The Beatles Diary Volume 1: The Beatles Years. London: Omnibus Press. p. 283. ISBN 0-7119-8308-9