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世界遺産検定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界遺産検定
英名 Test of World Heritage Study
略称 せかけん
実施国 日本の旗 日本
資格種類 民間資格[注 1]
分野 教育・教養、自然・環境、レジャー
試験形式 マークシート、論述(マイスター試験のみ)
後援 文部科学省、(社)日本旅行業協会、(社)全国旅行業協会日本観光学会日本国際観光学会ANTOR-Japan駐日外国政府観光局協議会
認定開始年月日 2006年(平成18年)
等級・称号 マイスター、1級、2級、3級、4級
公式サイト 世界遺産検定公式ホームページ
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
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世界遺産検定(せかいいさんけんてい)はNPO法人世界遺産アカデミーが主催する検定試験である。文部科学省後援。

概要[編集]

世界遺産活動の目的である国際的な相互理解や平和理念、世界遺産登録の条件など、世界遺産を基礎から学ぶことで「世界遺産保全の草の根ネットワーク」が広がることを目的とする検定である。

第1回が開催された2006年から2018年までの受検者は20万人を超えている。受検料の一部はパリユネスコ本部のユネスコ世界遺産センター(WHC)が窓口となる世界遺産基金(World Heritage Fund)に寄付され、世界遺産保全活動に活用されている。

学校教育と世界遺産検定[編集]




Sustainable Development200

観光業界と世界遺産検定[編集]


202191,1548

Sustainable Tourism12015[1] 

[]



試験内容 出題範囲 合格基準 教材・参考書
マイスター 記述問題・論文(20点満点) 分野を横断する総合的な出題 12点以上かつ
記述問題・論文で各6点以上
すべてがわかる 世界遺産大事典<上><下>
1級 マークシート方式
四択問題90問(200点満点)
世界遺産の基礎知識25%
日本の世界遺産20%
世界の文化遺産・自然遺産45%
その他10%
140点(70%)以上
または受検者の20%
2級 マークシート方式
四択問題60問(100点満点)
世界遺産の基礎知識20%
日本の世界遺産25%
世界の自然遺産10%
世界の文化遺産35%
その他10%
60点(60%)以上
または受検者の40%
くわしく学ぶ世界遺産300<第3版>
3級 マークシート方式
四択問題60問(100点満点)
世界遺産の基礎知識25%
日本の世界遺産30%
世界の自然遺産10%
世界の文化遺産30%
その他5%
60点(60%)以上
または受検者の60%
はじめて学ぶ世界遺産100<第2版>
4級 マークシート方式
四択問題50問(100点満点)
世界遺産の基礎知識13問
日本の世界遺産23問
世界の文化遺産・世界の自然遺産13問
その他1問
60点(60%)以上 はじめて学ぶ世界遺産50 <第2版>

受検資格[編集]

  • マイスター:1級認定者、または2008年までのプラチナ認定以上の人
  • 1級:2級認定者、または2007年までのシルバー認定以上の人
  • 準1級:2級認定者、または2007年までのシルバー認定以上の人 ※2024年7月より受検可能
  • 2級:誰でも受検可能
  • 3級:誰でも受検可能
  • 4級:誰でも受検可能

取得した著名人[編集]

[2][3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 文部科学省後援のため、公的資格として扱うこともある。

出典[編集]

  1. ^ テーマ・スペシャリスト(日本旅行業協会)
  2. ^ 著名人・芸能人インタビュー|世界遺産検定”. www.sekaken.jp. 2018年9月4日閲覧。
  3. ^ 青木裕子 | スペシャリスト/クリエイター | レプロエンタテインメント”. レプロエンタテインメント. 2018年9月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]