伝正寺 (桜川市)
表示
伝正寺 | |
---|---|
所在地 | 茨城県桜川市真壁町桜井1074 |
山号 | 天目山 |
宗派 | 曹洞宗 |
創建年 | 文永5年(1268年) |
開山 | 法身国師 |
開基 | 真壁時幹 |
法人番号 | 6050005009984 |
伝正寺︵でんしょうじ︶は、茨城県桜川市にある曹洞宗の寺院。
歴史[編集]
1268年︵文永5年︶、法身国師によって開山された。法身国師は常陸国真壁城の城主だった真壁時幹の元家臣であり、陸奥国宮城郡︵現‥宮城県宮城郡松島町︶の瑞巌寺を再興している。その法身国師を招聘して創建したのが当寺の起源である[1]。 1606年︵慶長11年︶、豊臣政権五奉行の一人だった浅野長政は、家督を譲った息子の幸長とは別に、隠居料として真壁5万石が与えられた。これが真壁藩の起源である。その後、真壁浅野家は藩庁を笠間城に移し笠間藩となり、続いて赤穂藩に転封した。 つまり真壁は赤穂藩士にとってゆかりの地でもあった。赤穂浪士の中でも譜代の年配者︵堀部弥兵衛、吉田忠左衛門、小野寺十内など︶は、常陸国で生を享けている。 また浪士の父や祖父は真壁に住んでいたことがある者が多い。そういう関係もあり、本堂には赤穂浪士の像が安置されている[1]。 墓地には、長政の墓がある。交通アクセス[編集]
- 岩瀬駅より車20分。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年