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冷水峠︵ひやみずとうげ︶は、福岡県飯塚市内野と筑紫野市山家にまたがる峠である。
飯塚市の南端部の内野地区と、筑紫野市の東端部の山家地区にまたがって位置する峠である。
鉄道としては筑豊本線︵原田線︶が通っており、同線の筑前内野駅 - 筑前山家駅間に位置する。頂上部は延長3,286mの冷水トンネルで越える。冷水トンネルの前後はR200 - 300の急カーブや最大25‰の急勾配が連続しており、蒸気機関車が運用されていた昭和40年代までは機関車牽引の列車には補助機関車を連結していた。
道路としては国道200号と、同道のバイパス道路である冷水道路が通る。国道200号旧道は急カーブと急勾配で峠を越える。冷水道路は国道200号旧道に比べカーブが緩やかで、1985年に完成した延長2,891mの冷水トンネルで峠を越える。飯塚市と鳥栖市・久留米市などの間を行き来する自動車が通行し、交通の要所となっている。
冬場には路面凍結や積雪が発生することがある。
江戸時代には長崎街道がこの峠を通っていた。同街道の内野宿 - 山家宿間に位置しており、﹁九州の箱根﹂と呼ばれる難所であった。現在、飯塚市内野地区に当時の石畳の道の一部が残っている[1]。
主な出来事[編集]
(一)^ “冷水峠” (JP). www.kankou-iizuka.jp. 飯塚観光協会. 2018年10月25日閲覧。
(二)^ 日外アソシエーツ編集部 編﹃日本災害史事典 1868-2009﹄日外アソシエーツ、2010年9月27日、34頁。ISBN 9784816922749。
関連項目[編集]