千葉禎太郎

千葉禎太郎

千葉 禎太郎︵ちば ていたろう、1847年4月3日︵弘化4年2月18日︶- 1931年︵昭和6年︶4月21日︶は、幕末・明治から昭和時代前期の大地主、政治家、実業家、銀行家。衆議院議員︵7期︶。

経歴

上総国市原郡今富村︵千葉県海上村、三和町を経て現市原市︶出身。千葉氏の末裔。漢学を修める。1868年︵明治元年︶里正に就任。1875年︵明治8年︶千葉県代議人となり、村会議員、郡会議員、郵便局長、小学校長を歴任する。この間、戸長も務めた。1879年︵明治12年︶県制発布とともに千葉県会議員に当選し、市原倶楽部を設立した。ほか、大日本農会、大日本水産会連合品評会各評議員および協賛会長、千葉県教育会評議員、神国生命保険社長、興業貯蓄銀行、成田鉄道各監査役、千葉県農工銀行頭取、東京米穀取引所理事および監査役などを歴任した。

1890年︵明治23年︶7月の第1回衆議院議員総選挙では千葉県第1区から出馬し当選。以後、第2回、第3回、第4回、第7回、第9回、第10回総選挙︵補欠選挙︶で当選し衆議院議員に通算7期在任した。この間、立憲政友会協議員を務めた。

脚注

参考文献

●﹃立身致富信用公録 第7編﹄国鏡社、1902年。

●﹃人事興信録 第2版﹄人事興信所、1908年。

●木村清吉 編﹃房総医家名鑑 : 附・房総人物名鑑﹄安井融平、1912年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/908733。 

●青野権右衛門編﹃立憲政友会功労者追遠録﹄安久社、1933年。

●衆議院、参議院 編﹃議会制度七十年史 第11﹄大蔵省印刷局、1962年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3000139。