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存在と無

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『存在と無―現象学的存在論の試み』

カバー

著者ジャン=ポール・サルトル
原題L'Être et le néant
フランスの旗 フランス国
言語フランスの旗 フランス国
題材オントロジー
出版社ガリマール出版社哲学図書館英語版
出版日1943年

英語版出版日

1956年
ページ数638 (ガリマール出版社版)
ISBN0-415-04029-9 (ラウトレッジ版)

 : L'Être et le néant: Essai d'ontologie phénoménologique: Being and Nothingness: An Essay on Phenomenological OntologyJean-Paul Sartre20

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194310

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稿()

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200711

目次[編集]

緒論 存在の探求[編集]

  1. 現象という存在
  2. 存在現象と現象の存在
  3. 反省以前的なコギトと知覚の存在
  4. 知覚されることpercipiの存在
  5. 存在論的証明
  6. 即自存在

第一部 無の問題[編集]

第一章 否定の起源[編集]

  1. 問いかけ
  2. 否定
  3. 無についての弁証法的な考えかた
  4. 無についての現象学的な考えかた
  5. 無の起源

第二章 自己欺瞞[編集]

  1. 自己欺瞞と虚偽 (意識が自由であることの隠蔽)
  2. 自己欺瞞的な行為
  3. 自己欺瞞の《信仰》

第二部 対自存在[編集]

第一章 対自の直接的構造[編集]

  1. 自己への現前
  2. 対自の事実性
  3. 対自と、価値の存在
  4. 対自と、諸可能性の存在
  5. 自我と、自己性の回路

第二章 時間性[編集]

  1. 時間的な三次元の現象学
  2. 時間性の存在論
    • 静的時間性、時間性の動態
  3. 根源的時間性と、心的時間性――反省

第三章 超越[編集]

  1. 対自と即自とのあいだの典型的な関係としての起源
  2. 否定の規定について
  3. 、潜在性、道具性
  4. 世界の時間
    • 過去、現在、未来
  5. 認識

第三部 対他存在[編集]

第一章 他者の存在[編集]

  1. 問題
  2. 独我論の暗礁
  3. フッセルヘーゲルハイデッガー
  4. まなざし(他者に対する対自は他者を客体化する)

第二章 身体[編集]

  1. 対自存在としての身体-事実性
  2. 対他-身体
  3. 身体の第三の存在論的次元

第三章 他者との具体的な諸関係[編集]

  1. 他者に対する第一の態度-言語マゾヒズム
  2. 他者に対する第二の態度-無関心、欲望、憎悪、サディズム
  3. 《共にある存在》〈共同存在〉と《われわれ》
    • 対象、主観

第四部 「持つ」「為す」「ある」[編集]

第一章 「ある」と「為す」-自由[編集]

  1. 行動の第一条件は、自由である
  2. 自由と事実性──状況
    • 私の場所、私の過去、私の環境、私の隣人、私の
  3. 自由と責任

第二章 「為す」と「持つ」[編集]

  1. 実存的精神分析
  2. 「為す」と「持つ」──所有
  3. 存在を開示するものとしての性質について

結論[編集]

  1. 即自と対自──形而上学的概要
  2. 道徳的展望 「人生は無意味な受難である」

日本語訳[編集]

  • 『サルトル全集 第18-20巻 存在と無 現象学的存在論の試み』松浪信三郎訳 1956-60 のちちくま学芸文庫

外部リンク[編集]