出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "安徳天皇漂海記" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2024年1月) |
﹃安徳天皇漂海記﹄︵あんとくてんのうひょうかいき︶は、宇月原晴明の小説。
二部構成のアジアン・ファンタジー。壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇の魂をめぐって、第一部では源実朝、第二部ではマルコ・ポーロの視点から描いた作品。作中︵特に第一部の老人の語り部︶で金槐和歌集や吾妻鏡などからの引用が多い。第19回山本周五郎賞受賞。第135回直木三十五賞候補。
あらすじ[編集]
第一部 東海漂泊[編集]
かつて源実朝に仕えていたと思われる︵第一部の︶語り部の老人の口から、その実朝が幽閉中に江ノ島で、楕円形球体の中に神器とされる衣真床追衾に包まれ、天叢雲剣を携えた状態で見つかった安徳天皇を、天竺の遣いの力を借りて成仏させようとするまでの経緯を描く。
第二部 南海流離[編集]
実朝の死後、海を渡って南宋に来た安徳天皇の魂と、その南宋の幼い祥興帝趙昺との楽しくも悲しいふれあいを、クビライ・カーンの勅命でガラス細工製造の過程を見に来たマルコ・ポーロの視点から描く。
作品の原型となった文献[編集]
|
---|
1980年代 |
|
---|
1990年代 |
|
---|
2000年代 |
|
---|
2010年代 |
|
---|
2020年代 |
|
---|