寒山詩

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[]


4



118912291



192450[1]



13252

1325[2]



12961529

[]




1255



1416



80631180754221

構成[編集]


300250

[]


[3]3


宮内庁本 建徳周氏本 五山本
寒山五言詩 278 286 286 [注 1]
寒山七言詩 19 20 20
寒山三言詩 6 6 6
寒山雑言詩 1 1 1
寒山詩の計 304 313 [注 2] 313
豊干五言詩 2 2 2
拾得五言詩 44 48 49
拾得七言詩 3 5 5
拾得雑言詩 1 1 1
拾得詩の計 48 54 55
合計 354 369 370

寒山の詩だけの首数[編集]

いろいろな数え方がある。

303首 『全唐詩』にあげられた代表的な数。「寒山詩三百三首」は成句化している。建徳周氏本313首から三言詩6と拾遺詩2を除くと、五言・七言の古詩305首が残る。そのうち2首をあわせて1首にしたものが2つあるので303。
307首 『天台三聖詩集』による。これは国清寺本系で、計306首とした入谷・松村[4]、久須本[5]の編集に近い。これらの185と186の間に1首を追加。
311首 『全唐詩』は303首+三言詩6首+拾遺詩2首と数える。『寒山詩闡提記聞』は五言285首+七言20首+三言6首と数える。
312首 『全唐詩』の303首+三言詩6首+拾遺詩2首にもう1首を加える。
313首 建徳周氏本の数。
319首 『寒山禅師詩集』による。建徳周氏本313首に「佚詩」6首を追加。

近年の注解書[編集]


[4][5] 306255[ 3]

2[ 4]

71,2150-556

[]


[4][5]

[6]

[]


5









272 






 

 



 

185 







 

304 






[]


2







 

[]


15




ああ世間の人を見ると 永遠に迷いの渡し場にいる。
この意味を見ずに 修行していたずらに苦辛している。

影響[編集]

  • 寒山は禅僧だったとは言えないが、その詩は禅の境地をあらわすものとも解釈される。その立場の代表的な注釈書に白隠慧鶴の『寒山詩闡提記聞』[7]がある。
  • 閭丘胤作といわれる「寒山子詩集序」を元に、森鷗外は『寒山拾得』を書いた。

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 2862

(二)^ [3]p.44315pp.45-53313

(三)^ 266267298

(四)^ 2230,2311270,2711295,29611942

出典[編集]



(一)^    2015

(二)^ , 20203146 

(三)^ ab412196139-58ISSN 0287-6027CRID 1050001201677545344 

(四)^ abc  13  1970

(五)^ abc   1985

(六)^   5  1958

(七)^ 4  1935